Aの淫獣パートがマイルドになってます。
お好みでどうぞ
――カジノ
ギャンブラーがその強運を試し、勝者と敗者がごった返すそのカジノの上階にある一室で、それは行われていた。テーブルには一対の男女。女はこのカジノの長、ルーラークラスのアルトリア。普段の鎧姿とは異なり、ボディラインのはっきりと出るバニースーツを身に纏っている。その麗しい美貌に、男なら邪な感情を抱かずにはいられないだろう。
対して男はカルデアの最後のマスター、藤丸立香。彼は頬に汗を伝わせながら、苦虫を噛み潰したような表情を浮かべていた。というのも彼はサーヴァントの育成資金を集めるべく、ギャンブルに興じていたのだ。相談したアルトリアにつられるままここを訪れたはいいものの、結果は火を見るより明らか。ようは負け続けていた。
「マスター、まだ続けますか?」
「も、勿論っ!」
(ぐっ……! 駄目だっ……! このままじゃ資金集めどころか借金を背負うハメになる……! それは非常に不味い……! せ、せめて+-0に持ち込まないと後で皆になんて言われるか……)
金も有限ではない。掛け金は立香のなけなしの金に加えて、アルトリアが掛け金としてくれた分のみではあるが、そのギャンブルの中毒性に立香は改めて恐怖を抱いていた。ギャンブルに手を出して酷く負け越したと知られれば、関係者各位から受けるありがたい説教コースとか御免被りたい。もうこの際マイナスにならなければいいとまで思ってしまうほど、の戦況だった。
(完全にハマってしまったようですね)
どう見ても青い顔をした立香。そんな苦し気な表情の彼を見て、アルトリアは口角を釣り上げた。これは絶好の機会だ――。
「では、マスター…… 別室で他のギャンブルをするのはどうでしょう? ギャンブルの内容にも得手不得手がありますから」
「え、他の……?」
「はい、そちらであればマスターも逆転可能でしょう」
「本当!? アルトリア、お願いできる?」
負け分を取り戻せると知った立香は、それが救いだと言わんばかりに喰いついた。アルトリアの申し出を安堵の表情で承諾する立香。まだ勝てると決まったわけではないが、その表情は先ほどに比べ和らいでいる。
「では参りましょう。ここから上の階になります」
アルトリアは、立香を連れてエレベーターで上階へと向かう。エレベーターの液晶が階を上昇していく中、背後にいる立香に見られぬよう、アルトリアは舌なめずりをしていた――
◇
――エレベーターが最上階へと到達する
開いたドアから進むと、そこは――ここのカジノの上階、宿泊区画の中でもっとも上の部屋であるロイヤルスイートルームだった。高所から見える夜景が、その美しさと高級さを知らしめる。
「ここって、スイートルームじゃないの……!?」
「ええ、そうです。そして、ここでギャンブルをします」
見える夜景に驚く立香に、アルトリアは冷静な口調で告げた。しかし彼女の言葉とは異なり、ここにギャンブルの道具は見当たらない。元より宿泊施設なのだから当たり前なのだが、立香は彼女の言葉に疑問を覚えた。
「でも何を……?」
「それは――これです。ちゅっ」
「っ!? うわっ!?」
一瞬に距離を詰められて、唇を奪われる立香。接吻されたと認識するよりも早くそのままベッドへと押し倒され、即座に魔術で両腕を光の魔法陣が拘束される。背中にベッドの柔らかさと弾力を感じながら、動揺する瞳で見上げた先にはアルトリアの獣欲に染まった顔。頬を紅潮あせて自身を見下ろす彼女に、立香は思わず見惚れた。
「今からマスター……、
「へ……? あ、アルトリア……!?」
立香はアルトリアの言葉に動揺を隠せない。アルトリアが犯す? 自分を? なぜ? 溺れるとはなに? 彼女の告げた内容が頭の中でぐるぐると飛び交う。いや、負け分をプラマイゼロにしてくれるのはありがたいけども!
