胎間忍 作:内府
ムラサキが響子のところへ向かい残されたアサギ達4人は香木の効果によりほんのりと顔が上気している。
体の中から熱くなっていき、襦袢も徐々にはだけていく。4人の息遣いは荒くなっていく、襦袢と勃起した乳首がこすれその刺激がそれぞれの股間を淫らな汁で湿らせている。
4人はこうして気分を高揚させるとともに自分の卵巣を忍法により操り受精率を極限まで高めている。
4人が夜伽の前に気分を高めている頃、ムラサキは響子に忍法・子移しの説明をしている。
忍法・子移しでは互いの秘所と秘所とを合わせて対面坐位のような姿勢で行う。
この時ムラサキは気づいていないが、アサギの荒い息づかいと襦袢からはだけたすらりとのびた足や柔肌といつもより大胆に現れた胸の谷間といった物が見える機会を逃してしまったことを。
響子「かなり恥ずかしい格好ですね。」
ムラサキ「はい、ですがこれもお子様の安全のためです。」
響子「致し方ありませんね、どうかややのことを……ウッ…ウォエッゴホゴホ」
ムラサキ「響子様!」
響子は嘔吐してしまった。
ムラサキは響子の後ろに回り込み背中をさすってやり介抱をしている。
響子「ハァハァ…フゥ…ありがとう、楽になったわ。」
響子は腹をさすりながら礼を述べた。
ムラサキは響子と対面し、忍法・子移しの説明を続けた。
ムラサキから忍法・子移しの説明を受けた響子は不安になった。
忍法・子移しは腹の子が成長するにつれ術者への負担が大きくなり、胎間忍ではない響子には命の危険もあるとのことであった。
響子は、万が一自分が死んでしまった時に備えて腹の子の秘密を自分の代わりに産んでくれるムラサキに打ち明けようと思った。
響子「ムラサキさん、あなたに伝えておかなくてはならない事があります。」
ムラサキ「何でしょう?」
響子「実はお腹のややの父親は長政様ではない可能性が高いのです。」
響子の告白にさすがのムラサキも驚きを隠せない。
響子は元々近江の地侍音無惣一郎に嫁いでいたのだが、その惣一郎は織田との戦の中で討ち死にしてしまった。
響子はその報せを聞き、深く悲しみ夫の後を追うつもりで琵琶湖に入水した。
琵琶湖で溺れる響子をたまたま遠乗りに出ていた長政が見つけこれを助けた。
濡れた響子を近くの小屋で介抱していると、濡れて貼り付いた衣服から見える肉体と響子の美しさから長政は手を付けてしまいこの責任を感じ側室として迎えた。
響子「命を助けていただき側室として迎えてくださった長政様には大きな恩もあります。ですが、私が真にお慕いしているのは惣一郎様お一人です。女の勘というのか腹のややの父親は惣一郎様だと感じるのです。」
響子は腹に手を当てながら惣一郎と彼の子のことを思い涙した。
ムラサキ「このことは他にご存知の方はおられますか?」
響子「いえ、初めてあなたに打ち明けました。」
ムラサキ「では、このことは私の胸の内に留めておくのでご安心ください。」
この言葉を聞き響子はムラサキの手を固く握り涙を流して喜び感謝した。
響子「ありがとう、ありがとう。例え子移しの儀により命落としてもこれでもう何も悔いはありません。惣一郎様にあの世でお会いするのが楽しみです。」
響子の死んでも悔いはないという覚悟を聞いたムラサキだったがその決意とは逆にこの人に死んで欲しくないと思った。
そこでムラサキは響子に一つの提案をするのであった。
ムラサキ「響子様、もしもう一度惣一郎様にお会いできるとしたらどうなさります?」
響子「そのようなことが出来るのなら私に出来ることなら何でもいたしましょう、ですが亡くなった者は二度と還ってきません。」
ムラサキ「響子様、わたくしめの忍法により惣一郎様と響子様のお二人を引き合わせてご覧にいれましょう。」
響子「なんと!そのようなことが出来るのですか?」
ムラサキ「はい、可能です。そのかわりに私に約束をしてください。どんなことがあっても生きると。」
響子「承知しました。もう一度惣一郎様にお会いできるのであれば、どのような目に遭おうとどのような辱めを受けようとも生を諦めることはいたしません。」
ムラサキは響子に忍法・子移しの後に惣一郎に会わせると約束をした。