【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】 作:ドン・ドナシアン
リンダは、妹のイルマとともに、両手を拡げた幅ほどの間隔を開けて向かい合わせに立たされていた。
一糸まとわぬ全裸であり、両手は頭上に高く引き上げられ縄で天井から吊られていて、足は爪先立ちだ。そして、両膝は短い棒を挟まれて縛られている。だから、脚を閉じることもできない。
なによりも、リンダにしても、イルマにしても首に隷属の首輪が嵌っている。
ついに、リンダの心が折れてしまい、隷属が刻まれてしまってから半日ほどが過ぎていた。
もっとも、時間については感覚的なものであり、この神殿の地下には窓がないので、その前からずっと凌辱されていた時間を含めると、実際にはいまが夜なのか、昼間なのかさえ判然としない。
ひたすらになぶられ、犯され、辱められる時間が続いている。
もう疲労困憊だ。
ただ、隷属が刻まれてしまってからは、妹のイルマに会うことができた。
やはり、イルマもまた、このマイル神殿の地下に監禁されていたのである。この絶望的な状況の中で、妹の姿を見ることができたことのみが唯一の喜びだ。
「さて、次はなにをする? いい案が浮かぶ者はいるか?」
「じゃあ、ふたりで勝負させるか。ここには五人いるから、負けた側が五人に犯されて、そのあいだは、もうひとりは休めるということにするか」
「ひっ、や、やめろお」
リンダの近くに立っている男がリンダの内腿を撫ぜあげ、媚肉の亀裂に指でいたぶってくる。この部屋にいるのは五人の男で、五人とも上半身が裸で下半身が下着だけの格好だ。
ここは、この連中が調教部屋と呼んでいる元々はこのマイル神殿の地下倉庫のような場所らしい。いまリンダの股間をいたぶっている者以外の男たちは、壁に寄せられている木箱を椅子側にして座っている。
また、ここの神殿の地下には、ほかにも、リンダやイルマを檻に入れて監禁するだけの場所があったり、さらにいるらしい奴隷女を置いている部屋もあるそうだ。
先に捕らわれていた妹のイルマは、リンダの隷属が完了するまでのあいだは、やはり別室で性奴隷としての調教を受けていたそうだ。
この部屋もそうらしいが、各部屋には防音の魔道具が置かれていて、どんなに叫んでも、廊下にすら声が洩れることはないらしい。
もっとも、防音の処置がないとしても、すでに隷属を結んでしまったリンダには、逃亡の手段は存在しない。
リンダにしても、イルマにしても、現段階で「主人」として刻まれているのは、このマイル神殿の司祭をしているチャーリーなのだが、そのチャーリーからは逃亡すること、助けを呼ぶこと、彼らに逆らうことなどを「命令」として禁止されている。
いまは、そのチャーリーは部屋にいないのだが、「命令」は生きている。だから、リンダもイルマも逃げることは不可能なのだ。
とにかく、リンダもイルマも、「出荷」は数日後ということだったが、それまではいまのように、ひたすらなぶられる時間が続くだけなのだろう。
「あ、ああっ、わ、わかったから、あたしが犯される。だから、妹はもう手を出さな──」
「だったら、大人しく調教を受けることだな。ほら、妹はもうこんなに素直だぜ」
別の男が立ちあがって、イルマの股間を愛撫し始めた。
「ああ、あああ、もういやああ──」
イルマがむせび泣くような悲鳴をあげてよがりだす。
よくわからないのだが、一日早く捕らわれたイルマは、ここの連中によって全身を媚薬漬けにされたらしく、イルマと合流してから感じるのは、イルマの異様なくらいに敏感な身体の反応だ。
いまも、ちょっと触られただけで、たちまちクリトリスが真っ赤になって勃起し、股間の割れ目からはおびただしい愛液が垂れ流れだしきた。
なにをどうされれば、こんな身体になるのかわからないが、リンダはそんな妹の姿が可哀想で仕方がない。
「ははは、もうこんなになったのか。お姉さんも負けてられないぞ」
「だったら、そっちにも例の薬を使ってやればいいんじゃないか。あっという間に、こっちの妹のような色情狂の誕生だ」
「いや、それはチャーリー司祭の指示を待たないとな。勝手に動くのはだめだ。犯したり、淫具でなぶる分には、いくらでもやれということだったから、やっていいのは、その範囲だ」
男たちが嘲笑の声をあげる。
だんだんとわかってきたが、驚いたことに、こんな与太者のような態度や言葉使いでありながら、ここにいる連中は全員がれっきとした神殿関係者らしいということだ。
