【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】 作:ドン・ドナシアン
スクルズがくすくすと笑いながら、背後からベルズの乳房を愛撫している。一郎は前側だ。閉じることのできないベルズの内腿をゆっくりと撫でている。
ベルズの悶えがかなり大きくなる。
「あっ、あっ、だ、だから、最終的には精を受ける。それでいいのだろう。さ、最初はふたりでやろう、スクルズ。それで最後には、この男を受け入れる。そ、それだけは約束する。そして、こいつを追い払うときには、わたしたちのことについての記憶を魔道で抜け。そうしてくれ──。あんっ、そ、そこは」
ベルズが必死の口調で言った。しかし、そのあいだも、感極まった声を時折挟んでくる。
なかなかに可愛らしい反応だ。
まだ、大した愛撫ともいえないのに、ベルズはだんだんと息があがり、内腿の震えも大きくなってきた。
余程に感じやすいたちに違いない。
「いい加減にしなさいよ、ベルズ──。なんで、そんなに我が儘なの? わたしたちを助けようとしているロウ様にそんな態度を取り続けるなんて、わたしが恥ずかしいわ」
スクルズが少し怒ったような口調になった。
一郎は怪訝に思ったが、スクルズの表情を見ると、別段、演技といういうわけでもなく、ベルズの一郎に対する態度に、純粋に少し怒ったようだ。
そして、なにをするのかわからないが、魔道を放つ気配を示した。
とりあえず、一郎はベルズの腿に置いていた手を離す。
「ひぎっ──」
次の瞬間、ベルズが苦痛の声を発して、身体を弓なりにした。だが、すぐに慌てて、体勢を真っ直ぐにする。
驚いたことに、一瞬にして、ベルズの乳首の根元には細い糸がしっかりと食い込んだ状態で発生し、その先端がスクルズの指に引っ掛かっている。
どうやら、スクルズは魔道で、ベルズの乳首に糸を結びつけたようだ。それを軽く引っ張ったのだとわかった。
「ロウ殿、このベルズは、さっき申しあげたように、マゾっ子です。少々痛いくらいが感じます。どうぞ、お好きなようにお仕置きしてあげてください」
スクルズが手に持っている糸を一郎側に渡すように引っ張った。
「ひぎいいっ──い、痛い──や、やめて──」
乳首を糸で引っ張られたベルズは悲痛な悲鳴をあげた。
“ベルズ
……
快感値:30↓
……”
だが、スクルズの言葉は真実だった。
苦痛を与えられたとき、ベルズの興奮は一気に高まり、欲情の度合いを示す快感値の数値が一気に下がった。
この数字が“0”になると絶頂状態なのだが、“30”というのは、すでに挿入可能なくらいに膣が愛液に溢れる状況だ。
つまりは、ベルズは乳首に糸をつけられて痛めつけられただけで、いよいよ股間を激しく濡らしたということだ。
これは大変なものだと思った。
だが、これで、ベルズの攻略法が見えてきた。
「スクルズ殿、ベルズ殿の両足の裏を合わせて離れないようにしてください。さらに、その乳首に繋がっている糸をそれぞれ左右の足の親指に結びつけてください」
一郎は命じるとともに、ベルズの足首を固定していた足枷を外した。
「な、なにをするのだ──」
ベルズは抵抗しようとしたが、すかさずスクルズに魔道で動けなくされた。
一郎は悲鳴をあげるベルズの脚を強引に胡坐に近い状態に曲げて、左右の足の裏が密着するようにくっつけさせた。
そして、スクルズに合図する。
スクルズが、向かい合っているベルズの左右の五本の足の指をそれぞれに魔道で縛った。
これでベルズは大きく股を拡げて座った状態から姿勢を崩せなくなったということだ。
