【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】 作:ドン・ドナシアン
「あ、あああっ、いくう、いぐうう」
リンダは狂乱の中でのたうっていた。
ついさっきまでは、妹とともに双頭の張形で貫かれ、その淫具の振動で、妹とともに幾度も幾度も連続で絶頂をさせられていたのだが、そんなリンダたちの痴態に興奮したのか、しばらく休んでいた五人の男が再び、リンダたちを輪姦し始めたのである。
リンダとイルマは、両手を後手に拘束されたまま膝をついて身体を倒す四つん這いに近い格好になり、それぞれに後ろから犯されるとともに、口で別の男の怒張を咥えさせられているということをされていた。
舌で奉仕をするのではない。
男たちがリンダたちの口を女性器にするように男根を突っ込んできて無理矢理に律動するのである。
息ができないし、おぞましいし、苦痛でしかない。
しかも、男たちは交替交替で、いまも少しのあいだ休んでいたが、リンダとイルマについては、昨日からずっと寝ることも許されずに犯され続けられている。妹のイルマなど、もう三昼夜のはずだ。
連中が休憩と称するあいだも、姉妹で性交をさせられ、全身をくすぐられるという責め苦を受けていた。
そして、再びの輪姦だ。
もう息も絶え絶えであり、リンダの身体も毀れてしまったかのように敏感になってしまい、なにをどうされてもあっという間に果ててしまう。
その状況で、数名がかりの壮絶な喜悦を送り込まれるのだ。
もう何回も達した。
頭は真っ白になり、なにも考えられない。
男たちに危害を与えてはならない「命令」を受けているので、口に咥えさせられている男根を噛み千切ることはできないが、そうでなくても、もうリンダには抵抗の気力は消滅している。
されるがままだ、
肉棒を咥えている口の端からは、だらしのない涎がこぼれ落ちている。
輪姦が再開して、まだ、どれほども過ぎていないと思うが、次から次にリンダは昇り詰めてしまっていた。
本当に気が狂いそうだ。
また、妹のイルマは、股間に掻痒剤を塗られていることもあり、すっかりと半狂乱だ。
リンダと同じように連続で絶頂しつつ、狂ったように泣きじゃくっている。
妹を助けられない無念さが、リンダを絶望に陥らせもする。
「ひいっ、ひっ、ひいっ」
満足に息もできず、リンダは口に抽送される男の怒張に、白目を剥きそうになった。
そのあいだも、股間を別の男に犯され続ける。
そのときだった。
突然に扉が大きく開き、司祭のチャーリーが入ってきたのだ。
たまたま、視線を向けていたので視界に入ったが血相を変えている。ずっと保っていた人を小馬鹿にするような薄ら笑いは消滅していた。
なにかがあった──。
リンダは確信した。
「お前ら、調教は中止だ──。神殿が包囲されている。王軍だ。商売がばれた。一階でくいとめているが、突破されるのはすぐだ。逃げたければ、武器をとって一階から全員で突破するしかない──。お前たちが生き延びるにはそれしかないぞ」
チャーリーが男たちに叫んだ。
男たちは呆気にとられている。
「聞こえないのか──。女から離れて、さっさとズボンをはけと言ってるんだ──。一階に戻れ──」
チャーリーがさらに怒鳴った。
やっと、呆然となっていた男たちが慌てだす。
リンダとイルマから離れて、服を身につけだす。
「武器は一階へ繋がる階段のところに置いてある。ほかの者も行かせている。とりあえず、そこに集まって、王軍が地下への階段を見つけたら、全員で飛び出せ。そして、遮二無二になって突破しろ。こっちからは出るな。油断をさせておいて、そこを突破するすかない。言われたとおりにしろ──」
「と、突破できるんですか──?」
「俺たちは神殿兵じゃないし、特別な武芸はないんですけど……」
男たちが不安そうに言った。