マイル神殿の地下における闇奴隷狩り活動など、とても信じられることではないが、こんなにも大規模であからさまな活動場所を神殿の地下に作っているのはいまだに想像の外だ。
仮にも聖職者たちだ。
こんなことあり得ていいのか──。
しかし、事実なのだ。
「よし、じゃあ、そのまま股ぐらを解しておいてくれ。そして、残ったお前たち二人で、ちょっとこいつらの脚を固定してくれよ」
すると、ひとりが細い堅糸の両端に輪っかを作って、リンダとイルマのあいだにしゃがみ込んできた。
とても嫌な予感がする。
しかし、女芯をこねくり回す刺激に耐えられず、それ以上は考えられない。とにかく、リンダは妹を向き合わされて味わわされる淫靡な感覚を必死になって、歯を喰いしばり、迸りそうになる嬌声を噛み殺した。
そのあいだに、リンダとイルマの足元には一本ずつの杭が新たに打たれ、膝とひざのあいだにある棒と縄で結ばれた。
これで、リンダもイルマも、吊られている身体をほとんど前後に動かせない。
「さて、もう準備はいいようだな。お姉ちゃんの方ももう十分だ」
真ん中にしゃがんでいる男がリンダの股間に糸の輪を近づけてきた。
なにをされるのかやっとわかって、リンダは悲鳴をあげた。
だが、指でいじられて膨らんだクリトリスの根元に糸の輪がかかり、きゅっと根元を締めつけられてしまった。
「ふぎいいい」
リンダは絶叫した。
抵抗し続けた隷属の刻みを、結局心が受け入れてしまったのは、こうやってクリトリスに糸を結ばれ、限界まで吊り上げられて、痒み剤を塗られて毛先が柔らかく細い刷毛でくすぐり続ける責めを受けたことによる。
逃亡に失敗してから、鞭打ちに、電撃責め、木馬責め、水責めと繰り返された挙句、体力も思考力も奪われてから、痒み責めを受けたのだ。
しかも、いくにいけない刷毛の刺激を延々と受け続けさせられた。
そのあいだに五回、失神させられた。
さすがに、この責めには耐えることはできなかったみたいだ。
五回目の失神から気付け薬で無理矢理に覚醒させられたとき、リンダはいつの間にか、隷属を受け入れている自分を発見したのである。
「今度はこっちだ。腰を押してやってくれ」
リンダとイルマは、立ったまま腰を大きく突き出す状態にされる。
男はリンダのクリトリスに結んでいる糸の反対側の端末の輪を妹のクリトリスにかけて、ぐっと絞った。
「んぐうううっ」
「ひいいいいっ」
リンダとイルマは絶叫していた。
クリトリス同士を結ばれた糸の長さは、ふたりが腰を大きく前に出した状態から元に戻せない長さなので、リンダにしてもイルマにしても、爪先立ちで腰を突き出した格好から身体を動かせなくなってしまった。
しかも、膝のあいだの棒が床の杭に引っ張られてるので、身体をもっと接近させて痛みをやわらげることもできないのだ。
「あああ、いやああ」
「お、お姉ちゃあああん、あああ──」
クリトリス同士を結ばれている堅糸はぴんと張っている。
股間から走る激痛に、リンダもイルマも身体を震わせて硬直して泣くしかなかった。
「これで、どっちかが悶えれば、相手を苦しませてしまうということだ。だから、一生懸命に我慢してくれや。それとも姉妹で一蓮托生で、ふたりで仲良く悶えるかだ」
淫靡な恰好に固定されたふたりに、男たちが喝采をあげる。
本当に聖職者とは思えない。
また、まるで酒に酔っているように、常軌を逸してしまった感じだが、酒の匂いはしないし、こいつらが一滴の酒も飲んでいないのはわかっている。
本当になんという連中だ──。
「さて、とりあえず、今度は羽根責め責めといくか。血の中まで媚薬を混ぜた妹は十分だから、お姉ちゃん側には、掻痒剤を塗ってやるか。これはチャーリーさんには禁止されてないしな」
ひとりが小瓶を手に持って近づく。
指にたっぷりと油剤が載せられて、それが乳首に近づいてくる。
「い、いやっ、やめてええ──。それはもういやよおお」
さすがに身を捩って避けようとした。
そんなものを塗られてしまっては、恐ろしいことになるのがわかっている。
痒み剤を塗られて責められることの恐ろしさは、もう嫌というほどに味わった。あれは恐ろしい責めだ。
女の尊厳という尊厳を簡単に破壊してしまう地獄の責めだ。
「あがあああっ、がああああ」
その瞬間、向かい合っているイルマが悲痛な悲鳴をあげた。