「マスターはギャンブルを受けることを選んだのです。大人しく、私に食べられてください」
れろ……と唇を舐めると、アルトリアは立香の衣服に手を掛け、力任せにバリィっと一瞬にして破り捨てた。開けたジャケットとワイシャツの間から露わになったのは逞しさを感じさせる胸板。破いたスラックスから飛び出たのは、年相応とはお世辞にも言えない凶悪なサイズの男性器。
なんとも牝を魅了する罪な身体をしている。漂わせるフェロモンもそうだが、彼は逆レイプされることを望んでいるかのようにさえ思えてしまう。こんな卑猥な裸体を前に、我慢できるのは女じゃない。
「み、見ないでってばっ……!」
「何を言うのですかマスター。これほどの雄々しい雄の象徴……女であれば誰しも見惚れてしまいます」
手を添え、天へと先を向ける肉槍。触れただけでその熱さと脈動が掌から伝わってくる。恋い焦がれる殿方の生殖器を前に、アルトリアの下腹部は灼熱の如く燃え上がり、膣口から愛液を溢れさせていた。
「では……いただきます。れろぉ」
「っ……!」
肉竿に伸ばされた舌が、ゆっくりとその味を堪能するかのように這う。肉棒越しにアルトリアのベロ熱と熱い吐息を感じ、立香の肉棒がピクリと反応を示し、ビキビキとより硬さを帯び、そそり立っていく。あの獅子王アルトリアが己の男性器を舐めている……そのことが立香の興奮を爆発的に押し上げ、苛ませる。
「なんという熱さ……。なんて……愛おしい……。んちゅっ、れろれろぉ……。ん~んっ」
竿のみならず、陰嚢へも舌を伸ばして唾液を塗していく。なにせこの中には子宮が求める子種液がたんまりと製造されているのだ。故に丹念に、慈しみ、労わるように、優しく舌を這わせて、その玉の重みを舌越しに感じ取る。濃厚な接吻を玉袋にし、玉を口に含んで吸い、ぽっと音を立てて離す。
「あぁ……なんて硬さ……。ふふ……私の舌、感じてくれているのですね……」
自身の舌で興奮していることに喜びを感じつつ、アルトリアは男根全体に唾液を塗す。側面全体に唾液がいきわたると、先端の一際大きい亀頭に舌を這わせていく。添えている手と舌が男根の確かな熱を感じる。
「くっ……あぁ……! アルト、リア……!」
「んちゅっ、ちゅぱっ、れろっ、ちゅるちゅぅっ、れろ~」
亀頭だけでなく、カリ高へも舌を伸ばし、隙間なく唾液を塗す。やがて全体にいきわたると、今度は尿道の舌先をねじ込み始める。この穴から子種汁が出てくるのだ、愛さなくてなんとするというのだ。排精の穴を穿られ、下腹部から快感が昇って来る。
「どうでしょうか? 気持ちいいですか……?」
「くっ……はぁっ……! んぅっ……!」
「ふふ……、聞くまでもなかったようですね」
気持ちよさそうに表情を歪める立香に、満足気に微笑みながら、アルトリアは口淫に興じていく。愛情を込めて、自身の恋慕を舌に乗せて彼の肉棒を愛する。そして肉竿から舌を離すと、その先端である亀頭を咥えにかかった。
「はむっ」
「んあっ……!」
大口を開けないと入らないほどの巨大な亀頭。それを口に含み、口内粘膜を擦らせ、舌でベロベロと舐めていく。一舐めするたびに、より彼への愛が強まっていくような気さえしてくる。そしてアルトリアは、立香の股関節に手を添えると、亀頭を咥えたまま、徐々に顔を下げていく。立香の視界から自身の生殖器がアルトリアの口の中へと姿を消していくのをまざまざと見せつけられる。
(うぁ……っ! 気持ち、いいっ……!)
初めて味わう口淫、それが生み出す快楽が立香の全身へと流れていく。アルトリアの舌が自身の男根を伝う度、亀頭を舐める度にビリビリと快楽電流が脳神経を刺激する。
「悦んでいただけたようですね……。では、これはどうでしょう?」
豊満なバストを覆っているバニースーツのカップをペロンと捲ると、隠されていた乳房が立香の目に飛び込んできた。先端にある綺麗な桃色した乳首、染み一つないその美しい胸に、視線は集中してしまう。そしてその豊かな双乳に、立香の男根が挟まれた。
「はぁぁっ……!?」
「どうでしょうか私の胸の感触は……?」
両手で乳肉を圧迫させ、肉棒にその感触から生まれる快楽を与えていく。ハリ、弾力、すべてのステータスEXレベルの乳房。それはまさに神が作ったといっていいほどの造形。獅子王と呼ばれた彼女がパイズリをしているという光景が目下で広がっていた。
「うぁっ……!」
(アルトリアの胸……気持ち、良すぎるっ……! すごい、柔らかいっ……!)
