※この作品はR-18です。

【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】   作:ドン・ドナシアン

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940 筆頭赤組令嬢の破瓜

「くはっ、あああっ」

 

 アドリーヌは、執拗に天道様から耳を舐められ続け、何度目かの絶頂に向かって、まるで腹を上にして裏返った蛙のように緊縛されている裸身をのけぞらせた。

 耳なんかで達するなど、とても信じられるものではなかったが、天道様の愛撫はこれまでに奴隷宮で修行した性奴隷の訓練など児戯にしか過ぎなかったと思うほどの、凄まじいものだった。

 全身のどこを責められても、とてつもない快感がそこから全身に迸って拡がる。

 それを繰り返していた。

 

「耳も敏感か? ほかにも手をつけたが、天道教の教徒たちは誰も彼も敏感だ。まるで全身が性器のように磨きあげられている」

 

 天道様がまたもやぎりぎりのところで、耳から舌を離した。

 そして、今度は首筋から肩にかけてに、指先で弱い愛撫を加えてくる。

 

 我慢しろを命じられたにも関わらず、まったく天道様の愛撫に耐えることができなかったアドリーヌだったが、続けざまに三回絶頂させられたところで、天道様はアドリーヌへの責めを一転させてきた。

 すなわち、ぎりぎりのところまで責めては、アドリーヌに絶頂をさせずに愛撫を中断し、すぐにほかの場所を責めてはまたやめるということを始めたのだ。

 アドリーヌは、それですっかりと追い詰められてしまっていた。

 

「あああっ、はあああっ」

 

 天道様の指が肩から乳房の周りに動く。

 繰り返されている天道様の焦らし責めによる全身の疼きに苦悶しているアドリーヌは堪らず、緊縛されている身体を必死に動かして、胸を天道様の手に押し付けようとした。

 だが、その気持ちを裏切るように、天道様は指をアドリーヌの胸から遠ざけてしまう。

 指は脇腹から腰の括れ辺りだ。

 

「あんっ、いやんっ」

 

 無念な気持ちをを声に出してしまったが、それでも、天道様の指は気持ちいい。天道様が触れている脇腹付近から、身体の芯まで届くような愉悦が拡がる。

 

「ふあああっ」

 

 アドリーヌは、顔をのけぞらせて深い嘆息を洩らした。

 

「ところで、さっきは面白いクロノス伝承のことを教わったけど、アドリーヌは随分と勉強家なんだな。博識だ。多分、たくさん勉強したんだろうな。とりあえず、アドリーヌは、幾人かと一緒に、アネルザについてもらうぞ。いま実質的に王宮の実業務を動かしているのは、元王妃のアネルザだ。アドリーヌも学ぶことが多いだろう。その知識を実務に生かすんだ」

 

 すると、天道様が急に指の矛先を変えて、興奮で張りつめている乳房の裾野を円を描くように這いあげてきた。

 また、そうかと思うと、完全に勃起している先端をぎゅっと捻り抓った、

 

「あふうっ」

 

 痛みもあったが、それよりも快感が強かった。

 アドリーヌは、縛られている上体を波打たせて、あられもない声を放っていた。

 だが、それよりも、天道様の言葉だ。

 実家に弟が生まれるまでは、アドリーヌが伯爵家の後継者候補だったので勉強もしたし、政務業務についても学んだ。それは愉しいことだった。しかし、男子である弟が生まれたことでアドリーヌは、突然に後継者教育を中止させられ、政略結婚のための行動を求められることになった。正直、あの努力を無にされた気がして寂しかったのを思い出す。

 だから、天道様がアドリーヌの努力や身に着けた知識を褒めてくれたのは、それが報われたようで嬉しかった。

 

「あ、ありがとうございます。が、頑張りま……。ひあああっ」

 

 喘ぎ声の間隙を縫って、感謝の言葉を伝えようとするのだが、天道様はそれ許してくれない。

 指が動いている側とは反対の乳房の先端を天道様が口に咥えたのだ。

 信じられないくらいの愉悦が衝撃となって全身に流れわたる。

 

「あふうううっ」

 

 あっという間にアドリーヌは快感の臨界点に達した。

 今度こそ、いく──。

 アドリーヌは全身ががくがくと震わせて、飛翔していく絶頂感に身を委ねようとした。

 

「はんっ、あっ」

 

 しかし、またもや天道様は口を離して刺激をとめてしまった。反対側の乳房を悪戯していた指も話された。

 大きな焦燥感がアドリーヌを包み込んだ。

 

「すっかりと雌の顔になったな、アドリーヌ。ところで、奴隷宮ではどんなことを覚えたんだ? 折角だから教えてくれるか?」

 

