――ノウム・カルデア
最果ての地にある、活動拠点。そのカルデアの廊下を、アサシンのサーヴァント・刑部姫が緊張の顔で歩いていた。心なしか顔は赤く、周囲に人がいないか確認しながら向かうその姿。なんとも怪しい。そんな彼女はやがて目的地へと辿り着く。その部屋は彼女のマスター・藤丸立香の部屋。刑部姫は呼吸を整え、ドアをノックする。
コンコン、コン、コン
このノックのリズムは立香との間で決められた合図。
「ま、マーちゃんっ。『例の件』では、入るよっ!」
そして合言葉。ドアの向こうから入室を許可する声がし、刑部姫はするっと身体を滑り込ませた。そんな彼女を、部屋の主である藤丸立香は爽やかな笑顔で迎える。その顔に一切の邪気はない。
「姫ちゃん、時間通りだね」
「そ、そりゃあ……時間通りに、来るよ……マーちゃん……」
腰かけていたベッドから立ち上がり、近づいてくる立香。対して刑部姫は終始俯いたままだ。
「まだ慣れない? ……まぁ仕方ないか。まだ数回だもんね」
「んっ……」
肩を抱かれ、彼の手によって顔を上げさせられると唇を奪われた。刑部姫はそれを拒絶することなく受け入れる。部屋の中に艶っぽい水音が響く。
「ぷぁ……」
唇が離れた刑部姫の顔は、キスだけであっさりと蕩け、だらしなく涎を垂らしていた。眼鏡の下にある目は明らかに情欲の光を帯びている。
「じゃあ……セックス、しようか」
立香の言葉に、刑部姫は何も言わずこくんと頷いた。
刑部姫が立香と身体の関係を持ったのは数週間前のこと。ひょんなことから以前から彼とすでに関係を持っていた鈴鹿から、その話を聞いたのだ。気のいいセフレとしての関係を築いてた彼女に、刑部姫は素直に羨ましがった。確かにマスターである立香のことは信頼しているし、いい人だなとも思っている。彼をオカズに自慰をしたことだってあった。それに……仄かな想いだって抱いている。
それを察していた鈴鹿はお節介にも、刑部姫と立香の間を取り持ち、刑部姫は彼のセフレの仲間入りとなったのだ。
「んっ……あんっ……」
「姫ちゃん、おっぱいの感度いいよね。すっごいエロい反応してくれる」
ベッドに腰かけた彼の股間に座るようにしながら、刑部姫は後ろから胸を揉みしだかれていた。身体はぴくぴくと小さく跳ね、口からは熱い吐息が漏れている。
立香はカルデアに来る前から、多くの異性と関係を持っていた。彼の心に触れ、多くのサーヴァントたちが信頼を置くのだ。彼に惹かれる女が多くいたことは安易に想像できた。しかし、彼は少々欲望に忠実過ぎた。学生時代は毎日とっかえひっかえ女を抱いていたのだ。彼としてはただ遊びたい、気持ちよくなりたいというだけだった。そして驚くことに、関係を持ちかけるのは彼からではなく、決まって女側。彼はセックスが上手い、という話を人伝いに聞いた女たちが、自ら彼に関係を持ちかけるのが常。彼に恋慕する者もいれば、気持ちいいセックスが出来るからという理由の者も多くいた。しかし、そんな中でも立香は誰一人として付き合ったことはなかった。聞けば、単純に『この女の人だったら』という相手がいなかったのだという。刑部姫も『恋人でなくてもいいから』、という気持ちで関係を承諾した一人だった。
(服の上からなのにっ……マーちゃんの手、気持ちいい……)
女性経験豊富な立香の愛撫は自身の手とは段違いの快楽だった。自身よりも大きい掌が乳房を覆い、揉み、衣服の上から乳首を弄る。まだ直接弄られているわけでもないのに、彼の責めは的確に、刑部姫の感じる箇所を責め立てる。
「直接、触るよ。いい?」
「……う、うん……」
承諾すると、立香は刑部姫の胸元の布をずらした。露わになったのは、むっちりとした乳肉を覆う桃色の下着。花柄のその可愛らしいデザインは、彼女が今日の日の為に調達した品だ。
「可愛い下着だね。もしかして、勝負下着?」
「っ……」
「そうなんだ。嬉しいよ、姫ちゃん」
