今日、浅倉さんと恋愛について話をした。あの人も好きな人に告白するらしい。
私は雅也さんに自分の気持ちを伝えたけどまだ返事を貰っていない。
日曜に大事な話があるって直接言われた。多分その時に返事をしてくれるんじゃないかと思う。
ようやく告白できて私は肩の荷が下りたみたいに軽やかな感じ。
あとはいい応えを貰えたら……。
雅也さんは十年前の失恋をずっと引きずってきた——私に出来るのはそれを含めて彼を受け入れてあげる事なんじゃないかな。
そして、私は雅也さんの片思いの相手だった浅倉咲希さんと知り合いになった。
向こうは私が告白した相手が雅也さんだって言う事は知らないだろうし、浅倉さんの好きな人を私は知らない。
お互いの恋が上手くいくといいなぁって、浅倉さんも恋をしてステキな女性に変わるんだろうなぁ。
恋愛出来るチャンスなんて限られているわけだから悔いのないようにしたいよね。
私の家族も雅也さんを気に入ってくれたからもしも恋人になれならまた家で一緒に食事をしたい。
夏帆とも仲良くやっていけそうだし本当に私にはもったいないくらいの相手。
自分の想いをようやく伝える事ができた、あとは雅也さんからの返事を待つだけ。
人を好きになるって言うのはその人と一生を過ごすって言う事。
それはどちらかが年を重ねてもずっと変わらない。
真っ直ぐな想いだけをいつまでも胸に抱いておこう。
内気な自分を変えるきっかけがこの恋なんだから—私は雅也さんがどんな応えを出しても受け入れるつもり。
他に好きな人はいないはずだから私の告白が失敗するなんて言うのは考えてない、考えてないんだけどやっぱり不安な気持ちがある……。
湊の想いと咲希の気持ち、その二つはいずれ衝突するのを予感させていた。
お互いが同じ人を好きになり、それぞれの感情は日に日に強くなっていく、今まで少しずつ積み上げてきた恋心とぱっと燃え上がった恋心は対比関係にある。
湊とは譲るつもりはなかった。咲希はまだ不安を抱えていた。
十年と言う時間はあまりにも長くようやく気づくことができた雅也への恋心。
あの時の手紙の返事をやり直せたら良かったのにと後悔するのはすぐの話だ。
友達から恋人へと関係を変化させるのは本人が考えている以上に困難だった。
だって雅也の中にはいつまでも十年前の失恋が重く心に残っているのだから。
日曜日に雅也さんからされる大切な話の内容が気になる私はそわそわとしてなかなか落ち着けなかった。
あと少し……。答えがわかるのは、恋の神様、どうか私に味方して下さい。
一途な心は移ろう事は無くただ一人の相手に向けられていた。