【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】 作:ドン・ドナシアン
「服を脱いでもらおう」
寝室に入ってきたイザヤに対して、開口一番にアーサーは言った。
部屋の明かりは落としてあり、部屋に入ってきたイザヤの姿はぼんやりとした薄暗さの中に浮かんでいる。
寝酒でも口にしながらだんだんと気分を盛り上げていく算段だったのか、イザヤは侍女らしき女を随行させていて、酒盃らしきものを持たせている。ちょっとしたつまみも携行しているみたいだ。
しかし、身に着けているのは、スリップの薄物一枚だけだ。それにしても、やはり、美しい身体である。
部屋は暗いが、彼女の美しい肢体が十分にアーサーの視界に映っている。
とてもじゃないが、四十女の身体には見えない。
「おや、いきなりですの?」
イザヤがくすりと笑う。
「余分なやりとりは性に合わないのでな」
「なるほど、お噂どおりのお方ですね。機を見るに敏とは、まさに閣下のようなお方のことに違いありません……。では、それを置いてさがりなさい」
イザヤの言葉の後半は、一緒にやってきた侍女に告げた言葉だ。
侍女は寝室にあるテーブルに酒と肴の載った盆を置くと、無言のまま一礼をして部屋を出ていった。
アーサー側については、最初からひとりなので、これでイザヤとふたりきりだ。
もっとも、部屋の壁の向こうには、アーサー側の護衛も待機しているし、イザヤ側の侍女や護衛もいるだろう。彼らはなにかあれば、すぐに部屋に入って来れるようになっている。他人に聞かれながら情事をするのは、ちょっとばかり落ち着かないが、まあ、アーサーやイザヤのような立場であれば仕方ないだろう。
「では、果し合いを始めるか」
アーサーは、寝台の上に胡坐をかいていて、腰に掛け物をしていたが、それを剥ぎとる。
すでに股間は勃起していた。
寝台のそばまで来ていたイザヤがちょっとだけ、眉をあげるのがわかった。
人よりも大きい自慢の一物だ。
これを見ると、大抵の女は驚きとともに畏怖のような表情を見せる。
どうやら、百戦錬磨だと自負するイザヤもその限りのようだ。
可愛いものだ。
アーサーは口元を緩ませた。
「あら、果し合いと申されるのですか?」
イザヤが柔和に微笑みながら、両手を首の後ろに回して薄物の紐を解いた。
それだけで、簡単に脱ぐことができるようになっているらしく、イザヤが身に着けているものがばさりと足元に落ちる。
イザヤは、まったく下着を身に着けていなかった。イザヤは完全な裸身になった。
美しい身体だ。
淫魔の女王の二つ名のイザヤに相応しく淫靡で艶やかな肢体だと思った。
乳房は丸くて大きくぴんと先端が上を向いている。腰の括れは細く、薄い恥毛に隠れている股間は、アーサーと抱き合うという期待なのか、すでに濡れている感じだ。
アーサーはほくそ笑んだ。
「あなた方にとって、男女の性愛は果し合いだと言っていたではないか」
「デセオの風習です。あなた方は愛し合うという言葉をお使いになりますが、わたしたちにとって、性を交わすことは戦いです。どちらが主人で、どちらが奴隷化ということを決める決闘です。でも、アーサー閣下は、デセオの民ではございません。どうぞ、わたしとの情交をお愉しみください」
「いや、ならば、俺も果し合いのつもりで挑もう。充実した濃密な時間を約束しよう。俺との情愛は、あなたがこれまでに経験したどの相手との違うはずだからな」
「まあ、自信家ですのね」
「自信ではない。事実を口にしているだけだ」
デセオの風変わりな文化は承知しているが、所詮は男と女だ。
娼婦あがりの女といえども、性愛でアーサーが主導権を失うとは思えない。
そもそも、女というものは、閨では男に組み伏せられて屈服するようにできている。それに、アーサーも性は強い方だ。
淫魔の女王イザヤといえども、アーサーが引けを取るわけはない。
イザヤの手を取り、寝台の上にあげる。
胡坐の上に横抱きにして載せた。
イザヤの乳房の裾野から乳頭の先まで唾液を塗りつけるようにして、舌全体で舐めあげていく。
「あっ、ああっ……」
イザヤが艶めかしい声をあげて裸身をくねらせる。
すでに、イザヤの乳首は固く尖っていた。擦り合わせた股間からはねちゃねちゃという水音とともに、女の香しい匂いも漂ってくる。
随分と淫靡な体質のようだ。
あっという間に、これだけ欲情するとは……。
「気持ちよさそうだな」
アーサーはイザヤの乳房を片手で根元から絞り出すように揉みあげるとともに、尖った乳首の先を舌先で転がす。
また、もう一方の手をイザヤの太腿のあいだに入れ、ゆっくりと撫であげていく。
「ひあっ、あっ、あああ……」
イザヤはびくびくと身体を震わせ、切なそうな甘い声を放つ。
やっぱり、所詮は女だ。
こんなものか。
乳頭を口に含む。
抽送するように吸いあげる。
「ひあああっ、ああああっ」
イザヤが大きく身体を反り返らせた。
「たまらないか? 舌を出せ」
「は、はい……」
イザヤがとろんとした表情になって舌を出す。
アーサーは、イザヤの舌を包み込むように口に含むと、唇と唇を密着させた。舌を舌を絡ませ、唾液をすする。
「ああっ」
イザヤの身体が完全に脱力した。
さらに口づけを深くすると、イザヤが舌をアーサーの口の中に送り返してくる。
口が吸われ、きゅっとアーサーの舌が吸われ返す。
これは……?
