【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】 作:ドン・ドナシアン
まだ十歳でしかなく、性経験は乏しいものの、ロクサーヌは、あの「予知夢」と呼ぶべきか、あるいは「白昼夢」と呼ぶべきかはわからないが、それを引き起こしたのは、ルカリナに気持ちよくされたときの天にも飛翔するかのような幸福感が関係する気がしている。
性的刺激で絶頂をしたのは、ルカリナとの行為が最初ではない。あの裏切り者の家庭教師に凌辱をされたときも、ロクサーヌは、媚薬を使われて一度絶頂をしている。
しかし、あのときには、なにも起きなかった。
不思議な「予知夢」を見たのは、ルカリナを相手にしたときだった。
違いは、それにある。
とにかく、だから、あのときと同じような媚薬まで準備した。
ロクサーヌを犯した家庭教師ではなく、ルカリナに愛されるなら、媚薬はロクサーヌをいたぶる卑劣な手段ではなく、気持ちよくなるための材料になる。
あのとき、ロクサーヌは気持ちよかった。
だから、もう一度……。
「ね、ねえ、もっとローヌが苦しくなるように、くすりを塗ってね。うんと、意地悪するの──」
ロクサーヌは、ルカリナにしがみつきながら言った。
あのときのロクサーヌは、媚薬の影響で手足を動かすこともできなかった。そうやって、ルカリナに指で刺激され、死ぬほどの気持ちよさを感じたのだ。
根拠のないロクサーヌの勘でしかないのだが、それを再現すれば、多分、あの「予知夢」は見れる。
そして、ルカリナとコロニーで暮らすという選択ではなく、見たこともない父親に頼って身を寄せるという選択をしたことが正しいのか調べられる……。
「も、もっとか?」
ルカリナは媚薬の油剤をロクサーヌの股間に塗り足しながら言った。
「う、うん──。ローヌが苦しくて、泣いちゃうくらいに塗り足すの」
ロクサーヌは声をあげた。
すでに、かなりの油剤を塗っていて、死ぬほどに股間が熱くて、そして、身体が溶けるようなむず痒さを感じだしているがまだまだ。
身体からはまるで水でも被ったかのような汗にまみれている。
あのときと一緒だ。
「あんっ、ルカリナ──。もっと、もっとなの──。でも、一度に気持ちよくしないで。何度かぎりぎりまで続けて、ローヌが泣くまでいかせないで。ううん、泣いてもなかなかいかさないで──。そっちが気持ちいいの」
おそらく、ただ気持ちいだけじゃだめなような気がするのだ。
死ぬほどの幸福感と快感の先に、あの不思議なことが起きると思う。なぜ、そう思うのかわからないが、そんな気がするのだ。
「わかった。容赦なく、だな」
ルカリナが膝の上のロクサーヌを片手で強く抱き締めつつ、スカートをまくってロクサーヌの股間を弄り続ける。
まだ、幼いロクサーヌだが、あのときの晩だけでなく、予知夢の中でもロクサーヌは幾度もルカリナと性の遊戯をしたから知っている。
すぐに達しても気持ちいいが、何度か焦らされた挙句に達するのは、本当に天上に昇るほどに気持ちいいのだ。
「う、うん──。容赦なく──」
ロクサーヌはルカリナの首に回している右手首を左手でがっしりと握った。
股間が死ぬほどに痒くて、疼いて、熱くて自分で擦ってしまいそうなのだ。
だけど、痒い──。
ロクサーヌは知らず、ルカリナが動かす指に股間を押しつけるようにしながら、自分で激しく腰を動かしていた。
「だめだよ。自分で動いちゃ」
ルカリナが股間に触れていた手をすっと離し、ロクサーヌの内腿を上から押さえつけた。
強い力で押さえつけられて、ロクサーヌは悶えることさえできなくなる。
すると、痒みが倍増する気がした。
「あああっ、かゆいいい──。死んじゃうう──。かゆいいい──」
ロクサーヌは悲鳴をあげてもがいた。
