宗方当麻
オリ主。本名は田辺当麻。宗方家には婿養子として、入った。イメージは『スラ転』リムルの人化姿。
宗方仄
当麻の彼女。お腹には当麻の子供が…イメージは『スラ転』シズ。
宗方史郎
仄の父で、当麻の師匠。故人。
---宗方当麻---
目の前で全裸の女性が、口で奉仕してくれている。四つん這いになり、全身を前後に動かして、健気に奉仕をしてくれている。
「準備ができたようだ。さぁ、おいで…蘭」
女性は口からアレを出し、立ち上がり、俺に背中を向けてゆっくりとドッキングをしていく。繊細な彼女の指でアシストをしながら。
彼女の中は気持ちいい。締まりも良いし、適度に暖かく、絡みも良い。俺の手は形の良い、彼女の乳房を包むように揉んでいる。
「あぁ…もっと…ください。バラバラになってもいいです」
彼女は激しいプレイを好んでいる。力強く、彼女の体内を突き上げていく。
「もっと…お願い…もっと…あぁっ!」
達したようだ。俺に身を委ねている。ふふふ、もっと愉しませてくれよ…
◇
あれは、1年前…ラスベガスでの契約が無事に締結され、俺が一時帰国した日のことである。空港に彼女と彼女のお腹にいる子供が、俺を迎えに来るはずだったのだが、いくら待っても彼女達は迎えに来なかった。俺のスマホには
『今から車で出ます』
と、メールが届いていた。おかしい。時間的に見て、既に到着している筈なのだが。彼女のスマホへ連絡をするが、電源が入っていないというアナウンスが流れるだけだった。
俺の直感は、彼女達が事故に遭ったのだと指し示していた。急いで、彼女達の住んでいるアパートへと向かった。アパートに着くと、彼女の車が無かった。迎えに出たようだ。そうなると、空港への途中で事故に遭ったはずだ。だが、ここへ着くまでのタクシーからの車窓で、事故らし痕跡は見当たらなかった。
彼女達は、どこに行ったんだ?
---佐藤美和子---
私と白鳥君、千葉君と高木君の車は、強盗犯達の車を追跡中である。
「非常線は張った?」
『えぇ、この先の交差点に張ってあります』
助手席にいる私と高木君が、無線で情報の交換をしていた。
「では、交差点に追い込みますか」
白鳥君が、逃走する車両と少し距離を縮めた。相手のスピードを上げさせて、脇道へハンドルを切らさない為である。
うん?非常線の位置が、手前過ぎる。相手の車は非常線に気が付いたのか、角にあるガソリンスタンドをショートカットしようとした。見間違いなのか、逃走車が道路と反対側に消えた。その直後、目の前で火柱が上がった。逃走車が何かに激突して、引火したようだ。
「なんてことだぁ…」
逃走車は火に包まれていた。助からないのは目で見て、明らかである。私は消防へ連絡をした。
◇
巻き込まれた車は1台…その車も火に包まれており、ドライバーは身元の判別が出来ないくらいに炭化してしまった。車のナンバーから、レンタカーと分かり、同乗者リストから、女性の身元が分かり、司法解剖の後、遺体は家族へと引き取られ、荼毘にふされると言う。
「我々に落ち度は無いと、上からの判断だ」
って、目暮警部。そうなのか?非常線を張った場所が、ダメだったのでは無いのか?だが、被害者の両親は、表沙汰になるのを恐れ、警察に対して苦情も文句も言わなかった。被害者は札付きの女子高生で、お腹には赤ん坊がいた。彼女の両親的には厄介払い出来たと思っているようだった。
---宗方当麻---
彼女のアパートに住み、彼女の足取りを追った。失踪の翌日には、探偵にも依頼した。彼女、宗方仄を探して欲しいと。だけど、3日後には手がかりが無いので、追跡が出来ないと、報告を受けた。どこへ消えたのだ?俺は、どうすればいんだ。
---毛利小五郎---
人探し…手がかりがまるで無かった。唯一の手がかりは、彼女の車だけであった。カードの使用履歴は、警察では無い俺に調べる権限が無いし。だが、これも探すにしても、当日の足取りがわからないと、監視カメラの映像を調べるといっても、警察で無いので、手詰まりに近い。
「警察に失踪者届けを出した方が良いですな」
と、依頼主へ報告書を渡すときに、アドバイスを送った。
---宗方当麻---
探偵のアドバイスを受けて、警察に失踪者届けを出した。だけど、1週間が経ち、2週間が経っても、何も進展がなかった。捜査をしてくれているのか?
