「ふぅ~……疲れたぁ……」
――カルデアのマスターである藤丸立香はその日、日課のサーヴァントとのトレーニングに励んでいた。魔術が使えない以上身体を鍛えている内に日課になってしまったソレ。カルデアに来た当初よりも付いた筋肉がその成果を表す。流石に伝説の超サイヤ人並みのムキムキマッチョマンにはなりたくはないが、それなりに筋肉は付けたい。
(それに、ドクターとの約束だし)
以前魔術を学びたいと彼に打診したが、それはあっさりと断られた。魔術の素養もないのだから致し方ないことではあるが、彼はなにより魔術という武器を持ったことで逃げるという選択肢を忘却してしまうことを恐れていたのだ。なにより彼自身が、『戦う理由と戻るべき場所を忘れないため』にもそのままでいてほしいというドクターの言葉に心を動かされた。
(まぁ前よりは筋肉が付いたと思うけど、まだまだかなぁ……)
フィジカル面では大分強くなったと思うが、まだ足りなさを感じる。だがオーバーワークは良くない。適度に休めなくては身体を壊してしまう。立香はひとまずシャワーを浴びるべく、汗を拭きながらマイルームへと入る。するとそこには、
「お疲れ様です、マスター」
「今日もトレーニングお疲れ様でした、マスター!」
「えっ?」
なぜか頼光とジャンヌの姿が。普段から彼のマイルームは頻繁に無断侵入される場所になっているが、今回部屋にいた組み合わせは初だ。いつもなら清姫か静謐か頼光の誰かだが、今回は頼光とジャンヌの二人。しかもジャンヌはあの競泳水着の恰好だ……もうそんな季節ではないのに。寒くないのだろうか?
「あれ? なんで頼光とジャンヌが? ってその格好寒くないの?」
「もう……"頼光"ではなく"母"と呼んでいただいて構いませんのに……」
「私もです。"ジャンヌ"ではなく、お姉ちゃんでいいですよ? それに大丈夫です。この部屋の空調は完璧ですので!」
「いやいやいや、何言ってんのさ」
頼光はいつものことだが、ジャンヌに至っては最近自身の姉を名乗るやべーやつと化している。普段はなんともないが、こう話しているとどうも彼女が姉のように思える現象が度々起こっていた。咄嗟に姉と認識してしまう自分が怖い……徐々に毒されている自分がいる。以前の母と姉の戦いは、あれはあれで地獄だった思い出が……。
その二人が意気投合するかのように仲良くしている絵面が、立香の心に謎の恐怖感を植え付ける。ここに清姫と静謐がいない分まだマシなほうかとも思えるが。
「頼光はオレの母さんじゃないし、ジャンヌはオレの姉じゃないでしょ? そもそもオレ一人っ子だし」
「むむむ……! お姉ちゃんに向かって姉じゃないなんて……そんなことを言う弟には――」
「よよよ……! 母に向かって母ではないと言うなんて……そんなことを言う我が子には――」
「――姉ビームっ!」
「――母レーザーっ!」
ビビビビビッ!
ムピーッ!
頼光が人差し指を向けて、ジャンヌは手でハートを作り、謎のビームを立香に放った。
「えっ? なにそのわ、ざ――ぬわぁぁぁっっ!?!?」
「…………」
「………」
「……」
「…」
「――ご、ごめんっ、母さん。姉さん。……オレ、
「もう、駄目ですよっ。私たち『家族』なんですから」
「ええ。そうですよ。母とお姉ちゃん、そしてわが子……三人の家族です」
そうだ、何もおかしなとこなんてない。自分はジャンヌお姉ちゃんと頼光……母さんとの三人家族だ。どうしてそんな他人みたいに振る舞っていたのだろうか? もしかしたら疲れが溜まっているのかもしれない。
