【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】 作:ドン・ドナシアン
「あっ、ああっ、だめええ……。お、おしっこ……。おしっこ、漏れるうう」
ついにイットが泣き声をあげた。
そのあいだも、女たちによるイットの尻舐めは続いている。
いまは、三人侍女の最後のモロッコがイットのお尻の穴に舌を這わせている状況だ。
「ああっ、いやああ、ゆ、許してくださいいい──」
「だめだめ、女戦士の名にかけて、まだまだ我慢しなくっちゃ。だけど、どうしても、我慢できなくなったら、お姉ちゃんに言いなさい。ちゃんとさせてあげるからね……。ほら、モロッコ、お尻の穴だけじゃなくて、尻尾の付け根もしっかりと舐めてあげてね。そこがイットの弱点なのよ」
エリカが嬉々として声をかけている。
「あっ、はい」
モロッコは慌てたように、顔をイットのお尻から尾側に移動させる。
いまや、イットのしっぽは激しく左右に動き回っている。性的興奮をすると、しっぽが左右に動くのが獣人族の特徴らしく、尾の動きはイットがこの尻舐め責めを満更でもなく受け入れている証拠でもある。
「エリカさんって、こういう面もあったのね……」
「ほんとです……」
尻舐めの終わったトリアとユニエルも、あまりのエリカののめり込みに困惑の表情である。
いつの間にか、イットへの尻舐め儀式は、エリカの主導によるものに変わっていて、いまのモロッコが終われば、残りはブルイネンとシャーラだけだろう。
それと、ここにいるケイラ=ハイエルこと、亨ちゃんだ。
「ふふふ、愉しそうね、エリカさんは。もっと真面目な娘だと思ってたわ」
一郎の横に座っている亨ちゃんがくすくすと笑った。
イザベラの戦闘指揮所の場所でもある天幕は、今や、一郎たちの性宴の場所になっていて、たっぷりと一ノス以上は、ここで一郎が女たちを犯し回し、いまはイットの尻を女たちが舐めるという百合遊びを継続中である。
しかも、高尻の体勢に粘性体で拘束しているイットは、一郎の悪戯によってぎりぎりの尿意も与えていた。
尿意を耐えつつ、敏感な尾の付け根やお尻を舐め続けられるイットは、激しく身体を悶え狂わせている。
「まあ、可愛い女の子が相手だと、こんな感じですね。むしろ、たちが悪いって言うか……」
笑いながら言ったのはコゼだ。
いつの間にか、二つの集まりみたいになっていて、一郎の周りにいるのが、亨ちゃんとコゼとシャングリアとイザベラとガドニエルと、さらにベアトリーチェだ。
そして、イットの周りにいるのが、エリカにほかに、トリア、ノルエル、モロッコの三人侍女とミウとマーズとユイナである。
ほかに、シャーラとブルイネンとヴァージニアがいるが、彼女たちは、それぞればらばらにくつろいでいる感じである。
「そういえば、リリスのときも、すごかったなあ。あまりのエリカの責めに、あのリリスが泣きベそをかいてたからな」
シャングリアが笑い声をあげた。
「ああ……。あれはすごかったです。すっごく、しつこかったし」
ベアトリーチェも大きく頷く。
「リリスとは?」
一方で、イザベラは首を傾げた。
「ああ、そういえば、教えてなかったな。リリスは、サキだ。無事に宮殿から救出できたんだが、首だけの姿になっていてな。それで、サキ自身が身体を復活させたんだが、幼い童女姿になってしまった。妖力も失って能力も消えている。いまは、名前をリリスに変えさせて、メイドをさせている。園遊会のことの罰もあるしな」
一郎は説明した。
「サキというのは、王宮でルードルフ王を操った魔族だったわね、お兄ちゃん?」
「まあな。だが仲間だ」
「わたしについては、別に魔族に忌避感はないわよ。だって、お兄ちゃんの女だもの」
亨ちゃんは笑った。
「さすがに、魔族については世間には受け入れられないだろう。でも、いつかは魔族も共存の相手として、受け入れられる世界にしたいな。そうすれば、堂々と愛することができる」
一郎は言った。
この世界における魔族への抵抗は根強い。獣人差別など可愛いものと思うほどだ。
魔族の存在すら許せず、異相に生活の場を移した魔族が人の世に現れれば、問答無用で殺すことになっている。だが、魔族にも色々だ。人族と共存できる者もいれば、パリスのように、全人類の敵のような者もいる。
千差万別だ。
それは、人族でも同じなのだが……。
「魔族の存在を認めさせるか……。まあ、わたしも、ロウ殿を通じて魔族の個体と知り合い、それも受け入れられるようになったが、そんなことは簡単ではない。不可能とは言わないが、不可能に近いと思う」