ドキっとした彼女の反応から察した立香は、そのチョイスを誉めながらホックを外す。下着という鎧から解放され、色白の大きな乳がふるんと揺れながら照明の下に晒される。その先端にある淡い桃色の乳首はすでにガチガチに硬くなっていた。胸を見られる羞恥に耐える刑部姫の姿に興奮を高めながら、立香は彼女の乳房に手を這わす。大きいワリには垂れておらず、ハリもいいし弾力もある。実にいいおっぱいだ。巨乳好きな立香にとっては実に好ましい。
「んんっ……」
少々強めに揉まれただけで、刑部姫の口から嬌声が零れる。ゆっさゆっさと揺らすように鷲掴みにされた胸を弄ばれ、刑部姫は身体を悶えさせた。
「姫……スカートを捲って脚、開いて……」
耳元で囁かれるイケボに、刑部姫は一瞬躊躇した後、スカートを捲ってゆっくりと脚を開いていく。脚の動きが止まると、立香は片手を彼女の股間へと延ばす。捲られたスカートの下にあったのは、分泌された愛液によって湿った下着。その中へと彼の手は滑り込む。
「んあっ……!」
滑り込んできた手が膣口を擦る。まずは中に指を入れず、陰唇の形をなぞるように擦り、陰核をも指で弄っていく。乳首と同様に勃起したクリトリスを撫でまわす手に、愛液がどんどん付着し、大きな水音を立てる。
(気持ちいい……マーちゃんの手ぇ……気持ちいいよぉ……)
彼の手によって恥部を弄られて生まれる快楽に、刑部姫は身を委ねる。こんな快楽を知ってしまえば、もう二度と自慰で満足することはできなくなる。これまで彼と関係を持った女性もそうだったのだろう。女がこぞって群がるわけだ。刑部姫は改めてそれを実感した。
「んんっ……!」
(! ま、マーちゃんの指っ、入ってっ……!)
つぷっと膣穴に指が入って来た。敏感な性器に侵入してきた異物を、膣壁は容赦なく締め上げる。そのキツさと愛液による瑞々しさを感じながら、立香は指を抜き差ししていく。指で膣ヒダを擦るだけで、多くの愛液が溢れ出てくる。敏感な性器とその具合、なんとも堪らない。
「んっ、あっ、ま、マーちゃん……き、キス、キスしてぇ……」
口寂しくなり、刑部姫は立香に口づけを強請る。さっきのような軽いキスもいいが、もっと深いキスが欲しい。色欲に染まった顔に見つめられた立香は、快く彼女の願いを叶える。
「いいよ、わかった」
「んんっ……!」
唇が先ほどのキスよりも強かに押し付けられる。すぐさま立香の舌が、刑部姫の口を割って入り込み、中の舌を絡め取られた。舌を吸われ、頬裏の口内粘膜を舐め回され、唾液を注ぎ込まれる。その濃厚なキスは刑部姫を虜にした。刑部姫以外のサーヴァントの中には、ずっとキスを強請る者もいるというのだから相当だろう。
(キス……好き、しゅきぃ……)
刑部姫も立香の舌の動きに合わせ、舌を動かす。飲みきれなかった唾液が口端から零れ、喉を伝って胸の谷間へと滑り落ちていく。
「っ!?」
その時、刑部姫の身体がビクっと跳ねた。立香の指が膣内にあるGスポット、もっとも感じる部分を擦ったのだ。先ほどまでは一切触れてこなかったが、今度は打って変わってそこを重点的に責めてくる。
「だ、だめっ……マーちゃんっ……私、イっ、イっちゃよぉっ……」
胸と膣穴の愛撫に、刑部姫の官能が一気に高められていく。絶頂の波が大きさを増し、自身を呑み込もうとしている。
「いいよ、姫。イって、オレにイキ顔見せてよ」
「だ、だめぇ……そんな、のぉ……」
立香を見つめたまま、そう呟く。顔を見られたくないのなら逸らせばいいのだが、心のどこかに『自身が絶頂した時の顔を見てほしい』という感情がある為に視線を外せない。指の動きが激しさを増し、水音がより大きくなっていく。
「だ、だめっ……んんんっ……い、イクっ……イクぅ……」
蓄積される官能が限界の時を迎える。ぶるぶると痙攣が大きくなっていき、何かがこみ上げてくる。
「ほら……イって?」
「あぁぁぁっ……! イクっ! イクイクイクぅぅっっ……!」
