【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】 作:ドン・ドナシアン
凱旋馬車は、一郎たちを乗せて、ゆっくりと王都の大通りを進んでいる。通常の王軍の王都内の軍隊行進だけでも珍しいのに、おそらく、ハロンドール王国史上初めてのエルフ族だけの隊もパレードに加わっているのだ。
王都全部どころか、周辺地域からも民衆が集まっているのではないだろうか。
とにかく、凄まじいほどの熱狂と歓声である。
それくらいの群衆の集まりだ。
多分、今日という一日は、この王都ハロルドの商活動は停止状態に違いない。
アネルザやマアには、できるだけ派手に宣伝をしてくれと頼んだこともあり、今日のイザベラの女王としての初めての凱旋パレードに、積極的に参加しない者はひとりとしていないと思う。
ハロンドール王国の王都ハロルドは、大陸における最大都市ということだった。もっとも、マアによれば、大陸の西側の沿岸諸国と呼ばれてる海岸都市国家を経由して大海を渡れば、もっと大きな国々もあり、このハロルド級の都市も珍しくないらしい。ただ、こちら側の大陸では、王都ハロルドが群を抜いた大都市であることは間違いない。
本当に見渡す限りの沿道に人が集まっている。
ところで、海の向こうの大陸というのは、ほとんど一年以上の時間をかけて往復するような遠い世界らしく、事実上、こちら側の大陸世界との交流はないそうだ。
例外は、細々とではあるが沿岸国家の海洋人たちが繋ぐ貿易であり、彼らは、果てしない海を年単位の時間をかけて往復して海洋貿易を営むそうだ。
そして、マアによれば、大洋の向こうにある文明は、どうやら一郎の元の世界の東洋文明によく似ているかもしれないそうだ。話を聞く限りにおいては、「和風」というよりは「中華風」という感じではあるものの、一郎のイメージする和風文化の国もあるということだった。
いま、一郎が身につけているのも、一郎のイメージとしては、平安時代の貴族男の装束の
その外世界の文化が強く影響されているのが、ハロンドール王国の北側にあるエルニア王国らしく、一郎が身につけているようなものは「エルニア風」ともいうそうだ。
そして、このエルニア風の「貴族装束」には、ひとつの工夫がある。
着物の上に、首からかける七色の糸を使った刺繍模様のある体幅の半分ほどの幅の前掛けがあり、それで一郎の腰の部分くらいまでを覆わせているのだ。
前掛けなので、その下に手を置くことで、一郎の悪戯を隠してくれるというわけだ。それだけでなく、袴には股間を出す特別な切れ込みもあり、そこから一物を出しても前掛けが隠してくれ、工夫をすれば、このまま女たちを後ろから犯すことさえできるというわけである。
だから、一郎の前にエリカ、イザベラ、ガドニエルの三人の美女を密着して立たせているのだが、後ろからなにをしても、下から見あげる群衆にはわからない。
とにかく、やりたい放題だ。
しかし、凱旋行進が始まってかなり経つが、実のところ、悪戯らしいことはまだなにもしていない。ただただ、前掛けの下に隠す手で、女王ふたりの生尻を撫でているだけである。
だが、それこそが、意地の悪い責めだ。だから、なにもしないのだ。
エリカを含めた三人の美女の腰は、いよいよ艶めかしく震えるようになってきていた。
「くっ、あっ、ああ」
「ご、ご主人様……。ああ……」
喰いしばる歯から零れるイザベラとガドニエルの甘い呻きは、だんだんと大きなものにもなっていた。まあ、いくら騒いでも問題ない。
これだけの歓声だ。
凱旋馬車の上で絶頂の声を響かせようとも、おそらく、群衆には届かない。実に羞恥責めにはもってこいの状況である。
三台の凱旋馬車の先頭になるこの馬車の上には、七人の人間が乗っている。
最前列は、左からエリカ、イザベラ、ガドニエルであり、イザベラとガドニエルの後ろから密着する位置に一郎、エリカに密着する位置にコゼが立っている。
