【2025.9.5コミック発売】異世界で淫魔師ハレム【完結】 作:ドン・ドナシアン
ゼルは、「革帽子」あるいは、「電撃帽」とも呼んでいる電撃を流せる帽子で失神寸前まで追い込んだロクサーヌの右足首に向かって天井からの鎖をおろし、新たに右足首だけに革枷を嵌めた。
そのまま、壁の操作具で吊りあげていく。
ロクサーヌの頭が完全に宙に浮き、髪が垂れさがって床を掃くほどの高さで固定した。
ほんとど力が残っていないのか、ロクサーヌは拘束されていない左足をあげることなく、だらりとさげて、股ぐらを晒している。
十三歳といえども女には変わりあるまいに、だらしなく股を拡げる姿には、ゼルはちょっと呆れた。
そして、ふと、ロクサーヌの股間がびっしょりと愛液で濡れているのを見た。
ロクサーヌが受けたのは、頭に電撃を受ける拷問なのだが、なんの愛撫もないのに、しかも、まだ十三歳の童女がこれだけ股間を濡らすということに少し驚いた。
ゼル自身は、獣人女のモイラのみしか性経験がないものの、そういえば、世の中には「マゾ」という性癖の者がいて、苦悶を快感に変えることができると教えてもらったことがあることを思い出した。
だとしたら、ロクサーヌはマゾという性質になるのか?
そして、だから、モイラの拷問で心を折ることができないのか……?
いずれにしても、このロクサーヌの能力は必要だ。
このロクサーヌ自身よりも、ゼルは彼女の力の有用性を理解している。
しかし、同時に、ロクサーヌがどうやら、自分が見た予知夢を選定して、ゼルに告げているということにも気がついてきた。
だが、いまのところ、予知夢に接するのは、ロクサーヌ自身と彼女の獣人奴隷のルカリナのみだ。
性行為における激しい絶頂感の後にしか予知夢は見ないという風変わりな能力発揮なのだが、しかも、その性愛の相手がルカリナのときのみにしか予知夢は見ないのだという。
試しに、モイラあたりにもロクサーヌの相手をやらせてみたが、失神するほどの絶頂感を与えても、予知夢は見なかった。それは確認した。
そうであれば、ゼルとしては、ルカリナかロクサーヌ、あるいは、その両方を隷属するしかない。
このロクサーヌの能力はそれほどに魅力的だ。
ゼルは、ほとんど気を失っているロクサーヌの前に屈み込むと、回復薬の瓶の蓋を空けて、彼女の口に突っ込んだ。
鼻を摘まんで、無理矢理に喉の奥に流し込でいく。
たとえ、死にかけていても、無理矢理に身体を回復させる最高級のポーションだ。
「げほっ、げほっ、げほっ」
ロクサーヌが咳き込みながら覚醒する。
ゼルは、ロクサーヌの股間から垂れ下がっている糸を手に持った。モイラがこの数日のロクサーヌへの拷問の中で、クリ責めというものをするために、クリトリスの根元に結んだ糸だ。逆さ吊りで垂れ下がっていたその糸を無造作に引っ張る。
「ひああああっ、いぎいいいいっ」
ロクサーヌが絶叫して、逆さ吊りの身体を跳ねあげた。
「みっともなく、股を拡げちゃだめだよ、ロクサーヌ。新大公の娘となる君への躾だ。どんなときでも、慎みを忘れずに、股を閉じなさい」
ゼルはうそぶきながら、糸をぐいぐいと引っ張る。
ロクサーヌの局部が惨く引っ張られる。
千切れたって構わない。
最高級の治療用ポーションがある。それで治療できる。
「がああっ、許してえええ──。許してくださいいい──」
ロクサーヌは泣き叫んでいる。
そして、必死に垂れ下がっている左足をあげようともがいているが、水平の位置にさえもあげられないでいる。
ゼルは、糸から手を離すと、壁に置いてある幾つかの燭台から太い蝋燭を二本持ってきた。
一見してただの蝋燭だが、魔道がかかっていて、蝋が完全になくなるまで擦っても、水に濡れても、なにをしても、魔道を掛けない限り火が消えることのない魔道の蝋燭だ。
