胎間忍 作:内府
響子は悩んでいた。
長政から恩を受けていたが、このまま死ぬことはできなかった。
なんとしても生き抜き惣一郎との子を産まなくてはならないと考えていた。
惣一郎が突然この世を去ってしまいその時から響子は生きることに執着できなくなり入水を計画してしまうほどこの世に未練が持てなかった。
しかし、惣一郎と再び会えたことにより彼との愛を確かめあって自分の中に空いた隙間を満たしもう一度人生を歩む決意を固めた。
そして、惣一郎と自分の愛の証である胎の子を必ず守ると決めた。
今の響子は生きる意思と胎の子に対する強い母性に満ち溢れていた。
響子「ッいたい!」
響子が胎の子について考えていると自分の胸に鋭い痛みが走った。
胸に手を当ててみると先端が湿っており、甘い乳の香りが漂っていた。
響子は母乳が出たことに驚きながらも、すぐにそれを懐紙で拭った。
彼女は胎の子のことを思いつつ自分が生き残るためにはどうすればいいのか分からなかった。
響子にはアサギ達のような超人的な能力はない。
このままでは織田軍に殺されるか凌辱の限りを尽かされ最悪の場合は胎の子が流れてしまうおそれがありそれを逃れる術を響子は思案していた。
どんなに考えても逃れる術が思いつかず焦燥感にかられていると響子のいる部屋に一人の小姓がやって来た。
彼は長政の命を受けて響子に主からの伝言と2通の文を渡しにきた。
小姓が用命を告げ響子から許しをえて彼女の部屋の襖を開けて中に入ると、母乳の甘い香りが充満しており小姓の鼻腔をくすぐっている。
小姓はうわついた気持ちのまま響子に長政からの伝言を伝えた。
小姓「親方様は響子様は3人の娘達と共に織田に降れと仰りました。降るのは今すぐではなく、小丸が落ちた時まで待てとのことです。その際にこれを預かって欲しいとのことでした。」
小姓が文を渡すために響子に近づく。
小姓が近づくにつれ母乳の甘い香りが強くなり、響子の胸の先端が湿っていることに気がついた。
響子の胸の湿りは胸と着物をより密着させ、大きさと
張りを強めた彼女の乳房をより際立たせた。
小姓が響子に文を手渡した瞬間、彼の性的衝動はは理性を超えて彼に響子の乳房を揉まさせた。
響子「キャッッ!」
響子の悲鳴により小姓の性的衝動は消し飛び自分がしでかしたことの重大性に気がつき、すぐさま飛び退いて頭を床に擦りつけることしかできなかった。
響子は乱れた衣を正しながら床に頭を擦りつけながら自分に許しを請う小姓を見つめた。
小姓は自分のしたことの重大性に身を震えさせている。
この小姓はまだ幼さが見える程若く間もなく襲い来る敵軍との戦いで命を落とすのであろうと思われた。
響子はそんな彼を哀れに思った。
小姓が頭を床に擦りつけつつ、もはや腹を切るしかないと考えていると響子が自分の傍に近づいてくる。
響子は小姓の片手を取ると着物の袖口から彼の腕を入れてやり、自分の乳房まで導いてやった。
小姓の手は彼の手のひらからこぼれる程の大きさと摘まもうとする指が沈み込む柔らかさと彼の手をはね返そうとする張りの三つが合わさった感触に包まれた。
響子「…んん…ァン…ァァ…」
響子は小姓のが自分の乳房を揉み、手のひらが乳首とこすれる度に小さく喘いだ。
響子は小姓が十分に堪能した頃を見計らい彼の手を引き抜いた。
響子「どうか、私を許してくださいませ。これが、私が貴方にしてあげられることの限界です。」
そう言って響子は小姓に申し訳なさそうに謝った。
小姓は響子からの温情と慈愛の心に男泣きに泣いた。
小姓が何度も頭を下げながら彼女の元から下がっていった。
響子はすぐにこれからの生活に必要な物をまとめた。
昨日までいつ死んでも構わないと思っていた響子の荷物は少なく風呂敷が一包みでたりてしまった。
準備を終えるとすぐに長政の娘達のいる屋敷に向かった。
屋敷の一室で3人の娘達が侍女とともに遊んでいた。
三姉妹は上から茶々・初・江で一番下の江は首が据わったばかりの赤子であった。
彼女達が響子の顔を見つめている。
響子「初めまして、私は響子と申します。貴方様達のお父様からお世話をするように言われて参りました。何でもお申し付け下さい。」
響子が頭を下げる。
茶々「ホーッ、きょうこ、きれい、きれい」
茶々はそう呟くと響子に見とれている。
三姉妹の母、お市も美人であったがお市は若々しく可愛らしさの目立つ女であった。
一方の響子はどこか憂いを帯びた美しさと色気が目立ちそしてお市よりも豊かな肉付きの溢れ出る母性を感じる肉体をしていた。
お市と響子のいずれがも甲乙つけがたい美人であったが、初めて目にした美しさに茶々は心を奪われてしまった。
侍女「響子様、長政様から降伏の件はうかがっております。元々織田より浅井へ参った我らですがお市様の最も愛されているお方の頼みなれば必ずや応えてみせます。」
響子「分かりました。私のことは侍女の一人とでも思ってください。」
侍女「いえ、とてもそのようなことは畏れ多いことです…」
響子「いえいえ、お気になさらずに…」
響子と侍女が善意の押し付けあいをしていると江が泣き出した。
乳母「申し訳ありません。戦が長引いたせいか、近頃は乳の出が悪くなってしまい江様を空腹にさせてしまいます。」
響子「それは、貴女も江様もお辛かったでしょう。私が乳を差し上げてみてもよろしいですか?」
そう言うと響子は乳母から江を預かり乳房をはだけさせる。
すでに響子の乳首は白い液体で湿っており、江が口をつけて吸うと大量に母乳が溢れ出て部屋の中甘い香りが立ちこめる。
江は久しぶりに満腹になるまで母乳が飲めたことにより嬉しそうに笑っており、そんな江を見て響子も自然と笑みがこぼれる。
響子の授乳を目にした茶々は自分の中で何かが溶けるような感覚を覚えたがこれが何なのかはまだ幼い茶々には分からなかった。
こうして響子は茶々達に受け入れられ、小谷城の小丸が落ちるのを待った。