その状態のベルズの足の親指に、さっき繋がっていた乳首からの糸を結んでしまう。
少し前屈みの格好になったベルズが悲痛な声を出した。
「仕上げです。肉芽にも結んでください、スクルズ様」
一郎は言った。
さらに魔道が走る。
ベルズの足の親指に、さらに肉芽の根元にかかった糸が発生した。
三点縛りの糸の全部がベルズの足の指に繋がれたという格好だ。
ベルズはさらに大きな悲鳴をあげた。
身じろぎすることで、肉芽と乳首に激痛が走ったからだと思うが、これはいわゆる「海老縛り」の格好だ。
ただでさえ苦しい姿勢を乳首と肉芽に繋がっている糸で強要されているベルズは、本当につらいと思う。
なにしろ、この窮屈な姿勢でありながら、少しでも姿勢を崩すと乳首と肉芽に耐えられない激痛が走るという仕掛けだ。
「さあ、これでぴくりとも身動きできませんね。じゃあ、俺に対して心が解れるまで、たっぷりとベルズ様に泣いてもらいましょう」
一郎はそう言うと、一度寝台をおりて、壁にある棚から二本の責め具を持ってきた。
寝台にあがり直した一郎は、そのうちの一本をスクルズに手渡す。
「な、なんだ、それ──」
一郎たちが持ってきたものが視界に入ったベルズが狼狽の声をあげた。
一郎が持ってきたのは、二本の筆だ。この世界には、刷毛はあっても「筆」はない。それを責め具として特別に作らせたのだ。
「泣いてもらうと言ったでしょう」
一郎はそう言って、痛々しく筆の先で糸で引っ張られている片側の乳首をなぞった。
「ひううっ──ひぎいい──」
ベルズが絶叫した。
最初の悲鳴は筆責めのくすぐったさによる悲鳴であり、次の悲鳴は身体を思わず跳ねさせたことで、乳首と股間に激痛が走ったことによる絶叫だ。
「ぴくりとも動いちゃいけませんよ、ベルズ様。まずは、泣きべそをかいてもらいます。俺があなたを犯すのは、それからですよ」
一郎は続いて反対側の乳首を筆先でくすぐる。
さっきと同じようにベルズが激しく反応して、悲鳴をあげた。
「じゃあ、わたしはここを責めます。ベルズはここが弱点なんです」
スクルズがくすくすと笑って、渡された筆をベルズの無防備な耳に動かした。
「ひううっ、や、やめて──。屈伏する──屈伏するから──」
ベルズが早速、泣き声をあげた。
しかし、一郎は中断を指示しない。
さらに一郎はスクルズとともに、ベルズを責めたてる。
そうやって、しばらくスクルズとふたりがかりで、ベルズを翻弄し続けた。
一郎は、根元が足の親指と糸で繋げられているベルズの陰核を筆先で執拗に撫ぜあげる。スクルズは全身だ。
大して長い時間もかからず、ベルズの股間は無惨なくらいに愛液でびしょびしょになった。
敏感な肉芽だけでなく、身体中を筆でくすぐられては、ベルズはどうしても身体を弾くように反応させてしまうしかない。
だが、ぴくりとも動けば、乳首と肉芽に繋げられている糸がぴんと張ってしまい、その瞬間に魂も凍るような衝撃を受けるのだ。
ベルズは何度も何度も、あぐら状に横に拡げた脚に身体を前のめりに倒す「海老縛り」の姿勢を崩してしまい、汗びっしょりの身体をのけ反らせて悲鳴をあげた。
そして、ベルズが甘い声で悶えだす。
しかも、嬌声に泣き声のようなものが混じりだす。
「ふふふ、ロウ様、見ててください。ベルズが変わりますから……」
すると、スクルズが筆を動かしながら、くふくすと笑った。
変わる?
「んふうっ、お、お願い……します……。き、気が……気が狂い……ます……。あぎいい──」
んっ?
確かに、なんとなく雰囲気が変わったか?