だが、しばらくのあいだそのままにされる。
ルカリナの腕の中で暴れ疲れてきたロクサーヌが脱力しかけると、再び、ルカリナが油剤を塗り足してきた。
しかも、穴の奥まで指で油剤を押し込んでくる。
「いいいいいっ」
ロクサーヌは歯を噛み鳴らしながら呻き声をあげた。
「小さな淫女だな……。ふふ、あたしの淫女……」
すると、ルカリナが不意に愉しそうに笑った。
恥ずかしさととともに、大きな幸福感が襲い掛かる。
「んっ、くうううう──」
ロクサーヌは身体を弓なりにして全身を突っ張らせた。
いくっ──と思った。
しかし、ルカリナの指はぎりぎりのところで離れていく。
「ああっ、やだああっ」
寸前で絶頂を許されなかったロクサーヌは泣き叫んでしまった。
そして、同じことを三回、四回と繰り返された。
ロクサーヌは訳がわからなくなった。
「あああっ、もう許してよお」
五回目の寸止めをされたとき、ロクサーヌはもう限界だと思った。
すると、すぐに指が戻ってきて、今までとは比べ物にならないくらいに激しく指を動かされた。
すると、股間がかっと火照りきり、想像もできなかったような気持ちよさが全身を貫いた。
「ああ、ルカリナ、だいすきいいい──」
ロクサーヌはまるで雷にでも打たれた感覚になりながら、全身をぐっとのけぞらせた。
太腿が張り、次いで、ぶるぶると痙攣が繰り返す。
頭が真っ白になる感覚が襲い掛かり、ロクサーヌはすっと自分の意識が絶えるのを感じた。
*
大公弟家に保護されたロクサーヌたちに待っていたのは、お世辞にも歓迎とはいえない扱いだった。
父親だという大公弟は、温和そうな顔をした小太りの男だったが、口元は微笑んでいるのに、目元はちっとも笑っていなくて、なんともいえない不気味さを覚えた。
ロクサーヌに賊をけしかけたという正妻という女の人はおらず、最初から存在していなかったかのように、屋敷の誰に訊ねても行方を教えてくれなかった。
もっとも、ロクサーヌは初日に母屋という大きな屋敷で父親に顔を合わせたものの、その日のうちに、敷地内の小さな離れに移動したので、母屋側の家人にはほとんど会わず、彼らと会話をする機会はほとんどなかったが……。
兄という人が二人いたが、彼らと会ったのは半年以上経ってからだ。上の兄は既に成人をしていて、十六歳であり、下の兄はロクサーヌよりも二歳上の十三歳とは知ってはいたが、屋敷の庭で偶然に顔を合わせて、身なりや風体から兄たちだと悟って、慌てて声を掛けようとしたが、完璧に無視された。
屋敷に入って一年経ったいまでも、一度も会話はしたことはない。
いずれにしても、あれから一年──。
ロクサーヌは、十一歳になっていた。
ここまで無視するのに、どうして、わざわざ一年前にロクサーヌを探して引き取ったのだと思うのだが、まあ、それが貴族家というものだろう。
いずれにしても、少なくともこの一年のロクサーヌの扱いは、最小限度の世話をされているが、この屋敷の中では存在しないも同じというものだ。
「夕食……です、ロクサーヌ様」
メイド姿のルカリナが食事を運んできた。大柄の獣人少女であるルカリナに、可愛らしいメイド姿は似合わないのだが、所作については、この一年で粗雑さは消滅し、上級貴族のメイドらしくなってきた。
相変わらず、喋るのは苦手のようだが、それを除けば、ルカリナも本当に努力してくれたのだと思う。
ロクサーヌは、この屋敷に来てからあてがわれている家庭教師からの課題をこなしていたが、本を置いて席を立つ。
「ありがとう、ルカリナ」
勉強部屋から食事のための部屋にルカリナの先導で歩く。
テーブルには食事が並べられていて、若い人間族のメイドが明らかに不遜な態度で待っていた。
ロクサーヌは溜息をついた。
