【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】 作:ドン・ドナシアン
模擬戦があっという間に終わったことで、一郎はショーンにひとつの丘を拠るように指示した。そして、それをラスカリーナが攻撃するという想定で、二回戦目を急遽実施させることにした。
しかも、三千で防御するショーン隊に対して、ラスカリーナが一千とした。さらにシャングリアとベアトリーチェのそれぞれの騎馬隊も使わないこととさせた。
とにかく、今日の模擬戦の目的は、王軍の重鎮であり、将兵への影響力も高い老将のショーンを完膚なきまでにラスカリーナに叩きのめさせ、ラスカリーナという女将をショーンに認めさせることだ。
なんの功績もないラスカリーナをいきなり王軍の頂点に採用すれば、反撥が生じることはわかっていた。
だから、ラスカリーナの実力をこれでもかというほどに見せつける必要があるのだ。
それこそ、ショーンが納得するまで模擬戦も繰り返させる腹積もりもある。
「わたしは、戦いには素人だけど、三千で守る陣を一千で突破できたりするのかい?」
アネルザだ。
一郎は肩を竦めた。
「どうかな。ラスカリーナには、負けたりしたら、淫靡な罰を与えると告げているからな。一生懸命に用兵をしてくれるさ。一般的には、三倍の兵力で防御をする陣など攻撃などできないよ」
一縷はうそぶいた。
「ふふふ、だったら、ラスカリーナ様たちが勝てば、今日はお許しになるんですね。それは、むしろ、ご褒美じゃなくて、罰かも。なんだかんだで、ご主人様の女になった者は、全員がご主人様に苛められたいんですから」
コゼが横で笑う。
「いや、そのときには、淫靡なご褒美だと言っている」
「結局、勝っても負けても、お前の調教が待っているのかい」
アネルザが声をあげて笑った。
やがて、準備が整ったという連絡がそれぞれから送られたので、合図の花火をあげさせて、二回戦目を開始させた。
すぐに、ラスカリーナ隊が攻撃を開始した。
正面攻撃だ。
そして、あっさりとショーンの陣を崩してしまった。またもや、ラスカリーナ隊の勝利だ。
「スクルド、ショーンに、もう一度やるかと通信球を送ってくれ」
一郎は言った。
まだ、陽が落ちるまでにはかなりある。
やろうと思えば、もう一戦も可能だろう。「やる」と応じれば、まだ納得していないということだ。「やらない」と返ってくれば、ラスカリーナが上に立つことを老将ショーンが認めるということだ。
どちらでもいい。
また、それぞれの隊には、通信球のやりとりができるように、初級魔道士を複数つけている。
「ふふふ、わかりましたわ。でも、ちゃんとできましたら、わたしにも、淫靡なご褒美が欲しいですわ」
一郎の足元に蹲っているスクルドが一郎の片足に身体を擦る付けるようにして媚びてきた。
ガドニエルに対してもそうだが、今日のスクルドたちには、裸体にフード付きのケープだけをまとわせて、後手に手錠をかけさせたままだ。そのスクルドはすっかりと甘え気分みたいだ。
「ま、まあ、わたしにご命じくださいな、ご主人様。通信でもなんでも、魔道ならガドが役に立ちますから」
すると、ガドニエルが対抗するように一郎を見上げてくる。
「なに言ってんのよ。王軍間の通信をナタル女王のあんたが介入してきたら、相手が混乱するでしょう」
コゼが揶揄うような言葉を挟んだ。
「だったら、わたしは、この王国に仕えますわ。王軍魔道士として、ご主人様に仕えるんです」
「滅茶苦茶言わないのよ、ガド」
エリカが呆れたように言った。
一方で、そのあいだに、スクルドがショーンについている魔道士に通信球を送ったのを確認した。
返事が戻ってきたのはすぐだ。
もう一度やらせてくれということだった。
一郎は、ラスカリーナ隊を五百に減らして、平地に陣を組むように指示した。ショーンが三千でこれを攻めるのである。