 天道様が開脚させらているアドリーヌの内腿にすっと手を置く。

 しかし、動かしてはくれない。

 癒されない疼きがアドリーヌを追い詰めていくみたいだった。

 荒くなる息を整えつつ、一度歯を喰いしばってから口を開く。

 

「て、天道様を……お悦びさせることを……。舌でご奉仕したり……。そ、それと、うんといやらしくふるまって……天道様を……お誘いすることとか……。あとは、被虐を快感に変える練習や……身体の感度を高めることとかでしょうか……」

 

 思い出しながら言った。

 あの頃はまるで頭に霞でもかかっているかのように、そんな破廉恥な調教に熱中していて、いまにしてみれば、かなり常軌を逸していたふるまいだったかもしれない。

 ただ、天道様は、言霊で洗脳状態にあったのだと口にされたものの、頭の霞がなくなったいまでも、別段に後悔する気持ちはまったくない。

 ロウ様を天道様だと思う熱狂は冷めないし、ロウ様がただの人間であっても、アドリーヌたちの信仰心はまったく損なうこともない。

 不可思議なことだが、それがアドリーヌたちの本心だ。

 

 天道様に仕えたい──。

 しつけられたい──。

 天道様の性奴隷として手酷く調教して欲しい──。

 

 それはアドリーヌの偽りのない気持ちだった。

 

「ははは、そうか……。じゅあ、いやらしくお強請りしてみろ。これだけたっぷりと前戯をすれば、潤滑油としては十二分だ。破瓜の痛みも最小だろう。俺の女にしてやろう」

 

 天道様がアドリーヌの顎を持ってしゃくる。

 口づけをされた。

 いよいよ天道様の女になる──。

 それだけで、またもやいきそうになる。

 身体がかっと熱くなった。

 天道様の唇が離れていく。

 

「はあ、はあ、はあ……。て、天道様……、アドリーヌを犯してください……」

 

「愛してではなくて、犯してか?」

 

 天道様がアドリーヌの裸身を眺めつつ愉しそうに笑った。

 アドリーヌは頷いた。

 

「愛していただくことは望みません。ただ、わたしたちが天道様を愛するのみです……。アドリーヌを好きなように犯してください。凌辱を……」

 

「俺とやりたいんだろう? 股をそんなに濡れ濡れにして、犯してもないものだ。やりたいならやりたいと言え。お前のやりたいことを正直に言うんだ。嘘をつかないことは命令したな」

 

「は、はい──。し、したいです。さ、さっきのは間違いです。天道様の好きなようにではなく……。いえ、好きなように扱われたいのですが、わたしがそうされたいのです。天道様に犯されたいです。お願いでございます」

 

「もっとはっきりと言え。なにをしたい?」

 

「あ、あれを……」

 

「あれじゃわからん。貴族令嬢としての慎みなど捨てろ。もっと赤裸々に言え──」

 

 天道様が強い口調で言った。そして、太腿に置いていた手をアドリーヌの股間に移動させた。

 クリトリスの周りを軽く刺激される。

 

「ふあああっ、セ、セックスです──。セックスをお願いします。お、犯して……」

 

「赤裸々だと言ったぞ。セックスとはなんだ。お前のどこに、俺はなにをすればいいんだ?」

 

 触れるか触れないかの指の刺激が股間に続けられる。

 アドリーヌは腰を揺すって、さらに汁を股間から噴き出させた。

 

「ああんっ、ア、アドリーヌの……お、おまんこを……て、天道様のお、おちんぽで貫いて──」

 

 淫らな言葉を口にすることは恥ずかしいし、屈辱的だ。

 だが、そういう言葉を使うことも天道様を悦ばせると、そういえば、奴隷宮で習ったことを思いだした。

 赤組全員が並ばされて、代わりばんこに卑猥な言葉を叫ばされるということもやった。あまり卑猥でないと調教官から鞭打たれたり、媚薬塗布放置の懲罰があったりするので、みんなで必死に恥ずかしい言葉を考えて叫んだものだった。

 いまになってみると、懐かしさすら感じる。

 

「よく言った」

 

 天道様が縄で開脚緊縛されているアドリーヌの身体を腰近くに引き寄せた。

 その股間にそり勃っている怒張がアドリーヌのびっしょりと濡れている肉の狭間に擦りつけられる。

 待ちに待った瞬間だ──。

 アドリーヌの胎内は期待と欲望が切ないほどに疼いている。

 破瓜の恐怖はまったくなかった。

 さっきの天道様の言葉ではないが、アドリーヌのために丁寧で執拗な前戯をしてくれたおかげだろう。

 とにかく、もうアドリーヌは欲しくて欲しくて堪らなかった。

 その天道様の怒張がアドリーヌの中に貫いてきた。

 

