なおダークな話ではありません。XXらしくちょっと残念な感じを取り入れてます。
ご希望に添えれてなければ、ごめんなさいです。
「~♪」
とある日のカルデアの廊下をXXは鼻歌混じりに歩いていた。どうもここ最近恋人兼マスターである藤丸立香のことを考えてしまう。彼の事を思うだけで胸が温かくなる、そんな感覚。決して不快ではない、寧ろ嬉しく、幸福感に満たされていく。やっぱり自分は彼が好きなんだなぁ……そんなことを思いながら今日も恋人と過ごそうと歩いていた彼女の視界に、その彼が映った。
「あ、マスターく――」
「マスターは私がセイバー最強だと思いますよね!?」
「糖分補給の時間です。マスターも一緒にどうぞ」
「あはは……そうだね」
そこにいたのは
(な、なぜマスターくんがっ……!?)
叶う事なら今すぐにでも二人を引きはがしたい。彼への想いに目覚める前の自分ならそうしただろう。しかし目覚めてしまった今となっては、その足が前に出ない。彼の楽しい時間を邪魔して自分の印象が悪くならないだろうか。嫌な女だと映らないか。そう言った彼からの評価ばかりを気にするようになって以降、心なしか臆病になった気がする。
(うぅ……。予定変更、です……)
どうも自分以外の仲睦まじい様子を見てしまうと、胸の奥がチクチクと痛む。それも最近は苛烈になる一方。少し前までは
こんなに独占欲が強いとは思っていなかった。しかしその独占欲を露わにしてしまったら、彼から嫌われるのではないか、という恐怖からそれを全面に出せず悶々とする日々。
(……マスターくんのばか……)
自分がどれくらい彼に対しての想いを抱いているのか、知ってほしい。しかしそんな事を言えるはずもなく、先ほどの上機嫌から一転、暗い表情でXXはとぼとぼと自分の部屋へと歩いて行った。
◇
「ぐびっ、ぐびっ、ぷはぁっ!」
――一時間後
XXは自室でお酒の缶を開け、大量のおつまみを開けてやけ食い&やけ酒をしていた。床にはすでに空の缶が数個、それも度数の高い物ばかり。XXは完全に酔っていた。
「ぐぐぐぅ~! マスターくんめ~! 私がどれだけ好きかもしらないでっ!」
若干鈍感なところがある立香に、怒りを募らせる。あれでもうちょっと女心をわかってくれれば今頃は……。
「い、いや、何を考えてるのです私。私がマスターくんの恋人になれただけでも奇跡なのに……」
立香は平凡な魔術師……というか素人に毛が生えたレベル。それであってもサーヴァントたちとの交流を忘れず、せめて身体だけでもと日夜鍛えている。日に日に男としての魅力が増していく彼に恋心を抱く存在など掃いて捨てるほどいる。その中で幸運にも彼を射止めたのが自分だ。夢みたいだが、夢であってほしくない。
それに彼の周囲にいるサーヴァントは自分から見ても魅力的な女性が多い。だが自分はどうだ? 料理が出来るわけでもなく、教養もそんなにあるわけでもない。どちらかというと残念な方に位置する自分。その事実がXXをより卑屈にさせる。秀でているのが力のみという現実が重くのしかかる。
「ぐすっ……、もしマスターくんと別れることになったら、立ち直れません……」
それこそ世界の終わりだ。この前刑部姫の同人誌で呼んだ『ブレイク・ザ・ワールド』そのものになってしまう。それを思うとXXの目から涙が零れる。
「ひっくっ……い、いったいどうすれば、どうすれば彼を繋ぎとめることが……」
暗い考えばかりが浮かんでくる。彼を繋ぎとめるためならあらゆる手段を尽さなくては。彼が自分から離れていく未来など悪夢以外の何物でもない。そんな時、とある考えが浮かぶ。出来る女らしい事と言えば、この身体を使うことしかない。なら、この身体に溺れさせればいい。
(――ああ、そうだ。簡単じゃないですか、
立香も所詮は人。力で自分を圧倒することはできない。それにまだ自分にはこの肉体があるではないか。すでに肉体関係を持っているが、まだだ。もっと自分に身体の心地よさを彼に教えればきっと――、彼は自分に依存して離れられなくなるはず。マーキングすれば自ずと雌はすり寄らないはずだ。にやりと笑ったXXはゆらりと立ち上がり、部屋の外へと出て行く。彼女の瞳は深い闇が宿っていた――
◇
「……ん……?」
――皆が寝静まった夜
立香はふと目を覚ました。まだ眠気がするが、何か身体が重い。まるで自分の上に誰かが乗っているかのような。そこには――
「え――? XX?」
見知った顔――恋人である全裸のXXだった。
「あはっ、起きちゃいましたか」
――なのだが、何か様子が変だ。というより、彼女から発せられる雰囲気が普段とは違っている。いや、それよりもさっきから感じていた正体は彼女だけじゃない――!
