【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】 作:ドン・ドナシアン
「フラントワーズ様、無駄です。それではフラントワーズ様の気持ちは天道様には伝わりません。天道様はフラントワーズ様の気持ちを求めておいでです」
ベアトリーチェが必死の口調で言った。
汗まみれで一郎の性器への口による奉仕を続けていたフラントワーズが顔をあげて、ベアトリーチェを見る。
一郎はほくそ笑んだ。
ベアトリーチェには、一郎の気持ちがわかったみたいだ。
「無駄と申しましたか、ベアトリーチェ?」
一方で、フラントワーズはむっとしている。
「ええ、無駄です。天道様は絶倫でございます。そして、寵愛を競う大勢の女性がおられます。奉仕など受け慣れておいでです。失礼ながら、フラントワーズ様程度の性技で満足なさるわけがございません。天道様自身がおっしゃられた通りです。一ノスどころか、一日かかっても、天道様は精を放たれないでしょう」
「じゃ、じゃあ、どうしたらいいと言うのですか──? それとも、天道様はまた嘘をおつきになったのですか──」
フラントワーズは後手拘束のまま、きっと一郎を睨んできた。
いい傾向だ。
怒っているフラントワーズの顔は、令嬢やほかの夫人たちの前での新教団の教祖としてのすました表情よりはずっといい。もっとも、嘘をついた覚えはないのだが……。
すると、ベアトリーチェはいきなりフラントワーズに平手を張った。
「きゃああ」
フラントワーズが横倒しにひっくり返る。
「あっ、フラントワーズ様──」
「なにをなさるのです、ベアトリーチェ様──」
令嬢たちが慌てたようにフラントワーズを助け起こす。
しかし、一郎もちょっと驚いた。
だが、ベアトリーチェは真剣だ。
「いい加減になさってください。天道様がなんの嘘をついたというのですか──。勝手に期待して、勝手に求めて、その結果、天道様が思い通りの行動をしてくれなかったというと、よりにもよって天道様に歌による魅了をかけようなど……。そんな態度をずっととっていて、どうして、天道様がわたしたちを受け入れてくださるというのです。それなのに、天道様はわたしたちにチャンスをくださっているのです。フラントワーズ様にです──。それをどのようにお考えなのですか──」
ベアトリーチェがまくし立てる。
フラントワーズは、ベアトリーチェの剣幕にちょっと圧倒された感じになっている。ほかの令嬢もしんとしてベアトリーチェを見つめていた。
だが、アドリーヌがはっとしたように身体を竦ませた。
そして、いきなり、一郎に正座で向き直る。
「て、天道様、わ、わたしは、あの歌に加わっておりました。でも、魅了だなんて知らなくて……。い、いえ、あれは天道様を害するような行為です……。大変申しわけありませんでした」
そして、床に手をついて深々と頭をさげる。
すると、ほかの令嬢たちも表情を変えた。
「あっ、わたしも参加しておりました。申しわけありません」
「わたしもです。すみませんでした」
「わたしも……」
次々に頭をさげていく。
一郎はガドニエルの膝の上から起きあがった。
「謝罪の必要はない。頭をあげろ。お前たちはやらされただけだろう。謝るとすれば、やらせた者だろうな。まだ、謝ってもらってはないけどな」
一郎は令嬢たちに微笑んだ。
フラントワーズ、そして、ランジーナがやっと顔色を変えた。どうやら、一度も謝っていないことに気がついたみたいだ。
「あ、あの、天道様、申しわけありませんでした。罪はわたしにあります。どうか、どうか……」
一郎の股のあいだに跪いていたフラントワーズが後手拘束のまま頭をさげる。ランジーナも合わせるように、手をついて頭をさげた。
「わかった。謝罪を受け入れる。もともと、大して怒ってない。驚きはしたけどな」
一郎は言った。
そのとき、この部屋に繋がる奥側の扉が開いた。
視線を向けると、さっき出ていったラジル夫人が戻ってきて、さらにそれなりの数の令嬢たちがやってきた。
一郎の女たちを両脇から抱えている。
スクルド、ミランダ、エリカ、コゼだ。全員が全裸であり革枷か縄で拘束されている。エリカとコゼなど向かい合うように抱きつかされた状態で縛られていて、横歩きのようにしてやって来た。ただ、アネルザは見当たらない。
誰も彼も、髪もぼさぼさで、かなり疲労困憊しているようだ。どうやら満足に歩けないらしく、それで令嬢たちが脇から抱えて連れてきたようだ。
一郎は笑った。
「どうした? とりあえず、無事みたいだな。ここの令嬢たちにしてやられたと教えられたけど、不甲斐ないことをこのうえないな」
「こ、言葉もありません……。やられました……」
エリカだ。
そして、コゼとともに座り込んだ。
ほかの女たちも、次々にその場に座ってしまう。相当に疲れているみたいだ。
「どうしたんだ?」
一郎は訊ねた。
「どうしたも、こうしたも……。本当に参ったよ……」
ミランダが大きく息を吐いた。ミランダも含めて、かなり汗をかいている。スクルドなど床に寝てしまった。身体を起こすことも辛い感じだ。
なにをされたんだろう?