時折ふと視線を向けてしまっていた彼女の乳房が、その正体を露わにして、その柔らかさとハリと弾力を感じさせるように自身の男根を挟み込んでいるのだ。むにっむにぃと乳形が歪む様が、びくびくと肉棒を跳ねさせる。それは射精の予兆。アルトリアのような女性がもたらす淫靡な雰囲気に、童貞である立香が耐えられるはずもない。
「だ、駄目だっ、アルトリアっ、出、出る――」
「ダメですよ、マスター」
「――え――?」
そして込み上げてくる射精感をそのまま解き放とうとしたとき、アルトリアが身体を引いて肉棒があたたかな乳サンドから解放される。突然与えられていた快楽の電流が途切れ、困惑する立香の顔にアルトリアは薄く笑んだ。
「出すならこちらへ」
ギシっとベッドに乗って、アルトリアが立香の身体を跨ぐ。彼女がパチンっと指を鳴らすと、バニースーツが粒子となって消える。そうして露わになるのは、アルトリアの裸体――トロトロに蕩けた淫唇。透明な筋をいくつも内腿に作るそこは、明らかに
「どうでしょう。私のここは、マスターが今すぐにでも欲しいと泣き叫んでいますよ?」
「っ……!」
ごくりっと喉が鳴る。淫らだが、そこに美しさを伴わせるアルトリアの膣口に視線が吸い込まれていく。
「これから私の下の口がマスターの黒人顔負けの極太フランクを頂いちゃいますね……」
脚を90度曲げ、輿を踏むような体勢でくちゅりっと亀頭の先端が瑞々しい膣唇と接吻を交わす。触れただけでわかる濡れ具合と熱、それは彼女がいかにこの状況に興奮しているかを物語っていた。くちゅくちゅとバードキスを済ませると、腰を徐々に落としてディープキスへと移行させる。
ぐぢゅちゅっ……!
「あぁぁっ……!」
「んんっ……! 凄い圧迫感っ……!」
少しづつ埋没していく巨大な肉塔。腰が圧し落ちるにつれ、幹が大量の愛液でデコレーションされていく。はっきりいって異常――常人を遥かに上回る量の愛液。それが根元まで垂れ、下半身さえも染め上げる。自身の男性器を呑み込んでいく淫唇と膣壁がもたらす快楽が、立香の背筋に快感の電流を迸らせる。
一方のアルトリアも、立香の規格外の男性器に軽い絶頂を得てしまいそうだった。とんでもなく狭い膣道を、巨大な男根で強引にこじ開けていく。カリ高で、血管をぼっこりと浮き出させたその凶悪な肉槍は膣壁を抉るように突き進む。それが生み出す快楽ボルトが、アルトリアの脳内神経をスパークさせる。
「おっ、おぉぉぉぉっ……!」
(な、なんという女サーヴァント殺しのペニスぅ……!)
思わず白目に剥きかけるが、それでも腰を落としていく。やがて根元まで呑み込んだ時には、アルトリアの下腹部がぼこっと盛り上がっていた。
「なに、これっ……!? きもち、良すぎてっ……!」
まだ根元まで咥えただけの膣穴。しかしその膣内部では大量のヒダがそれぞれ意志を持ったかのように、蠢き、肉竿を刺激しまくっていた。初めて味わう女の身体の味に、立香の脳内がピンク色に染め上げられていく。
「ぐっ、子宮が、潰れるっ……! ……ふふ、気持ちいいですか、私のアソコは。実は、大切に保管していた聖杯が一つ少なくなっているの、マスターは気付いてしました?」
「はぁぁっ……! うぅ、ぇ……っ? せ、聖杯……っ!?」
立香はいずれ使う時がくるだろうと、旅の中で手に入れた聖杯を大切に保管していた。以前数えた時は数が合わないような気がして、てっきり自分の数え間違いだったかなと思っていたのだが、その犯人がアルトリアだとは――。
「私は聖杯に願ったのです。"マスター・藤丸立香を虜にする女性器が欲しい"と」
「っ!? そ、それってっ……!」
「ええ。ですから、マスターが"私の身体の虜になるのは必然"なのです」
このギャンブルは『自身がアルトリアの身体の虜になったら負け』となる。ならこの勝負は――!?
