※この作品はR-18です。

【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】   作:ドン・ドナシアン

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 軽いショタ系責めが登場します。

 *



898 美伯爵、怒りの鉄槌

「部下といえば、奴隷ばかりを集める変わり者のそなたが、フォックス卿のご恩に報いる機会だ。こんなこととはいえ、日頃のお礼をするといい」

 

 もうひとり残っている腰巾着が手を叩いて笑った。

 クラウディオは、かっと頭に血が昇った。

 

「申し訳ありませんが、俺の大切な、大切な性奴隷たちでありますので……」

 

 クラウディオは愛想笑いをしながら、すっとピアの前に立った。フォックス卿とピアのあいだを遮ったかたちだ。

 

「どうした? 一人前に怒っておるのか? まあ、奴隷の面倒見のいいという噂のそなたらしいな。だが、心配するな。毀さん程度には大切に扱おう。この女奴隷にしたって、俺の手がつくのだ。名誉なことと思うはずだ。もしも、俺が気に入れば、そのまま買い取ってもよい。とにかく、届けよ。よいな──」

 

 フォックス卿が小馬鹿にするように言い捨てた。上には非常に腰が低いが、目下と決めた者には傲慢なのがこいつの特徴だ。

 特に、宰相となって、侯爵に陞爵(しょうしゃく)してからは、その傾向が強くはなったとは思う。

 しかし、性奴隷を差し出せと強要されるほどに、クラウディオが軽く見られているとは知らなかった。クラウディオが奴隷を大事にするのも、かなり有名な話であるはずなのだ。

 フォックス卿は、もう用事は終わったとばかりに、クラウディオに背中を見せて、天幕の外に向かおうとする。

 

「んんんんっ」

 

 一方で、ピアが顔に恐怖の色を浮かべて激しく首を振る、

 もしかして、クラウディオがピアを引き渡すと思っているのか?

 それは心外だ。

 お仕置きものだな。

 いずれにしても、フォックス卿との蜜月はここまでか……。

 

「断りします。お帰りを」

 

 クラウディオは冷たく言って、指笛を吹いた。

 

「ああっ? なんだと、マイル伯のくせに──」

 

 腰巾着が怒鳴って、クラウディオに詰め寄ってくる。フォックス卿に少しでも点数稼ぎをしたいのだろう。

 クラウディオは近づいてきた腰巾着の首を掴んで腹を膝蹴りすると、そいつの腰の剣を抜き、フォックス卿の首に突きつけた。

 

「うがっ」

 

 ほぼ他人の前で武芸の腕を見せることはないが、頭を使うこと、性奴隷を苛めること以上に、これでも武芸には自信がある。

 腹を蹴られた腰巾着が悶絶して崩れ落ち、剣先を突きつけられたフォックス卿の顔が蒼くなる。

 だが、フォックス卿には、どうやって首に剣が突きつけられたかもわからなかっただろう。

 そのくらいの早わざなのだ。

 

「うわっ、ひゃああ」

 

 フォックス卿が仰天してその場に尻もちをついた。

 

「貴様──」

 

「なにをするか──」

 

 フォックス卿が連れてきていた護衛が慌てて剣を抜いて動いた。

 だが、ほぼ同時に、外からひとりの少年奴隷が入ってきて、護衛の前に割り込んだかと思うと、瞬時に蹴り倒してひっくり返した。

 

「ディオ──」

 

「ディオ様──」

 

「ディオ、無事ですか──?」

 

 さらに次々に五人の奴隷が入ってきて、天幕の中を制圧する。

 あっという間のことだ。

 さっきのクラウディオの指笛が奴隷たちに対する合図なのだ。

 

「うわっ」

 

「わっ、わっ」

 

 護衛ふたりは目を丸くしている。しかし、奴隷たちに剣を突きつけられて、すでに無力化されている。

 尻餅をついてひっくり返っているフォックス卿が真っ蒼になった。

 

「く、狂ったか、マイル伯──」

 

 だが、気丈にもクラウディオに怒鳴ってきた。

 しかし、その表情は信じられないという顔だ。ずっとへりくだって無能を演じてきたクラウディオの豹変にびっくりしている。

 

「狂人のようなことを言い出したのは、お前だろう──。俺の性奴隷をお前に差し出せだと──。俺が奴隷想いという評判を知らないのか──。二度と俺の前に顔を出すな──。くそったれが──」

 

 大声をあげた。

 フォックス卿は口をぽかんと開いて呆気に取られている。

 

「ネロ、外に五人ほど、こいつの護衛がいただろう。どうした?」

 

