【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】 作:ドン・ドナシアン
「どうか、わたしを犯して、性奴隷にしてください。この通りです」
目の前のアドリーヌが全裸で土下座をしている。
一郎は、頭を掻きながら、寝台を椅子代わりにして座り込んだ。
まだ、全員ではないが、令夫人クラスの年齢の女たちを十人ほど、アドリーヌを含めた令嬢クラスの若い女たちの十人ほどに対して、きつい折檻のようなことをして翻意を促してみた。
淫魔術で心を縛るのは簡単だ。いくらでも心を縛りつけられる。
だが、無理矢理に押しつけるのは、やはりどうしても躊躇があった。
だから、ぎりぎりまで説得のすえ、ほんのちょっとでも逡巡を示せば、性奴隷の刻みをやめようと思ったのだ。
そのため、手酷く扱って心変わりをするように仕向けた。
しかし、結果として、いまのところ、誰ひとりとして心を翻した者は出ていない。アドリーヌだけでなく、まだ処女である令嬢たちについては、特にほかの選択肢があることを強調してみたし、事実は異なるが、多くの性奴隷の辞退者がいることも示唆してみた。
集団心理はある種の興奮状態であり、操心の効果も生む。だが、得てして、ひとりになる時間があれば冷静さを取り戻せるし、誰か心変わりをしたと伝えれば、それでしがらみの垣根もなくなるものなのだ。
だが、その結果は、目の前のアドリーヌとほぼ同様だ。
全員がこのまま性奴隷にして欲しいと言ってきた。心変わりの者はまだない。
しかも、これまでに確認しようとした女たちの全員に口づけをして唾液を注ぎ込んでもみている。
精液ほどではないが、一郎の唾液にも淫魔術を刻む効果がある。刻んでしまえば、ある程度の身体の操りもできるので、支配を及ぼさないように気をつけながら、スクルドの施した魔道洗脳や言霊による支配を消滅させるように処置した。
アドリーヌにも二度やったので、そっちの影響はないはずだ。
しかし、アドリーヌの意思に変化はない。
冷静な判断ができるはずなのだが……。
まあ、令夫人のクラスについては、一郎に性支配されることで見た目の若返りをしたフラントワーズを目の当たりにしているので、言霊の影響を排除したところで、性支配を望む意思に変化を示す者が少ないのではないかとは予想した。
そのとおり、全員が性支配を希望した。
処女組はまだだが、そうではない令夫人たちについては、亜空間術も使って抱き、精を注ぎもしたので、フラントワーズと同じように若返っている。
令嬢組と見た目の区別がほとんどなくなった者もいて、それを見たほかの女たちまで興奮して、いま大騒ぎの状況だ。
しかし、そのような見た目の恩恵のない令嬢たちまで、翻意がないというのは意外でもあった。
「もしも、自分たちには、もうほかの選択肢がないとか思い込んでいるなら、握った権力の限りを尽くして、アドリーヌの立場を守る。俺の女になる以外の選択もあるぞ。もう少し考えてみたらどうだ?」
一郎は諭すように言った。
だが、これが最後だ。
これで、ほんの少しの躊躇も示さなかったら、アドリーヌも性奴隷にする。
一郎は決めた。
「その必要はありません。わたしは天道様の性奴隷になることを望みます」
アドリーヌが床に頭をつけたままはっきりと言った。
貴族少女らしい綺麗な身体だ。
奴隷宮で監禁されていたあいだも、鞭打ちもされたが、傷のようなものは、その日のうちに回復もされていたという。
そのあたりは、リリスと改名させたサキも手酷くはあつかっていない。食事の制限もなく、お互いに身体のケアもし合ったということであり、髪も肌もつやつやしている。
「わかった。顔をあげろ」
「はい」
アドリーヌが顔をあげる。
また、アドリーヌは両腕を背中に回して、正座のまま胸を突き出すような恰好になった。さっき、気儘で口にした“奴隷の姿勢のその二”というのをしっかりと覚えているようだ。
改めて、アドリーヌを見る。
貴族少女らしい美しい身体だと思った。
乳房も大きくもなく、小さくもなく、形よく丸い。乳首は小さい。そして、勃起している。興奮していると口にしたのも嘘ではないみたいだ。
まだ、処女……。
赤組筆頭というが、魔眼でステータスを観察する限り、令嬢たちの中では群を抜いて頭もいいのがわかる。
地力があるので、一郎の精を受けることで、かなりの能力向上があるとは思う。ちょっと愉しみではある。
また、いずれにしても、これ以上の躊躇も、試しも、もうアドリーヌには失礼だろう。
一郎はアドリーヌを性支配する決断をした。
立ちあがる。
縄を二重にして、背中で重ねられているアドリーヌの両手首に巻きつけていく。そして、縄を前に回して、乳房を絞り出すように上下に縄をかけていく。
「んっ」
肌に縄が喰い込む刺激に、アドリーヌが甘い息を吐いた。
さっきもそうだったが、アドリーヌは緊縛されるのが好きなようだ。最初からそういう素質があったのか、それとも奴隷宮での日々でそうなったのか……。
「なにを喋ってもいい。訊ねてもいい。さっきまでの命令は解除だ。そして、アドリーヌを犯す。もう試しもなし。抱いて、精を注ぐ。それにより、アドリーヌは俺の性奴隷になる」
一郎は後手縛りに緊縛したアドリーヌを横抱きにした。
寝台に運んでいく。
「あ、ありがとうございます」
アドリーヌが感極まった声をあげた。
目に涙を浮かべている。
そんなに嬉しいことか?