---佐藤美和子---
あの事件以来、何かが引っ掛かってた。残っていたのは、彼女のボーイフレンドが借りたレンタカーだけであった。死体は身籠もった女性のものだけ。では、彼女のボーイフレンドと犯人達はどこへ?
ボーイフレンドの身元は、レンタカー屋での申し込み書で明らかになったいた。本庁の刑事部部長の息子であったのだ。コイツも札付きのハングレで、親の力で前科無しのトンでも無い碌でなしであった。強姦、強盗は当たり前であるらしいが、犯罪になった件は1つも無いそうだ。被害者の弱みを突き、被害届けを出させていないそうだ。
あの非常線の指示を出したのも、刑事部部長で、そこになんらかの意志があったのかが、問題であった。
あの事件から半年後、事件は再び動き出した。死んだと思われた二人の遺体が出たのだった。って、ことは…あの被害者は別人だったのでは無いか?既に荼毘に付され、ご遺体は墓の中であるけど。
「死因は失血死によるものだそうだ」
と、目暮警部。死体検案書によると、ストローニードルと言う凶器で、徐々に血液を体外へ出す、拷問系な殺害方法のようだった。
「恨みからの殺人であると、推察される。恨みを抱く者達に捜査の重点を置く」
「待ってください」
目暮警部の捜査方針に異論はないけど、敢えて質問をしてみることにした。
「では、あの被害者は誰ですか?」
「う~ん…既に、遺体は無い。採取できたDNAはお腹の中の赤ん坊の物だけだ。これでは捜査はできない」
確かに…容疑者死亡で事件が解決し、捜査資料は総て廃棄された。本来は解決後も保存する筈んだのだが…刑事部部長のツルの一声で…そもそも、容疑者の死体が無くなるほど燃えたのであれば、赤ん坊の死体も燃えた筈なのだけど…
「でも…」
「佐藤君、この件が片付いたら、調べてくれ」
「わかりました」
まずは、目の前の事件の解決が先のようだ。
---宗方当麻---
ようやく、仄と子供が帰ってきた。1つの骨ツボに、砂がはいっており、喉仏の骨だけが埋まっていた。なんで、こんなことに…別人として、荼毘に付され、知らない家の墓に収められていた。ふざけるな…俺の大切な物を…こんなことをした奴ら…関係者も含めて許せない。くそっ!
---佐藤美和子---
聞き込み…難航していた。部長の息子への被害届けが、ほぼ総て破棄されていた。被害者が不明なのだ。取り調べ対象者が浮かばない。
そんな中、1通の失踪者届けが目に止まった。失踪日は、あの事件の日である。失踪者は宗方仄、届け人は宗方当麻とある。その日、海外から帰国した当麻氏を迎えに、車で出たまま失踪したそうだ。お腹には赤ちゃんがいるとある。まさか、彼女があの遺体なのでは無いのか?
彼女の車のナンバー、彼女の情報をメモをして、足取りを追ってみることにした。
「美和子さん、それは別件捜査ですよね?」
って、高木君。
「他に手がかりが無いでしょ?」
「そうなんですが…」
彼女の車を探すと、あの二人の遺体発見現場近くの、貸別荘の駐車場で見付かった。車を盗んだようだ。たぶん、あのガソリンスタンドで…セルフ式のスタンドだった為、車外に出て給油していた仄さんを襲い、車を奪ったのであろう。
「高木君!」
「ヒットですね。捜査本部へ連絡をします」
◇
その日のうちに、宗方当麻は重要参考人として、署内で取り調べを受けていた。
「これはどういうことですか?仄が見付かったんですか?」
「えぇ、居場所は特定出来たのですが、その場から持ち去れていました。あなたが盗んだのですね?」
白鳥君が尋問をしていた。何故、彼は被害者であるのに、尋問されているんだ?
