【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】 作:ドン・ドナシアン
商人の若夫人だというイヴという女は、あっという間に天井から伸びた鎖で首輪で吊り上げられしまった。それだけでなく、やってきた娼館の女は手馴れた様子で、イヴの両膝を肩幅の倍ほどの長さの金属の棒の両端に固定もした。
両手は背中だ。
「ああ、お許しを──。こ、こんなこと嫌です──」
完全に拘束されてしまったイヴが泣き声をあげる。
だが、こうやって改めて眺めても、やはり平民の女にしてはもったないほどの綺麗な肌だし、それなりの美女だ。
それをこうやって、脅して弄ぶのだ。
手配をしたベンガル卿も、なかなか粋なことをするものだとフォックスは思った。
実のところ、ベンガル卿とは長い付き合いというわけではない。
ロウという男が急に台頭したことで危機感を抱いたフォックスが呼びかけて集まってきた貴族のひとりである。確か紹介はここにはいないコサク伯だ。
なかなかに目端の効く有能な男であり、任せてしまえば大抵のことはしてくれる。人脈も広く、今回も、目の前のトリスタンというタリオ公国の諜報員の大物と引き合わせてくれた。
実に素晴らしい。
フォックスは、泣き叫ぶイブの姿を愉しみながら酒を味わった。
「閣下、挨拶もそこそこに申しわけありませんね。しかし、こういうことが好きでしてね。そちらのお方は実によい接待をしていただける。感謝いたしますよ。もちろん、閣下にも。もう少しお待ちください。切りのいいところで中断しますので」
トリスタンが相好を崩して、フォックスに会釈をした。
「構いませんよ。俺も愉しんでいる」
フォックスは手に持っていた酒の入ったグラスを目の高さにあげた。
「ありがとうございます。その代わり、少しばかり余興をお見せしましょう……。さて、イヴ、もう少し山芋の汁を塗ってやろう。夫の命を助けるためだ。一生懸命に耐えるとよい」
トリスタンが笑いながら再び山芋を手にして立ちあがる。
そして、無防備状態で首輪で吊り下げられているイヴの股間に、またも山芋の汁を塗り始める。
「うわっ、ひゃああ、いやああ──」
イヴが竦みあがって身をよじる。
「女、背中から鞭を打ってやってくれ」
トリスタンがイヴの股間に執拗に山芋を動かしながら言った。
女というのは、給仕にやってきた娼婦女のことだ。イヴをいまの状態に拘束するのを手伝ってからは、部屋の隅に待機をするように立っていたのだ。
「かしこまりました」
娼婦女は棚から乗馬鞭を取り出すと、イヴの背中に周り、容赦なくイヴの背中に鞭を打ち付けた。
「はぐうっ」
イヴの裸身が激しく跳ねた。
「今日の一日で完全に身体を作り替えてやろう。二度と夫のところに戻ろうとは思えんくらいにな」
トリスタンがイヴの股間で激しく動かしていた皮を剥いた山芋を無造作に挿入した。
だが、フォックスはちょっと目を見張った。
かなりの太さの山芋なのだ。
普通の男の男根の倍は太いのだ。
「おおおおっ」
イヴが拘束された裸身をのけぞらせた。
「どうやら、亭主には十分に可愛がってもらっているようだな。山芋の汁が潤滑油になっているとはいえ、よい呑みっぷりだ」
トリスタンは深々と貫いた山芋をぐるぐると回転させて、しっかりと山芋の汁を塗り込んでいる。
「はあっ、はっ、あっ、ああっ、いや、はっ、や、やめて……、あああっ」
イヴが悶え始める。
喘ぎ声が大きくなる。
「もう一度、打て──」
女が背中を鞭で打ち付けた。
「あがあああっ」
イヴが絶叫した。
「俺も参加してよいか?」
フォックスは訊ねた。
「もちろんです。どうぞ。まずは乳房に塗りつけてやってください」
トリスタンは執拗に股間に山芋を塗りたくっている。さらに激しく律動させる。
「くはっ、あっ、ああっ、お、おやめに──。はああっ」
イヴは悶えつつも、必死に足を踏ん張っている。倒れれば首輪で首が絞まるのだ。懸命に耐えている。
「どれ」
フォックスも立ちあがって山芋を木桶から手に取る。
イヴの乳首は完全に勃起していた。
それを山芋の先で転がしてやる。
「あああっ」