一郎は苦笑した。
アドリーヌを寝台におろす。
「腰を落としたまま脚を前に出すんだ」
一郎は新しい縄を収納術で出した。
「こ、こうでしょうか」
アドリーヌが前に脚を伸ばす。
「そうだな。素敵な恰好で処女を奪ってやろう。俺の趣味だ。諦めろ」
一郎はアドリーヌの右足を曲げさせると、膝の少し上の腿に縄をかけて二巻きした。さらに、その縄尻を後手縛りの右脇に通すと、膝が胸に密着するほどに引き絞ってから縄留めをする。
さらに、左足も同じようにした。
いわゆる、“M字縛り”だ。
この世界には、“M”という文字はないので、「蛙縛り」と一郎は呼んでいる。
「あんっ」
そのまま仰向けに倒して、アドリーヌがまだ処女の股間を隠しようもなく露わに晒される格好にしてやる
覚悟した性奴隷候補とはいえ、さすがに恥ずかしいのだろう。
アドリーヌが縛られている脚をもがかせるとともに、全身を真っ赤にした。
それにしても、アドリーヌの股間は、本人の言葉じゃないが、ぬれぬれのびしょびしょだ。
アドリーヌがこれまでの一連の責めだけで、完全に欲情していることは明らかである。
「俺の性奴隷になるにあたって、最初に言っておく。隷属はするが、おそらく、それを使って行動を縛ることはないだろう。俺の気儘には従わなくていいし、嫌がっていい。心は自由だ。もっとも、嫌がっても、こうやって無理矢理に従わせるだろうけどね。自由なのは心だけだ。行動は自由にはならない」
一郎はアドリーヌの開脚している脚のあいだに胡坐をかいて座る。まだ服は着ている。
相手が服を身に着けているのに、自分については全裸だというのも、女には被虐酔いを与えるものだ。被虐癖の強い女ほどそうなる。
目の前のアドリーヌの股間からも、こうやって見ていると、どんどんと愛液があふれてきている。
「あ、あんまり見ないで……。あっ、いえ、申し訳ありません……」
羞恥に耐えらなくなっているのか、アドリーヌが哀願するような言葉を口にしてから、すぐに謝った。
一郎は微笑んだ。
「性奴隷だから拒否をしてはいけないということはない。さっきも言ったが、いくらでも拒否していい。まあ、その結果、許されるかどうかは別だけどな」
一郎は笑い声をあげた。
「は、はい」
真っ赤な顔のアドリーヌが小さく頷く。
「ただし、これだけは命令だ。すべてを正直に口にすること。どんなことでも隠すな。わかったな?」
「わ、わかりました。なんでも正直に口にします……」
「いい子だ。ところで、こんな格好になって恥ずかしいか? それとも、お前たち天道教の教徒はなにをされても満足か?」
一郎はちょっと意地悪を言ってみた。
アドリーヌは赤い顔のまま小さく首を振る。
「は、恥ずかしいです。とても……」
躊躇いのようなものも感じたけど、アドリーヌは一郎の言葉を受けて、正直な心を伝えてきたみたいだ。
いい傾向だ。
「そうだろうな。なにしろ、おまんこどころか、お尻の穴まで丸見えだしな」
「ああ、そんなこと言わないください、天道様。恥ずかしくて死んでしまいそうです」
わざと羞恥を誘うような言葉を使ってみると、アドリーヌは完全に狼狽した表情になる。
一郎は嗜虐心を満足させつつ、アドリーヌを見下ろしながら、ゆっくりと服を脱いでいった。
やがて、下着一枚になったところで、アドリーヌの秘所を覗き込むような体勢になった。鼻を股間に密着するほどに近づける。
「匂うな。二回も小便を漏らした股が臭いぞ」
揶揄いの言葉を口にする。
アドリーヌがはっとしたように暴れだす。
「ああ、許して──。恥ずかしいです。身体を洗わせてください──。お願いです、天道様」
アドリーヌが必死に開脚させられている二肢を閉じ合わせようとする。もちろん、緊縛の縄はそれをアドリーヌに許さない。
一郎はそれを軽く片手で押える。
アドリーヌはたったそれだけで、抵抗を封じられてしまう。
「必要ない。俺が小便の汚れを洗ってやろう」
