※この作品はR-18です。

胎間忍   作:内府

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第3話 織田家と胎間忍 ~~ラスボス登場、いざ小谷城へその前に華麗にスルー~~

 美濃の国岐阜城、この城の主織田家当主信長は近江の国に浅井朝倉の連合軍を討伐するために出陣の用意をしていた。城主の間にいる信長に家来の者が注進にやって来た。

 

 信長「一益か。」

 

 滝川一益「はっ。甲賀者よりの報せでございます。小谷城より出でた浅井の使を多くは討ち取るも信濃の国に一騎取り逃がしたとのことでございます。」

 

 信長「であるか。」

 

 滝川一益「おそらくは武田への使かかの忍び里への使と思われます。今からでも追っ手を差し向け討ち取りますか?」

 

 信長「不要だ。信玄坊主亡き今武田はしばらくは

動かぬ。かの忍び里には不入の掟があるゆえ手出しは出来ぬ。それよりも、其方の配下で子堕ろしの術に長けた者を選び追い忍とせよ。」

 

 滝川一益「ははっ。」

 

 信長「余を裏切った浅井は許さぬ。その血脈はなんとしても絶たねばならぬ。かの里の女狐どもに浅井の子を産ませてはならん。ぬかるでないぞ。」

 

 滝川一益「承知しました。」

 

 信長の命を受けた滝川一益は早速配下の甲賀衆を集め胎間忍追討の追い忍部隊を編成した。

 

 滝川一益が城主の間から離れると信長は対浅井朝倉連合軍との合戦の軍議を終え、岐阜城より近江国に向けて出陣した。

 忍び里の出入り口に忍び装束を纏った4人のくノ一がアサギを待っている。

 この里のくノ一が用いる忍び装束は他の忍びが用いる物とは違い体の線がはっきり見えるように肉体に貼り付くようになっている。これはくノ一がその肉体を武器に相手を欲情させるための仕掛けでもある。

 4人に遅れて出立の報告を終えたアサギが姿を現した。

 

 サクラ「姉様遅いー。」

 

 ムラサキ「おいっよさないか、サクラ。いえアサギ様我々も今集まったところです。」

 

 アサギ「ごめんなさいね、皆用意はいい?」

 

 凜子「はい出来ています師匠。ところで、里長のご様子は?」

 

 アサギ「順調よ。先ほど一人目が産まれたわ。ただ、まだまだお産は終わりそうにないわね。」

 

 ユキカゼ「師匠それよりもこれから行く浅井家ってどこにあるんですか?」

 

 ムラサキ「おいユキカゼ、もう少し世情というものに通じておけ。そうでなければ忍びは務まらんぞ。」

 

 ユキカゼ「はーい、すみません。」

 

 サクラ「えっとねー浅井家は近江国にある大名だよー。」

 

 凜子「たしか、朝倉と同盟を結び織田家を裏切るまではよかったものの織田家の反撃にあい合戦はこのところ負けが続いているとのことでしたよ。」

 

 アサギ「そうね、そして今は本拠地の小谷城を残すのみで織田家との合戦が近いとなっているわ。ユキカゼ、把握出来た?」

 

 ユキカゼ「はい師匠、把握出来ました。」

 

 アサギ「よし、それでは皆出発するわよ!」

 

 4人「はいっ!」

 

 バキバキッドゴーン

 

 里の産小屋が綱手のいきむ声と共に音を立てて崩れた。綱手の怪力により産小屋の梁が折れてしまったようだ。こうしてアサギ達は小屋の破壊音と綱手の絶叫を背に浅井の子を孕むため小谷城に向けて出発したのであった。

 

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