「あぐううっ」

 

 股間を刃物で切り付けられたような痛みが走る。

 しかし、それは一瞬だけだ。

 天道様の怒張が膣内の粘膜を押し広げつつ擦るときの気持ちよさが、すぐに痛みを覆い尽くす。

 あっという間に奥深いところまで、天道様の男根の先が届いたのがわかった。

 突き抜ける快感の波が全身を襲う。

 それと同時に、しばらく焦らし責めにされていた欲望がアドリーヌの全身を揉み抜く。

 

 途方もない快感──。

 これが天道様との交わり──。

 想像を絶する甘美感──。

 

 いまのいままで、アドリーヌは天道様に奉仕するのが自分たちの役割と思っていた。

 だが、それは間違いだった。

 奉仕されるのはアドリーヌたちの側だ──。

 なんという気持ちよさ──。

 

「あああっ、ぎ、ぎもちいいでずうう──」

 

 胎内の奥の奥をぐりぐりと押されて、アドリーヌは緊縛されている身体を弓なりにして叫んでいた。

 天道様がアドリーヌを貫かせたまま、しっかりと抱きしめてくれる。

 それでさらに快感が飛翔した。

 

「処女でそれだけ感じれば、淫乱の素質は十分だ。いい性奴隷になるぞ」

 

 天道様が笑ったような気がする。

 そして、じっとアドリーヌの中に性器を挿入したまま動かない。

 多分、処女だったアドリーヌを気遣っているのとは思うが、アドリーヌは首を横に振った。

 

「て、天道様──。どうか、動いてください──。て、天道様がき、気持ちよくなって──。わ、わたしのことは痛くしてかまいません──。た、多分、痛いのも天道様に与えられるなら、快感になります──」

 

 アドリーヌは声をあげた。

 

「わかった。確かにそんな感じだな。じゃあ、遠慮はなしだ。覚悟しろ。アドリーヌが口にしたことだ」

 

 天道様が律動を開始した。

 痛みはある──。

 でも、気持ちいい──。

 一打ごとに、アドリーヌの身体が変わっていくのがわかる。

 

「あん、あん、あんっ」

 

 アドリーヌは声をあげていた。

 おそらく、もうすぐ精を注がれる──。

 いよいよ、支配されるのだ──。

 天道様に──。

 そして、まずはアドリーヌの限界突破がやってきた。

 

「あぐうううう、ああああああっ」

 

 生まれてから、一度も張りあげたこともないような獣のような咆哮をあげていた。

 もう痛みはない。

 凄まじい喜悦が身体に響きわたる。

 天道様は、アドリーヌの狭い膣をほぐすように、一打一打の挿入の角度を変化もさせている。それもまた気持ちいい。

 あっという間に、アドリーヌは追い詰められた。

 

「ああああっ、いぎまずううう」

 

 身体がばらばらになるかのような強烈なオルガニズムが襲い掛かった。

 

 これが天道様との性愛──。

 

 アドリーヌは頭が真っ白になるほどの快感に包まれていった。

 突き抜けた──。

 アドリーヌは全身を激しく痙攣させて、身体を突っ張らせた。

 

「これで、お前は俺の女だ──」

 

 天道様が腰を動かしながら言った。

 さらに強く抱きしめられる。

 絶頂を極めたばかりのアドリーヌの身体が、さらに高みに飛翔させられた。

 

「ひゃああああ、あああああ」

 

 アドリーヌはがくがくと身体を震わせた。

 その絶頂に合わせて、天道様が精を注いだのがわかった。

 凄まじい快感──。

 

 なにかが変わる──。

 

 それがわかる。

 

 アドリーヌはいつまでもとまらない痙攣に襲われた。

 股間からなにかが迸る──。

 

 気持ちいい──。

 

 しかし、頭にあったのはそれだけだ。

 

 アドリーヌは、薄れていく意識にすべてを委ねた。

 

 

 *

 

 

「ほら、起きろ」

 

 歩く頬を叩かれた。

 眼を開ける。

 呆れたような表情の天道様の顔が間近にあった。

 

「あっ、わ、わたし……」

 

 はっとした。

 どうやら、気を失っていたのか?