さっきまでの強気の口調がなくなり、か細く哀願するような弱々しい物言いになってきたような……。
「も、もう屈伏……し、します……。屈伏すると言っているでしょう──あ、ああっ」
ベルズは必死の声をあげた。
とにかく、かなりいいところに進んできた。
だが、一郎の淫魔術で感じるところでは、ベルズの一郎に対する反抗心の壁が完全に崩れるまでもう少しだ。
崩れそうであることは確かではあるが、心にはいまだに、一介の冒険者の一郎の「性奴隷」に堕ちるということを納得していないと思う。
そのとき、スクルズが含み笑いのような声を出した。
「ふふふ、ロウ殿、ベルズは痒み責めにも弱いですよ。わたしたちの少女時代では、ひとりが縛られて、どれだけ泣かせることができるかということで競争したこともあります。まあ、やられるのはいつも、わたしかベルズですけど……。実のところ、ベルズは痒み責めが大嫌いです。いつも泣きべそかいてました」
いまやすっかりと一郎の言いなりになって、ベルズを責め続けているスクルズがやはり根元に糸が喰い込んでいるベルズの乳首に筆先を這わせながら言った。
「ふぐううう──、ス、スクルズ──あ、あんた、なんてことを──」
ベルズは開いている両腿を硬直させて、上ずった声で抗議の言葉を吐いた。
かつての少女時代の醜聞をべらべらと一郎に語るスクルズの豹変が、ベルズには信じられないようだ。
いずれにしても、ベルズやスクルズとともに、もうひとりの三巫女の一員の第一神殿のウルズと、今回の事件を引き起こしたノルズという女の四人の幼馴染みが、百合遊びの仲間というのは、スクルズから詳しく聞いた。
四人は幼いながらも、高い魔力を保持していた将来を嘱望されていた見習い巫女だったそうだ。初めて聞いたが、魔道の修行には性欲を深め合うという行為もあるらしく、スクルズたちは魔道修行の一貫として、夜な夜な百合遊びを繰り返したとのことだ。
当時の四人の中では、ノルズは抜群に優れた魔道遣いであり、それに次ぐ実力があったのはウルズだったようだ。スクルズなど、内心で絶対にノルズにはかなわないと思っていたらしい。
もっとも、このベルズもそうだったらしいが、スクルズも遅咲きで神学校を出た後で魔道力が一気に覚醒し、王国随一の魔道遣いと称されるようになった。
これについては、一郎も周辺調査で知ったが、ノルズはともかく、三人の筆頭巫女については、確かに神学校時代には、ウルズの成績が上だったようだ。だから、ウルズは最初から王都の大神殿に配置され、スクルズとベルズは地方神殿が最初の任地だ。
ところが、スクルズとベルズは、それぞれに魔道力が急上昇して、王国でも並ぶ者のない魔道遣いと認められ、若くして王都大神殿の筆頭巫女に大出世したのだ。
それが二年前だ。
ウルズが第一神殿の筆頭巫女になったのは、一年前だそうだから、出世争いではスクルズとベルズが抜いたかたちだろうか。
とにかく、そんな経緯で、三人は同窓で揃って王都三神殿の筆頭巫女という立場になったのだ。
一方で、もっとも優秀だったノルズは、禁断の魔道を求めて、魔族の研究に手を出し、それが発覚したことで、ノルズは修行をしていた神殿に捕らわれて軍に引き渡されて、その後脱走した。
それからノルズがどうなったのか、スクルズも知らなかったようだ。
いずれにしても、魔道十二戒の制限を受けない魔族の魔道は、魔道遣いとしての高みを求める者にとっては、それだけの魅力に溢れるもののようだ。
一郎は、同じように、魔道遣いの高みを得たくて、古代文字に手を出していた褐色エルフの里のユイナという娘のことを思い出していた。
そういえば、あいつ、どうしているだろうか……?