フォックスはしばらくのあいだ繰り返し、山芋で乳首を転がして愉しんだ。
そのあいだも、トリスタンによる山芋で股間は続けている。
「ひゃっ、ひゃっ、あ、ああ、あああ──」
イヴが身体を痙攣し始めた。
「どれ、じゃあ、こちらも塗ってやるか」
フォックスはイヴの背中側に周り、アナルに山芋をあてがった。
「ああっ、そ、そこは──」
イヴが身体をよじる。
しかし、前からトリスタンに山芋で犯されているイヴには、ほとんど動くこともできない。
アナルにあてがった山芋に力を入れていき、ずぶずぶと沈めていく。
思いのほか、簡単にイヴは山芋を受けれていく。
「うああああっ」
イヴは身体をのけぞらせて絶叫した。
すると、トリスタンがさらに前側で律動させている山芋の動きを速くする。
フォックスはそれに合わせて、アナルに山芋を繰り返し抽送していく。
「んぐううう」
前後を山芋で犯されるイヴが絶頂を極めたのはあっという間だった。
拘束された身体でがくがくと身体を震わせる。
そして、がくりと膝を折った。
フォックスとトリスタンが犯していた二穴から山芋が抜ける。
「んぐううっ」
イヴが首輪でぶら下がったかたちになった。
首が絞まり、イヴが苦悶の表情になる。
「しっかり立たんか──」
トリスタンがイヴの身体を掴んで立たせた。
「げほ、げほっ、げほっ──。くはっ、はっ、ああ、はあ、はあ……」
イヴが咳き込みつつ、激しく呼吸した。
「かなりの淫乱だな。どうやら、亭主には十分に可愛がってもらっているような。それとも、間男でも連れ込んでいるか?」
トリスタンがイヴの髪を掴んで、項垂れていた顔をあげさせる。
「……はあ、はあ、はあ……。も、もうお許しを……」
イヴが肩で息をしながら言った。
すると、トリスタンがにやりと笑うのがわかった。
「いいだろう。じゃあ、しばらくそうしてるといい。次は食事が終わったあとだ。ゆっくりと部屋で相手をしてもらおう」
トリスタンが椅子に座り直す。
彼の企みは理解した。これだけ山芋の汁を塗りたくれば、すぐに痒みで気が狂いそうになるだろう。
つくづく、鬼畜な趣味なのだと思った。
とりあえず、フォックスもテーブルに戻る。
「さて、改めて、よろしくお願いします。あなたとは気が合いそうです。なかなかに愉しかった。よければどうですか? 食事の後で一緒に愉しみますか。この続きを」
トリスタンが上機嫌で酒をフォックスに注いでいた。
フォックスは、杯で受ける。
「よいのか?」
フォックスは、思わず相好を崩してしまった。
「もちろんですよ。今夜ひと晩で、この女を完全な色情狂に作り替えます。そして、隷属を誓わせてしまいます。できれば手伝ってもらえるとありがたい」
「よろこんで」
フォックスは頷いた。
愉しい夜になりそうだ。
「卿もどうだ?」
トリスタンが酒を口にしてから、ベンガル泊に顔を向ける。
しかし、ベンガル伯は首を横に振った。
「申しわけありません。私はちょっと……。どうか、おふたりでお愉しみください。でしたら、私は別の女を……」
ベンガル伯が無表情で頭をさげた。
まあ、無理強いはできないだろう。
複数で女を抱くのを好まない者もいる。ベンガル伯もその手合いなのだろう。
「まあ、無理には誘わんよ」
トリスタンは肩を竦めた。
すると、机の上に小さな箱のようなものを出して置いた。
ぶーんと音がして、テーブルの周りに、薄い透明の膜のようなものが取り巻いた気がした。
「……自由に話して結構です。これで、我々の声はそこにいる女たちには届きません。向こうの声が聞こえますけどね」
トリスタンが言った。
フォックスはちょっと驚いた。
「魔道具か?」
「ええ、こちらの国にはこういうものはまだ、出回ってないようですね。まあ、便利なものですよ。性能は保証します……。トリスタンです。改めて、ご挨拶申し上げます、フォックス卿」
トリスタンがテーブル越しに手を伸ばした。
フォックスも、手を伸ばして握手を交わす。
「それで、我が国の助力を願っているとか?」
トリスタンはさっきまでの好色そうな表情は消え失せ、真面目な顔になっている。