こちらの別宅に固定のメイドはおらず、大抵はルカリナだけだ。正確には、ルカリナはメイドではなく、ロクサーヌの専属奴隷なのだが、護衛でもあり、メイドの仕事もするということなのである。
母屋では、向こうの家族で集まって食事をすると聞いているが、その家族にロクサーヌは含まれておらず、向こうに呼ばれることはない。
だから、料理は母屋から運ばれてくるのだが、そのとき、向こう側の召使いがロクサーヌの食事につかなければ、ルカリナと同じテーブルで一緒に食事をすることにしている。
だが、今日のように、彼女たちの眼があれば、それはできずひとりで食事をとらないとならない。
だから、溜息をついたのである。
いずれにしても、この一年色々あったが、まあ恵まれた暮らしをさせてもらっていると思っていいだろう。
ロクサーヌとしては、屋敷で無視されようが冷遇されようがどうでもよく、ただただルカリナを受け入れて、一緒に生活をさせてもらえることだけが望みなのだが、それはかなっている。
このカロリックでは、大貴族の子女に、獣人の専属奴隷をつけて護衛をさせることは一般的なので、ロクサーヌのそばにルカリナという存在をつけることはすんなりと受け入れられた。
ただ、隷属することは求められた。
ルカリナを奴隷にすることには、ロクサーヌには抵抗はあったが、ルカリナは応諾した。
もっとも、隷属の魔道を結ぶためには、ただ応じるだけではだめで、心からの屈伏が必要であるので、それについては多少の手間はかかった。
そのとき、ロクサーヌはルカリナとふたりきりにしてもらい、ルカリナに拘束を受けていてもらって、持っていた掻痒剤で放置責めにして苦しんでもらった。
掻痒剤を塗った身体を指でくすぐりまくって泣かせ、ロクサーヌはルカリナへの隷属を結んだ。
あれは思い出してもぞくぞくする思い出だ。
物音ひとつ立てずに、ロクサーヌは食事をする。
コロニーにいたときにも家庭教師がついてマナーは徹底されたが、この屋敷にきてからのマナー指導は、比べ物にならないくらいに厳しかった。
いまでこそ、食事にマナー指導の教師はつかないが、最初の半年くらいは鞭打ちなしに食事などできなかったのを覚えている。
そして、食事が終わる。
給仕をしていた若いメイドはさがっていき、こっちの別宅にはロクサーヌとルカリナだけになる。
基本的には、ふたりだけなのだ。
だが、時折、ああやって、母屋側から誰かしらやってきたりもする。完璧に無視してくれれば一番いいのだが、よくわからないか、まあ、監視の目的などもあるのかもしれない。
「ルカリナ、食事は?」
やっと二人きりになったところで、ロクサーヌは声をかけた。
「先に、食べた。いや、いただき……ました」
たどたどしいルカリナの敬語に、ロクサーヌは悪いと思いながらもくすりと笑ってしまった。
「ふたりきりのときには無理して丁寧に喋らなくていいのよ。そう……。なら、しばらくしたら、汗を流したいので入浴の準備を……。もちろん、あなたも一緒に入るのよ」
ロクサーヌはくすくすと笑った。
一年前に、ロクサーヌの持つ不思議な能力のことがわかってから、ロクサーヌとルカリナの百合の関係は続いていた。
なにしろ、ロクサーヌは性的興奮をしたときに、大きな幸福感に包まれると、これから起きることについて予知夢を見ることができるのだ。
それは、他愛のない日常についての予知夢のときもあるし、大きな出来事に関する予知夢の場合もある。どのくらいの将来のことについてなのかということについても千差万別だ。
いまだに法則性はわからない。
ただ、ロクサーヌがルカリナと愛し合うと、予知夢が見れる。
それは、味方のいないロクサーヌとルカリナがこの屋敷で生きるための最大の武器になっていた。