「わかりました?
「そ、そんなのっ――」
ずっちぃぃ……ぱんっ!
「うあっ!」
ゆっくりとした速さでアルトリアが腰を上下に動かし始める。その緩やかな速度であっても、立香にとっては強烈な快感となって襲い掛かって来るのだ。彼女が聖杯に願ったように立香を虜にするべく、膣壁が彼の肉棒を性魅力で誘惑を仕掛ける。しかし、感じているのは彼だけではない。
ずちぃぃ……ぱんっ! ずちちぃぃ……ぱんっ!
「あぁっ……! 気持ちいいっ……! これが、夢にまで見たマスターの男性殖器っ……!」
アルトリアも同様に強い性的快感を得ていた。カルデアに召喚されてからほとんど毎日彼とSEXすることを夢見てきた彼女は、その念願が遂に叶い、歓喜の涙を零す。自身が強く、この人以外考えられないというほどに恋い焦がれた男のペニスなのだから。
「激しくしていきますよマスター……!」
ずっちぃぃ……ぱんっ! ずちぃ、ぱんっ! ぱんっ! ……ぱんっ! ……ぱんっ!
「あ、アルトリア――うあぁぁっ!」
体勢を正して立香の脚を抱え込むと、そのまま彼に覆いかぶさった。逆種付けプレス――種搾りプレスという体位を取ったアルトリアは、両腕を立香の首に回し、その豊満な女体で彼をプレスし、先ほどまで緩かったスピードから一転、激しく腰を叩き付けていく。極安産型な爆尻を波打たせながら、湧き上がる欲求に従って立香を愛する。
「ふっ! ふぅぅっ! マスターっ! あぁぁっ、マスターぁっ……!」
「まっ、アルトリっ、激しっ……!」
「まだまだ、これから、ですよっ……! ぶっぢゅぅっ!!」
「んんっ!?」
湧き上がる愛の衝動のままに立香の唇を貪る。唇を割り、舌を侵入させて彼の口内粘膜を隅から隅まで舐め尽くす。それだけでは飽き足らず歯肉、歯列、歯裏、舌裏、そして喉の最奥を舐めるが如く舌を伸ばしていく。
立香の身体をぎゅっと抱きしめ、己の肉体を押し付ける。豊満な身体が密着し、そこから生じる快楽が立香を苛ませていく。
(も、だ、……出るっ……!)
立香は顔を蕩けさせ、昇って来る射精感をそのままに解き放させられた。
どびゅぅううううぅぅぅううぅぅぅぅっっっっっっっっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!
「ぶぐぅうううっっ!!!!」
立香の常識を逸脱した大量極濃厚黄濁射精は子宮内を一瞬で満たし、卵巣や卵管さえも犯し尽くし、腹部が膨らんでいく。膣壁が暴れる肉棒をビタッと抑え込み、さらに刺激を加えつつ精液を絞る。
(あぁ……♥ マスターの、射精ぃっ……!!♥♥)
彼と同様に顔を蕩かせながら、射精による性的絶頂するアルトリア。なんて甘美で蠱惑的なのだろうか……これはクセになる。ただ子を成す為の行為だというのに、ただただ愛し合うというそれ以外の意味を見出してしまう。女としての本能と幸福感に満ち溢れていく。
「まだ、ですよ。もっと気持よくしてげます……。んちゅっ」
再び唇を押し付けて濃厚な接吻をする。文字通りそれで口直しをした後は、身体を反らして腰を回すように動かす。先ほどの直情的な動きから打って変わり、変則的な腰使いがもたらす快楽もまた強烈なもの。膣内に吐き出された黄濁をシェイクしながらの違った責め方に、立香は再び追い込まれていく。
ぐりんっ、ぐりっ、ぐりぃん
「うぁっ……その動きっ……!」
「どうですか? 私の腰使いは……。好きなだけ、私の中に出していいのですよ」
射精直後の敏感な肉竿を刺激され、収まったはずの射精感が再び込み上げてくる。必死に下腹部に力を込めて抑えようとするも、その力を上回る快楽に立香は徐々に流されていく。
(マスターの感じてる顔、なんて可愛い……)
立香を感じさせているという事実が、アルトリアの興奮を上昇させる。その興奮を動きに直結させ、より淫らに、より激しく腰を動かす。
「あ、アルトリアっ、ま、また出るっ……!」
「マスターのお好きなタイミングでお出しになってください。私の許可なんて、要りませんから……」
アルトリアの腰使いに、つい先ほどまで童貞であった彼は耐えられず、立ち昇ってくる射精感に従い、そのまま彼女の膣内へと再び射精し始めた。
どびゅるるるるぅぅぅっっっ!!! ぶびびびぃぃぃっっ!!! どびゅるっ! びゅぅぅぅ!!!