「だから、まずは一階に通じる階段の下で隠れているんだ。一階では、すでに神殿兵はほぼ制圧されて、多分、ここに通じる隠し口もすぐにばれる。だから、見つかるまで待って、王軍が階段を見つけておりてきたところで、全員で武器を振り回して逃げろ。階段は狭い。不意を突け──」
チャーリーが大声をあげる。
男たちが次々に外に出て行く。
部屋には、リンダとイルマ、そして、チャーリーだけになる。
すると、チャーリーがリンダたちに近づく。
「いいか、改めて命令しておく。逃亡しようとすること、助けを求めようとすること、俺に危害を加えることを禁止する。もしも、俺が危なくなったら、命をかけて守れ──。これは絶対の命令だ──」
チャーリーの言葉で、リンダの中に隷属による命令が浸透するのがはっきりとわかった。
リンダは歯噛みした。
こんな男を命を賭けて守らないとならないのだ──。
口惜しさに涙が出てきた。
また、チャーリーが腰にさげている収納袋に荷袋からナイフを出し、後手拘束をしていたリンダたちの革帯を切断してきた。
そして、リンダとイルマに向かって、剣を放り投げる。
さらに、ポーションらしき瓶もだ。
「それを飲め。抜けた腰にも力が入るはずだ。毒消しの効果もあるから媚薬の影響による痒みも消えるぞ。神殿全体で魔道が封じられているんだが、幾らかの魔道具程度なら扱える。よかったな」
チャーリーがにやりと笑った。
「ああ、ちょ、ちょうだい──」
イルマが手を伸ばす。
しかし、手が震えているし、まったく身体に力が入ってない。また、いまだにぼろぼろと涙を流していて、自由になった片手を股間に伸ばして必死に掻くような仕草をしている。
リンダは、自分も脱力して力が入らなかったが、慌ててポーションの瓶を取り、イルマに飲ませる。
確かな効き目のようだ。
イルマが目に見えて、力を取り戻したのはわかった。
リンダも飲む。
やっと自由に動けるようになる。
「感謝しろよ。奴隷にはもったないくらいの上級ポーションだ。なら、立て。さっきの命令を忘れるな。命をかけて俺を守るんだ──。それにしても、よくぞ、戦闘のできる性奴隷で注文がかかっていたものだ。多分、お前らなら、ここの神殿兵の連中よりも、ずっと強いだろう」
チャーリーが笑う。
リンダは床に置かれている剣を持って立ちあがる。
「あたしに背を向けないことだね。簡単には殺さないけど、的を外すようなことはないからね」
どうやら、この男はリンダたちを盾にして逃亡しようとしている気配だが、身につけるものは一片も与えるつもりはないみたいだ。全裸で動けということなのだろう。
しかし、隷属の首輪で刻まれた命令を与えられている以上、命令に背く行動をとることはできない。だが、いまのところ、言葉については何の命令もされてないのだ。
だから、せめてもの腹癒せに悪態だけでもついた。
「あ、あたしも……必ず、あんたを殺すから……」
イルマもチャーリーに憎悪に視線を向けている。
だが、チャーリーは意に介す様子もない。
それが口惜しい。
「黙って、ついて来い。命令だ」
チャーリーが出ていく、
「命令」なので、リンダたちの足は勝手にチャーリーの後ろをついていく。口も閉じられた。
廊下に出ると、さっきチャーリーが言及していた一階へ通じる唯一の階段の方向というのはわかった。
大勢の男たちの気配ははっきりとわかる。
一階で神殿をほぼ制圧しているという王軍は、まだその隠し階段を見つけてはいないのだろう。
彼らが戦っている様子はまだない。
しかし、チャーリーが進んでいくのは、そっちとは真反対の方向だ。
やがて、一番奥の場所に出た。
そこは共用の厠だった。
すでに五人の女がいて、リンダと同じように全裸で武器だけを持たされていた。五人のうち三人が剣で、ふたりは魔道の杖だ。魔道の杖というのは、中級以下の魔道遣いが自分の魔道を増幅するために使う短い樹の棒のようなものだ。そのふたりは魔道遣いなのだろう。
全員の首に奴隷の首輪がある。
チャーリーを認めて、リンダたちと同じように憎悪の視線を向ける者、不安そうにする者、諦念したように表情を変えない者とそれぞれだ。
