【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】 作:ドン・ドナシアン
「ひ、卑怯です……。ああっ、お願いです……。こ、こんなの卑怯です……」
異様な感覚が股間の粘膜に拡がり、スクルズは悲鳴をあげた。
「心の底から屈服する……。そんなに悪いものじゃないですよ、スクルズ様……。ご主人様になにもかもお任せください……」
コゼというロウの女のひとりが、笑いながらスクルズの背後に回った。
そして、スクルズの腿の裏に手を廻して、ぐいと真横に左右に開く。まるで赤ん坊が母親に脚を抱えられて小尿をするような格好だ。
しかし、スクルズはたったいま、このコゼに下着を剥ぎ取られて、巫女服のスカートの中は剥き出しの股間なのだ。
スクルズはあまりの羞恥の姿に悲鳴をあげた。
「あ、ああ、な、なにをするのです──」
股間を曝け出している目の前には、笑みを浮かべているロウがいる。必死になって脚を閉じようとするが、小柄なくせに、コゼは思いのほか力が強く、どんなにスクルズが脚をばたつかせても開いた股を閉じることができない。
それに長い時間、媚薬で責められ続けている身体には、もはや、まったくといっていいほどに力が入らない。
「い、いやあ、離して──。離してください、あなた──」
スクルズはコゼの手をなんとか振りほどこうともがいた。
だが、コゼは背後からスクルズの身体をしっかりと固定しながら、けらけらと笑うだけだ。しかも、縄を持っていたらしく、それで後ろから両方の膝と腰に縄掛けして、脚を大きく開脚したまま閉じられなくしてしまった。
「意地なんて張らないことです。それに、ご主人様はスクルズ様を助けようとしているのですよ。それなのに我が儘ばかり……。罰として、スクルズ様にはこうしてさしあげます」
続いてコゼは、スクルズの上衣の隙間から両手を内側に差し込むと、胸当ての内側に手を入れて、スクルズの胸を揉み始めた。
「い、いやっ、やめて、コゼさん──」
スクルズは悲鳴をあげた。
コゼがスクルズの乳房に、たっぷりと媚薬を塗っているのがわかったのだ。さっき、股間に塗られた塗り薬と同様の異様な感覚が、乳房にもあっという間に拡がっていく。
「どうですか、巫女様? こうやって、媚薬でただれる身体を苛められるのは?」
コゼが笑いながら乳房を揉みあげていく。
「……あ、ああっ」
思わず声が出た。
コゼの手管は同性ならではの巧みなものがあった。
差し入れた両手で乳房を根元からきつく絞りあげて、ゆさゆさと円を描くように揺すらせたかと思うと、指先を小刻みに動かしてねっとりと揉んだりもする。
それをスクルズの反応を読みながら交互に繰り返すのだ。
また、時折、指であっという間に勃起した乳首をこりこりと動かす。
刺激が変化するたびに、スクルズは淫らな身悶えを繰り返してしまう。
しかも、コゼは手のひら全体に、あの媚薬を塗り足しながら、それをやっているのだ。そのため、揉まれるたびにスクルズの乳房は怖ろしいまでに敏感なものになってしまっていく。
「さあ、おっぱい全体にも媚薬を塗ってさしあげました。もう、ご主人様におねだりをしたくなったんじゃないですか?」
コゼが胸を刺激しながら言った。
「こ、こんなことをして……。か、神の……」
スクルズは必死になって理性を保とうとしながら言った。
自分は敬虔な巫女だ……。
こんなことに屈してはならない……。
自分に言い聞かす。
さもなければ、媚薬とコゼの手管に、瞬時に意識が吸い込まれるような気がする。
もう、身体が怖ろしく疼き、冷静さを保つのさえ難しくなっている。全身の力は抜け、完全にコゼにもたれかかっているありさまだ。