そのスクルドをはじめ、ミランダにも、エリカにも魔道封じの環が四肢に嵌められている。
しかし、ミランダはともかく、エリカもそれなりの魔道巧者だし、スクルドに至ってはガドニエルに匹敵する高位魔道使いである。ここの連中が準備できる魔道封じ具程度で、魔道を封じられるとは思えないのだが……。
「どうやって捕らわれたのかはわからないが、自力で逃げることもできなかったのか、救世主殿?」
一郎はお
「はあ、はあ、はあ……、だ、だって、あんなにくすぐられては……」
スクルドがまだ荒い息をしながら言った。
「くすぐり?」
一郎は訝しんだ。
そのとき、ちょうどアネルザが入ってきた。黄色い布を腰に巻いた女に案内されてきたのだ。
アネルザに関しては、服も着ているし、拘束もされていない。疲れてもいないようだ。
「捕まった先から、延々とくすぐり責めにあっていたみたいさ。ちょっと垣間見ただけだけど、そりゃあ、壮絶だったね。令嬢たちも必死だしね。ちょっとでも手を抜いたら反撃されるからって、集団で一生懸命にくすぐってたよ」
アネルザは笑っていた。同行の女が椅子か座布団を準備しようというのを断って、エリカたちと並ぶように直接に床に座る。
「集団くすぐりだと? そりゃあ、見たかったな。だが、アネルザは無事なようだな」
「わたしはただ監禁されていただけさ。それよりも、どういうことになったんだい、ロウ?」
アネルザが訊ねてきた。
一郎は肩を竦めた。
「それを決定する試しの真っ最中だよ。一ノス以内に俺をセックスで射精させられれば、新教団とこいつらの信仰を認めると言っている。しかし、駄目だったら、すっぱりと諦めるという勝負をしている。ところで、もう終わりでいいのか、フラントワーズ。そろそろ、二個目が終わるぞ」
一郎はフラントワーズを見た。二個目の砂時計は上側の残りの砂の方が少ない感じになっている。
フラントワーズがしまったという表情になる。
「あっ、い、いえ……。終わりません。やります」
フラントワーズが慌てて言った。
「そうか。なら、始めろよ。謝罪なんてもういいぞ。それよりも、俺を満足させてくれ」
一郎は再びガドニエルの膝の上に頭を乗せて横になる。
「ご主人様……」
すると、ガドニエルが甘えたような声で嬉しそうに言った。
可愛い女王様だ。
一郎はガドニエルのスカートの中に手を入れて、さわさわと内腿をまさぐってやった。
「あんっ」
ガドニエルがびくりと身体を跳ねあげかける。
一郎は紐パンの横の紐を素早く解くと、ガドニエルの股間に指を差し入れた。もうぬるぬるになっている。
いつもの通り感じやすい女だ。
「枕は動くなよ。なにをされてもじっとしていろ」
ガドニエルを
「ひゃん──。あっ、う、動きません。ガ、ガドは動きません。あっ、あんっ」
「動いているじゃないか」
一郎が笑いながら指の動きを速くしていく。
指にまとわりつく蜜がどっと多くなり、ガドニエルの愛液の匂いがむっと漂いだす。
「フラントワーズ様、ぼっとしててはなりません。天道様のお相手をとられてはなりませんよ」
ベアトリーチェが声をかけた。
「そうでした」
フラントワーズが再び一郎の脚のあいだに身体を入れてきて、一郎の股間に顔を倒そうとする。
しかし、それをベアトリーチェが肩を掴んで、押しとどめた。
「えっ?」
フラントワーズが屈みかけた姿勢のまま、顔だけあげてベアトリーチェを見る。
「奉仕は無駄と申しました。いえ、そもそも、天道様は一度も、奉仕をしろとフラントワーズ様に求めてはおりません。天道様が求めているのはセックスです。セックスで満足させることです……。おそらく、天道様はフラントワーズ様の……」
ベアトリーチェが語り始める。
やっぱり、ベアトリーチェはわかっているようだ。短いとはいえ、さすがはすでに一郎の精が刻まれた一郎の性奴隷だ。
しかし、ここでベアトリーチェになにかもかも説明して欲しくない。
だから、淫魔術でベアトリーチェの膀胱に水をぱんぱんに満たして、また、崩壊寸前にしてやった。しかも、膀胱どころでなく尿道全体が膨れるほどまで水分を充満してやる。