「その通りだ。それに見合う見返りはある……。元宰相として、そちらが満足できるような情報をいくらでも持っている。それを提供できる」
フォックスは考えていた条件を口にした。
すでに宰相としての地位を失ってしまったフォックスとしては、交渉する材料に乏しいのだが、なんとかして力の挽回を図らなければ、罪を鳴らして一族とともに捕縛されて処刑されるだけだ。
リンのことでは、うまい具合に戦場で死んでくれたので、リンの裏切りをフォックスが示唆していたことが発覚するのは免れたが、まだ数日だというのに、どんどんとフォックスの権力基盤は小さくなっていっている。
一時は、数十名にもなったフォックスを中心とする高位貴族たちのグループが、急激にイザベラとロウを認める動きに変わっていっているのである。
なにがそうさせているのか、さっぱりわからないのだが、このままでは、もうフォックスは終わりだ。
このままなにもしなければ、おそらく、ロウは罪を鳴らして、フォックスを処分してしまうだろう。
実際のところ、冤罪でもなんでもない。
イザベラが戦場で死ぬように工作したのは一度だけではないし、外郭砦の近郊で独裁官となったロウと対面したときには、はっきりと脅された。
あのときの恐怖は、フォックスの心にしっかりと残っている。
生き残るためには足掻くしかない。
フォックスは、かなり追い詰められているのを感じていた。
「いや、見返りはいりません。閣下に協力しましょう」
ところが、話の途中でトリスタンがフォックスを制した。
フォックスは呆気にとられた。
いま、協力すると言った?
そんなに簡単に?
「えっ?」
「もともと、我が国と貴国は同盟関係の昵懇の間柄──。それがあの成り上がり者が貴国の王太女に近づくことで、関係がおかしくなってきたと認識しています。我々が望むのは、不当に権力を握った成り上がりの排除──。それだけです。我々の友誼に代償は入りません。いくらでもお力をお貸しします。望むのは、あの男が台頭してきた以前の状態に両国の関係が戻ること。それ以外のなにもありません」
トリスタンは言った。
「なんと、欲のない」
フォックスは驚いた。
「とりあえず、閣下の身をお守りする魔道遣いをふたりほど派遣しましょう。それと護衛も。十人ほどですが、一騎当千のものたちです。きっとお役に立てるはずです。お好きなようにお使いください。万が一のときには、その魔道遣いが閣下とお家族を安全な場所に匿います。しかし、それは最終手段です。閣下には、是非とも貴国の中枢にお戻りいただきたい。あの成り上がりが権力の頂点に居座るなど、許せることではないでしょうに」
「それはもちろんだが……」
フォックスが考えていたのは、家族を含めた身の安全の確保と、万が一のときの亡命だ。
そのためには、王国の情報くらい売り渡すことに躊躇はない。
「簡単だ。あの成り上がりが死ねばいいのです。あの男が死ねば、新女王が持っているエルフ国との関係も崩れます。後ろ盾を失った女王は、あなたがた古き善良な上位貴族を頼るしかなくなる。あなたは再び権力の座に戻ることができます」
「だが、それは簡単ではない」
同じことはフォックスも考えたのだ。
子飼いにしていた暗殺者ギルドにも話はした。だが、女王やエルフ国に昵懇で、いつも周囲を守られているロウの暗殺は無理だと拒絶されたのだ。
失敗のリスクが大きく、失敗すれば、ギルドが確実に根絶やしにされるのは間違いなく、それだけの危険は冒せないというのだ。
フォックスは首を横に振った。
「ならば、それも手配しましょう。腕のいいアサシンです。これまでに百人以上殺してます。難しい依頼でもやり遂げるはずです」
「狙うのがロウでもか?」
「訊いてみましょう」
トリスタンは、机に置いていた小さな箱を懐に戻した。
透明の膜のようなものが消滅したのがわかった。
トリスタンが壁に待機している女を呼んだ。
「隣室に人を待たせている。連れてきてくれ」
女が出ていく。
すぐに、ひとりの老人を連れてきた。
トリスタンは、女を戻らせて、老人をそばに立たせて、例の箱を置き直す。
随分と準備がよい。フォックスとトリスタンが暗殺で合意することを予測していたか?