「神様がどうかしたんですか、巫女様? エリカやシャングリアは、まだ巫女様を責めるのは抵抗があるようでしたから来ませんでしたけど、あたしは違いますよ。あたしは神様を信じていません。そんなものはいませんでした。あたしを救ってくれたのはご主人様です。なにもしてくれなかった神様なんて、糞くらえです。だから、あたしはご主人様の望むことなら、なんでもするんです……」
コゼが言った。
それで、目の前のロウの視線を思い出してはっとした。
ロウは目の前で、コゼに責められるスクルズの痴態を愉しそうに眺めている。
コゼに翻弄されて、あられもない姿を晒してしまったことに、スクルズは羞恥した。
しかも、愛液を垂れ流して、どろどろに溶けている局部をいまもはっきりと凝視されている。
「……コゼのおかげで、いい感じにスクルズ様も仕上がってきつつありますね。じゃあ、俺も参加するか……。でも、汗びっしょりで、いい加減に服を着たままじゃあ可哀想か……。コゼ、スクルズ様の巫女服を脱がしてあげろ。びりびりに破いて構わん」
ロウが言った。
スクルズは悲鳴をあげた。
だが、コゼはロウの指示に元気に返事をすると、胸揉みをやめて、腰から短剣を抜いた。あっさりと、スクルズの腰に刃を差し入れてスカートを留めている紐を切断してしまった。
「……ちょっと立ちましょうか」
ロウが悪戯っぽい口調で言って、壁に移動する。ロウが向かったのは、スクルズの後手に繋がっている鎖を操作する突起だ。
すぐに天井からスクルズの後手に拘束されている両腕に繋がっている鎖が引きあげられだす。
「い、いやあっ」
スクルズは叫んだ。
抵抗することもできずに、鎖によって腰を浮かせられる。だが、スカートは腰で切断されているので、そのまま床に留まり、下着のない剥き出しの下半身だけをあげたかたちになった。
しかも、さっき膝を開脚に縄掛けされたので、大きく股を開いた状態だ。
ロウは、スクルズが中腰になったところで、鎖の引き上げをやめた。
身体に力の入らないスクルズは、自分では腰をあげることができず、みっともなく両脚を開いて立った状態になった。
「こ、こんなこと卑怯です……。も、もうやめて……ください……」
スクルズは言った。
だが、その声は自分でもびっくりするくらいに頼りなく、しかも、甘い声をしていた。
そのあいだに、コゼは残っている巫女服の上衣を上下に切断して完全に左右に切り開いた。さらに、内衣と胸当てが肩から切断されて抜かれる。
スクルズはほとんど全裸の状態になってしまった。
「巫女様のがに股姿というのも、いやらしくていいな。さあ、俺と口づけをしましょうか。性奴隷になると口にするのが抵抗があるなら、まずは口づけを受け入れてください。そうすれば、言葉なんてどうでもよくなります……。俺にすべてを委ねるんですよ」
ロウが正面から近づいてきた。
「さあ、ご主人様の言うとおりに……」
コゼがそう言って、さっきの胸揉みを再開した。
それでスクルズは、もうなにも考えられなくなる。
乳房全体が火がついたように熱くなる。
しかも、媚薬を塗られたままの股間が熱い。
知らず、スクルズは自分が中腰の腰を淫らに震わせていることがわかった。
「……スクルズ様、俺の唾液を吸うんですよ……。そうすれば、もっと気持ちよくなりますから……。俺の支配を受け入れやすくなります……。我慢しないで……。快楽に逆らってはだめですよ……」
気がつくと、ロウの顔はスクルズの顔の真正面にあった。
ロウの優しげな声に、スクルズはまるで、操られるように口を寄せかけた。