そのうちの一本をロクサーヌの股間に無理矢理に差し込んだ。
「んぎいいいいっ」
かなり太いので、濡れているといっても、いまのロクサーヌには太すぎるのだろう。
ロクサーヌが悲鳴をあげて暴れる。
すると、まとまった垂蝋がロクサーヌの幼い股間にぼとぼとと落ちる。
「ぎゃあああ」
ロクサーヌが泣きながら咆哮した。
「熱いのが嫌なら暴れないことだ。もっとも、この蝋燭は消えないからね。僕としては、炎が君の股間に届く前に、ルカリナの隷属を渡すことに合意してくれることを望むね」
そして、前側からロクサーヌの背中側に回る。
ロクサーヌの尻たぶの片側を掴んで、アナルを露出させる。そこに、もう一本の蝋燭の根元を当てた。
「ひいいっ、お、お許しを……」
なにをされるかわかり、ロクサーヌが引きつった声をあげた。
「獣人を奴隷にして手放さない者に慈悲はないよ。潤滑油なしに無理矢理に尻穴に突っ込む。嫌なら、ルカリナを僕に渡すことに合意するんだ。そうしたとしても、なにも変わらない。君の大切なルカリナは、ずっと君のそばに居続ける。約束する。誓約をしてもいい」
誓約というのは、いわゆる魔道による「破ることのできない魂の約束」のことである。
魔導師同士の約束事に使われるものであり、ゼルも多少の魔道力を持っているので、それを使うことができる。
ロクサーヌは表立った魔道は遣えないみたいだけど、予知夢のような特殊能力はあるので、魔道力が皆無ということはありえない。
魔道誓約には問題ないはずだ。
「ル、ルカリナは……わたしのものです……」
ロクサーヌが言った。
ゼルは嘆息する。
まったく、しぶとい。
モイラが苦戦するはずだ。
ゼルは、力いっぱいに蝋燭をロクサーヌのアナルの中にねじ込む。かなりの抵抗があったが、それでも強引に半分くらいを無理矢理にねじ込んだ。
「あぎゃあああっ、ぐがあああああ」
ロクサーヌが暴れる。
前側に挿した蝋燭から蝋が股間に迸るが、それすらも気にならないくらいの激痛なのだろうか。
そのときだった。
がらがらと滑車が回る音が廊下から近づき、部屋に滑車のついた大きな板が運ばれてきた。
押してくるのはモイラだ。
そして、その板には、股間にはく下着一枚のみの半裸のルカリナが、四肢を拡げて貼り付けられていた。
手首、肘、肩、そして、胴体には胸の上下と腹部に革ベルトが巻かれて板に張り付けられている。
それぞれの脚にも四箇所ずつだ。
首と額にも革ベルトで板に密着させられている。
ルカリナをギストン家の地下牢から連れてきたのは昨日のことだ。一応は手の者を貼り付けていたので、命の問題はないことは確認していたが、獣人嫌いの一族だけあり、かなりの辱めを受けていた気配だ。
しかし、父と兄を同時に失った次の後継者のフランクには、ゼルの要求を拒む気概などなく、無条件にルカリナを引き渡した。
同時に、ロクサーヌを養女として渡す交渉も開始したが、それも数日中にまとまるだろう。
父親と次期後継者だった兄を失って、悲哀に暮れて動顛するだけの無能を晒しており、あれでは父親の築いたものを引き継いで維持することはできないだろう。
ゼルがこれからむしり取るということもあるが、ギストン家は早晩終わりだ。
それはともかく、連れてこられたルカリナは、ロクサーヌに会わせろと言って騒ぎ、しかも、この屋敷の家人の誰かが、ロクサーヌが拷問を受けていることを聞かせてしまったらしく、それからは暴れて大変だったみたいだ。
仕方なく、牢で監禁させていたが、もしかしたら、ここに連れてくるときにもかなり暴れたのかもしれない。
ふと見ると、モイラの髪も服装も乱れているし、息切れもしている。
板に貼り付けられているルカリナの肌にも、あちこちに棒で打たれたり、電撃鞭による火傷跡のようなものもある。