実のところ、ロクサーヌはこれまでに三度毒を盛られたことがある。
いずれも、予知夢のおかげでそれを回避した。
まあ、いったい誰がなんのために、ロクサーヌの命を奪おうとしているのか、まったくわからないのだが……。
いずれにしても、だから、ロクサーヌは毎夜、ルカリナに愛してもらわないとならない。
これは必要なことなのだ──。
すると、ルカリナが意味ありげに微笑んだ。
「手枷も、準備しておく」
生真面目そうにしか見えないルカリナがロクサーヌだけに見せる笑顔だ。
予知夢を見るためには、性的興奮が必要なのはもうわかっているが、ただ絶頂するだけでなく、激しく絶頂する必要もあるのだ。
普通に愛してもらうよりも、拘束されてルカリナに愛してもらう方がずっと興奮する。拘束されてルカリナに苛められるのは、実はロクサーヌの毎日の愉しみのひとつになっていた。
「うんと、苛めてね」
「わかった。また、泣くほど苛める」
ルカリナがくすくすと笑った。
しかし、入浴でのルカリナとの逢瀬はお預けとなった。
珍しくも母屋側から呼び出しがあり、向こうに赴くことになったのだ。
ロクサーヌは身なりを整え直して、ルカリナを伴って、慌てて母屋に出頭した。
案内をされたのは、父親である大公弟の部屋だ。
入ると、上の兄が一緒にいて、ロクサーヌを待っていた。
「お前の婚約が決まった。ルクセン卿の正妻として嫁ぐ。もっとも、嫁ぐのは二年後だ。そのつもりでいろ」
前触れなく突然に、父親である大公弟に告げられた。
ロクサーヌは慌てて頷いた。
だが、ちょっと疑念に思って、口を開く。
「承知しました。でも、ルクセン卿と言われるのは、あの第二将軍閣下であられると思うのですが、すでに三人の奥様がいたように思うのです」
この一年のあいだに、散々に勉強をさせられたので、このカロリックにおける主要貴族については頭に入っていた。
ルクセン卿というのは、もう六十を超えた重鎮であり、ロクサーヌとはかなりの年齢差だ。それはいいのだが、同じ年の正妻のほかに、四十代と三十代の妻もいる。
そんなところにロクサーヌが嫁ぐということにも戸惑ったが、正妻というのはどういうことだろうか?
嫁ぐとすれば、四番目以降の末席ではないだろうか。
もっとも、その背景はわかる。
これも家庭教師に教わった知識でしかないが、現在の大公は老齢であり、その後継者としてふたりの人物が主導権を争っているそうだ。
すなわち、大公の子にはふたりの公子がいたのだが、第一公子は五年前に病で死去しており、その息子が二十歳になっていて、その大公孫の彼が正式の後継者なのだが、実は、四十歳になっている第二公子を推す勢力も大きく、現在はそれぞれの派閥が激しく競い合っているのだという。
ロクサーヌの父親の大公弟は、第二公子派だと教わったが、ルクセン卿というのはどちらの派閥にも属さない中立だったはずである。
その卿を派閥に呼び込むための婚姻なのだろう。
「妾腹といえども、この家から嫁ぐのだ。順位は入れ替わる。お前は正妻として向こうの家に入る」
父親だという人の横で不機嫌そうな表情をしていた上の兄が言った。
ロクサーヌとしては、頷くしかない。
そんな風に入れば、さぞや恨まれるのだろうなとちょっと思った。
「わかりました……。ただ、ひとつだけお願いがあります」
「お願い?」
上の兄がさらに不快そうな顔になる。
「ルカリナを同行させます。婚姻先に」
「その獣人奴隷か。嫁入り道具に加えるということか。まあ、咎める理由もないし、問題ないだろう」
父親の大公弟が言った。
「ならば、問題ありません」
ロクサーヌは頷いた。
「話は以上だ」
ロクサーヌは部屋を追い出された。
ルカリナはずっと黙ったままだったが、母屋から別宅に移動したところで、口を開いた。
「いいのか?」