「意味がわかりません。仄は、仄のお腹の子供はどこですか?」
「否認されるのですね。まぁ、時間はあります。ゆっくりとお話をしましょう」
彼の供述で、毛利探偵に仄さんの捜索を依頼したことがわかり、毛利探偵から、捜索資料を押収した。
「アイツ、何かやらかしたんですか、警部殿」
「それを捜査中だよ、毛利君」
彼女のアパートの傍のコンビニの監視カメラ映像、彼女の車が映っていた。あのガソリンスタンド傍のコンビニの映像にも…
「この先の監視カメラの映像は?」
「あぁ、事件現場周辺は、警察が押収したようです。だから、俺の手には入らなかったです」
押収した?刑事部部長は、事実に辿り着き、証拠を隠滅したのか?捜査陣には、監視カメラの映像は提供されていないかったし、押収物リストにもなかった。いや、誰かが監視カメラに、手がかりが無いと言ったような。
毛利さんの事務所から署に戻ると、何故か彼は既に送検されていた。刑事部長の手で…
「なんで?送検なんですか?彼は被害者ですよ」
「くそっ!あのクソ部長が、独断で送検したようだ」
目暮警部が珍しく激高していた。
---宗方当麻---
留置場にいる。まだ、弔っていないのに…この国の警察は腐っているようだ。もしかすると、あの探偵もグルか?仄…
---佐藤美和子---
釈然としない。なんで、彼が送検なんだ?証拠は無いのに、どうやって公判を維持するんだ?一応、事件が解決したので、残務作業をして帰ったのは、3日後であった。まず、風呂だな。そして、ビールでも飲んで寝るか…
お風呂場の湯船にお湯を溜めていく。そして、入浴…え!お風呂場に知らない男性がいる。そこで、意識が朦朧とした。
意識が覚醒していく。ここはどこだ?全裸である。手首と足首は拘束され、動けない。身体の中で、何かが蠢いていている。
「お目覚めですか?刑事さん」
知らない男性に抱かれていた。力強く、突かれている。胸を揉まれ、乳首を舐められたり、甘噛みされたしている。なんで、こんなことを…
「君には仄の代わりになってもらうよ」
仄…そうだ。彼は宗方当麻か…私の腰は彼の動きに合わせて、蠢いていた。
「気持ちの良い身体だね。仄として生きて貰うよ。この先、ずっとねぇ」
彼の唇が私の唇に重なり、彼の体液が私に流れ込んでいく。
◇
首に首輪、上半身は亀甲縛りで縛られ、右手しか使えない。下半身はフリーであるが、彼のしたいようにされていた。1日に2回エサが与えられる。流動食である。時には栄養点滴だけの日もあるが、慣れると不自由に思えない暮らしであった。
「どうやって、脱走をしたの?」
「催眠術だよ。検察の取り調べ官と書記の二人に掛けて、無罪放免にしてもらった」
「催眠術師なの?」
「そう、僕はイリュージョニストだよ。海外で修行をしてきて、あの日一時帰国したのさ。彼女に逢う為にね。それなのに…」
私の目の前で、様々な手品をして見せてくれた。彼の手品に魅了されていく。もっと見たい。
「後、宗方美和子って、名前になったからね」
戸籍を書き換えたようだ。つまり、婚姻届けを出したってことか。手品を終えると、私の拘束を解いてくれた彼。その彼に抱き付き、お強請りをする。
「お願い…抱いて…」
拉致した初日しか抱いてくれない彼。1日の殆どを、仏壇の前で過ごしていた。亡き彼女と、子供の為に…
「私を愛してください。仄さんの代わりは無理だと思いますけど」
「あぁ、愛するよ。誰かを愛していないと、狂いそうになるんだよ」
彼は愛に飢えていた。優しく、時には激しく、私を抱き、愛を求めてきた。
---目暮警部---
上は何をしたいんだ?検察の取り調べで、彼を無罪放免にしたようだ。警察に差し戻す事無く…そして、佐藤君が消えた。事件が解決した日に帰って以来、神隠しにあったか如く、彼女の消息がわからなくなっていた。
「単独で捜査に出たのかもな」
半年前に起きた事件の再捜査を望んだ彼女。
「有り得ますね」
と白鳥刑事。
「だが、無断で捜査に行く刑事では無いと思いたい。彼女の行方を追ってくれ」
と、部下達に指示を出した。
◇
翌日、刑事部部長が、ストローニードルと言う凶器で、死んでいた。失血死であった。それも、警視庁の刑事部部長室でだ。朝の定例会に出ないことを不審に思った、部下に発見されたのだった。
「まさか、庁内で殺されるとは。監視カメラの映像を抑えろ!」
部下に指示を出す。しかし、監視カメラには、不審な人物が映っていなかった。部長の部屋には、発見されるまで部長しか入室していない。
「自殺か?まさかなぁ…」
遺書らしき物は無い。いや、自殺なら短銃が手っ取り早いはずだ。現に、デスクの引き出しには、短銃が入っていた。自衛の為か?これ自体、違法であるのだが。