「え、あれ? XX? なんで裸? ってあれ、なんで――?」
(なんで腕が拘束されてるの?)
腹部の上の違和感に気を取られていたが、そこだけではなかった。自身の腕が布で頭上の位置に固定されていた。腕を暴れさせるも、ちょっとやそっとでは解けない。立香は混乱した。なぜ彼女がいるのか? なぜ自分の腕が縛られているのか?
「ね、ねぇXX、なんで――」
「――マスターくんは酷い人です」
「――え――?」
うつむき気味にしゃべるXX。そこからは顔を伺えないが、その声は普段の彼女から聞くことのないほど冷たい声色。彼女を状態を怪しむ立香の前で、XXは顔を上げる。そこには能面のような無表情で、瞳の中から光を消失した顔があった。
「私が……私がっ! マスターくんのこと、どれくらい好きかも知らないでっ……! どれだけ周りの女の子に嫉妬しているか知らないでっ!」
ビリィっ!
「!? ちょっ、ちょっとXXっ!?」
彼女の言葉の真意を聞く間もなく、立香の寝間着が引きちぎられる。露わになるのは逞しくなった――行為の時にいつも抱かれ、自身の乳房を押し付けている胸板。それを愛おしくなでながら、XXは動揺している立香の唇をいきなり奪った。
「んむっ!?」
「んぢゅっ! ぢゅるるるっ! ちゅぅぅっ! ぶちゅっ! ちゅばっ!」
今までの行為でもしたことのない獣染みた、ハイエナが獲物に貪りつくかのような接吻。それは恋人同士がするようなものではなく、
「ぶちゅっばっはぁ~……。あぁ……マスターくんとのキス……最高です。いつしても気持ちいい……」
「はっ、はぁっ、はぁっ、だ、XXっ……?」
数分間たっぷりと接吻を味わったXXはようやく口を離す。二人の口の間に出来る唾液の橋がなんとも淫靡な光景だ。突然の濃厚な接吻から解放された立香。しかし混乱は更に深まり、思考は依然として追い付かない。その前に会話が成立していない。
「私、怖かったんです。何かの拍子にマスターくんが離れていってしまうんじゃないかって」
「え、お、オレがっ……?」
彼女の口から紡がれる言葉。今までXXとの会話でも出てこなかった二人の関係についての不安。立香は動揺しながらも、XXが不安からこんな行動を起こしたのだろうと察した。そして答えを言おうとした。自分はXX以外に見えていない。そんなこと、XXが自分をフらない限りありえないと。だが、
「そ、そんなことな――」
「そこで気付いたんです。マスターくんが私から離れなくなればいいんだって」
「――え? んんっ!?」
「んぶちゅぅっ! ちゅばっ! ぢゅるちゅぅっ!」
立香の言葉を遮り、聞く耳持たずといった様子でXXは再び立香の唇を貪る。抵抗できない彼を一方的に嬲るように。立香の情愛を狂愛へと変えた彼女は激しく、愛おし気に彼の胸板を撫で回す。触っただけでわかる彼の逞しい身体、一介の女なら放っておくはずがない。だがくれてやるものか。この男は自分だけのものだ!
「ぶぷっ、XXっ、やめっ――」
「ぶはぁっ! ……やめません。マスターくんが私以外を好きにならないよう、徹底的に躾けてあげます!」
ビリィッ!