だが、全員がある程度の武芸の持ち主であることだけはわかった、
「今度から俺の言葉には即座に服従しろ。命令だ──。リンダ、扉を閉めろ」
リンダが一番最後に入ったので、扉のすぐそばだった。扉を閉める。
すると、チャーリーが奥の石壁を短い間隔でなにかの旋律のようなものを奏でるようなことをした。
唖然とすることに、壁がいきなり崩れて、人がひとり入れるくらいの穴ができてた。
リンダは驚いてしまった。
「真っ直ぐ一本道だ。ただ、屈んで進むくらいで済む高さはあるから、這い進まなくても済むぞ。先頭はお前ら姉妹だ。そして、次いで、お前」
チャーリーはふたりの魔道遣いらしき者のうち、小柄な方を指さした。
「その後が俺だ。先に進む三人は、穴を最後まで進めば、小さな廃屋に出る。そこで安全を確保しろ。誰かがいれば大声で知らせて、すぐに相手を殺せ。命令だ」
どうやら、チャーリーは、仲間らしき男たちを囮にして、ここから神殿の外に脱出をしようとする気配だ。
つまりは、王軍がここに入ってきたというのは本当なのだろう。
神殿という場所は王軍も入ることができない治外法権的な場所のはずだが、それにも関わらず王軍ここに入ったというのは驚きだが……。
「俺が進むときには、お前とお前が前後にぴったりとつけ。なにかに攻撃をされたら、必ず盾になって、俺の代わりにそれを受けるんだ。命令だ」
不貞腐れている感じのもうひとりの魔道遣いらしき女と泣きそうな表情の少女が指される。
そして、最後に、七人の中で一番大柄の女に、チャーリーが顔を向ける。
「お前は最後だ。途中で一箇所だけ這い進まないとならない狭い場所がある。お前だけはそこで停まれ。万が一、この隠し通路を見つけられたら、そこで抵抗するだけ抵抗して、最後に剣で自分の喉を斬って死ね。通路を塞ぐように倒れるんだぞ。命令だ」
「なっ」
死ねと命令された女は絶句している。
だが、それでも命令には逆らえないのだ。
それにしても、どこまで卑怯で卑劣な男なのだろう。
「じゃあ、行くぞ。前を行く魔道遣いは、杖で灯りをつけろ」
チャーリーがリンダたちを促した。
リンダたちとともに先頭を命令された少女魔道遣いが杖の先に灯りをつけた。
「その前に、ここでおしっこしていいかしら。ここに監禁されてから、まともに厠にも連れてもらってないから、溜まってんのよね」
ちょっと驚いて、声の方向に目を向けると、一番不機嫌そうにしている魔道遣いの少女だ。
おそらく、せめてものいやがらせだろう。
あるいは、ちょっとでも出立を遅らせようとしているのか……。
「奴隷に使わせる厠などない。犬猫並みに、その場で垂れ流せ──。そうだな。立ったままがに股になって、どこから出ているかわかるように、手でまんこを拡げながら小便しろ。やれ」
すると、チャーリーがその少女を睨みながら言った。
少女魔道遣いが、顔を真っ赤にする。
「なっ、い、いいよ……。う、嘘だから。出ない。我慢する。ごめんなさい」
彼女が慌てて謝った。
だが、チャーリーは眼を細めて、彼女を睨んだままだ。
「め、い、れ、い、だ」
「ああ、そんなあ……」
隷属の首輪を使った「命令」に、その少女は泣きそうな顔になって、みっともなく脚を開いて、両手で性器を拡げた格好になり放尿を開始した。
リンダはあまりもの彼女の惨めな姿に、慌てて眼をそむける。
「生意気なことを喋ると、お前らが奴隷だということを思い出させてやるぞ。それとも、折角の厠だ。今度はその場で立ったまま大便をするように命令してやろうか」
チャーリーがいまだにがに股放尿を強要されているその少女の髪を掴んで、顔をあげさせる。
「う、うう……。申しわけありません……」
彼女は泣き出してしまった。
そして、やっと彼女の放尿が終わる。
「じゃあ、リンダから行け──。次は魔道使い。そして、妹だ」
チャーリーが怒鳴り、リンダは先頭で隠し穴に身を投じた。