その後ろには、シャーラとミウだ。
最後尾のふたりはともかく、一郎とコゼの役割は、先頭の三人への羞恥責めだ。
そして、凱旋パレードも、まだ半分も進んでいないが、すでに三人ともかなり追い詰められている。
女王ふたりには、前と後ろの穴に掻痒剤をたっぷりと塗ってやっているし、エリカには、限界までの尿意を与えている。
一郎の前であるイザベラとガドニエルとエリカは、必死に股間とアナルの痒み、あるいは尿意に耐え、脂汗で足もとに水たまりを作りながら、必死に裸身を震わせているというわけだ。
「……お、お願い……。ロウ様……。手錠を外して厠に行かせてください……」
コゼから背後から股間をくすぐられながら、エリカが必死の哀訴を口にした。
エリカの裸身は少し前から、おこりにかかったようにぶるぶると震えていた。全身の毛穴という毛穴からは、脂汗が噴き出していて、水でも被ったように、白い肌が濡れている。
また、手錠というのは、三人の全員の左手首を手摺りに繋いである拘束のことだ。そんなものをしなくても、三人は一郎たちの悪戯に抵抗できないのだが、自由を奪うのは、すっかりとマゾに染まった三人が、それだけで興奮もするからだ。
まあ、気分である。
「厠になんかいく暇があるものか。遠慮はいらん。そこで垂れ流せ。もっとも、全裸であることは、カモフラージュ・リングが欺騙してくれるが、放尿は欺騙効果の外だから、放尿中は効果が一時的に消滅する。それは覚悟しておけ」
一郎は女王ふたりの尻を撫でながら、笑いながらエリカに向かって言った。
「そ、そんなあ……」
「まあ、大変ねえ……。でも、あんまり我慢しちゃ、身体に悪いわよお」
そのあいだも、コゼはエリカの後ろからクリピアスを弾いたり、回し動かしたり、あるいは、太腿の付け根をゆっくりとさすったりということを繰り返している。
こういうときにはコゼも遠慮しないし、むしろ、積極的にエリカを責める。そして、コゼもわかっているから、エリカが我慢できるような抑えた刺激しか与えてない。
そうやって追い詰めるのである。
「あ、あんた、いい加減に……」
エリカは怒った顔を振り返らせてコゼを睨む。
だが、それすらもコゼは愉しそうだ。
「いい加減になに? もっと強くして欲しいの?」
コゼがくすくすと笑って、今度はエリカの左乳首のピアスを指で弾き動かした。こういう愛撫もリングの効果で沿道の群衆はわからない。
しかし、それによって艶めかしく動くエリカの痴態は、ちゃんと観衆の眼には移っている。
「くあっ、あああっ」
「ふふふ、どうしたの? もっと抵抗しなさいよ。さもないと、どんどん酷いことしちゃうわよ。エリカ」
コゼがさらに乳首ピアスを激しく揺する。
「ひゃああっ──。お、覚えてなさいよ──」
エリカが身体をくねらせながら、コゼを怒鳴りつけた。
一郎も、女王たちをじわじわと追い詰めながら、横からふたりが繰り広げる淫らな光景を愉しんだ。
一郎自身が責めるのもいいが、性奴隷の女同士が責め合うのを眺めるもの、なかなかに興奮する。
いずれにしても、エリカにしても、女王ふたりにしても、一郎やコゼの淫らな手を阻むことはできない。
それこそが、一郎が施したカモフラージュ・リングの「条件付け」だ。
なによりもこの羞恥凱旋式の醍醐味は、主役になるイザベラたち三人の美女が完全な全裸であることにある。ただ、前にいる三人が実は全裸であることがわかるのは、一郎と一郎の身体に片手を触れさせているコゼのみである。
ほかの者には、三人ともちゃんと豪華な衣装をまとっているように見えるはずだ。
しかし、女王ふたりにしろ、エリカにしろ、一郎やコゼが加える悪戯をちょっとでも抵抗して避けようとすれば、たちまちにカモフラージュ・リングの効果が消滅して、実際の全裸姿がたちまちに露わになることになっている。
しっかりとそれを教えて脅してもいる。
だから、なにもできずに、三人とも耐えるしかないというわけだ。