今度は立香のズボンと下着を引きちぎる。そうして現れたのは、自身が何度も愛してきた彼の生殖器。先ほどのキスで興奮していたのだろうその逸物は、完全に反り返っていた。それを見て、XXはニヤリと笑う。
「もう準備万端ですか。もしかしてマスターくんって攻められるのが好きだったりします? まぁ返答はいりませんけど」
「ま、待ってXXっ! 話を聞いてって!」
立香の懇願を聞き入れず、XXは彼の股の間に身体を滑り込ませる。すでに濡れそぼっていた淫口がくちゅりと亀頭に触れる。今からたっぷりと骨まで愛してあげなくては……!
「ふふ、いつもの正常位で立ち位置が逆なのも新鮮ですね。好きになりそうです、女性上位のこの体位ぃ……」
「いやっ! だからっ! あのXXさんっ!? れ、冷静になろう! ねっ!」
「私は至って冷静ですっ! さぁ、堪能のお時間ですっ!」
ぶちゅっ!
XXが腰を突き出し、立香の巨根が膣内へと埋没していく。途端膣内を強烈な圧迫感が襲った。
「おっ……ごっ……ほぉ……」
(ぐっ……この感じ、クセになるんですよねぇ……)
身体のサイズが小さい女性ならこの怒張が激しく突かれたら、内蔵がかき乱されるだけでなく、周辺の骨さえも砕かれかねない。彼は知っているのだろうか。藤丸立香の伴侶はサーヴァント以外に勤まらないという事実に。
「あぁっ、クッソやべぇですね。このちんぽぉ……。もう私のアソコはマスターくんのサイズに拡張されてますよぉ。今度は、私の番ですからねっ」
ぱんっ!
「うぁっ!」
「今度は私のまんこの匂いがちんぽから取れないようにしてあげます! 洗うのも禁止しますからねっ! ぶちゅっ! ぢゅるるるっ!」
立香に覆いかぶさり、三度唇を捕食する。逆正常位で身体を密着させ、XXは激しく腰を動かす。身動き取れない相手を一方的に嬲る……それは元銀河警察にあるまじき行為だった。
ぱんっ! ぱんっ! ぱんっ! ぱんっ! ぱんっ! ぱんっ!
「ぐっ……くぅぅっ……相変わらずの凶器ぶりっ……!」
激しく腰を打ち付けるXX。その激しい動きで、自身の膣内を長大な彼の肉棒が酷く擦り上げるのだ。立香を犯している立場にも関わらず、まるで逆に犯し返されているような錯覚さえしてくる。長時間はもたない。時間をかければ確実にこちらが先に堕ちる。
(先にヤラれるわけにはっ……!)
許されるのなら今すぐにでも大きく嬌声を叫びたい。愛する彼のことだけを考え、彼と肉欲に溺れ、愛の泉に溺れていたい。幸福という水泡に包まれていたい。――だがそれはダメだ。今は彼へ教え込まなくてはならない。自分の存在を、自分の愛を。一突きで感度が3000倍になったような快感が押し寄せるが、それに必死に耐えてXXは立香を責めたてる。
ぱんっ! ぱんっ! ぱんっ! ぱんっ! ぱんっ! ぱんっ!
突き込みの度にぶじゅっ、ぶじゅっと大量の愛液が溢れ出て、立香の肉棒の根元を濡らすだけでは飽き足らず、量のあまりシーツにも水溜りを作る。それを感じながら、XXは改めて自分が彼を繁殖行為をするに値する雄だと認識していることを知覚した。だからこそXXは苦しむ。自分がこれだけ貴方を愛しているのに!
「んべろぉっ、れろぶちゅばっ! べろねろぉ~っ!」
「んぶっ!? ぶふっ……!」
犬がするように、XXは立香の顔面をベロベロと舐め回す。自分の匂いを刷り込むように。グラインドの度に痛いほどに屹立した自身の乳首が彼の胸板で擦れ、言いようのない甘美な電流が流れる。自分の好きに動ける体位であるからこそ最初からトップスピードで責めたXXに、早くも限界が訪れる。
(だめぇ……ですっ……! こんなのっ……もうもたないっ……!)