びっくりした。
身体が内側から溶けていくような口づけだった。
怒張がぎゅっと疼き、全身が痺れてくるような……。
思わず声が出そうになる。
アーサーは、身を引き締めた。
かっとなったのだ。
たかが口づけだけで、アーサーがたじろぎを覚えるなど──。
力任せに口を吸う。
主導権を取り戻さねば……。
「んんっ、んんんっ」
イザヤが声を震わせて、アーサーに応える。
しばらくのあいだ、絶対に押し勝ってやると心を奮闘させつつ、アーサーはイザヤとの口づけを続けた。
「はあ、はあ、はあ……。ふ、ふふ、気持ちいいですわ……。口づけがこんなに気持ちよかったのは初めてです……」
唾液の糸を引きながら口を離すと、イザヤが息を喘がせながらにっこりと微笑んだ。
「そうだろう。これが本物の男の口づけだ。そして、あなたも女の顔になった。飾り気のない女の顔だ」
アーサーはイザヤの裸体を寝台に仰向けに横たえた。
股間に指を挿入する。
熱いくらいにイザヤの股の中は火照ってる。たっぷりの愛液でぬめっていて、そして、興奮しているのか、ぎゅうぎゅうとアーサーの指を強く締めつけてくる。
アーサーは、イザヤの膣の中の快感の場所を探して圧してやった。
「ああっ、いやっ」
「大した愛撫もしないのに、こんなにもしとどに濡れるとは驚いたな。デセオの女大公のイザヤ殿は随分と淫靡な体質のようだ」
アーサーは思わず笑った。
指の抽送を始める。
さらに空いている指でクリトリスを刺激してやった。
舌を再び乳房に這わせる。
「ああ、すてき──。あああっ」
イザヤが身体の下からアーサーの背中に手を回してきた。
しばらくのあいだ、アーサーは指を激しく抽送しながら愛撫を繰り返した。
「ああ。、もう、だめええ、いってしまいます。あああっ」
やがて、イザヤが狂おしく顔を左右に振りたてながら、感極まったような声をあげた。
そして、その言葉がきっかけになったように、がくがくと身体を痙攣させて、身体を突っ張らせた。
アーサーを抱く腕に力が入る。
「いくうっ」
イザヤが絶頂を極めたのがわかった。
こんなものか……。
偉そうな口をきいていたが所詮は女だな。
アーサーは安堵した。
「そろそろ欲しいものをやろうか」
アーサーはイザヤの両腿を抱きかかえた。
怒張の先端を股間にあてがい、ゆっくりと腰を沈めていく。
ずぶずぶとアーサーの大きな怒張がイザヤの女の中に沈んでいく。
「ああっ、ああああっ」
イザヤが白い喉をさらして、艶めかしい声をあげて啼く。
一方で、アーサーもまた愉悦に染まりかけている。イザヤの股間が気持ちいいのだ。アーサーの怒張の先が、イザヤの花芯の最奥に到達したのがわかった。
引き戻す。
だが、怒張の先端から根元までをじわじわと膣肉に揉まれる快感がたまらない。
律動を始める。
愉悦がさらに拡大する。
アーサーは、快感にのめり込むことが女に負けることに繋がる気がして、懸命に快感を押しとどめた。
負けるのは気に入らない。
戦でも、政争でも、情交でもだ──。
アーサーの人生に負けなどあり得ない──。
「ああ、あはああ、気持ちいい──」
イザヤがまたもや感極まった声をあげる。
アーサーは気をよくした。
男の自分が女よりも快感に喘ぐなどあってはならないことなので、イザヤが切羽詰まった状態に追い詰められているということが確認できると、アーサーにも安堵の気持ちが込みあがる。
「いい声だ。俺の怒張は堪らないだろう──?」
抽送を激しくしながら、イザヤの顔を覗き込むようにしてアーサーは訊ねた。
「ああ、はいっ、はいいっ」
「そうだ。女は素直であることだ──。次にいきたいときには声を掛けろ。一緒に達してやろう」
激しく律動しながらアーサーは言った。
本当はイザヤの股間が気持ちよくて、もう達してしまいそうなのだ。
だが、それを余裕ある口調で隠している。
「すぐいきます──。いぐううう──」
イザヤがいつの間にか汗にまみれている顔を振りたてて叫んだ。
「いくがいい──」
アーサーは怒張の先端でイザヤの子宮をがんがんと突く。
「あっはあああ──」
イザヤが全身を痙攣させて断末魔の悲鳴を迸らせる。
「ううむっ」
アーサーもまた、唸り声とともに精を放った。
熱い精の迸りをイザヤの女の中に注ぎ込む。
イザヤの裸身が艶めかしく弛緩した。
「イザヤ大公、これが本物の男だ──」
アーサーはイザヤの中から男根を抜きながら笑った。
「は、はい……」
イザヤが荒い息をしながら、呆けたような表情で二度三度と大きく顔を頷かせた。
アーサーは満足した。
「じゃあ、続きだ」
アーサーは、イザヤの身体を裏返しにする。
腰を上にあげさせる恰好にして、尻側から男根の先で刺激した。
すでに、アーサーの股間は勃起を取り戻している。
「えっ、まだ?」
イザヤは驚いたみたいだ。
「俺が一度で満足する男だと思っているのか? 本物の男だと告げたはずだが?」
達したばかりのイザヤの股間は十分に濡れている。
アーサーは後ろから亀頭を花口にあてがい、ずぶずぶと怒張を挿し貫かせた。