それはさておき、そのノルズが久しぶりに、第三神殿の筆頭巫女のスクルズの前に現れた。
連れていたのはウルズであり、スクルズは驚愕したそうだ。
ノルズは憐れっぽくスクルズに泣いてみせ、自分の正体を隠したまま、このまま神殿で受け入れてくれとひれ伏して頼んだらしい。
ウルズの横からの頼みもあり、スクルズはそれを受け入れた。
ノルズが、かつて、禁忌の罪を犯して神殿に捕らわれた手配人であることを承知しながら、ひそかに神殿に受け入れることを決めたのだ。
スクルズにとっては、ノルズは昔と代わらない大切な親友だったのだ。
その結果、助けたはずのノルズの罠に嵌まり、魔瘴石を身体に埋められた。そして、ノルズに脅迫されて、夜な夜な破廉恥な調教を受けることになり、あの夜、神殿の外に連れ出されて、見知らぬ男とまぐわいすることを強要されたということだ。
「そうですね。じゃあ、痒み責めにしますか。うちの三人娘も好きですよ。いつも、泣き叫びます」
一郎は言った。
「まあ、三人娘なんて、羨ましい言い方ですね」
すると、スクルズがくすくすと笑う。
スクルズは随分と笑い上戸のようだ。さっきから、いまみたいによく明るく笑う。
「そ、そんな……。も、もう許してください……。スクルズ、ロウ殿……。痒み責めなんて……」
とにかく、彼女たちだけの秘密だったらしい修業時代の百合愛をスクルズに次々に暴露されて、ベルズは屈辱で顔を歪めている。
だが、愉快なのは、すっかりとベルズの表情や口調が変化してきたことだ。
いまは、最初の時とは違う。
気の強そうな態度が消えかかり、気の弱い少女のように大人しくなっている。
この二重人格のような一面がベルズの秘密でもあるようだ。
一方で、身体は激しく欲情をしている。
股間からは、夥しい愛液が垂れ流れている。
それだけでなく、淫魔術と魔眼で覗くことができるベルズのステータスによれば、糸吊りの激痛と言葉による恥辱責めで、ベルズが興奮を激しく昂ぶらせているのは一目瞭然だ。
なにしろ、ゼロに近づくにつれて、絶頂が迫っていることを示す「快感値」はずっと一桁のままだ。
ベルズは実はマゾだというスクルズの言葉が正しいことをこれでも明白だ。
一方でこれだけ追い詰められながらも達してはいない。
どんなに快感が大きくても、筆程度の刺激では、絶頂に達するほどの快楽が集まらないはずだし、昇天しようとしても、身体を動かせば、たちまちに激痛が走って、それを妨げてしまう。
絶頂することができないのに、快楽ばかりが積みあがっているベルズは、もう極限状態になっているようだ。
「じゃあ、痒み責めですよ、ベルズ殿……。ところで、別に薬剤はいりません。俺の唾液は特殊でしてね。どんな媚薬にも成分を変化させることができます」
一郎はそう言って、海老縛り状態のベルズの身体を押して、仰向けにひっくり返した。
「あがああ──」
当然に体勢を崩したベルズは、足の指で乳首と肉芽を思い切り引っ張ってしまい、慌てて大きく拡げ直した脚をがくがくと揺すってけたたましい声をあげた。
それとともに、ベルズの快感値が「1」と「2」の間くらいまでさがった。
やはり、痛みさえも本当に快感に変化させてしまうのだ。
一郎は正直、感嘆した。
「敬虔で誇り高い巫女様とは思えない傑作な姿ですよ。まるで蛙がひっくり返ったような格好です。ほら、しっかりと脚をあげないと、糸で引っ張られて痛いですよ」
一郎はわざとらしくからかった。
そして、糸で縛られたうえに陰核と繋がれたために動かすことのできない両脚のあいだに顔を潜り込ませて、濡れほぞっている股間にたっぷりの唾液をつけるように舌で舐めあげる。
もちろん、淫魔術の力で唾液を強烈な痒み成分に変化させている。
しかも、即効性だ。
数回舌を前後させて顔をベルズの股から離す。
「あっ、ああっ、こ、これは──」
すぐにベルズが絶叫してのたうち始めた。
だが、身じろぎは急所を抉る激痛を生み出す。
ベルズの身体が硬直する。
しかし、痒みに耐えられなくて身悶えしてしまう……。