しかし、直前で我に返る。
「いやっ」
スクルズは顔を横に動かしてロウの口を避けた。
動揺が全身を包む。
いま、あっさりとロウを受け入れかけた……。
そのことに愕然とする。
「お、犯すなら犯して構いません……。で、でも、あなたの支配は受けるわけにはいきません──」
スクルズはなんとか懸命に拒絶の声をあげた。
「これは困りましたねえ……。何度も繰り返しますが、堕ちるのはあなた自身のためなんですよ。堕ちる前に俺の精を受けてしまっては、魔瘴石があなたの心から剥がれるときに、あなたの精神に傷をつけてしまうかもしれないのです」
「な、なんと……、あ、ああ……い、言われようとも……ああっ……」
スクルズは抵抗の言葉を叫ぼうとしたが、コゼの胸への刺激に感じすぎて、もう、うまく言葉を発せられない。
「コゼ、スクルズ様がいい子になるように、股も刺激してさしあげろ」
「はい、ご主人様」
コゼが責める場所を乳房から、すっかりと蜜にまみれているスクルズの粘膜に移動させる。
そして、卑猥な動きで内側を刺激し始めた。
しかも、勃起した肉芽も一緒にだ。
「ううっ、あはあっ」
スクルズは大きく身体をのけ反らせた。
「ふふふ……熱いですよ、スクルズ様のお股の中は……。ご主人様、スクルズ様は、もう十分にできあがってます。いつでも犯せます」
コゼが指でスクルズの膣をかき回し続ける。
膣に指を入れる前に、媚薬の入った小壺に指を入れるような仕草をしていたと思うから、あるいは、膣奥深くまで、またもや媚薬を塗り込まれたのかもしれない。
とにかく、もうなにも考えれない。
頭は完全に朦朧として、いまがどういう状況であり、誰に責められているのかということもわからなくなりかけている。
「これ以上我慢すると気が狂いますよ。あなたに塗り込めたのは、それくらい強烈な薬剤なんです。これだけ我慢すれば神様はお許しになりますよ……。」
正面にいるロウが言った。
しかし、なにを言われたのか半分も意味がわからない。
身体が熱い──。
腰の後ろから伸びている指も気持ちいい……。
抵抗のできない快感が込みあがる。
「……さあ、まずは口づけです。それで俺を受け入れるんです……」
男の声……?
はっとした。
横に背けて荒い息を続けているスクルズの唇に、またもや唇が迫ったのだ。
それでやっと状況を思い出した。
これはロウ……。
スクルズを助けるとか言って、スクルズに信仰を放棄させて性奴隷になるということを口にさせようとしている男……。
この男に屈するわけには……。
「だ、だめです……」
スクルズはやっとのこと、反対側に顔をそむけた。
もう泣きそうだ。
犯すなら犯して欲しい……。
スクルズの身体はそれを欲している。
しかし、どうしても神への裏切りの言葉を口にするわけには……。
「強情ですねえ……。じゃあ、もう少し、我慢してみますか?」
ロウが言った。
それが合図だったかのように、コゼが激しく股間を責めるのをやめて手を引く。
ふたりがスクルズから距離をとるように離れるのがわかった。
「あ、ああ……くっ……くうっ」
しかし、刺激が失われたことで、スクルズの口からはおかしな声が洩れ出てしまった。
身体の疼きが凄まじい。
股間がただれるように熱い。
少しもじっとしていられない。
そして、愕然とした。
自分の身体は、刺激を止められると、こんなにも淫情に狂うほどに追い詰められていたのだと悟ったのだ。
スクルズは無意識に腰を自分で動かしていた。
それに気がついて羞恥に真っ赤になったが、最早それを止めるのは不可能だった。
乳房も堪らない。
膨らみの裾野から先端にかけて、無数の虫が這いまわっているようだ。