それはともかく、「悪戯をする手に自分から触るとリングの欺騙効果が消滅する」──。
これがカモフラージュ・リングの今回の条件付けだ。条件付けは、ほかのものにも変えることができる。いろいろと趣向を凝らして、今後も、このリングで羞恥責めを愉しみたいとも思っている。
また、実は全裸であるイザベラたちがどんな衣装を身につけているように見えるかは、群衆のひとりひとりによって異なる。
一郎の製作したリングには、それぞれの者が感じるもっとも美しいと思う装束が潜在意識に加わるような催眠効果が発散するようにしてあり、千差万別なのだ。
実は全裸であることがわからない代わりに、明日には、どんな服装だったかの記憶も残らない。なにしろ、実際にはなにもないのだ。記憶に残るのは、「とにかく美しい衣装だった」ということのみである。
ともかく、この魔道具を淫魔術で作るのに、一郎の身体から淫気がごっそりと消滅したのを覚えている。
まあ、どれだけ大量の淫気を一気に消耗したとしても、そうやって、ただ頭に思い浮かべただけの愉快な淫具を現実化することができるのだから、本当に能力が限界突破したのはありがたいと思う。
「ああ、も、もう我慢できませんわ……。ご主人様、か、痒いです……。お、お情けをお願いしますわ……」
ずっと黙って我慢していたガドニエルとイザベラのうち、ついにガドニエルが最初に音をあげた。
ずっと尻を撫でるだけで、なにもしなかったのは、こうやって、どちらかが哀願するのを待っていたのだ。
まあ、ふたりの女王のうち、先に屈服するのは間違いなくガドニエルだとは思っていたが……。
「ははは、どうした女王様? 尻を刺激して欲しくなったか?」
一郎は、ガドニエルの尻たぶを撫でていた手をすっとアナル近くまで寄せた。しかし、アナルそのものには触れない。痒みのぎりぎりの場所まで留めている。そこを指で軽く掻いてやる。
「ああん──。い、意地悪です──。も、もっとです──」
ガドニエルが泣き叫ぶ。
だが、その声がかなり大きい。
一郎は笑ってしまった。
「ガ、ガド、静かに──」
エリカが怒鳴る。
「あんたは、おしっこの我慢に集中しなさい」
コゼがエリカの胸で動いていた手を下におろしたのがわかった。視線を送ると、エリカの下腹部をぐっと押すような仕草をしている。
「ひにゃああっ、やめええっ」
エリカが腰を引いて叫んだ。
「エリカさんこそ、声が大きいです」
後ろにいるシャーラが慌てたように声をあげる。
急に賑やかになったみたいだ。
一郎は、気が逸れているのを狙って、立ち位置をずらしてガドニエルの真後ろについた。
前掛けの下から一物を出す。
あまり腰を引かせると目立つので、不自然にならないぎりぎりのところまで腰をぐっと引き、一気にガドニエルのアナルに怒張を貫かせた。
一瞬にして、潤滑油をまとわせたものの、解してもないアナルへのいきなりの最深部への挿入は、きついかもしれない。
まあいいか──。
「ひにゅうううう──」
ガドニエルが奇声をあげて、身体を縦に硬直させた。
「えっ?」
「うわっ」
「なに?」
女たちが驚いて注目する。
そのときには、一郎によるガドニエルへのアナルへの律動は始まっている。無理のある部分は、淫魔術でガドニエルのアナルを一時的に膣ほどの柔らさに変換する。
あとは、淫魔術で感じる赤いもやの部分を激しく亀頭の先で刺激するだけだ。
「ああああっ」
ガドニエルの身体ががくがくと痙攣する。
「快感値」が一気に零に近づいた。
それでも、これでもかと、最大の快感をガドニエルに送り込む。
「うああっ、ああっ、んああああっ」
ガドニエルが全身を突っ張らせて、大きな嬌声をあげた。
一郎がアナルを犯しているのはともかく、ガドニエルの痴態ははっきりと群衆には目の当たりのはずだ。
だが、それほど気にしている者はいない感じだ。
さて、どれくらいすれば、群衆が違和感を覚えるのか……?