 ネロというのは、一番最初に飛び込んできた少年奴隷だ。

 歳は十六歳であり、まだまだ子供の面影を残している。体つきは小柄で、女装させれば少女にしか見えないほどに可愛い顔つきをしている。だが、剣の腕は右に出る者はなく、相手が百人いても制圧できるほどの腕だ。

 

「ぼくがひっくり返してきましたよ、ディオさん。ほかの兵が見張ってます。殺しますか?」

 

 ネロがにやにやしながら、首だけをこっち向けて言った。

 クラウディオが頷いた瞬間に、天幕の中の五人は死骸に変わり、外にいる護衛たちも同じ運命になるだろう。

 

 そうしてもいいんだが……。

 だが、面倒にはなる……。

 どうしよう。

 ついつい、かっとなってしまったが、よく考えたらまずいんじゃないだろうか……。殺すのは第二案でいいか……。

 

「こ、こんなことして、ただで済むと……」

 

 フォックス卿が呻いた。

 まだ、顔は蒼い。

 

「まあ、なかったことにしましょう。お互いに、ここであったことは忘れるということで……」

 

 クラウディオは相好を崩して愛想笑いを浮かべて言った。 

 それで収まるとは思えないが、いまはそう言うしかない。あるいは、フォックスたちを皆殺しにして、死体をどこかに消してしまうかだ。

 だが、こいつらがここに来ることをどれだけの人物に喋ったかわからない。

 ちょっと危険だ。

 

「そんなことが許されると……」

 

「だったら、死にますか? 許してくれないのなら、あんたら全員ここで殺して、しらばっくれます。どっちでもいいですよ」

 

 クラウディオはフォックス卿に微笑んだ。

 一言でも拒否の言葉を口にしたら、すぐに第二案に移行しよう。このネロたちなら、十人を悲鳴も出さずに瞬殺するはずだ。

 あとは、死体の隠し方を考えればいい。

 

「わ、わかった……」

 

 だが、クラウディオの本気がわかったのか、やっと、フォックス卿が怯えた顔で頷いた。

 クラウディオはほっとした。

 

「なんのお構いもしなくて申し訳ない。さあ、お客様のお帰りだ──。割り当て地域の外までお見送りをしろ」

 

 クラウディオはわざと陽気な声を出して、フォックス卿の腕をとって立たせ、強引に天幕の外に出した。

 ほかの三人も強引に、天幕の外に出す。

 

「皆さん、歩くのをやめられませんようにね。俺の奴隷たちは、俺に忠実ですが、主人のしつけが悪いのでなにをするかわかりませんよ。もしも、立ち止まったり、戻ってくるような素振りをしたら、あなた方に容赦なく剣を振るうでしょう。そのときは、奴隷の罪は主人の罪──。俺に免じて、お許しください」

 

 クラウディオは天幕の外で言った。

 さらに、集まった奴隷たちに、天幕の外で無力化されていた護衛たちを含めて、しばらくついていくように指示した。

 フォックス卿たちが追い立てられて、夜闇に向かっていく。

 クラウディオは、奴隷たちの中からネロだけを呼び戻した。

 

「ディオさん、なんでしょう?」

 

 クラウディオとともに天幕に戻ったネロが楽しそうに微笑を浮かべて、クラウディオを見る。

 背の低いネロは、クラウディオの首くらいの背丈しかない。だから、顔を見上げるような体勢だ。

 また、ネロのこの笑顔は、こいつの標準の表情だ。こいつは激怒をしていても、笑顔を絶やさない。

 ネロが笑顔を崩すのは、性奴隷としてクラウディオに辱められるときだけだ。

 

「さっきは助かったぞ。いの一番に駆けつけてくれたご褒美をやらないとな。両腕を背中で拘束しろ」

 

 クラウディオは天幕にネロを連れ込むと、ネロの股間をがっしりとズボンの上から掴んで揉みあげる。

 

「あっ、ディオさん……。あっ、あっ」

 

 たちまちに、ネロが笑顔を崩して、「女」の顔になる。

 また、ネロの両手首には、以前に同じような功績があったときに褒美として与えた装飾のついた腕輪が嵌っている。その腕輪には特殊な仕掛けがあり、自分で腕輪と腕輪を接続できるようになっているのだ。だが、一度嵌めた接続は、誰かが外さないと解錠はできない。

 金属音がして、腕輪同士がネロの背中で密着したのがわかる。

 また、クラウディオの手の中で、ネロの男根が勃起して膨らんだ。

 クラウディオは、ネロのズボンに手を伸ばして緩め、下着ごとズボンを一気に足首までおろす。だが、わざと足首からは抜かない。これも、自由を奪う拘束の一環だ。

 

「あんっ、ディオさん……。あっ、ああっ」

 