身体への刺激が中断されたことで、スクルズは自分の身体が怖ろしい状態になっていることを改めて自覚した。
「……ひ、ひどいです……。こ、こんなやり方は……」
スクルズは震える声で言った。
「俺を受け入れて、口づけをするんです。そうすれば、身体を触ってあげますよ」
男が言った。
いや、ロウだ……。
この男はロウ……。
屈してはならない危険な男……。
でも、もう屈したい。
屈してもいい……。
彼には、スクルズを信頼させてくれるなにかがある。
問題ない……。
スクルズは懸命に頭を振った。
思考がおかしくなっている。
すると、ロウの口がまたもや、スクルズの唇に近づいていた。
スクルズは慌てて、顔を背ける……。
でも、もう限界だ。
これ以上、抵抗できない……。
もう断崖絶壁にまで追いつめられている気分だ。
媚薬を塗られた股間と乳房は、まるでスクルズの意思とは無関係に淫らに身悶えを続けている。
「……さあ、俺に屈服するんです。あなたを救ってあげますから……。さっきのコゼの言い草じゃありませんが、神様では、あなたを救えません。あなたを救えるのは俺だけです……。さあ、口づけを」
ロウが舌を伸ばして、横に向いているスクルズの頬を舐めだす。
そして、頬から耳へ……。
さらに耳たぶ……。
「ひ、ひやっ……」
スクルズは舌足らずの口調で抵抗の声をあげた。
だが、もう、顔を避ける力も出ない。
「……まだ、我慢するんですか……? だったら、もう一度、あれを使いますか?」
なにを言われたのか、わからなかったが、とりあえず、ロウが一度スクルズから離れた。
「コゼ、床に転がっている淫具を寄越せ」
ロウが言った。
はっとした。
それは“ろーたー”とかいう卵型の振動する淫具だ。
それで長い時間、翻弄され続けていたが、コゼに外されて床に放置されていたのだ。
「どうぞ、ご主人様」
コゼがロウにそれを渡したのが見えた。
「俺の力でスクルズ様が淫らに腰を振っても、絶対に外れないようにしてあげます……。遠慮なく悶えてください」
ロウが淫具をスクルズの無防備な股間にあてがった。
「ひぐううう──」
スクルズは絶叫した。
ぴたりと肉芽に密着させられた淫具がいきなり激しく振動したのだ。
だが、動いたのはほんの少しの時間だけだ。
すぐに静止して、刺激は中断される。
跳ねあがった身体が一気に脱力した。
「も、もう、許して……くだ……さい」
スクルズはたった一度の振動だけで、もう息も絶え絶えの状態になった。
「なにを許すんです。もう一度繰り返しますけど、俺はあなたを助けようとしているんですよ。あなたを襲っている死の恐怖からね」
ロウが言った。
だが、スクルズの恐怖は神への信仰を束の間でも忘れることだ。
死は少しも怖くない。
しかし、神ではなく、ロウを受け入れると口にすることは、まさに神への裏切りだ。
それを自分の口が告げてしまうのが怖い……。
自分がロウに屈してしまおうとしているのが怖い……。
いずれにしても、股間に密着された淫具は、まるで粘着剤でもつけてあるかのように、スクルズの肉芽から離れない。
これはなんの力だろう。
まるで魔道のようだが、このロウにはまったく魔力のようなものは感じない。
スクルズは魔力封じの首輪をされてはいても、魔力は感じることができる。
だから、ロウには魔道を遣うための魔力がないのはわかる。
それにも関わらず、ロウは時折、魔道遣い同様の力を遣うことがある。スクルズにはそれが不思議でならない。
それだけに、ロウには怖ろしいものを感じる。
この男は何者なのか……。
ロウの支配に陥るというのはどういうことなのか……?