「あっ、ああっ、ほおおっ」
ガドニエルが上下に身体をぐんぐんと伸び縮みさせ、やがてぴんと突っ張らせる。
「おほおおおっ、んんんんっ」
絶頂したみたいだ。さすがに、ガドニエルにはあまり堪え性もないか……。
ガドニエルが大して我慢もしていない声を響かせるのを、一郎は口づけをすることで声を塞いだ。
「んんんんっ」
ガドニエルが自由な右腕でがっしりと一郎を掴んだ。
邪魔をしているわけではないので、カモフラージュ・リングの効果解除には至らない。
周りには、凱旋馬車の上で、突然に一郎とガドニエルが口づけを交わしたようにしか見えないはずだ。
ガドニエルの身体が捻られたことで、さすがに怒張が抜ける。
がくんとガドニエルの膝が崩れた。
一郎はそれをしっかりと片腕で支える。
よくわからないが、わっという歓声が沿道から爆発する。
しばらく、ガドニエルとの口づけを愉しんでから、一郎はガドニエルを離した。
「はああっ、はあ、はあ、はあ……。ああっ、ま、まだですうう──。まだ、痒いいい──。ま、前も痒い──。なんとかしてください、ご主人様。あああっ」
しかし、ガドニエルはがしゃがしゃと左手首の手錠を鳴らしながら、哀願の声をあげた。
まあ、当然だろう。
アナルを犯されたことで、まだ放置されている股間はいよいよ痒くなったはずだ。
それだけでなく、射精に至らなかったので、いまや癒やされたアナルについても、すぐに痒みはぶり返すはずだ。
「ガドニエル女王陛下、静かに──」
シャーラが慌てたように言った。
一郎はほくそ笑んだ。
そして、今度はイザベラのアナルにすっと手をやる。
ただし、アナルの表面をちょっとくすぐる程度だ。
この刺激だと、むしろ薬剤による痒みは爆発するだけだろう。
「んんんんっ、や、やめええっ」
イザベラががくりと膝を折る。
だが、左手首の手錠が、イザベラが腰を落とすことを許さない。
「イザベラはいいのか? もう痒みも限界じゃないのか?」
「く、くうっ、そ、そなたは……」
イザベラが脂汗にまみれた真っ赤な顔を一郎に向ける。
「うううっ、うくううっ」
そのとき、横からくぐもった声がした。
エリカだ。
コゼは、何度も何度も執拗に繰り返して、エリカの太腿を撫でたり抓ったりしていたみたいだが、そのエリカから一際大きな呻き声が洩れたのだ。
「出そうですよ」
コゼが手を離す。
「ミウ──」
一郎は合図した。
「はーい」
ミウが元気な声をあげる。
事前に命じていたのは、一郎が合図をしたら、魔道で大きな花火を連発してあげろということだ。
実のところ、これだけ魔道が発達しているこの世界でも、一郎の元の世界にあった花火のようなものはなかった。
同じようなものでも、単に宙で火炎が爆発するようなものにすぎない。
だから、一郎はスクルドとミウに教えて、色とりどりの火炎を混ぜて、空中に火炎の花を咲かせることを研究させた。
概念さえ提案すれば、スクルドとミウは見事な花火技術を魔道で完成させてくれた。
それを世間にお披露目するのは、これが初めてだ。
いまは昼間だが、ミウほどの高位魔道士にかかれば、一瞬だけ一帯の空の明るさを暗くする魔道を並行させることもできる。実際にそうしている。
「たーまーやああ──」
ひゅるひゅると花火のもとが宙にあがるあいだに、ミウが叫んだ。
この世界に「玉屋」の言葉はないが、一郎がそういうものだと教えたら、スクルドもミウも、花火魔道の練習をするたびに、愉しそうに声をあげるようになった。