無意識に自分の一番感じるポイントに擦り付けているのだから当然の結果だ。XXは今一度思い知った。自分がSEXで彼に勝つことなど、万が一つもないということに。
「んぢゅぅぅぅっっっ!!! ぢゅぅぅっっっ!!!!」
限界を悟ったXXは、立香の胸板と首に吸い付き、鬱血を作っていく――それはキスマーク。彼が自分の所有物だと知らしめるアピールだ。その時、膣内で抜き差ししている肉棒が一際大きく鳴り、震えだしているのがわかった。もう何度も身体を重ねたからこそわかるサイン、彼の射精の前兆だ。
(わたさないっ……! 誰にも渡しませんっ……! マスターくんはっ、マスターくんの子種はっ、全部私のものなんですからぁぁっっ!!)
「で、出るっ……! XXっ……もう出るっ……! あぁぁっ!」
ぶびゅるるるるるるるるるるぅぅぅぅぅぅっっっ!!!!!!! どびゅびゅびゅびゅびゅびゅぅぅっぅっ!!!!!! びゅるびゅるびゅるびゅるびゅるぅぅっっ!!
「ぎっ……いぃぃぃぃぃっっっっっ!!!!!」
歯を食いしばりながら、XXはそれに合わせて絶頂し、失神するのを必死に耐える。いつにもまして凶悪な射精。量も濃さも熟知しているはずが、それを超えるほどのソレに、XXは食いしばる歯の隙間から泡を漏らす。思考回路が焼き切れてしまうほどの快楽。びくんっびくんっと身体を激しく痙攣させながらも、XXは耐える。まだ気を失うわけにはいかない……!
「ふぅぅっ! ふぅぅぅっっっ!!!」
「はぁっ! はぁっ! だ、XXっ……!」
「ま、マズダーぐんが、悪いっ、んでずっ……! その声でっ! 体臭でっ! 姿でっ! その優しさでっ! 私以外の人を誘惑っ、ずるがら"ぁっ……!」
消え入りそうな意識の中、XXは心情を吐露する。彼に惹かれ、女性が近づく度にどれだけ自分が嫉妬したか……彼はわかっていない。
……ぱんっ ぱんっ ぱんっ ぱんっ
先ほどより大分緩慢な腰の動きでピストンが再開される。
「私の……、ますたーくんは、わたし、のっ……」
上半身を折って立香に覆いかぶさって、XXは彼の首に腕を回す。首元に顔を埋めながら、彼女は虚ろな目で呟き続ける。彼は自分のものだと。彼女は意識を失っていた。
「えへへ……私の……」
「ふぅ、ふぅ……XXっ……」
(……? 腕が……?)
意識を失いながらも止まらぬ腰の動き。絶頂の余韻と肉棒を再び襲ってきた快楽の波に苛まれながら、立香は自身の腕を縛っている紐が解けていることに気が付いた。あれほど激しいグラインドで緩んでしまったのだろう。自由になった腕で立香はXXの身体を優しく抱きしめる。
「ごめんよXX……、オレ、XXがそこまで思ってるなんて知らなくて……」
今ならわかる。何故彼女がこんな行動に及んだのか。すべては自身の鈍感さ故だ。
「XXの気が済むまで、オレのこと好きにしていいよ。全部XXの嫉妬、受け止めるから」
「ぁぁ……マスター、くん……」
腰を動かし続けるXXを優しく包み込む。彼の思いが伝わったのか、彼女の動きが徐々に遅くなっていき――やがて止まる。立香の首元に埋めるXXの顔は安心しきった表情で、小さな寝息を立てていた。
◇
「ほんっとうにすいませんでした……」
――翌日、起きたXXはすぐさま立香に頭を下げた。……しかも土下座、さらに全裸のまま。しかも寝ている間もずっと立香の肉棒が膣内に栓をしていた為、膣穴からとぷとぷと精液を溢し、床へ零している。
「酔った勢いとはいえ、マスターくんになんてことを……」
「あはは……気にしてないからいいよ。オレも悪いところがあったわけだし」
酔った所為とはいえ凶行に及ぶなど、我ながら何とも情けない。これで彼と別れることになったなら、それこそ座に帰る案件だ。……なんだか目が潤んできた。
「オレを気を付けるよ。ごめんね」
「いやいやそんなっ! マスターくんが謝ることではっ!」
頭を下げる立香を慌てて制す。確かにちょこっとは悪い気もするが、大方悪いの自分の方だ。
(こ、こんなことしてっ……セイバーの名折れっ……!)