イザベラだ。
「だが、始めることは、すぐに可能だ……。俺の好きな言葉だ」
一郎は笑った、
「あらゆる種族が分け隔てなく愛し合う。そういう社会を作るというのがお兄ちゃんの目標ということね。お兄ちゃんがそうしたいのなら、全力を挙げて、それをやりましょう。なにをすれば、そうなるのかはわたしたちが考えるわ。ねえ、ガドニエル」
「もちろんですわ。女王の名ですぐに触れを出しましょう。すぐにします」
ガドニエルがきっぱりと言った。
そのガドニエルは、ロウの右腕にべったりと抱きつき、乳房を押しつけるようにしている。左腕はコゼだ。
おかげで、いまの一郎は、両方の腕が塞がっている状態だ。
「ほう、触れを出すのね。なら、水晶宮に戻らないとねえ。いい頃合いだから、一度、帰りなさい。ラザニエルからの連絡も来ているでしょう。このまま、婚姻式までハロンドールに滞在しっぱなしというわけにはいかないわよ。戻りなさい」
「あーあ、聞こえませえ──ん──。なんにも聞こえませ──ん──。お姉さまからの手紙も見てませええん」
「見てない? そんなはずないでしょう。わたしのところにも、相当の催促が来ているわよ。相談したいことがあるけど、手紙にも書けないし、遠隔で話せることでもないから、一度戻れって、ほとんど脅迫のように書いてあったでしょう」
亨ちゃんが唖然としている。
このガドニエル女王をナタル森林からお忍びで連れ出したのは一郎だが、さすがに、一国の女王をいつまでも、連れ出したままでいるわけにはいかないとは思っている。
いつの間にか、ガドニエルが横にいるのが当たり前になってしまって、戻られると寂しいというのがあって、一郎も先延ばしにしていたが、そろそろ帰すべきか。
「なあ、ガド……」
一郎はガドニエルを見た。
「聞こえませええん──。なんにも、聞こえませええ──ん」
ガドニエルがわざとらしく首を横に振って、会話を阻止しようとする。まるで子供のようなガドニエルの態度に、一郎は苦笑してしまった。
「まったく……。それにしても、ラザニエルからの連絡は来てないというのは本当かい?」
亨ちゃんがコゼやシャングリアに視線を向けた。
「まあ、来てないというか……」
「来てないというのは正確ではないな。見てないというのが正しい。水晶宮からの連絡は、魔道によるものは、ガドには届かないように魔道で細工をしているみたいだし、手紙のようなものは、受け取る前に焼却している。ガドとしては、受け取ってないことになっているのだろうな」
シャングリアが笑って言った。
「まったく、こいつは……」
亨ちゃんが舌打ちする。
「と、とにかく、わたしは帰りませんからね──。大叔母様こそ、お帰りください」
ガドニエルが亨ちゃんを睨む。
「わたしは帰らないわよ。わたしについては、ナタル国からのハロンドール王国に派遣された正式の常駐公使だしね。わたしの仕事場はハロンドールの王都さ」
亨ちゃんが白い歯を出した。
「公使」というのは、外国に派遣される外交の責任者である。
亨ちゃんが常駐公使として残るというのは、王都で活動しているあいだに連絡を受けていたが、エルフ族の王族である亨ちゃんが公使というのは、まさに適任だろう。
エルフ族の重鎮であるケイラ=ハイエルがハロンドールの公使として派遣されるというのは、それだけナタル国がハロンドールをそれだけ重要視しているというアピールになる。そもそも、どことも同盟など組まず孤高を謳っていたナタル森林国が異国に公使を常駐させるのは、史上初らしい。
「ず、ずるいですわ──。公使はわたしがやります──」
「女王自ら、公使になれるわけないでしょう」
亨ちゃんが怒鳴った。
「とにかく、帰った方がいいんじゃない。もちろん、寂しいけど、まあ、なんとかく、強引に連れ出しちゃった感じもあったし、あんたがいないと、水晶宮でも困ることは多いじゃないの?」
コゼがガドニエルに声をかけた。
珍しく真面目な口調だ。
「わたしがいないと困ることなど、なにもないと断言します。そもそも、わたしは国政には関与しておりませんし、別に非常事態でもない平素なのですから、女王など、水晶宮で一番いなくても困らない存在だというのは、わたしが保証します」
ガドニエルがきっぱりと言った。
「あんたが言うと立派な言葉に聞こえるわねえ」
コゼが笑った。
「いや、立派な言葉なのではないか」
シャングリアだ。
「なるほど、そういう心構えで君主はあるべきか……」
イザベラなど、ちょっと考えるような感じになった。