「そうですっ、お疲れなら母がマッサージしてあげましょう」
「勿論お姉ちゃんもしますよ!」
「マッサージ……?」
表情を蕩けさせ、獣欲塗れの瞳で見ているというのに、立香は疑問に思うことなく従ってしまう。彼の中で家族にマッサージをしてもらうのは当たり前であり、特段変なことではないのだから。……だがそれでも妙な違和感が……。
「ではまずお姉ちゃんが口のマッサージをしますね」
「う、うん……わかったよ、姉さん……」
違和感を拭えない中、立香はただジャンヌに従う。胸元に両手を添え、彼女の顔が近づいていく。距離が近くなり、女性特有なのかいい匂いが鼻腔を擽る。プルっとした麗しい唇が、ぷにっと自身の唇をくっ付く。
「――ぶっぢゅぅぅぅぅぅっっっっ!!!!! じゅるるっ!! じゅばっ! じゅちゅぅぅっっ!!」
「っ!?」
直後、激しい接吻音がマイルームに響く。歯肉や内頬、舌裏……口の中を余すところなく舐め回され、ベロベロと唾液を塗りたくられる。ぎゅっぎゅっとジャンヌの豊かな、聖女を名乗るには不釣り合いな大きさの乳房が押し付けられる状態で口を
「ぶちゅぱぁ~……どうだっでした? お姉ちゃんのお口マッサージは」
「あ、う、ん……凄かった、よ……?」
互いの唇の間に大量の唾液橋を作りながら、ジャンヌは悦に浸っていた。朝から濃厚極まりないディープキスだ。手で唾液で出来た橋を壊し、手に纏わりつかせる。それに舌を伸ばし、ベロリと飲んでいく。なんとも淫靡な姿だ。こんなことを毎日していただろうか? ……うまく思い出せない。
「遠慮しなくていいんですよ? だって家族なんですからっ。ねぇお母さん」
「そうですよ? 母もお姉ちゃんもマスターの家族なのですから」
「あ……そう、だよね、ごめん」
口周りをベトベトにしながら、申し訳なく謝罪する立香。どこか遠慮があったのかもしれない。無意識のうちに二人の間に仕切りを敷いてしまったようで、申し訳なくなってしまう。
「次は母の番ですよ。では、マスター?」
「わ、わかったよ……母さん」
姉から今度は母に向き直ると、頼光はすぐに距離をつめ、その豊満な身体を立香に枝垂れかかせてそしてそのまま、
「ぶぢゅぢゅぅぅぅっっっ!!!! ぢゅるるりるぅぅぅぅっっっっ!!!!」
こちらも姉に負けず劣らずの超絶極濃ディープキス。それこそ先ほどの音よりも大きな音を立てようと、ワザと大きな音を発てるような吸い方だ。貪るかのような頼光の接吻を、立香を受ける。それはまるで捕食されているような光景だった。大きく、卑猥な接吻音だけが室内を支配していく。
「ぶぽぉぁ……。あぁ……どうでしょう……? 母とのキスは……?」
「う、うん……よ、よかった……」
口を思う存分蹂躙され、口周りを唾液でベトベトにしながら、彼女も恍惚の表情だ。
「では次のマッサージに移りますよ? さぁベッドに横になってください」
「リラックスしていいですよ? お姉ちゃんがついてます! 安心して身を委ねてくださいね!」
「わかったよ、母さん、姉さん……」
(なんだろう、なんか、どこか違和感が……?)
妙な違和感を感じるがそれが何なのかがわからない。その僅かなしこりを抱えながら、立香は姉を名乗る不審者と母を名乗る異常者の指示に従う――
◇
「さぁ、母のおっぱいですよ。いっぱい吸っていいですからね」
「うん、母さん……ちゅぱっ、ちゅぅ……」
「ずぅちゅるるるるぅっっ!! ぞぞぞぉおおおぅっ!