開始は、一ノス後とした。
指示が終わるとともに、眼下のラスカリーナ隊が動き出す。
「じゃあ、スクルド、来い」
一郎は足元のスクルドの腕をとって立たせる。
そして、引き寄せると、正面からケープの裾をまくって、股間を弄ってやる。
「あんっ、ご主人様」
後手に拘束されているスクルドが上体を一郎の胸に預けるようにもたれかからせた。
スクルドの股間はびっしょりと濡れている。
しばらく遊んでいたし、もともと淫乱体質のスクルドだ。一郎が悪戯をする素振りをするだけで、股間を濡らすのはいつものことでもある。
一郎は、二度三度と股間の亀裂に沿って指を喰い込ませるように動かした後、すっと指を二本スクルドの濡れている股間の中に挿入させる。
「ひゃん──」
スクルドがびくりと身体を震わせた。
膣の中にある幾つかの赤いもやの濃い場所の中で、入口の上付近の盛り上がっている土手のような部位を押し揉んでやる。
いわゆる“Gスポット”だ。
「んふううっ」
一気に愉悦の大波に襲われたスクルドが、上気した顔を歪めた。
「まだいくなよ。こっちもだ」
股間をなぶる手管を調整しながら、もう一方の手でスクルドの生尻を撫でるとともに、指に潤滑油を蓄えさせた後、親指をアナルに突き立てた。
前からと後ろから指をゆっくりと快感の集中する場所を重点的に刺激しながら抽送してやる。加えて、前を挿入している手の親指の腹でクリトリスも転がした。
「はあああっ、ご主人様ああ──」
スクルドが四肢まで響くような快感に、大きな喘ぎ声を洩らす。
「ス、スクルド、いくら、周りに誰もいないとはいえ、ちょっとは声を落として──。丘陵の上なのよ。下には王軍の兵がいるんだから」
エリカがたしなめの声を出す。
「だ、だって、エリカさん、こ、こんなの我慢できるわけ……。あっ、あっ、あああ」
スクルドががくがくと全身を痙攣させだした。
一郎は三箇所責めを続けながら、悪戯でスクルドの膀胱にぱんぱんに水分を充満させてやった。
「ひいいっ」
快感に悶えていたスクルドが大きく眼を剥く。
「ほら、いけ」
一郎は両手で与える股間とアナルの刺激を激しくしてやった。
スクルドが全身を突っ張らせた。
「んふうううっ、だ、だめえええ──」
スクルドが一気に快感を昇天させたのがわかった。
同時に、それによって緩んだ尿道からゆばりが迸ってきた。
一郎は指を抜いて、さっとスクルドから離れた。しかも、身体からケープを剥ぎってしまう。
「ひいいいい」
スクルドががくがくと身体を震わせながら、脱力した身体をしゃがみ込ませてしまう。
股間の下の地面にみるみると大きな放尿の水たまりが拡がっていった。
「絶頂は許したが、放尿は許してないぞ。これは粗相をした罰を与えないとな」
一郎はまだ放尿を続けるスクルドの顔に向かって男根を露出させる。
そして、おもむろに男根から放尿を迸らせた。
「わっ」
「まあ」
「おやおや」
コゼ、エリカ、アネルザがスクルドの顔に小便をかける一郎に接して、驚きの声を発した。
だが、当事者のスクルドは、自らも放尿を続けながら、一郎におしっこを頭からかけられて恍惚の表情を浮かべている。
「や、やっぱり、狡いですわ、スクルド様だけ」
ただひとりガドニエルだけが口惜しそうに身体をくねらせた。
一郎は笑い声をあげた。
「さすがに、やりすぎたか、エリカ?」
放尿の終わった一郎はズボンの股間をしまいつつ、エリカに向かって振り返る。
「そ、そうですね」
エリカが躊躇いがちに頷く。
だが、当人のスクルドが一郎のおしっこで髪と顔を濡らしたまま、首を横に振る。だが、まるで痴呆のような満面の笑みを浮かべている。
「い、いえ……け、結構なお手前でした」
「お手前ねえ」
一郎は苦笑した。
「ははは、クロノス様になら、なにをされても問題ありません。もっと過激なことでもです」
「そうですね」
「あたしにも、クロノス様のご聖水をかけて欲しいですわあ」