一郎は舌をアドリーヌのお尻の穴に当てると、そこから蟻の門渡りを通過して、肉溝からクリトリスにかけて、ゆっくりと舐めあげる。
まだ性経験のないアドリーヌだが、股間は赤いもやの淫らな弱点でいっぱいだ。
一郎はその全部を舐めとるように、舌で刺激してやった。
「ひああああ──。ああああああ──」
アドリーヌが刃物にでも刺されたかのような嬌声をあげた。そのM字に緊縛された裸身が限界まで反り返る。
「大人しくしろ。これが俺の性奴隷になるということだ。それを身体に覚えさせてやろう」
一郎は二度、三度、四度とゆっくりと舌を股間に這わせていく。
お尻の穴からクリトリスに……。
そして、クリトリスを舌先でくすぐり、再びお尻の穴に向かって……。
これを繰り返す。
「あああ、あああっ、だ、だめえええ──。て、天道様ああ、だめえええ──」
六往復目くらいのときに、ついにアドリーヌががくがくと身体を痙攣させ始めた。
快感値も“10”を切り、一気に“0”に近づく。
絶頂するようだ。
「我慢するんだ。それが調教だ。声を出すことは許すが、声を出さないようにするんだ。感じてしまっていいが、できるだけ限界まで気をやるのを我慢しろ」
一郎は唾液と愛液でべとべとになっているアドリーヌの股間から顔をあげて言った。
がくがくと震えていたアドリーヌの身体が緊張するのがわかった。
「あああっ、は、はいいい──。ア、アドリーヌは、が、我慢します──。げ、限界まで、ああああああっ」
アドリーヌがそう叫び、身体を強張らせたのがわかった。
このまま絶頂させるのもいいし、ぎりぎりでやめて耐えさせるのもいい。どうしようかと思ったが、アドリーヌが声も快感にも抗おうとして、口を引き結んだのを見て、自分で寸止めをさせることにした。
何度も絶頂を我慢すると、それを破られてついに絶頂したときの快感の度合いが極大になる。
それに合わせて処女膜を破ってもいいかなと思った。
アドリーヌの身体もその方が楽だろう。
舌舐めの速度を落とす。
それでも、少しでも気を緩めれば、たちまちに弾けてしまうような快感のはずだ。それに耐えさせる。
一郎は舌舐めを続ける。
「んんんんっ」
アドリーヌが固く歯を喰いしばっている顔を激しく左右に振っている。
すでに痙攣が止まらなくなっている。
快感値は“2”から“1”のところを前後していた。
これは苦しいだろう。
強制的に寸止めにして、絶頂できなくすることもできるが、いまは、自分自身で寸止めをさせている。
思ったよりも耐えているので、一郎もちょっと感心してきた。
舌責めを続ける。
「て、天道様ああ──。も、もう、だめええ──。もうだめですうう。許可を──。絶頂をお許しくださいいい──。て、天道様ああ──」
やがて、アドリーヌが顔をのけぞらして叫んだ。
一郎は笑いながら顔をあげた。
「天道様か……。まあ、そう呼ぶことは許したから咎めはしないけど。俺はお前たちの思う神様じゃない。わかっているか? こうやって、女を責めていたぶるのが大好きな好色者だ」
一郎は自虐的に笑った。
そして、再び舌責めの態勢に戻るために、顔をアドリーヌの股間に伏せる。
舌を動かす。
「は、はいっ。て、天道様は、ほ、本当は天道様じゃなくて……。あああっ──。も、もっとすごいもの……。た、多分──」
アドリーヌが逆上したように叫ぶ。
いまや、アドリーヌの秘裂から垂れ流れている蜜の量はすごいものだ。
一郎が赤いもやを舌で舐め続けているので、ぷしゅっぷしゅっと小さく噴き出るようにもなってきている。
「多分、なんだ?」
アドリーヌがなにを叫んでいるのかわからない。
まあ、本人もわかってないだろう。
ずっと続いている寸止め状態で完全に追い詰められているに違いない。
訊ね返したのは、ほんの気まぐれだ。
「た、多分、天道様は、で、伝承の、い、淫魔師様──。淫魔師様に違いないと思います──。ひいいいいいっ」
アドリーヌが叫んだ。
一郎は仰天した。