「それじゃあ、仲直り……する?」
「え、ま、マスターくんがそれでいいのなら……」
頬を掻きながら立香は提案する。お互いに悪いのだから、これで喧嘩両成敗としようというのだ。彼が言うなら……とXXはそれを承諾する。
「じゃは今夜また来てね?」
「へ?」
――その夜
「んちゅっ……んふっ……んんっ……」
照明のない暗い部屋で二つ肉体が絡み合う。立香の言う通り夜に部屋を訪れたXXは、生まれたままの姿となり、対面座位で互いを強く抱いて深い接吻に酔いしれていた。解いた髪が汗で顔に張り付く、そんなXXの顔は完全に蕩け切っている。幸福と快楽の坩堝に呑まれている女の顔だ。
絡み合う舌が、汗で滑る互いの身体がなんとも心地よい。彼の逞しい腕に抱かれるだけで、身体から彼への愛が溢れる。自身の顔に相手の熱い吐息が当たる。屹立した乳首が、汗塗れな彼の胸板に擦れる。密着した胸が、相手の早鐘のように打つ鼓動が伝わる。根元まで咥え込んだ男根がピストンをしていないにも関わらず自身に強い快楽をもたらす。彼の男根を咥え、キスしているだけで絶頂に至ってしまいそうだ。
「ちゅぴっ、しゅきっ、ちゅぷぅ、しゅきぃ……♥」
XXはキスの最中、うわ言のように彼への思いを言霊にして吐き出す。それだけでただでさえ頭がおかしくなってしまいそうなほどの幸福感が、より膨れ上がっていく感じがした。今は、今だけは自分と彼だけの時間。
「ずっと、ずっと一緒っ、一緒ですからぁ……♥」
もう彼以外の人など考えられない。彼がいてこその自分。この身も心も、過去も未来も、自分を形成しているすべては彼の物だ。その時、
どぶびゅるるるるるぅぅぅっっっ!!!!! ぶびぃぃぃっっ!!! どびゅるびゅるびゅるぅぅっっ!!
「んんっ……♥」
爆ぜた肉棒が大量の白濁を子宮の中へと流し込む。ソレは瞬く間に子宮を満たし、内部から腹部を膨らませていく。その圧迫感が、子宮の内壁に彼の子種がじわじわと染み込んでいく感覚が、XXの身体を、心を満たす。なんて甘美な快感なのだろうか。
「っ……ふっ、XXっ……」
「マスター、くん……」
絶頂の余韻に浸りながらのキスが思考回路をさらにぐちゃぐちゃにしていく。二人の甘い夜が更けていった――
◇
「な、なんですかこれはぁっ!?」
――翌朝
シャワーを浴びていたXXは驚きの声を上げる。それは全身に広がるキスマークの山。特に乳房と臀部に集中しているソレ。どうあがいても普段の恰好じゃ隠し切れない。
「こ、これじゃあ人前に――」
「ダメだよXX。今日はオレと一緒に過ごしてもらうからね。勿論部屋からは出るよ」
「――なぁ!?」
こんな格好を見られたら、昨夜どんなことをしていたか一目瞭然だ。それを周囲に見られると思うと、顔から火が出そうだ。
「ま、これでXXは誰の所有物かって皆わかってくれるしね」
「え、それって……?」
心細く身体を抱きしめるXXの耳元で立香は囁く。
「――
「っ……!?」
その言葉に心臓が大きく跳ねる。そうだ、このマークは所有印なのだ。自分が彼のモノだと周りに知らしめるための。それがわかった途端、自身の大事な部分が甘く疼く。
「昨日は優しくだったけど、
XXの肩を抱きながら立香はそう告げる。まだ朝だと言うのに、今夜が待ち遠しくてしょうがなくなってしまった。XXは今夜の両思いな彼の愛し方を期待しつつ、立香の胸板に乳房を押し付けて唇を奪う。もう開き直ってイチャイチャを見せつけてやろう、そう思って――
彼女の残念さは同性からも共感できると思うの。
くたびれたOLってあんなんやで。