すると、身体を引き裂くような激痛……。
ベルズは短い時間でそれを激しく繰り返した。
やがてベルズは、進退窮まった感じで、これまでになかった勢いで号泣し始めた。
「ああ、か、痒いです──。ああああっ、酷いです……。ひぐううう──か、痒いいい──いぎいい──」
意味のある言葉を吐いたのはそれが最後だった。
それからベルズの嗚咽が一段と高まり、唇はなにかを喋ろうとするかのように、ぴくぴくと動くだけになった。
これ以上は耐えられないだろう。
あとは放っておけば、自然にベルズの理性は崩壊する。
崩壊してしまえば、心から屈服させて性奴隷にするのは簡単なことだ。
一郎は少し待つことにした。
「……じゃあ、あとはベルズ様の心が毀れるのを待ちましょう。そのあいだ、愉しみましょうか、スクルズ様。一生懸命に協力してくれているご褒美です。こっちに来てください」
一郎は仰向けになっているベルズの視界にはっきりと入る位置で、スクルズに対して両手を拡げた。
「まあ、嬉しいですわ、ロウ様」
すると、スクルズが顔を赤らめて、すぐに一郎に寄ってくる。
スクルズが昔のように親友のベルズを残酷に責めるという行為を通じて、かなりの欲情をしていることは、スクルズのステータスを観察することでわかっていた。
一郎は、胡坐にしている自分の股間の上に、向かい合わせにスクルズの股間を乗せた。
正面座位だ。
これは一郎の一番好きな体位のひとつだ。
スクルズが、一郎に肌を密着させ、顔を一郎の頬に擦りつけてきながら大きく脚を拡げて跨がり、そそり勃っている一郎の怒張で自分の股間を埋めていく。
前戯の必要はない。
すでにスクルズの股は挿入可能の状態だ。
そのスクルズの股間の粘膜が一郎の男根を包み込む。
一郎はわざと肩に力を入れて、スクルズの膣を一気に沈めさせた。
もちろん、一郎に見えるスクルズの膣の中の赤もやをしっかりと擦りあげるように怒張の角度も調整している。
「ああっ、き、気持ちがいいです、ロウ殿」
スクルズが一郎の腰の上で身体を大きくのけ反らせた。
股がっているスクルズの裸身を上下運動させることで、結合部の律動を開始させた。
「あはあっ」
ステータスの中の快感値の数字が一気に低下する。
一郎は意図してかなり激しく腰を動かした。
また、片手はのけ反るスクルズの背中を支え、反対の手で乳首を中心とする乳房の赤いもやの一帯を刺激してやる。
そして、淫魔術で見極められる膣の赤いもやをこれでもかと亀頭で擦る。
「ひあああ──おかしくなりますうっ──」
スクルズが絶叫した。
「おかしくなればいいでしょう。スクルズ殿が望むなら、いくらでも犯してさしあげますよ。事件が解決するまではここで暮らしてもらいますから」
「ま、まあ、だ、だったら、解決しなくていいかも……。あっ、そ、そこ、気持ちいいです、ロウ様――」
スクルズが一郎の腰の上で身体を弓なりにして悶えた。
一方で一郎は音がするほどに強くスクルズの股間を上下に跳ねさせている。
早くもスクルズが快感の頂点に差し掛かってきたのがわかった。
また、一郎は、意識の半分を一郎たちの横で放置されているベルズにも向けている
一郎の唾液によってもたらされた痒み狂ったまま放置されて、脚をあぐら状に拡げた体勢で仰向けになった格好で動くこともできないベルズは悲痛な声で狂乱状態だ。
股間からはまるで尿でも洩らしたかのように愛液が股間から尻穴を濡らしており、粘性のある体液が寝台に垂れ落ちている。
「快感値」は“5”から“1”のあいだを行ったり来たりしている。
それが長く続いている。
すでにベルズは正常な判断はできない状態に違いない。
さらに、一郎はベルズの内心の変化にも気がついていた。
ベルズがついに、一郎に屈服するような状態になったのだ。
やっと、それを感じた。
あるいは、自分の目の前で、親友であり百合の関係でもあったスクルズが、完全に堕ちて一郎と情交するのを目の当たりにして、なにかを吹っ切ったのかもしれない。
とにかく、一郎はスクルズに最後の数打を貫かせた。
「ひぐうう──いくうう──」