 脚の縄はなくなっている。ただし、両腕は背中で後手縛りのままだ。

 とにかく、全身が怠くて身体が動かない。

 アドリーヌは呆けたたまま、ぼんやりと天道様を見つめた。

 

「性のない奴だなあ。見てみろ。お前は俺に犯されながら、おしっこを洩らしたんだ。ベアトリーチェだけでなく、お前たち全員を改めて、失禁調教させた方がいいか? 三日ほど、小便を我慢する調教だ」

 

 天道様に抱きあげられた。

 寝台にお尻をつけて、横に座らせられる。

 大きな水分の染みが寝台に拡がっていた。

 アドリーヌは目を丸くした。

 

「えっ、わたし、粗相を?」

 

 びっくりした。

 一気に覚醒する。

 

「派手にな」

 

 天道様は苦笑している。

 そして、見ると、まだそそり勃っている天道様の男根の周りも、びしょびしょだ。

 これは汗や愛液などではない。

 アドリーヌのおしっこだろう。

 はっとなる。

 

「ああ、申し訳ありません──。す、すぐに掃除を……。舌で掃除します。だから、粗相をお許しを……」

 

 慌てて、顔を天道様の腰の前に動かそうとした。

 しかし、それを天道様に制せられた。

 天道様は笑っている。

 

「いや、それはいい。よくあることだからな。だけど、粗相には罰だ。それは性奴隷の決まりだ。破瓜をしたばかりのアドリーヌだか、罰としてアナルセックスを覚えてもらおう。全員にはアナル調教はしないが、アドリーヌにはアナルも調教だ。大丈夫だ。それだけいやらしい身体をしていれば、アナルも第二の性器になる。間違いない」

 

 天道様がアドリーヌを膝を立てて天道様に向かってお尻を向けるような格好にさせた。

 お尻を天道様に犯されるのか?

 羞恥が襲うが、同時に興奮もしてしまった。

 ぞくぞくとした疼きがまたもや身体を席捲する。

 

「あ、あの……」

 

 とりあえず、アドリーヌは天道様になにかを告げようとは思うのだが、激しい絶頂後の余韻もあって、うまく言葉にできない。

 すると、アドリーヌの尻たぶを横から支えるようにして、天道様はいきなり、アドリーヌのお尻に指を入れてきた。

 なにかを指に塗っているのか、なんの抵抗もなく簡単に天道様の指が根元まで入ってしまったのがわかった。

 しかも、お尻の中で指を曲げられて、くすぐるように動かされる。

 

「ひゃん、ひゃあああ」

 

 アドリーヌは膝立ちでうつぶせている身体を跳ねあげそうになった。

 お尻から凄まじい快感が駆けあがったからだ。

 

「じっとしてるんだ。といっても、もうすぐのたうち回ることになるけどね。潤滑油として、強い掻痒剤を使った。すぐに強い痒みが襲い掛かってくると思う。それと、しばらくのあいだ、お尻の中の感覚をクリトリスに繋げてやろう。これを身体と頭が覚えてしまうと、俺の術を解除しても、もうお尻の快感から逃げられない。尻奴隷アドリーヌの誕生というわけだ」

 

 天道様がアドリーヌのお尻を弄りながら笑った。

 喋ったことの半分も意味がわからない。

 しかし、すぐに強い痒みが襲いかかってきた。アドリーヌは身体を硬直させた。

 ほんの少しも我慢できないような痒みだった。

 

「あっ、な、なんでしょうこれ──」

 

 悲鳴をあげた。

 奴隷宮でも痒み調教は受けたことがあるが、これは桁違いの痒さだ。

 

「始まったか? じゃあ、お預けだ」

 

 挿入されている天道様の指を千切らんばかりにお尻で締めつけたのだが、あっさりと天道様は指を抜いてしまった。

 

「ああ、痒いです。お願いします。お尻をどうにかしてください」

 

 アドリーヌは哀願した。

 だが、天道様はアドリーヌの身体を押えるだけだ。まるで触ろうとする気配もない。

 

「慌てるな。もう仮想空間に入ったから時間はたっぷりある。お尻のクリトリス化の施術もしてやろうな。解放されたときには、誰よりも感じる尻穴に開発が終わるということだ」

 

 天道様が声をあげて笑った。

 やはり、意味はわからない。

 ただ、自分が天道様によって、さらに淫靡な身体に作り替えられようとしているのだけは理解できた。

 それは恐ろしくもあり、そして、とてもわくわくする悦びのようにも感じた。

 

 だが、それはともかく、お尻の穴が痒い──。

 

「あああ、我慢できません。お尻の奥を触ってください──。お願いです。掻いて──」

 

 アドリーヌは泣き叫んだ。

 

「慌てるなと言ったぞ。そもそも、これが調教だ。我慢しろ」

 

 膝の下に粘性体のようなものが拡がり、アドリーヌの脚を寝台に密着させる。

 アドリーヌはあまりのお尻の痒さに、がちがちと歯を噛み鳴らすしかなかった。

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