立香は一糸まとわぬ姿でベッドに横になり、膝枕の体勢で頼光母の乳首に吸い付いていた。顔面に彼女の大きさ乳房をむにむにと押し付けられ、その弾力を柔らかさを顔全体で感じる。そして下半身ではジャンヌが勃起した肉棒を咥えて爆音をたてながら口淫に耽っていた。
「ちゅばっ、じゅるるるっ! じゅろぉ! すごっ……おっきっ……」
日本人のサイズを大きく逸脱した立香の肉棒。自身の顔より大きい、黒人の逸物のようなそれを嬉々としながら、激しく吸い上げていく。吸っては舐め、手で扱き刺激を与える。そして空いている方は片手で立香の陰嚢をモミモミとマッサージしながらその溜り具合に恍惚の表情を浮かべていた。
「こんなにたっぷりと子種を溜めて……。ふふ……なんとまぁ性欲旺盛な我が子なのでしょう。これを沈めるのも身内の役目です」
「ぶちゅばぁ~……。ええ、お母さん。弟の性欲を処理するのは母と姉の役目です。そうでないとすれ違った女性を『ちんちんイライラしたから』といって即強姦しちゃいますからね」
彼の性豪さには驚かされるばかりだ。こんなに雄の匂いを振りまく超根を前に、媚びなければ女ではない。無論、それが血のつながった身内であろうと例外ではないのだ。
「あぁ……もっと強く吸って、構いませんよ。母にとって我が子はいつまでも我が子です……んっ……」
頼光の言葉に従い、乳首を強めに吸う。すると彼女の口から悩ましい吐息が漏れた。その大きさに反し、中々感度がいい胸を持つ頼光。その胸の先端にあるピンク色の乳首を立香は無我夢中でしゃぶっていた。立香の口使いに、いいようのない快楽が昇って来る。
「うっ……!」
「んんっ……! ごくっ……ごく、ごくっ……」
直後立香の腰が浮き、ジャンヌの口の中に大量の精液が流し込まれていく。糊のような超極濃精子。喉に絡み付くそれを、ジャンヌは難なく飲んでいく。ごくりごくりという喉音が部屋に響き渡る。射精の余韻でビクビクと身体を痙攣させる彼の状態が、その心地よさを物語っていた。
「~~ぷはぁっ、。流石は弟くんですね! こんなに濃い精子出せるなんてぇ……、ちゅっ、ちゅるぅ、ぢゅるるっ」
見事に大量の白濁を飲み干すと、再びその肉塔に舌を這わせて丹念に綺麗にしていく。むわっと口から漏れる熱い吐息が、肉棒に当たり、何とも言えぬ心地よさを産み出す。顔を押しつぶしている乳房の柔らかさも堪らない。
「あぁ……そんなに気持ちよさそうに……」
その可愛らしい反応に、頼光は頬を紅潮させながらも、下腹部に熱を滾らせる。そればかりか、しゃぶられている乳首が痛いくらいに屹立していた。
「ジャンヌさん……私もそろそろ……」
「んっぢゅるるっ、ずぅぞぞぞぉ……っぱはぁっ……わかりました、お母さん」
こんなに良い雄の反応をされては身内であっても嬉しくなってしまう。蕩けた表情のジャンヌは結った髪で唾液塗れの肉棒をそっと拭う。射精直後にも関わらず、萎えることなく聳え立つ肉の塔に頼光は笑みを濃くした。
◇
「あっ! あぁっ! あぁぁっ! 我が子の摩羅っ! なんと雄々しいのでしょうっ!」
「今度はお姉ちゃんがまたお口レイプしてあげますね。勿論キチンと口を濯ぎましたから安心してください。んぢゅるっ、んむぢゅるるるぅっ!」
お互いのポジションを入れ替えた二人。ジャンヌは立香に添い寝をするように横に付き、彼の唇をハイエナの如く貪る。一方の頼光は騎乗位で激しく腰をグラインドさせていた。女性主体のその体位は、彼女の凶悪な爆乳をぶるんぶるんと激しく揺らす。
膣を拡張する勢いで内壁を削る巨大な肉槍。それが生み出す快楽はサーヴァントの身であっても抗うことはできず、翻弄されていく。なにより我が子が与える快楽は、頼光にとって極上の味だった。女を籠絡させる雄の力に、女として魅了されてしまう。
「すごいっ! びくっびくっってえぇっ! 母はっ! 母は、とてもっ! 嬉しいですっ!」
「ぷはっ、あぁっ! 母さんっ……すごい、気持ちいいっ……!」
歓喜の涙を流しながら、頼光は嬌声を上げる。ぱつんぱつんと胸と同様に豊満な尻肉が波打ち、音を立てて弾む。彼女の膣がもたらす快楽に立香の思考は狂わされていく。『実母』と交わっているという事実も手伝って、その興奮は計り知れない。
「あんなにお母さん悦んで……次が待ち遠しいです……」