「……もう一度やりますよ……。この刺激の続きが欲しくないですか……。そのためには、まずは口づけです……。それを受け入れてください。次は屈伏の言葉……。そして、俺の精を身体に受けるんです……。それでなにもかも解決します」
ロウが言った。
「はううう」
再び淫具が振動する。
その瞬間、思考も理性もなにもかも消滅した。
股間から全身に恐ろしいほどの快感が拡がる。
スクルズは嬌声をあげて、媚薬に焼けた身体を悶えさせた。
だが、あっという間に淫具が静止する。
中断された快楽に、スクルズは凄まじい快感の餓えに襲われた。
*
一郎はスクルズの股間に貼りつけているローターの振動をスクルズが達する寸前のところで停止させた。
「ううっ、うっ……あ、ああ……ゆ、許して……ください……。も、もう……」
脱力したスクルズが泣くような声で呻いた。
もう、十数回続けている作業だ。
強烈な媚薬を飲ませ、さらに淫乱剤を股間と乳房に塗りつけたことで信じられないくらいに淫情に蕩けた身体を、繰り返し寸止め責めにしている。
これで堕ちないわけがない。
実際、さすがの敬虔な筆頭巫女のスクルズも、一郎とコゼのふたりがかりの色責めに落花無惨の様子だ。
いまも憐れなくらいに股間から愛液を垂れ流しながら、取りあげられた快感を求めて、腰をよじり、開いた内腿を痙攣させて、あられもない声で悶え泣きをしている。
当然だろう。
一郎は女ではないので体感を共有するはできないが、絶頂寸前でいくのをやめるというのを繰り返す「焦らし責め」は、女が一番狂乱する責めだということは知っている。
いま半分興味本位でスクルズを堕とす行為に協力しているコゼも、屋敷の一階で待っているはずのエリカやシャングリアも、「焦らし責め」には泣き叫ぶ。
しかも、一郎には、淫魔術に補強された魔眼の能力があり、女が達するまでの過程を「ステータス」の数字として感じることができる。だから、本当にぎりぎりまで追いつめてから、寸止めするということが可能だ。
すでにスクルズは、朦朧として、半分は意識がないような状況だ。
神様がどうのこうのと繰り返して訴えていたが、もはや、意思を貫く限界を遥かに越してしまっただろう。
「……許して……許して……許してください……」
スクルズは腰をよじってよがり泣いている。
「……ご主人様に口づけをしてもらってください、スクルズ様……。それでなにもかも解決します……。ご主人様がスクルズ様を助けてくれます……。さあ、信じて……」
中腰状態で立たされているスクルズの背後から、ねちっこく乳房を刺激しているコゼが、スクルズの耳元でささやくように言った。
スクルズはその言葉に操られるように、虚ろな顔で口を半開きにした。
スクルズの表情に抵抗の色がなくなった。
一郎はスクルズの唇に自分の唇を当てた。
「……あん……あはあ……」
いきなり濃厚な口づけになった。
一郎が眼の前の巫女の口腔に舌を差し入れると、スクルズが自ら舌を一郎の舌に絡ませてきたのだ。そして、かぐわしい香りを吐きかけながら、甘い鼻息とともに、一郎の口の中の粘膜をねっとりと舐め回してくる。
おそらく、スクルズは誰と口づけをしているのかということが、もうわかっていないに違いない。
一郎は一気に大量の唾液をスクルズの口の中に注ぎ込んだ。
スクルズが喉をあげて、それを無意識の様子で飲み干していく。
すると、スクルズの目つきがいよいよ妖しくなった。
さらに、いよいよ情熱的に一郎の舌に自分の舌を絡ませる。
しばらくのあいだ、お互いに舌を出したり、引いたりということを繰り返した。その間、本当にスクルズは情熱的な仕草を示した。一郎が舌を引くと、未練っぽく声をあげて、さらに舌で追いかけてじゃれあわせて来たりするのだ。
「……ほら、ご主人様に身を任せると、こんなに気持ちがいいのですよ、スクルズ様……。もっとお願いすれば、さらに気持ちがよくなりますよ……」
コゼがスクルズの身体に背中からぴったりと寄せて、媚薬漬けの乳首をこりころと揉んだ。
