【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】 作:ドン・ドナシアン
「ああっ、も、もっと……い、いきそう、い、いきますうう」
「あ、あたしもです──。いきます、ああっ、ああああ」
トニアに続いて、ノルエルも声をうわずらせて口走り、ロウに後ろから貫かれている腰を激しく動かし、そのままオルガニズムに向かって、がくがくと身体を震わせ始める。
イザベラは苦笑しながら、ぼんやりと目の前で行われる性宴を眺めていた。
だが、ここは戦場だ。
味方が陣を作って構えている真っ只中だ。
その作戦指揮をする幕舎天幕だ。
さらにいえば、まだ昼間だ。
こんなので、いいのか──?
叫びたくなるが、ロウが始めた性宴はもはや、佳境といったところである。
しかし、本当にこれでいいのか?
もっとも、思うだけで、イザベラにはなにも言えなかった。それどころか、結局、流されて参加し、いまはイザベラも下着姿で、しかも拘束されてしまっている。
ロウが戦場に到着したのはちょっと前のことだ。
その途端に、ロウは順番に女たちを抱きはじめ、まずは、口奉仕をしていたミウを抱き、そして、周りの女を立て続けに次々に犯していった。
そして、いまは、侍女であるトニアとノルエルをふたり同時に抱いているところである。
その間、目の前の女を抱くばかりでなく、ちょっとずつ女たちの全員にちょっかいを出しては身体を火照らせていき、そして、適当に手を伸ばしては、股間に怒張を挿入するという感じだ。
イザベラも、まだ挿入こそされていないが、十回くらいは下着姿の身体を愛撫され、その都度、激しくよがってしまった。
股間はべっとりと濡れている。
だが、まだ半ノスというところだろう。
イザベラが来るまでにも、ブルイネンやエリカなどを抱き終わった感じではあるが、たったそれだけの時間でロウは、ここにいる人数の女たちを圧倒してしまうのだ。
いつもながら、ロウはすごいなと思った。
それはともかく、こんな戦場の中心で、こんなことをしていていいのだろうかという葛藤はある。
だが、ロウは始めたらやめないし、イザベラがロウに言うことをきかせられるわけでもなく、なんとなく流されている。
「じゃあ、ふたり同時にいけ──」
ロウは、女をお尻側から犯す……、確か「後背位」という体位でふたりのお尻を並べて代わる代わる犯しているが、いま、ノルエルを突いていた怒張をもう一度抜いて、トニアに再び挿入し、ノルエルについては指を入れて、揉み動かすようにした。
「あああああっ」
「いくうううう」
そして、トニアとノルエルが汗まみれの身体をがくがくと痙攣させて達した。
ロウは、すぐにはトニアから抜かずに、少しのあいだ腰を前後に動かした。何人かの女は精を注ぐことなく、次の女に移動したりしたが、いまは射精したみたいだ。
「ふううっ」
ロウが額の汗を手で拭いながら、トニアとノルエルから離れる。
ふたりががっくりと脱力して、その場に横たわった。
「さて、次は……」
ロウが周りを見回す。
そして、ぐったりとして動かないユイナに目を付けた。
ユイナは、「くすぐり肌着」とかいうわけのわからない淫具のシャツを着せられ、のたうち回っていたが、やがて、気絶して動かなくなっていた。
いまは、肌着も脱がしてもらって横たわっているが、まだ白目を剥いたままだ。また、ベアトリーチェが最初につけていたおしめは、いまはユイナが装着させられている。
見ている感じだと、おそらく、五回は失禁しているだろう。
おしめは、吸い取りきれなかったユイナの放尿でびっしょりになっている。
「……これはだめだな。じゃあ、イザベラ、相手をしてくれ」
ロウがイザベラに手を伸ばす。
イザベラの両手は、いまは後手に手錠をかけられている。その腕をロウがとった。
集まっている女たちの中で、拘束されている者と、されていない者は、半々くらいであり、イザベラは最初に愛撫されたときに、すぐに手錠をかけられてしまった。
「あ、あのう……」
だが、そのとき、ずっと正座の視線のまま身体を震わせていたベアトリーチェが声をかけてきた。
ずっと朝から放尿を我慢させられているという話だったが、おそらく限界なのだろう。最初は、おしめだけの格好だったが、いまは、それもなくなり、完全な全裸になっている。