その雌としての姿前回の頼光の姿に、ジャンヌは焦らされ、もじもじと太腿を擦り合わせる。醜悪でグロテスクなドリルを思わせる弟の生殖器に、思わず見惚れてしまう。早く自分も味わいたくて仕方ない。
「あっ! はぁっ! んんっ、今は母の時間っ、ですっ! あぁっ! この摩羅っ、最高ですっ! 流石我が子っ! 我が子ぉぉっっ!!」
狂ったように息子への思いをぶちまける母親。姦淫に耽るその姿はサーヴァントにあるまじきものだ。膣ヒダのひとつひとつで息子である立香の肉棒を丹念に味わっていく。
「だ、だめだ母さんっ! も、もう出ちゃっ……!」
「いいっ! いいのですっ! そのまま母の中に出してぇぇぇっっっ!!!」
射精を訴える立香に、ラストスパートをかけるべく頼光はより激しく腰を打ち付けていく。そして、
「あぁぁぁっっっ!!!」
「いっ……くぅぅぅっっっ!!!!」
二つの身体が激しく痙攣する。膣内で剛直がポンプのように精液を噴き上げ、子宮内へと流し込んでいく。その極濃精子に、頼光は絶頂の余韻と膣内射精両方の快楽に耽った。孕むはずのない身体にも関わらず、まるで孕んだかのような錯覚さえしてくる。それにしてもなんて量なのだろう。下腹部が僅かに膨らんでいる。
「うっ……はぁん……我が子の、子種ぇ……とくといただきましたぁ……」
蕩けた顔で頤を反らして、呟く。その顔はどう見ても『母』ではなく『雌』の顔だ。
「あ~ぁ、お母さんはもう蕩けちゃってますね。一旦休んでもらって、次はまたお姉ちゃんがシてあげますからね」
◇
ぱんっ、ぱんっと肉を打つ音と嬌声が室内に響く。
「あぁっ! お姉ちゃんのおまんこっ、気持ちいいっ、ですかっ!? あぁぁっ!」
「はぁっ! はぁっ! う、うんっ……! 姉さんのっ、すごくっ、気持ちいいっ……!」
競泳水着のクロッチをずらし、露わになった秘所に、巨大な黒光りする肉塔がめり込んでいる。頼光とジャンヌの愛液で塗れたそれは、部屋の照明に当たって光沢を帯びていた。すでに二度、射精している立香の男根は未だに硬さを保っている。
「んんっ! んふぅっ! ふぁぁっ! いいいっ! いいのですよっ! 弟の性欲を処理するの、は姉のっ、仕事ですからぁぁっ!」
「はぁっ! ね、姉さんっ……!」
競泳水着に包まれた大きい乳房がゴム毬のように跳ねる。その淫らな動きは、立香を視覚的にも興奮をひどく煽っていく。
「ふぅっ! ふぅんっ! 弟ちんぽ気持ちいいっ! ああっ! うぅんっ! ふぁぁっ……!」
「姉さんっ、お、俺っ、またっ……!」
「一々告げなくても、いいんですっ! お姉ちゃんをコキ穴扱いっ、都合のいいオナホっ、扱いしたってぇっ!」
「そんなっ……! ぁぁっ! 出――っ……!」
「あっはぁぁぁっっ!! 出てるぅっ! 弟精子がお姉ちゃんの小作り部屋の中にいっぱいぃぃっっ!!」
三度肉体が激しい痙攣をし出す。量も濃さも一向に変わらない精液がジャンヌの子作り袋の中を満たしていく。最愛の弟からの愛を受け、ジャンヌは狂ってしまいそうな至極の多幸感を味わう。身体中に幸せが流れて、身も心も蕩けていった。一方――
「はぁっ、ふぅ……、はぁ……? へぁ……? あれ、ジャン、ヌ……? ってぇぇぇっ!?」
――目をパチパチとさせて、呆けた表情を見せた後、彼は驚きの声を上げた。それもそうだ。頼光は立香の『母親』ではなく、ジャンヌは『姉』でもない。そして今自分はその自称姉と名乗る女と性交をしていたのだから。
「はれ……? あ、解けちゃいました……?」
「そうみたいですね……」
ベッドの傍で横になっていた頼光も脇から顔を出す。いったい何がどうなっているんだ!? と立香の中の驚愕と動揺が爆発した。
「なっ、なんでっ!? なんでジャンヌとっ!? それに頼光っ!? なにっ!? どうなってるのっ!?」
「仕方ありません。頼光さんっ!」
「ええっ、ジャンヌさんっ!」
「――
「――
「ちょっ!? 何その技ぁっ!? ちょっ、ちょっと待っ――」
「…………」
「………」
「……」
「…」
「――あれ? 母さんに姉さん? どうした、の?」
「いいえ♪ 別に何も。さぁエッチの続きをしましょう♪」
「お姉ちゃんの次は母ですからね?」
謎のビームを受け、立香は再び彼女達を家族だと認識しだす。未だに勃起が収まらない肉棒、それを蕩け顔で見つめる母と姉。そして再び部屋の中は性交と嬌声が響き始める。その異常なおままごとは続くのだった――