ど──ん。
ど、どどどーん──。
どーん。
一発ではない。
三発、四発という花火が束の間の空に連続で炸裂している。
一郎が調べた限り、おそらく、この大陸における本格的な最初の花火のお披露目のはずだ。
「うわあああっ」
「すげえええ」
「ほわあああ」
あちこちから感嘆の声があがる。
この瞬間は、見物の観客のみならず、行進の将兵まで視線を空にやっている。
なにしろ、史上最初の花火なのだ──。
「ううっ、うううっ」
一方で一際大きな呻き声が洩れた。
その瞬間、しゅっと一条の放水がエリカの股間から迸った。
ついに失禁したようだ。
「ああっ」
失禁をしながらエリカががっくりと項垂れている。
いまこの瞬間は、カモフラージュ・リングの効果が消滅して、エリカの裸身が観客から目の当たりになっているはずだが、ほぼ全員の視線はミウが連発している真昼の花火に釘付けである。
もしも、エリカの裸に気がついた者がいるとしても、花火の印象が強すぎて、そんなはずがないという大勢の声に押されて終わりだろう。
だが、当人のエリカだけは、自分がこれだけの醜態を晒していることはわかっている。
必死に身体を曲げて裸体を隠そうとしていた。
そのあいだも、ミウの花火は続いている。
「うううっ、ロウ様のばかあああ──」
やがて、やっと放尿が終わる。
エリカの足もとはおびただしいほどの尿の水たまりだ。
事前に示していたので、失禁が終わったところで、ミウは花火魔道をやめている。
「ありがとう、ミウ」
「は──い。いつでもです、ロウ様」
いつものように、ミウの明るくて元気な声が返ってくる。
一方で、エリカはこれだけの観客の前で失禁姿を晒したことで、意気消沈している。
花火があったので、おそらくエリカの醜態に気がついた者は皆無だとは思うが、大勢の群衆の前で惨めな失禁をしたことには違いないのだ。
「可愛かったぞ、エリカ」
「な、なにが……、んんんんっ」
一郎の言葉に、涙目で抗議しようとしたエリカの口を唇で塞ぐ。
わっという大歓声が沸き起こる。
花火が終わったので、群衆の視線が凱旋馬車の上に戻っている。
人々の視線にうつっているのは、さっきのガドニエルに続いての、エリカと一郎の口づけだろう。
ともかく、ガドニエルと並ぶ絶世の美しさもあり、ふたりの女王に並ぶエリカの存在は、このハロルドに集まった人々の記憶に残るに違いない。
「くっ、ううっ、ロ、ロウ殿──。わ、わたしも頼む。お、お尻を……。か、痒くて……ああっ」
そのとき、振り絞るような口調で、ほんの小さな声でイザベラが言った。
ついに、イザベラも屈服か……。
「わかった」
一郎は、粘性体の小片とともに、イザベラの身体に刺激を送り込んだ。
*
【花火】
花火の起源については諸説あるものの、一般的には古代から伝わる
現代に通じる華やかな花火が最初に記録されているのは、第一帝政の直前の諸公国時代の末期のハロンドール王国の最後の王となった女王イザベラの凱旋パレードである。
記録されているところによれば……。
(中略)
花火を上げる際に、「たまや」の掛け声が行われるようになったのも、同時代からではあるが、それがいかなる由来でよるものか、そもそも、「たまや」の言葉が花火といかなる関係にあるのかというのは、現代にも残る謎のひとつである。
ボルティモア著『万世大辞典』より(ここに再録した引用文はすべてスクルズ記念国際図書館から許可を受けて初版本から抜粋して採録したものである。)