「んんんんっ、んんんんっ」
そのルカリナがロクサーヌの姿を見て、板に貼り付けられたまま、板を倒さんばかりに暴れ始めた。
ルカリナの口には、穴あきのボールギャグが嵌まっているのだが、その小さな穴からルカリナの唾が大量に迸った。
「ああ、ルカリナ──」
「んんんんっ」
逆さ吊りのロクサーヌも気がつき、回復薬を飲ませたとはいえ、どこにそんな元気が合ったのかと思うような大きな声でルカリナの名を叫んでいる。
ゼルは、ロクサーヌの頭に被せている「電撃帽」に魔道波を送り込む。
まだ試作品だが、拷問道具であり、ゼルが「思う」だけで電撃の激痛を頭の中の痛点に直接に送り込めるというものだ。ゼルにしか操作できないのが欠点だが、弱々しい外見に似合わず、ロクサーヌもなかなか頑固だ。
これで屈しない人間など存在しないと思っていたのだが……。
「あがあああっ」
ロクサーヌの逆さ吊りの身体が激しく痙攣をする。
その揺れで、股間とアナルの二本の蝋燭から垂蝋が股間に飛び散っているが、その熱さも気にならないくらいに、脳天への衝撃が激痛のようだ。
しばらく続ける。
ロクサーヌの痙攣が小さくなり、びくびくと震えるだけになる。鼻水と涎と涙がこぼれ出た。
ゼルは、電撃をとめた。
「んぐううううっ、んぐううううっ」
ふと見ると、ルカリナが涙を流して暴れている。
絶対に革ベルトは切れることはないはずだが、貼り付けられている板ごと破壊しそうだ。それくらいの激しさだ。
「獣人を慰めてやれ。少し静かにさせろ」
ゼルはモイラに指示した。
「わかりましたわ……。さあ、ルカリナ。ちょっと、気を紛らわせてあげるわね」
あらかじめ準備していたのか、モイラは指の部分に無数の極小の突起がついている手袋を両手にした。
モイラが女責めのときによく使う魔道具の淫具であり、モイラが魔道を込めると、指部分が振動をするのだ。
それをルカリナの股間に乳首に当てた。
吠えるように抗議するような声をあげていたルカリナだが、しばらくすると、その声が口惜しそうに喘ぐ鼻声に変わっていく。
ゼルは、それを確認してから、もう一度ロクサーヌに向き直った。
「どうだ、ロクサーヌ? もう降参するな?」
ロクサーヌはすでに虚ろな目をしている。
だが、ゼルの問い掛けに、はっとしたように逆さ吊りの顔を横に振った。
ゼルは嘆息した。
「しぶといねえ」
ゼルは嘆息した。
だが、これほどの胆力がどうして、こんな小さな娘の中にあるのかと、正直感嘆もしていた。
そして、ちらりとルカリナを見た。
貼り付けにされている無防備な股間と胸を責められて、全身が真っ赤になり、鼻穴を膨らませて甘い声をあげている。本当に口惜しそうだ。
身につけさせている下着には、モイラによって欲情させられた証である丸い染みが大きくできている。
「不本意だが、モイラの提案に従うか」
ゼルは腰に吊っている一本の細い金属棒を抜いた。
魔道の電撃棒だ。
相手に苦痛を与えることに特化した武器であり、これもまた身体の中の痛点に直接に衝撃を注ぎ込むという魔道具だ。
もともと、タリオ公国製であり、ゼルが取り寄せたものである。
その先端をルカリナの股間に下着越しに当てる。
モイラがルカリナを愛撫していた手を引いた。
電撃棒に魔道を注ぐ。
「ぐほおおおおおっ」
ルカリナが全身を突っ張らせて白目を剥いた。
そして、激しく痙攣し、股間から失禁を垂れ流した。さすがの丈夫な獣人でも、股間への電撃棒の直撃が効いたようだ。
「ああっ、ルカリナああ──。やめてええ──。やめてください──。譲渡します──。隷属を譲渡します──。だから、ルカリナには手を出さないでええ」
すると、ロクサーヌが泣きながら絶叫した。
「やっとか」
ゼルは息を吐いた。