しかし、おそらく、ガドニエルはなにも考えてない。それは一郎は知っている。亨ちゃんも呆れたような表情しかしていない。
「わ、わたしもやらないとだめなのか?」
そのとき、困惑したようなブルイネンの声が聞こえた。
イットのいる正面だ。
一郎が全員に強要しているイットへの尻舐めについては、いまはシャーラがやっている。
ブルイネンは、できれば逃げおおせることを期待するような態度だったが、エリカに呼ばれたみたいだ。
「当たり前でしょう。ちゃんとやらないと、ロウ様からズボンを返してもらえないわよ。そうですよね、ロウ様──?」
すっかりと興奮しているエリカが一郎に向かって言った。
ほとんど全員が服を着直しているが、例外がブルイネンだ。最初に犯して、一郎の施した連続絶頂攻めでしばらく失神していたということもあり、上半身はちゃんとだ軍装だが、下半身は下着だけという中途半端な格好になっている。
一郎がまだ亜空間に隠したまま渡してないせいだが、エリカはブルイネンがイットのお尻を舐め終わらないとズボンを渡すなと言っているのだ。
一郎は苦笑した。
「まあ、そうだな。とにかく、一番奴隷の命令だ。俺の命令だと思って従えよ、ブルイネン」
一郎は諭した。
「じゃあ、交替よ……、ふう……」
シャーラがイットのお尻の前から身体をどける。
「はあ」
そして、今度は、ブルイネンがシャーラに代わって、突き出しているイットのお尻に顔を寄せる。
「う、ううう……。も、もう、だめです……。も、漏れます……。お、おしっこが……。エ、エリカさん……。おしっこが……」
一方で一郎の悪戯で膀胱を水分でいっぱいにされてしまったイットは、汗びっしょりになって、身体を震わせている。
もう限界なのだろう。
「エリカお姉ちゃんだと、言ったでしょう──。罰として、くすぐりよ。ミウとマーズ、イットの脇腹をくすぐりなさい。ユイナも参加よ。一番奴隷のわたしの命令よ──。ヴァージニアもぼっとしているだけのようなら、こっち来なさい」
エリカが言った。
「い、いえ、わたしは遠慮を……」
ヴァージニアは必死の表現で首を激しく横に振る。
よほど気に入らないにちがいない
一郎は噴き出した。
エリカも、一郎に負けず劣らずの責めっぷりだ。
「はーい、じゃあ、あたしは筆を使うわ。マーズは?」
ミウが床に置いてあった小筆を手にする、
エリカが要求するままに、責め具を渡していたが、刷毛や筆のようなものが、イットのそばに幾つかある。
ミウはそれを手にした。
また、イットの尿を受ける金桶もエリカに手渡している。
「あ、あたしは別に……。手でします」
「ふふふ、自分がやられるのはたまんないけど、他人が責められるのはいいわね。わたしは、これよ──」
ユイナが手に取ったのは、柔らかそうな鳥の羽を束ねたものだ。
そして、うつ伏せの高尻姿勢になっているイットの身体の下に手を伸ばして、上衣をまくって、胸を露出させた。
そこを羽根でくすぐり出す。
「ひゃああああ、ひいいいい、で、出るううう──。エ、エリカお姉ちゃん、おしっこ──。桶を──。桶、当ててえええ」
イットが絶叫した。
「イット、頑張ってね」
「ごめん」
ミウとマーズもイットのくすぐりに参加する。
「ほら、ぼやっとしない──。ブルイネン、舐めるのよ──。ミウ」
エリカが怒鳴った。
「あ、はい──」
ブルイネンはエリカに剣幕に押されるように、イットのお尻を舐め始める。
「ミウは、筆でイットのおしっこの穴を狙うのよ」
「えっ? はい」
ミウも筆の責め場所を変えた。
「あああ、いぎいいい、おけええ、おけええ、桶、当ててえええ──」
イットは半狂乱だ。
だけど、エリカは大喜びの感じである。
「だめよ。わたしと優しい口づけができれば、桶を当ててあげるわ。どうするの、イット」
しかし、エリカが金桶をイットの顔の前に持ってきて、意地悪く言った。
一郎はほくそ笑んでしまった。
「ひいいい、あああああ、エ、エリカお姉ちゃん──。します。口づけしますう。早くううう──」
全身をくすぐられてイットが叫んだ。
「まあ、そんなにわたしと口づけしたい? しょうがないなあ」
エリカが満面の笑みを浮かべて、イットと口づけを始めた。
「これはだめね。完全に悦に入ったわ。うちの一番奴隷様は」
コゼが笑った。
「そのようね。じゃあ、わたしも参加しようかな……。これでも百合は、お兄ちゃんの命令で、祥ちゃんを相手に練習してたから、それなりの技もあるわよ」
亨ちゃんが立ちあがった。
「祥子か……。懐かしい名だな」
一郎はイットに向かった亨ちゃんを眼で追いながら呟いた。