すると、一郎たちの痴態を身体で壁を作って隠している親衛隊の幾人かがお道化たように声をかけてきた。
「軽口を叩くな。警備に専念せよ」
すると、ブルイネンが一喝した。
そうこうしているうちに、ショーン隊とラスカリーナの両隊が体勢を整えたと報告してきた。
一郎は合図の花火を上空にあげさせて、三回戦目を開始させた。
今度は、ショーン隊からの攻撃だ。
ショーンが選んだのは、一列縦隊による十箇所以上からの攻撃だ。守っているラスカリーナ側の兵力は少ない。
どれかひとつでも突破ができれば、それでショーンは後詰をそこに集めて、ラスカリーナ隊を蹂躙できる。
だが、ラスカリーナは全体を後方に退かせると、突撃してきたショーン隊の第一線を包み込むようなかたちにしてしまった。
ショーンが慌てて、後詰を投入する。
だが、それは当初の突撃部隊を包み込んでいたラスカリーナの隊にうまく阻まれた。正面からの攻撃をかわすように横に動いたラスカリーナ隊に反撃されて横を突かれて崩れてしまう。
またもや陣形をくずされたところを攻められて、ショーンが再び馬から落とされたのが見えた。
一郎は修了の合図を出させた。
「これで、終わりだな」
陽は落ちかけている。
一郎は、各隊の主力は王都に戻すように処置するとともに、ラスカリーナとショーン、そして、それぞれの副官については、最初に集まった天幕の前に来るように指示させた。
シャングリアとベアトリーチェについてもだ。
一郎たちについては、再び縮地術で元の場所に移動する。
ショーンたちがやってくる前に、スクルドとガドニエルの拘束については解き、服も返して服装も整えさせる。
それからしばらくして、ラスカリーナ、ナール、ショーン、ショーンの副官、シャングリア、ベアトリーチェが騎馬でやってきた。
ショーンとその副官の具足はぼろぼろだった。
到着するや否や、ショーンは馬から落ちるようにおりると、その場で片膝をついて顔を項垂れさせる。
「負けに負けたな、ショーン将軍。これでも、ラスカリーナを認めないか?」
「いえ、間違っていました。大言を吐いたことを悔いるばかりです。ラスカリーナ司令官、どうぞ、お許しを」
ショーンが膝をついたまま身体をラスカリーナに向けると、深く頭をさげた。
赤い顔をして、額に汗を掻いているラスカリーナが首を横に振る。
「と、とんでもありません。ですが、わたしには用兵はできます。各隊の欠点を指摘することもできます。ですが、やはり、将兵の心を掴んで叱咤するということについては、得手ではありません。それについては、ショーン将軍のお力をお借りしたいのです。どうぞ、協力してください」
ラスカリーナがショーンの前に向かい、ショーンの手を取って立ちあがらせる。
だが、そのとき、途中でがくりと膝を折りかけた。
ラスカリーナは慌てて体勢を取り直していた。
「まだ、この老将にできることがありますか?」
「もちろんです。ショーン将軍でなければできません。ただ、おそらく、幾年もしないうちに、大きな戦いが予想されます。先ほども言いましたが、独裁官閣下と女王陛下のご命令ですので、わたしは全軍の司令官の立場につきます。ですが、ショーン閣下たちのようなこれまで王軍を支えてこられた方々をないがしろにするつもりは毛頭ありません。どうか、お力をお貸しください」
ラスカリーナが頭をさげた。
ショーンちょっとだけ驚いたような顔になる。
「大きな戦い?」
ショーンが怪訝そうに言った。
「タリオ……。いや、新ローム帝国だな。そのアーサー皇帝は、ついに三公国を併合して、皇帝を僭称するそうだ。そして、彼の次の狙いはこの王国だ。人数こそ、こちらが多いだろうが、残念ながら装備も、軍の精強さも、戦の経験についても、向こうが優れている。派閥争いや、仲間割れをしている余裕はないぞ、ショーン」
一郎は言った。
ショーンが呆然となった。
「戦争が?」