スクルズが一郎にしがみつくようにして、腰をぶるぶると震わせた。
昇天したのだ。
「……じゃあ、待ってくださいね。あなたの親友の番です」
まだ絶頂の真っただ中にあるスクルズの唇に優しく口づけをしてから、とりあえず、怒張を抜いてスクルズを横たわらせる。
一郎たちが乗っている寝台は、もともと、一郎が女たち全員と一緒に愛し合えるくらいに広いものだ。脱力しているスクルズが横たわる十分な余裕がある。
「……さあ、待たせましたね……。では、ベルズ殿、とりあえず、俺に犯されますか」
一郎は淫魔術でベルズの局部や乳首を足の親指に繋いでいる糸を切り離した。足の裏を密着させている糸はそのままだ。
糸は魔力の高いスクルズの魔道によるものだが、淫魔師としてのレベルは一郎が遥かに上回る。だから、淫行関連の行為に限り、一郎はスクルズの魔道を無効にできる力を発揮できるのだ。
とりあえず糸を解除されたベルズは、まずは精魂尽きたように全身を脱力させた。
ただ、局部の痒みはそのままであるので、振っても激痛がなくなった腰を、すぐに狂気のような声をあげながら、一層大きく淫らに振り出した。
一郎は再び、足の裏を重ねさせている脚のあいだに身体を潜らせるようにして、ベルズの身体の上に乗る。
そのとき、一郎はベルズの口からうわ言のような言葉が微かに洩れ続けていることに気がついた。
顔を寄せて、耳を近づけてみる。
「……屈服します……。屈服します……。屈服します……」
ベルズは泣きながら、その言葉をつぶやき続けていた。
ほとんど夢遊病のようだなと思った。
普段は気の強い虎、寝台の上では受け身の少女……。
それがベルズのようだ。
いずれにしても、これでベルズを助けられる。
一郎はほっとした。
すでに快感値は、ほとんどゼロの状態だ。
一郎はベルズの股間に怒張を貫かせた。
「ああっ、ああっ──」
ベルズがひきつった声をあげた。
最初の一突きでもう達しそうな感じだ。
一郎は、狂態を示すベルズをもっと愉しみたくなった。
だから、快楽の度合いを低めてベルズの昇天を妨げ、じっくりと遊ぶ誘惑にかられた。
だが、なんとかそれは自重した。
これは一郎の愉しみのための交合ではないのだ。
ベルズが昇天して果てるのに合わせて、一郎はすぐに精を放った。
ありったけの精をベルズの子宮に注ぎ込む。
心をわしづかみにする感覚が沸き起こった。
“この女を性奴隷にする──”
一郎は大きな念をベルズの心に注ぎ込んだ。
「ああ、あはああ──」
次の瞬間、ベルズの悲痛の色が混じっていた悲鳴が、歓喜そのものに変化した。
すると、黒い透明色の完全なこぶし大の球体がベルズの身体から分離して横に転がる。
魔瘴石だ。
分離に成功した。
あとはベルズの安全を確認することだが、淫魔術で確認する限り、ベルズの魂は傷ついていない。
ただ、一郎の支配に陥ってしまっただけだ。
「や、やった──。やったわ。あ、ありがとうございます、ロウ様──。ベ、ベルズ、魔瘴石が外れたわ──やったわ──。やったのよ」
スクルズが歓喜の声をあげた。
ただ、ベルズはそんなことを気にした様子もなく、一郎にまだまだ虚ろな顔をじっと向けた。
「……あ、ああ……。や、やめちゃ、やです……。も、もっとしてください……」
ベルズが人が変わったような甘い笑みを一郎に向けた。
一郎は苦笑してしまった。
そのとき、大きな物音が部屋の外から起こった。
一郎が振り返ると、扉を開いて血相を変えた様子のシャングリアが飛び込んできた。
驚いたことにミランダも一緒だ。
なんでここにミランダが?
しかし、ゆっくりと物を考えたのは一瞬だけだ。
ミランダが手にしているものに気がつき、一郎の冷静な思考は吹き飛んだ。
「ロ、ロウ、こんなものがギルドに届けられたの。誰が持ってきたかは不明よ。いつの間にかあったのよ。手紙も一緒に……」
蒼い顔をしたそのミランダが言った。
その手には、ベルズに変身していたはずのエリカが身につけていた巫女服と、やはりコゼが着ていた服がずたずたに切り裂かれたものが抱かれていた。