脱がせてわかったが、この筆頭巫女殿はかなりの巨乳だ。
その胸がぶるぶると動く。
「あああっ」
スクルズの顔がのけ反り、一郎の口から離れた。
それを期に一郎は、スクルズのびしょびしょの股間に手を伸ばした。そして、膣の中の赤いもやを刺激するとともに、淫魔術の力でスクルズの肉芽に貼りついているローターを微弱に振動させる。
「んはあああっ──」
スクルズの裸身がぶるぶると数回のたうつ。
一郎は再びスクルズの口に唇を寄せた。
スクルズがむさぼるように、またもや舌を絡めてくる。
一郎はどんどんと赤黒くなる膣内に浮かぶもやを追って、潜っている指先の場所を移動させた。一方でローターの振動を一気にあげる。
「はあああ──」
スクルズが鼻先から切羽詰った呻きを発する。
一郎はコゼに頷いた。
それを受けたコゼがさっとスクルズから離れる。
一郎もまた、スクルズの膣から指を抜き、同時にローターの振動をとめた。
「あああ──ま、また──ああ……」
スクルズががっくりと力を抜き、恨めしげな悲鳴をあげた。
このときのスクルズの「快感値」の数字は、ほとんど“0”になりかけていた。しかし、“0”ではない。
「……あ、ああ……」
スクルズは、はあはあと胸を波打たせながら、まるで気を失ったかのように完全に首を下に垂らした。
「……さあ、スクルズ様……なにか言うことがあるんじゃないですか……」
コゼがスクルズの後ろから再び手を這わせ始めた。
「ひううっ」
スクルズの身体が跳ねた。
大した刺激じゃないのに大きな反応だ。
それだけ、スクルズの身体が極端に鋭敏な状態になっているのだろう。
しかし、すぐに、コゼは離れる。
またもや、スクルズは一郎とコゼから放置されたかたちになった。
「……ど、どうにか……して……ください……」
そのとき、か細い声が下を向いているスクルズの口から洩れた。
「なんですか、巫女様?」
一郎はわざとらしくとぼけた。
「……い、意地悪を言わないで……も、もう……だめ……」
スクルズが顔をあげた。
その表情には一郎に対する憎々しげな恨みのようなものが浮かんでいる。そして、その顔は汗と涙と涎でぐしょぐしょだ。
「俺の性奴隷になりますね?」
「……ど、どうしても……口にしないとならないのですか……」
「口にしなければ、これを繰り返すだけです。あと半日でも、一日でも……三日でも……」
すると、スクルズはもどかしげに身体を悶えさせながら、肩を揺すって泣き始めた。
「……さあ、スクルズ様……」
一郎は畳みかけるように言った。
「な、なります……性奴隷に……」
スクルズが小さな声で哀願をした。
一郎はにやりと微笑んだ。
「もう一度、大きな声で──」
一郎はスクルズの腰を両手で抱いた。そして、コゼに指示をする。
コゼが壁の操作具を動かして、スクルズの後手に繋がっている鎖を完全に緩めた。
スクルズの身体が支えるものを失って、一郎の両腕の中に沈める体勢になる。
一郎はスクルズの打ち震えている股間を見た。いま、この瞬間もまるで水が漏れるように股間から愛液が滴り落ちている。
おそらく、スクルズはもう発狂寸前まで淫情に追い詰められているだろう。
「な、なります──性奴隷に──。だから、どうにかしてください──」
スクルズがやけくそのよう声をあげた。
そのとき、一郎はスクルズに対する淫魔の支配が急激に強力になるのがわかった。
スクルズが口先だけではなく、心から屈服したからだろう。
「あなたを性奴隷にします……」
一郎はスクルズを床に横たえた。
スクルズの両脚はコゼによって、開脚に開かれたままだ。
真っ赤に熟れたスクルズの花唇が、まるで独立した生き物であるかのようにぱくぱくと開いたり閉じたりしている。とりあえず一郎は、スクルズの股間にあった淫具を身体から離れさせた。
スクルズをいたぶったローターがころころと床に転がる。
一郎は、素早くズボンと下着をその場で脱いだ。
急いで駆け寄ったコゼが、それを受け取った。
「いきますよ」
一郎は怒張の先端をスクルズの股間に当てる。
「あ、あああ──」