ルカリナの口調には、ちょっと心配するような響きがあった。
ロクサーヌは、立ちどまってルカリナに微笑みかけた。
「まったく。あなたも一緒だもの」
ロクサーヌはにっこりと微笑んだ。
すると、すっと周りにあるものが急に真っ白くなっていったと思った……。
*
気がつくと、ルカリナの膝の上にいた。
すぐには状況がわからなかったが、ロクサーヌとルカリナがいるのは、洞窟の中のようだ。
だんだんと頭がすっきりしてくると、やっとはっきりと自覚した。
まだ、ロクサーヌは十歳のままであり、獣人コロニーの屋敷への襲撃から逃れて、このルカリナとともにとりあえず、山の中に逃げてきたのだった。
そして、もう一度予知夢を試そうとして、ルカリナに愛してもらったのだ。
果たして、さっきまでいたのは、その予知夢の中のようだ。
「また、夢……」
ルカリナがぼそりと言った。
ロクサーヌはルカリナを見上げた。
「……そうね。ルカリナ、一緒に来てくれる? あなたのことを大切にすると誓う。誓います。だから、一緒に来て欲しいの」
ロクサーヌは言った。
だが、不安だった。
今度の予知夢は悪いものではなかった。
いや、むしろ幸せだったと言っていい。
一年度に、老人に近い貴族と婚約するということについてはびっくりしたが、ルカリナと離れなくていいのであれば、なんの問題もない。
ロクサーヌの望みは、ルカリナとずっと一緒にいられることだけなのだ。
「そうだな。問題ない。一緒に、行こう」
ルカリナはすぐに頷いた。
ロクサーヌはほっとした。
だけど、信じてた。
ルカリナなら、きっと応じてくれると……。
傲慢じゃない。逆なら、ロクサーヌはルカリナのためになんでもする。いまは、逆の方が都合がいいだけ……。
「あ、ありがとう。ありがとう、ルカリナ──」
だから、お礼だけを口にする。
ロクサーヌはルカリナに抱きついた。
身体は異常なほどに怠かった。たったいま、深すぎる絶頂をしたばかりだからだろう。
だが、不思議な感覚だ。
予知夢の中で、ロクサーヌはルカリナと、再び一年ほどの時間をすごした。
しかし、この身体の脱力感は、その直前の記憶であるルカリナとの逢瀬から、ほとんど時間がすぎていないのだということを感じさせてくれる。
ここから見えるが、洞窟の外の焚火も、まったく変化していない。
ほんのわずかな時間だったのだ。
だが、それはともかく、だんだんと股間が痒くなってきた。
一度達したところで、たっぷりと塗った掻痒剤の効果は簡単には消えない。
「ああ、痒い」
ロクサーヌはルカリナから手を離して、自分の股間に手を持っていく。
しかし、ルカリナがその手をがっしりと握って、それを阻んだ。
「あん、やだ」
ロクサーヌは身悶えた。
一方で、ルカリナはくすくすと笑っている。
「ふふ、夢の中でローヌは苛められたがってた……。だから、苛める」
ルカリナがロクサーヌの両手を背中に回して動けないように脚で挟んで固めてしまった。
すると、地面に置いていた油剤の缶から新しい油剤を指につけて、それを股間に近づけた。
しかし、すっとさらに違う場所に指が向かっていく。
ロクサーヌはどきりとした。
びっくりしたことに、ルカリナの指はたっぷりと油剤が塗ってあるお股ではなく、お尻の穴に向かったのだ……。
そして、油剤を潤滑油にして、するりとお尻の穴の中にルカリナの指が入ってくる。
「きゃん」
ロクサーヌは身体を跳ねあげた。
「ふふふ、ここ、触られるのも、好きだった……。だから、してあげる」
ルカリナは悪戯を思いついたように、くねくねとロクサーヌのお尻の穴で指を動かし始めた。
「あん、ルカリナ──」
ロクサーヌは悲鳴をあげて悶えた。
(第16話『ある少女公主の物語(1)』終わり、『2』に続く)