「ぐぅぅっ……!」
「んっ……! 熱いっ……!」
マグマを思わせる吐精に、アルトリアは酔いつつあった。精液に、彼を快楽で染め上げている、彼の初めての相手となった自分自身に。そして自分は今宵、彼だけのものに――彼は自分だけのものになる。
「まだまだ夜は長いですよ? マスター……」
熱く重い息を漏らす立香を眺めなら、アルトリアは呟く。彼女の言う通り、夜はまだ始まったばかりなのだから――
「がっ、ふぅっ……! ふぅ、ふぅ、はぁっ……!」
「ふふ……お疲れさまでした。マスター」
――宣言通り、陰嚢から精子を一滴残らず搾り取れた立香は疲労の蓄積した身体をベッドに横たわらせる。そして彼の横には添い寝するかのように密着するアルトリアの姿。二人の身体中の汗が、行為の激しさを物語っている。膣穴からは依然として膣内に吐き出された大量の黄濁がどぷどぷと漏れ落ちていく。
「マスター、もしマスターが望めば、私の身体を好きなように使っていただいていいのですよ。口でも、おっぱいでも、お尻でも……いつでも、どこでも、気持ちよくして差し上げます」
「あ、ると、りあ……」
「んちゅぅ」
荒い息を吐く彼の唇を塞ぐ。先ほどまでの獣欲塗れのものではなく、愛情を込めたキス。藤丸立香はもう自身の虜だ。彼の目を見れば、自身の胸や尻を撫でる彼の手からそれがわかる。元より勝確だったギャンブルではあったが、こうして勝利を得た時の喜びは予想を超えるものだった。
(これでマスターは私の物です。他の皆様方は諦めてくださいね……)
水面下で繰り広げられていた藤丸立香争奪戦の勝利の美酒に酔いながら、アルトリアはこれからの淫欲の日々に想いを馳せた――
◇
――数日後
「お疲れ様でした、マスター」
「お疲れ、アルトリア」
そこには普段通りの二人の姿があった。シュミレーションを終え、互いをねぎらうその光景に、あの夜の面影は一切感じられない。無論、あの日の夜のことは当人たち以外は知らない、いわば二人だけの秘密となっていた。
「ね、ねぇアルトリア」
「なんでしょうか、マスター」
僅かに熱い息を荒げる立香に、アルトリアは微笑む。これは二人だけの合図。彼の獣欲に染まりつつも懇願するような目と、数歩離れた場所からでもわかる股間から匂ってくる性臭がその合図だ。
「この後、オレの部屋に来て。ちょっと話が……あるんだ」
「わかりました。
シュミレーションに参加していたサーヴァントたちに告げ、立香とアルトリアはマイルームへと向かう。あの一件以降、アルトリアの願った通り、彼女の虜になってしまった立香は、定期的にアルトリアとの性交に勤しんでいた。それだけではない、立香はもうアルトリアなしでは生きられない身体になっていたのだ。
挙句の果てに、アルトリアは性交を条件に色々な約束事をさせた。すべてが終わったら婚約すること。彼の実家へ挨拶に連れていき、妻と紹介させること等――すべて自身の思い通りことを運ばせていった。そしてカルデアの、立香に好意を抱く女性サーヴァントたちとは表面上は仲良くしながらも、そのすべてを見下し、優越感に浸っていた。
――彼はもう自分のものだ。もうお前たちが入り込む余地はないのだ。彼と自分は将来を誓い合った仲なのだと。
いずれは今は意味のない子作りも、聖杯の力で子を成してみせる。彼の子を孕んだと言った時、彼女達がどんな表情をするのか。それを思い浮かべ、嘲笑いながらその日も二人はマイルームの中に消えていった。