全身はおびただしいほどの脂汗でまみれていた。
ちょっと可哀想なくらいだ。
そのベアトリーチェも、拘束されている組だ。
驚くことに、このベアトリーチェは、こんな失禁ぎりぎりの状態で、一度、ロウの相手をしてみせたのだ。
それでも放尿せず、我慢しきった。
イザベラは感嘆した。
そのときに、ベアトリーチェは首の赤いチョーカーに手首の腕輪を接続されるかたちで、首の後ろに両手を拘束されている。
「おっ、どうした、ベアトリーチェ? ははは……。ちょっと、待ってくれ、イザベラ」
ロウがすっと、イザベラの股間に両手を伸ばして、下着の横から指を差し込んで、すでに熱い蜜で濡れている亀裂とさらにお尻の穴を同時に愛撫してきた。
「あっ、はあっ」
いきなりのことだったので、イザベラは激しく、後手手錠の身体を悶えさせてしまう。
「続きは、この後な」
だが、すぐにロウは手を離して、イザベラの頭を軽く撫でた。
イザベラは、またもや、快感をせり上げられて、それで、中途半端でやめられてしまい、がくりと脱力してしまった。
多分、狙ってやっている。
イザベラはロウを睨んだ。
「あ、あとでなくてよい──」
イザベラは思わず怒鳴った。
「まあまあ、俺がイザベラを抱きたいんだ」
ロウが笑いながら、ベアトリーチェの方に向かう。
「くっ」
ぐっと歯噛みする。
だが、心の中にほんわりと温かい気持ちが充実する感じになる。ナタル森林から戻ったロウは、イザベラのことを“姫様”とも呼ぶが、こうやって呼び捨てにもしてくれる。
正直言って、呼び捨てにしてくれるのは嬉しい。
ロウとの距離がぐっと縮まった気持ちになれるからだ。
「ベアトリーチェ、限界なんだな?」
ロウだ、正座をして震えているベアトリーチェの乳首を指で軽く弾いたのが見えた。
「ひゃあっ。さ、触らないでください──」
ベアトリーチェが頭の後ろの両手を捩るようにして、ロウから胸を逃そうとする。
だが、そのベアトリーチェの裸身をロウががっしりと腕を回して掴む。
「どうしてだ? ベアトリーチェの身体は頭の先から足の先まで俺のものだ。俺のものを俺がどうしようと勝手だろう。それとも、そうじゃないのか?」
ロウが意地悪く、ベアトリーチェの勃起している乳首をくすぐるように動かす。
「ひゃっ、ひいいいっ、も、もうしわけ──、あ、ありません。そのとおり──、で、です──、て、天道様──。で、でも漏れそうです──。も、もうだめです。限界です。ほ、放尿をさせてください──」
ベアトリーチェが涙目で叫んだ。
「わかった、膝立ちになれ──」
ロウの言葉が終わると同時に、ベアトリーチェがその場で膝立ちになる。本当に限界なのに違いない。
すると、脚のあいだに、ロウが収納術で取り出した小さな金桶を差し込んだ。
「おしっこをさせてやろう。ただし、お尻を愛撫されながらだ。それであれば許可してやろう。それとも、朝まで我慢するかだ」
ロウがベアトリーチェのお尻に手をやり、さわさわとベアトリーチェの生尻を撫でる。
「ああ、そんな……。い、いえ……。さ、させてください。お、お尻を悪戯してください。その代わりにおしっこを……」
「わかった。していい」
ロウの言葉が終わると同時に、しゃっと音がして激しくベアトリーチェの足の下の金桶がゆばりで水音を立てた。
同時に、ロウがベアトリーチェの尻穴に指を深く入れたのがはっきりとわかった。
「あ、あああ、だ、だめええ、へ、変になります、て、天道様──」
ベアトリーチェは全身を震わせて、放尿しながら絶叫した。
相変わらず、意地の悪いことを……。
イザベラは息を吐いた。
だが、それにしても、さっきからベアトリーチェがロウのことを天道様と呼ぶのはなんだろう?
もしかして、ロウから事前に手紙で知らされていた天道教のことだろうか?
ベアトリーチェは天道教とやらの教徒?
そして、イザベラは、ロウとその天道教のことについて話し合いをしなければならないことを思い出した。
もちろん、ハロンドール王国内で、クロノス信仰に代わる新興宗教を認めるなど許されることではないのだ。
イザベラは、それを議論しなければならなかったのだということをやっと思い出した。
*
今日はとても時間がないので、これだけで……。