「いいいっ」
ベアトリーチェが両手で股間を押さえて全身を硬直させた。瞬時に失禁しても当たり前の状態にしてやったのだが、とりあえず我慢したみたいだ。
「ベアトリーチェ、調教の時間だ。それと濡れたおしめは回収してやろう。ところで、お前専用の厠は持ってきたか?」
「い、いえ……、ば、馬車に……」
ベアトリーチェが股間に手を当てたまま歯を喰いしばる表情で言った。
そして、二度の放尿をしているはずのおしめは亜空間に回収した。親切心ではなく、失禁したら即座にわかるようにだ。
だから、いまは、ベアトリーチェの股はさえぎるものがないノーパン状態だ。
今度はどこまで我慢するのだろうか。
ちょっと愉しみでもある。
また、ベアトリーチェ専用の厠というのは与えている金桶のことだ。もちろん、ベアトリーチェが持ってきてないことはわかっている。
「なら、仕方ないな。死ぬ気で我慢しろ。いいな──」
一郎は意地悪く言った。
「は、はい……」
一方で、そのあいだも、ガドニエルの股間をいたぶる指は動き続けている。
「うっ、くっ、う、動きません……。ガ、ガドは我慢します……。で、でも気持ちよくて……」
ガドニエルの膝がぶるぶると震えだす。
一郎はぎゅっとクリトリスを強く押してやった。ちょっと痛いぐらいにだ。だが、これくらいの刺激がガドニエルには一番快感を与えるのだ。
「んくううう──」
すると、ガドニエルの身体が伸びあがり、悪戯をしていた一郎の指にどっと愛蜜が噴きかかってきた。絶頂してしまったようだ。
だが、膝の上から頭を振り落とされはしなかった。
ガドニエルが手でしっかりと、一郎の頭を支えていたのだ。
「はあ、はあ、はあ……。あ、ありがとうございます」
ガドニエルが荒い息をしながら言った。
一郎を見下ろす顔には心からの一郎への哀慕で溢れていた。
「ああ」
一郎はそれだけ言って、ガドニエルの股間から手を離す。
そして、ちらりとベアトリーチェを見る。
どうやら、もう喋れる状態でなくなっている。
正座の姿勢のまま懸命に腿を締めつけ、手を股間に置いて真っ赤な顔で身体を震わせていた。
ただ、まだ放尿はしていない。
常人ならすでに失禁しているはずの限界を越えている尿意なのに、放尿癖のあるベアトリーチェはここからが長いのだ。
しかも、こうやって尿を我慢させられるのが一番の快感でもあるのだ。
ステータスを覗くと、ベアトリーチェの「快感値」がどんどんとさがっている。あっという間に“20”も切った。
実に面白い性癖だ。
「あ、あのう……、ベアトリーチェ様はすでに天道様のご調教を受けられているのですか?」
真っ赤な顔で声をかけてきたのは、アドリーヌだ。
ほかの令嬢もぼっとしている様子でこっちを見ている。
かなり理不尽な命令を受けているのがわかると思うが、全員が羨ましそうだ。
令嬢たちも、すっかりとこの奴隷宮でマゾに染まってしまったらしい。全員がマゾ奴隷の素質ありだな。
一郎は微笑んだ。
「おう、受けているぞ。このベアトリーチェは俺の放尿奴隷だ。自分の意思ではなく、俺の意思で放尿し、俺が許可するまで我慢する練習をずっとさせている。まあ、放尿奴隷にしてくれと頼むんでな。いや、無理矢理言わせたんだったかな」
一郎は笑った。
「い、いえ、わ、わたしから……、お、お願いしました……」
ベアトリーチェだ。
今回はかなり苦しそうだ。
まあ当然だろう。屋敷のとき以上の尿意を与えている。本当にすごいな。
一郎はほくそ笑んだ。
「ああ、放尿奴隷……。天道様に、俺の奴隷などと言ってもらえるなど、羨ましいですわ」
エリザベスだ。
なんとなくだが、気性が激しそうな顔をしている。
こういう娘はどんな責めをすると面白いだろうか。一郎はほくそ笑んだ。
「それから、このガドは、知っていると思うがナタル大森林国の女王だ。だが、俺の調教を受けたいと言って離れない。可愛いものだ」
一郎は、ガドニエルの太腿をに再び手を這わせながら言った。
それはともかく、フラントワーズは、どうしてさっきから、一郎がベアトリーチェやガドニエルのことをわざわざ口にしているかわかるのだろうか?