リンダが身体を動かしたために、クリトリスに結ばれた糸を思い切り引っ張った感じになったのだ。
「んぎいいいっ、ご、ごめんんん、イルマ──」
また、それによりリンダにも激痛が加わる。
リンダは悲鳴をあげつつ、イルマに謝りの言葉を叫んだ。
「動いちゃだめだぞ、リンダお姉ちゃんよ」
油剤の載った指が乳首にまとわりつく。ねっとりとした油剤が乳首にしつこく塗られていく。
だが、動くわけにはいかない。
リンダは歯を喰いしばって耐えた。
そのあいだに、反対の乳首やクリトリスにも薬液が塗られていく。
動かないように耐えようとするが、どうしても腰を動かしてしまい、そのたびにリンダとイルマはふたりで泣き叫んだ。
「じゃあ、お姉ちゃんの油剤が効き始めたら勝負開始とするか。勝敗はどうするかな。まあ、早く絶頂した方が負けでいいか」
「そうだな。じゃあ、負ければ五人責めだ。そのあいだはひとりは休めるから、相手を想うなら、淫らによがり狂って昇天することだ」
「もっとも、腰を動かせば痛いだろうから、簡単によがれるとは思えないけどな」
男たちがげらげらとわらう。
本当に、正気を失ったように下品このうえない。
「さあて、じゃあ、そのあいだは、口づけの練習でもしてもらうか。“命令”だ。口に入れられた舌を舐めまくって奉仕しろ。自分が思う一番いやらしいと感じる仕草で口づけをするんだ」
男のひとりが命令した。
彼らは「主人」として隷属の首輪には刻まれていないが、「主人」であるチャーリーが男たちの命令に従えと、「命令」してから立ち去っている。
隷属の首輪は、理解できる言葉で告げられた「命令」には絶対に逆らえない。
ひとりがリンダに口づけをしてきた。
吐き気さえしそうな嫌悪感だが、リンダの舌と口は、挿入してきた男の舌をむさぼるように舐めまくる。
「んぐうっ、んぎゅう──」
口づけを強要されて、どうしても身体が動いてしまう。
そのたびに糸が張って、激痛を発生させる。
また、妹のイルマにも、同じ「命令」がかけられて、別の男と淫らな口づけを開始した、
だが、口づけをしながら、リンダはあることに気がついた。
男の唾液に違和感を覚えたのだ。
ある特殊な匂いだ。
魔毒薬──?
男の唾液や息から感じたのは、以前、たまたまクエストで扱ったことがあるから知っていた、ある種の禁止薬物ではないだろうか。
男から感じたのは、「魔毒薬」とも呼ばれていて、一時的な強い快楽と引き換えに、人の正気と理性を失わせて、感情の自制を失わせるとされるあの薬物のような気がしたのだ。
強い中毒性もあるため、常習をすれば、短い時間であっという間に廃人になってしまうとされる恐ろしい薬物である。
そして、そんな怖い薬物なのだが、別名「洗脳薬」とも呼ばれ、他人を操るには都合のいいものでもあるのだ。
だから、裏社会で多用され、冒険者ギルドでは、たびたびその取り締まりのためのクエストがかかる。
だから、リンダたちも、独特のその匂いだけは知っていた。
それに似ている匂いの気がしたのだ。
まさか……。
だが、もしかしたら……。
リンダは、男と淫らすぎる口づけを交わしながら困惑した。
しかし、思念はそこまでだ。
いよいよ、さっき油剤を塗られた場所から、狂うような痒みが沸き起こってきたのだ。
「おっ、そろそろいいか。腰と胸が震え始めたな」
リンダとイルマの真ん中で見守っていた男が声をかけた。
ふたりと口づけをしていた男たちが貌から離れる。
「あああ、痒いいい、ああああっ」
口づけから解放されたリンダは、たちまちに悲鳴をあげてしまった。
「あっ、ああっ、いぎいっ、お、お姉ちゃん、揺らさないでえ──」
すると、イルマが泣き声をあげた。
どうやら、またもや腰を動かしてしまったみたいだ。
リンダは身体を静止させようと全身に力を入れた。
だが、痒い──。
動かないでいるというのが不可能なくらいにどんどんと痒みが大きくなる。
でも、動けば、イルマに苦痛を与えることに……。
リンダは必死に痒みを耐えようとした。
「さて、始めるか。二人ずつにしようか。俺については、状況をみて交互に責めてやる」
気がつくと、五人の全員の全員が毛先の柔らかそうな鳥の羽根を手にしている。
しかも、左右にだ。
そして、わっと五人が歓声をあげて、リンダとイルマに襲い掛かった。
「ひいいいいい」
リンダは前からの二本の羽根と、お尻側の二本の羽根、さらに両乳首へのぞれぞれの羽根に襲われ、全身を突っ張らせて、その衝撃に悶え狂った。