スクルズはそれだけで狂ったように首を振り立てた。
そのまま荒々しく怒張を突き挿す。
「ひうううう──」
スクルズが狂乱の声をあげた。
さっそく達したようだ。
一郎はスクルズの凄まじい狂乱をじっくりと愉しみながら、本格的な抽送を開始した。
「ああっ、ああっ、ううっ、はああ──」
スクルズがよがり泣いている。
その眼からつっと涙がこぼれた。
これだけの快感に酔っていても、心の奥底には、まだ信仰に対する強い思いが残っているのだろう。
しかし、可哀想だがこれで終わりだ。
スクルズに巣食っている魔瘴石を安全に分離するためには、一郎が性奴隷として強い支配をするしかない。
一時的とはいえ、とりあえず、それが必要なのだ。
一郎が数回律動をすると、またもや、スクルズは全身を弓なりにして昇天した。
「……ああ、と、とまらない……とまらない……ああっ……あああっ──」
スクルズは呻くように言った。
激しい腰の上下運動を続けながら、一郎は昇天により“0”になったスクルズの快感値が、絶頂によりほんの少し落ち着き、すぐに下降していっているのがわかる。
スクルズの官能の歯止めは、ほとんど暴走状態になったようだ。
さすがの敬虔な巫女も、これだけ快感を破壊的に与えられてはどうにもならないだろう。
「ああ、あああ、気持ちいい……気持ちがいい……ああ、だめ……だめなのに……気持ちがいい……なにこれ……これなに……あああっ」
スクルズが混乱したような言葉を吐き出し始めた。
まだ精を放っていないが、さらに淫魔の支配が強化するのをはっきりと感じた。
スクルズの屈伏の度合いがさらにあがったのだ。
一郎は股間を肉棒で責めたてた。
スクルズはひっきりなしに甘えた悲鳴をあげ、上気した裸身をいやらしくくねらせて、全身で淫情に陶酔している仕草を示した。
「いくときはいくと言うんですよ、巫女様」
一郎は律動を続けながら意地悪く言った。
「いくうっ」
スクルズは今度は抵抗の様子を見せずに、一郎の命じるまま恥辱的な言葉を叫ぶとともに、またもた絶頂していった。
「あああっ」
そして、全身を弓なりにして果てる。
しばらくのあいだ、宙に持ちあげられてる爪先が強く内側に捩じられた。だらしなく開き切った口からは、涎が流れ続けている。
「いくらでも気をやってください。あなたが、どんどんと俺の深い支配に陥っているのがわかりますよ」
一郎はスクルズの腰に怒張を突きたてながら言った。
*
「いぐうう──」
スクルズは悲鳴をあげた。
もう、なにも考えられなかった。
絶頂のときには、そう叫べ──。
ロウにそう言われたから、そうする──。
懸命に考えていたのはそれだけだ。
ほかのことは一切、思考から抜けていた。
あるのは、途方もない快感──。
それがスクルズを支配していた。
どのくらい犯され続けているのだろうか……。
いまや、背中で水平に合わせて革帯で拘束されている両腕はそのままだが、それに繋がっていた天井からの鎖は外されたし、両脚を開いたまま緊縛していた縄もない。
だが、一切の抵抗は不可能だ。
もうスクルズの身体は、完全に力が抜けてしまって自由にならなかった。
そんなスクルズをロウは、時間をかけて、様々な体位で犯した。
いまはうつ伏せにされ、高く掲げた尻側から股間を犯されている。
「……さあ、また体勢を変えましょう。今度は対面座位という体位ですよ」
ロウが一度スクルズから性器を抜く。次いで、胡坐になったロウに向かい合わせの体勢に抱き寄せられる。
そして、ロウの股間の上に、スクルズの股間を乗せた。
「んふうう」
またもや軽く達してしまい、スクルズはロウの腰の上でむせび声をあげた。
「……さあ、もう一度、言うんです、スクルズ殿……」
ロウが腰に乗せたスクルズを上下に動かしながら言った。膣の内襞がロウの性器で擦れて、途方もない快感が拡がる。
「ああ……ス、スクルズは……ああっ──ロウの性奴隷……はあ、はあ……です……」
スクルズはほとんど操られるように、その言葉を口にした。
“スクルズは、ロウの性奴隷──”。