ちらりと見ると、ちょっと焦れた感じでそわそわしている。
もしかして、一郎の話を遮らないように気を使っているのか?
まあ、育ちがいいのだろうな。
「もちろんです。ガドはずっと、ご主人様と一緒におりますわ。
ガドニエルが一郎の頭をかき抱くようにしてきた。上からガドニエルの乳房が顔に乗ってきて押し潰されるみたいになる。
しかし、ガドニエルと一郎が
まあ、一郎は困らないので、どうでもいいのだが……。
令嬢たちがまた羨ましそうに、一郎たちに視線を向けてくる。
「あ、あのっ──。て、天道様、わたしとセックスをお願いします。わたしを抱いてください。改めてお願いします。娘たちのような魅力はなにもありませんし、女としては盛りを過ぎておりますが、必死でやります。頑張ります。ですから、この通りです、わたしたちに信仰を続けるチャンスをください。それは、わたしたちの願いなんです」
そのとき、やっとフラントワーズが話を遮るようにして口を挟んできた。一郎にすがるように頭をさげる。
だが、また“わたしたちか”……。
まだだな……。
しかし、それでもいいだろう。この一ノスはフラントワーズに渡した時間だ。そして、この一ノスでフラントワーズが変わらなければ、信仰を一郎が受け入れることはない。
一郎は顔をフラントワーズに向ける。
「最初からそう言っている。お前の気持ちを俺にぶつけろ。セックスでな。俺はセックスをすれば、女の気持ちがわかるんだ」
一郎はガドニエルの膝の上に頭を乗せた仰向けのまま言った。
股間の一物は、ずっと勃起したままだ。
「し、失礼します……」
その怒張の上に、フラントワーズが跨がるようにしてきた。
ゆっくりとフラントワーズの腰がさがってくる。
そして、先端がフラントワーズの膣の入口に触れた。フラントワーズの股間は完全に濡れている。
おそらく、ずっと受け入れ態勢はできていたのだろう。
「んっ、んんっ……。お、女を抱くと……、き、気持ちが……、お、おわかりに……?」
フラントワーズが一郎の男根に股間を沈めながら言った。
「わかるな……。だから伝わってくるぞ……。フラントワーズの激情がな」
「う、うくっ、あ、ああっ、だ、たったら、わ、わかってください。わ、わたしたちは、本当に……し、信仰が、ひ、必要で……。だ、だから、わたしは……。あ、ああっ……。で、でも……、な、なんで、こんなに……? あっ、ああっ」
フラントワーズはさっそくよがり声をあげた。
一郎の怒張がフラントワーズの股間深くを貫いていっているのだ。そして、受け入れるについて、だんだんとたじろぎを示してした。
予想を遥かに超える快感の到来に大きく戸惑っているようだ。
まあ、彼女はただ一郎の怒張に膣を挿入させて、騎乗位でしゃがみ込んだだけだと思っているだろう。
しかし、一郎はちゃんとフラントワーズの膣の快感の赤いもやに沿って怒張が埋まっていくように角度をとっている。だから、感じるのだ。
一郎にかかれば、一郎が与える快感から女が逃げるのはほぼ不可能だ。
そして、淫魔術でフラントワーズの身体を観察すると、子宮近くにちゃんと強い快感の場所があった。
ほかにもあちこちに快感の場所が点在する。
奴隷宮では性愛の鍛錬はしてないと口にしていたが、身体はなかなかに淫乱に仕上がっているようだ。
一郎は身体を起こして、対面座位の態勢にすると、フラントワーズの腰を下から持ちあげるようにして、一度ぎりぎりまで怒張を抜き、改めて一気に腰を滑り落とさせた。