「起きるぞ。間違いなくな」
一郎は断言した。
「なるほど……。まだまだ、老骨に鞭打つ必要があるということですな。愉しみです」
改めて、ショーンが頭をさげる。
一郎は、すっかりと神妙になったショーンたちを立ち去らせた。
一郎たちだけになったところで、ラスカリーナ、ナール、シャングリア、ベアトリーチェを近寄らせる。
まずは、シャングリアとベアトリーチェに近づいて、ふたりを一緒に抱きしめた。
「見事な騎馬隊長だったぞ、シャングリア。ベアトリーチェもな」
「隊長どころか、数名の部下の長としても落第だと告げられたわたしが、五百もの騎馬の指揮官になるとはな。お前のおかげなのだろうな」
シャングリアが一郎に抱きしめられながら笑った。
一郎は首を横に振る。
「そんなことはないが、屋敷に戻ったら、とっておきの責めをしてやろう。ご褒美だ。シャングリアはどんな風にされたい?」
一郎が訊ねると、シャングリアがにっこりと微笑んだ。
「久しぶりに限界まで責めて欲しいな。模擬戦とはいえ、戦いの後は血が滾るのだ。それを発散させて欲しいのだ。気絶するまで鞭打ちでもいい。電撃もいいな。ロウの好きな痒み責めでもいいぞ」
「わかった。その全部をしてやる。だが、簡単に失神もできないぞ。覚悟してろ」
「ぞくぞくする。よろしく頼む」
シャングリアが顔を真っ赤にした。
一郎はほくそ笑んだまま、ベアトリーチェに視線を向ける。
「ベアトリーチェについては、尿道調教の続きだ。媚薬で膀胱と尿道をぱんぱんにする。かなり、尿道が感じる場所になってきたと思うが、まだまだこんなものじゃない。おしっこをするたびに悶え震えるような身体に作り替えてやろう。もちろん、まだ放尿は許可しない」
ベアトリーチェについては、朝と夕だけに許している放尿を今朝は許してない。
かなり、尿意が溜まっているとは思うが、尿意を我慢させられればさせられるほど、彼女が快感に酔うのは確かだ。
苦悶に顔を歪める一方で、ベアトリーチェが快感に震えるのがわかった。
「ああ……、わ、わかりました……。よ、よろしくお願いします、天道様」
ベアトリーチェが吐息をついた。
一郎はふたりから手を離す。
ラスカリーナとナールの前に進む。
ふたりが直立不動の体勢になる。さっきまでも軍人としての顔は消えている。いつの間にか、すっかりと欲情する雌の顔になっている。
一郎は、淫魔術を送り込んで、ふたりの股間に装着させている前後二本のディルドとクリトリスに接している淫具を一気に強振動させた。
ラスカリーナにもナールにも、今日の模擬戦にあたり、ディルド付きの貞操帯を装着させていた。さすがに、スカートではなく、ズボンの軍装だが、その内側にはこんな淫らな仕掛けをしていたというわけだ。
しかも、ずっと弱い振動を与えながらすごさせた。朝からだ──。
だが、股間をこうやって刺激されながらも、あれだけのしっかりとした用兵をして、騎馬もこなしてみせたのだから大したものだ。
さすがは、一郎の被虐を鍛えられているマゾ軍人たちだ。
「あうっ」
「くっ」
ふたりがびくりを身体を震わせて歯を喰いしばる。
一郎はクリトリスへの刺激をさらに強めた。
「うっ」
「くあっ、ああっ」
ナールが辛うじて踏みとどまったが、ラスカリーナについては膝を折って、その場に蹲ってしまった。
「よっくやった。ご褒美だ。とりあえず、達しておけ」
一郎は股間への刺激を続ける。
「やっぱり、ご褒美も、罰も一緒じゃないかい」
すると、アネルザが後ろから呆れたような声をかけてきた。
「あっ、んんんっ」
「ふぐううう」
一方でナールは立ったまま歯を喰いしばったまま──。
ラスカリーナについては、しゃがみ込んで自分の身体を抱きしめるような恰好のまま──。
ふたりがぞれぞれに身体を小刻みに震わせて絶頂をしてしまった。
(第12話『処女と少女と……』終わり、第13話『……娼婦に淑女』に続く)