「この男の腕は保証する。信用もできる。ただし、それなりのものを渡さなければならない。しかし、元宰相のあなたなら、大した金額ではないと思う」
トリスタンが言った。
「ユゴーといいます」
老人が頭をさげた。
「なにができる?」
フォックスは言った。
「大して。頼まれた者を殺す。できるのはそれだけです」
「魔道で守られている者を殺すのは?」
「時間さえかけさせてもらえればできます。どんな者にも必ず隙はあります。それを待つだけです」
「そんなには待てない。三十日以内──。前金として金貨を百枚。成功すれば、その三倍を渡す」
ユゴーが白い歯を見せた。
「すごいですね……。女王でも殺せと?」
「それに近い。独裁官を名乗っている男だ。できるか? だが、生き延びるのは難しいかもしれないぞ。先に教えてくれれば、もしも、その場で殺されたとき、報酬はその相手に渡すようにするが?」
「そのような相手はおりません。天涯孤独でしてね。それよりも、王宮に忍び込む方法はありますか? 独裁官殿は王宮にいるのでしょう?」
「王族用の隠し通路を教えよう。だが、それをどう生かすかは、お前次第だ」
「わかりました。やりましょう。三十日以内ですね。できれば王宮以外を追求します。忍び込む必要がないなら、それほど難しいことではないと思います」
「どうかな。明日もう一度会おう。そのときに、前金の金貨を渡す」
「わかりました。明日の朝に、旦那様のところに伺います」
ユゴーが頭をさげた。
フォックスは、宿泊の場所を告げようとした。
しかし、ユゴーはそれを制した。
「好きなようにお過ごしください。どこに行かれても、必ず、会いに来ますので」
ユゴーが微笑んだ。
「行っていいぞ」
トリスタンが声を掛けた。
ユゴーが部屋を出ていく。
「使える男です。保証しますよ」
トリスタンが言った。
「そう思ったな。感謝する」
「いえ、両国の友情のためですよ。それと、閣下とは個人的にも友誼を結びたい。気が合いそうだ。さっきの責めは、なかなか堂に入っていた。一緒に愉しみたいのもです」
「こちらこそだ」
フォックスは笑った。
そのときだった。
「う、ううう……。お、お願いです……」
鎖で吊られているイヴが哀願の言葉を口にしたのが聞こえてきた。
見ると、イヴは身体を真っ赤にして、開脚されている太腿を懸命に動かしている。
顔からはぼろぼろと涙を流している。
「どうしたのだ? 許してくれというので休ませてやっておるだろう。見ての通り、いまは食事中だ。しかも、始めたばかりだ。しばらく、待っておれ」
トリスタンがさっきの小さな箱を机から取り外してから、イヴに向かって言った。
透明の膜のようなものが消滅したのがわかった。
「ああ、か、痒いのです……。お願いでございます……」
しかし、イヴが激しく首を横に振る。おそらく、掻痒感でじっとしていられないのだろう。
無理もない。
あれだけ、山芋の汁を塗りつけられれば、痒みで気が狂いそうになってもおかしくない。
「待てと言っただろう」
「でも、我慢できません──。どうか、お願いします。拘束を解いてください──。ああ、お慈悲を──」
イヴが身体を揺すりながら訴えた。
「どこが痒いのだ?」
「あ、あの……。む、胸が……。そ、それに性器も……」
「それだけか?」
フォックスも横から口を出す。
「うう……。お、お尻の穴も痒いですっ──」
イヴが絞り出すように言った。
もう、慎みも躊躇いも気にしている状況ではないのかもしれない。イヴの身体の身悶えはかなり激しくなっている。
「いいだろう……。女──。右手は首に繋がっている鎖に繋いで、左手だけを解放してやれ」
トリスタンがさっきの娼婦女に声をかけた。女は乗馬鞭を持ったまま待機していたが、すぐに新しい手錠を棚から出してきて、イヴの後ろに回る。
後手の手錠を外して、右手首に新しい手錠を掛けると、首と天井に繋がっている鎖に手錠をかけた、
「え?」
イヴは少しのあいだ呆然としていたが、すぐにはっとしたように、自由になった左手を自分の乳房に持っていった。
だが、さすがに躊躇ったようであり、それが寸前でとまる。
「どうしたのだ? 自由にしてやった。好きなようにしていいのだぞ」
トリスタンが目の前の皿の料理を食べつつ、イヴに言った。
随分と意地の悪い男だ。
フォックスはほくそ笑んでしまった。
「くっ」
結局、イヴが我慢したのは、ほんの少しだった。
すぐに自分で右の乳房をひと握りすると、強く揉み始めた。
「ああっ」
イヴが声をあげた。
そして、乳首を二本の指で挟み付けてぐりぐりと動かし、先端に爪を立てるようにして動かしだした。
「あっ、ああっ、うああっ」
激しく悶え始めた。