「ひいいいいいっ」
腰が一郎の腰の上に落下すると同時に、子宮に近いその快感の場所を怒張の先が強く押しあげるように突いている。
フラントワーズが悶絶の声を出す。
「もう一度だ」
一郎は膝に残っていたズボンと下着を亜空間に収納すると、脚を胡座に組み直す。
そして、フラントワーズの腰を持って、激しく上下に動かし、繰り返し子宮を突く。もちろん、挿入するときも抜くときも、膣の中の赤いもやを強く刺激させている。
同じことを激しく繰り返して怒張を上下に抽送する。
しかも、毎回違った快感の場所をだ──。
「ひいいっ、ひいいっ、いぐううう、ああ──、ああっ、天道様あああ」
フラントワーズが汗まみれの裸身を弓なりにして身体をがくがくと痙攣させた。
あっという間に、絶頂まで達してしまったようだ。
ちょうど二個目の砂時計が終わったので、一郎は手を伸ばして素早く三個目をひっくり返す。
「俺を満足させるんだろう、フラントワーズ? ここからが勝負だぞ。俺から精を絞り出してみろ。腰を動かせ──」
一郎は、脱力して体重を預けてきたフラントワーズの尻の横を軽くぴしゃりと叩いた。
「あんっ」
フラントワーズが可愛い声を出して、一郎の怒張が埋まったままの腰を悶えさせる。
だが、まだ余韻に浸っているのか動かない。
一郎はぐっと腰を抱き寄せて、フラントワーズの顔を一郎の顔に密着させる。
「それとも、終わりか……?」
耳元でささやく。
「と、とんでもありません。う、動きます──。む、娘たちにはこの信仰が必要なんです……」
フラントワーズが慌てたように前後左右に激しく腰を動かし始める。
「なら、頑張るんだな」
一郎はそれを受けながら、令嬢たちに視線を向ける。
「……お前らは俺の女たちの接待をしてくれ。拘束されているから、お前たちで飲み物や食べ物の介助をするんだ。それで、仲直りだ」
集まっている令嬢たちに声をかける。
令嬢たちが元気に返事をして、すぐにエリカたちに群がった。
よくわからないが、「お姉さま」とか呼んでいる。
エリカたちは戸惑いの表情だ。
「……それと、救世主様に対しては、令嬢たちの集団くすぐりというのをちょっと見てみたいから、それをやってくれ。応援を呼んできてもいいぞ。うちの女傑たちを圧倒したらしいその責めを再現してくれよ」
さらに言った。
横になっていたスクルドの顔に恐怖の色が浮かんだのがわかった。
「ひいいいっ、あ、あれは、もういやですううう」
スクルドが絶叫した。
だが、そのときにはすでに五、六名の令嬢たちに群がられていた。さらに増えていく。
「救世主様、天道様のご命令ですので……」
「さあ、またわたしたちの愛をお受けください」
「あっ、わたしは人数を呼んで参りますわ」
そして、くすぐりが始まった。
「いやああああ、あはははははは、ひひひひひひ、だ、だめえええ、そこはもういやああああ、ははははは、あはははは、く、苦しい──。お、お許しを……、あはははは」
スクルドが狂ったように笑い始める。
給仕を受けていたエリカやコゼやミランダがぞっとした顔でそっちを見た。
しかも、すぐに新しく入ってきた令嬢たちなども増えて、スクルドに集まっていく。
部屋がかなり賑やかになる。
「ひいっ、ひっ、ひっ、ひんっ」
一方で、フラントワーズの奮闘は続いている。
一郎はさっそく、それに合わせるように一郎からも律動を加えた。
快感を増幅させる。
「ひぐうううう」
そして、フラントワーズは、呆気なく二度目の絶頂をしてしまった。