その言葉をロウは繰り返して口にすることをスクルズに強要した。
もはや、抵抗の意思さえ浮かべることのできないスクルズは、言われるままに、それを言葉に発した。
そのたびに、身体を接しているロウに心が吸い込まれるような気がした。
「いい子ですね……。じゃあ、ご褒美です。また、口づけをしましょう……」
「あ、ああ……」
向かい合っているロウがスクルズに唇を合わせてきた。
スクルズは、なにも考えられずに、口の中に入ってきたロウの舌に自分の舌を絡ませた。
かつて、ウルズ、ベルズ、そして、ノルズという親友たちと、愛を交わし合って覚えた接吻だが、ロウとの口づけは、そんな口づけとはまったく違っていた。
女同士の口づけよりも、遥かに淫靡で……強烈で……激しく……、そして、興奮した……。
スクルズはしばらくのあいだ、ロウの舌による口への蹂躙に酔った。
「……そろそろ、十分だと思います……。あとは俺に任せて……。俺に心を預けてください」
ロウが口を離した。
そして、再びスクルズの身体を床に仰向けにして、上から犯す体勢に戻す。
ロウに心を委ねる……。
そんな当たり前のことを改めて命じられた理由がわからなかったが、とりあえず、スクルズは数回うなずくとともに、ロウに身を委ねると口から発した。
ロウが満足そうに笑って、また律動を始める。
「あああ、ああっ、はあっ、ひやあっ、ああっ」
スクルズは喘ぎ声をあげた。
何度達しても……。
どんなに疲労困憊でも……。
快感に際限はない。
世の中にこれほどの快楽があったのかという思いだ。
それを与えてくれているロウ──。
そのロウの支配を受け入れる──。
それは、当たり前すぎることだ。
再び絶頂の兆しがやって来る。
「いく、いきます──」
スクルズは吠えた。
「俺もいく……。今度は俺の精をやる。それで終わりだ……」
ロウが言った。
律動が速くなる。
スクルズは身体を弓なりに反らせた。
圧倒的な情感の大波がやって来る。
スクルズは頭が真っ白になる気分とともに、果てしない甘美感の陶酔に包まれた。
そのとき、スクルズを貫いているロウの怒張がかっと熱くなるように感じた。
「ああ──」
スクルズは絶叫した。
力強いなにかがスクルズを覆い尽くす。
心が誰かによって鷲づかみにされる──。
それを感じた。
吠えた。
包まれる──。
なにかがスクルズを覆い尽くす……。
「う、うっ」
スクルズの上のロウが小さな声を発した。
それにより、ロウがやっとスクルズに精を発したのだと悟った。
いずれにしても、もうなにも考えられない。
スクルズの心の中で、なにかが消滅して、そして、なにか巨大なものが誕生した。
そんな気分に陥った。
「……終わりましたよ、スクルズ殿」
ロウがスクルズから身体を離した。
「……終わった……?」
スクルズは疑念の言葉を発した。
すると、ロウが、手のひらに乗るくらいの大きさの真っ黒い石のようなものをスクルズに示した。
「……あなたの身体にあった魔瘴石です……。無事に外せました。まだ、壊れていない魔瘴石ですよ。ご気分はいかがですか……。どこか、おかしな具合はないですか?」
ロウが言った。
その顔には、とても優しげな笑みが浮かんでいる。
とても、安心できる微笑みだ。
この微笑みを最初は忌み怖れていた……。
ロウに犯される前の感情の記憶が残っているスクルズは、そのことを不思議に思った。
「……おかしな具合は……ありません……。とても、気持ちがいいです……。で、でも、い、意地悪です、ロウ……様は……」
スクルズは正直に答えた。
すると、ロウが愉しそうに声をあげて笑った。
「それが、俺ですから……。でも、その代わり、一度、受け入れたら、全力で守ります……。スクルズ殿を……、いや、皆さんを助けます。その代わりに、スクルズ殿も俺を受け入れてください」
ロウが笑った。
スクルズはロウに抱き締められながら、もう一度頷いた。
「受け入れてます……。どうか、わたしたちをお救いください……、ロウ様……」
スクルズは言った。