 再びネロの股間を愛撫してやる。しかも、激しくしごいてやった。

 手の中の怒張が一気に反り返って、先端から先走り汁がにじみ出てくる。クラウディオの男娼一番を自負しているネロは、自分で自分の陰毛をいつも完全に剃りあげている。

 もう十六歳で股間は大人なのだが、無毛の股は子どもっぽい。そのちぐはぐさがいいのだ。

 

「ああっ、ああっ」

 

 ネロが女のような嬌声をあげた。

 

「ほら、来い、ネロ──。ところで、ピア、恥ずかしかったか? お前を連れて行こうとした悪党は追い払ったぞ」

 

 ネロの股間を愛撫しながら、反対の手でピアの首に埋めていたディルドの革紐を解いて口から抜く。

 こうなった以上、少しでも早く、イザベラ陣営に加わるための庇護を求めた方がいいのだが、それはちょっと遊んでからだ。

 クラウディオとしても、久々に素で怒ったので、いまだにちょっと血が昇っている。

 ちょっと冷ましてから行動したい。

 

「ああ、ひ、ひどいですよ、ディオ──。でも、嬉しかったです。あたしたちを引き渡さないでくれてありがとうございます」

 

 ピアが大量の涎とともにディルドを吐き出すと、すぐにクラウディオに、不満と感謝の言葉を口にしてきた。

 

「あ、ああっ、えっ? さ、さっきの男たちって、ぼくたちを連れて行こうと? ええ?」

 

 ネロが喘ぎ声とともに、驚いた口調で言った。

 どうやら、知らなかったか──。

 まあ、天幕の中の会話だしなあ。

 

「よし、じゃあ、ピアは助けてくれたネロを口で奉仕だ。俺は股を犯す。ふたりとも、俺の射精に合わせて達するんだ。失敗すれば、この前の電撃棒の罰な」

 

 クラウディオはネロの股間を掴んで引っ張り、ソファにのぼらせ、逆さになっているピアの口にその怒張を押し込んだ。

 そして、クラウディオ自身はすぐに反対側に回り、ズボンと下着を脱ぐと、再び男根をピアの股間に押し込んでいく。

 

「んあっ、んんあああっ」

 

 ピアがぶるぶると身体を震わせて、早くも感極まったような声をあげた。

 

「あっ、ああっ、ピアちゃん──。は、激しい──。そ、そんなに舐めたら、ぼく、あっという間に出ちゃうよお」

 

 一方でそのピアに股間を舐められているネロが情けない声を出した。

 

「手を抜くなよ、ピア──。もしも、さっさとネロが射精してしまったら、早漏の罰として、ネロだけが電撃棒の罰で、その操作はピアにさせてやろう。だが、手を抜いたとわかれば、ピアの尿道に電撃棒だ」

 

 クラウディオは律動を激しくしながら言った。

 電撃棒というのは、先日手に入れた責め具であり、魔石の欠片が仕込んである細い金属棒だ。

 そして、それには細い金属線が一方の端に繋がっていて、その端に操作盤があり、電撃を流したり、停止したり、あるいは電撃の強さを変化させたりすることができるのだ。

 太さも三種類あり、一番細いのは尿道に挿入できるくらいに細い。

 この前、かなりの額を使って(あがな)ったもので、結構愉快に使える。

 男の場合は亀頭から尿道に突き刺し、女の場合は膣穴に挿して苛めるのだ。それとも、極太を尻穴だ。

 また、女の場合も尿道口に挿すということもできる。

 非常に苦しくてつらいらしく、すでにその洗礼を経験しているピアもネロも、ちょっと引きつった顔になった。

 とにかく、先に射精さえさせれば、ピアは電撃棒を免れるので、ピアが激しくネロに舌を使いだしたのがわかった。

 

「ああ、あっ、だめええっ、だめだって、ピアちゃん──」

 

 ネロが後ろ手の身体を反り返るようにして、悲鳴をあげた。

 

「んんっ、んあっ、んあああっ、ああっ」

 

 一方で、ネロを追い詰めつつも、クラウディオによって犯されているピアの身体の震えがいよいよ大きくなる。

 しかし、クラウディオが射精に至るまでには、まだもうちょっとかかる。

 ピアが先に達しても、ピアに罰だ。

 

 果たしてどうなるのか……。

 クラウディオは、心の底から愉しんでいた。

 

 やはり、こいつらを苛めるのは興奮する。

 だから、奴隷たちとの遊びはやめられない。

 

 だから……。

 まあ、いいか。

 

 イザベラ女王のところにご機嫌伺いに行くのは明日でいいだろう。

 クラウディオは、ピアを激しく犯しながら思った。

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