ガクガクと大きく震えた後、刑部姫はガクンと身体を大きく跳ねさせた。熱気を籠らせた荒い息を吐きながら、脱力させた身体を立香に寄り掛かる。だらしなく開いた口から涎が零れていく。
「可愛かったよ、姫ちゃんのイキ顔」
「や、あぁ……」
蕩け切った顔を立香に見られる上部姫。真っ赤に染まったその顔は、普段とは変わった可愛さを漂わせている。彼女に軽くキスをすると、立香は刑部姫の耳元で囁いた。
「じゃあ……しゃぶってもらっても、いい?」
何を、が抜けている言葉。しかし刑部姫は彼が何を要求しているのか、はっきりとわかる。彼女は目配せをして答えると、もぞもぞと動き始めて、立香の股前に屈み込む。両手を内腿に添え、口を彼の股間に近づけていく。
「んっ……」
ズボンのチャックを咥えると、器用にジジジ……と下ろしていく。そうして空いた隙間に舌を滑り込ませる。探すは下着にある排尿用の穴。そこを探り当てると、その下に舌を伸ばす。舌先が肉竿を捕らえると、舌を絡みつかせ、外へと引きずり出していく。刑部姫は苦戦しつつも、半勃起状態のペニスを絡め出す。ぶるんっと撓るように飛び出した巨大な逸物。黒々とした欧米人並のビックマグナムとでもいうかのような巨大な肉棒が刑部姫の眼前に姿を現した。反り返り、カリの高さ、浮き出ている血管、すべてがエグすぎる……まさに女を、雌に堕とすことに特化した凶器。それから漂ってくる強烈な性臭に、刑部姫は酩酊したかのような気分に陥った。
「は、あぁぁ……」
(何度見ても……マーちゃんの凄い、おっきいよぉ……)
すでに見たことはあるものの、何度見ても圧巻の一言。刑部姫はその肉槍に見惚れつつ、舌を突き出していく。ベロォっと出した舌腹を肉棒へ這わし、唾液を塗す。
「んねろぉ~、ちゅぷっ、んべろぉぅ、んれろ、ちゅっ」
先端から根元まで、余すところなく丹念に舌で舐め回す。時折恋人にするかのようなキスも忘れない。カリ首にも舌先を突き刺し、亀頭をべろりと一回り舐めるとぱくっとその巨大な先端を咥え込んだ。刑部姫の小さな口を、大きく開けなければ咥え込めないくらいの特大サイズ。それを躊躇うことなく、喉奥まで駆使しして先端から根元までをぐぷぷっ……と口の中に収めていく。
「おぉっ……喉奥バキュームっ……いいねぇっ。やっぱりフェラはこうじゃないとっ」
「んんんっ……ぶぶっ、ぷっ、ぢゅるるっ……んぶるぅ……」
肉棒全体から感じる彼女の口内の温かさとヌメリの心地よさに酔いしれる立香。彼が気持ちよくなっている顔を上目遣いで見ながら、刑部姫はワザと音を立てるようにしながら、口淫を開始する。
「じゅろろろぅっ! んじゅぶぶぶぅるぅっ! んぼむぅぇるぅっ! んじゅろろぢゅぞぞぞぞぉぉっっ!」
(マーちゃん、このフェラ好きだもんね)
手を使うフェラよりも、立香は手を使わない下品なフェラをよく好んだ。たった一晩で躾けられ、身に付けた性技を駆使し、彼に快楽を送っていく。
「ぐっ……吸い込みも上手くなってるよ、凄いやっ……」
(上手くなってるんだ……私、よかったぁ……)
自身の上達ぶりを実感しながら、刑部姫は立香を追い込む。
「ふぅっ……ぐぁっ……姫っ、出るよっ……このまま口の奥にぶちまけるっ……」
「ぐぶっ! じゅぶぶっ! ぢゅろろろろぉぉっっ! ずりゅりゅりゅぅううぅっっっ!!!」
射精を訴える立香の言葉に、刑部姫は口淫の激しさをあげていく。ビクビクと口内で痙攣しだす肉棒を感じながら、より一際大きく吸い込んだ。
「っ! 出るっ!」
「んんんっっっ……!」
一回り大きく膨らんだ肉棒から、怒涛の勢いで白濁液が喉奥目掛けて放射された。忙しなく喉を動かさないと嚥下が追い込まないほどの量。初見であったのなら、対応しきれなかっただろう。でもすでに経験していた刑部姫は、根本までペニスを咥え込んだ状態で、喉を動かす。どくりっ、どくりっと流し込まれる濃厚な子種汁。それが喉を通過する感覚に浸りながら、刑部姫は目を閉じる。
「くっ……あっ……ふぅ……出た出た」
「んんっ……ぷぁっ、れろ……ちゅっ」
尿道に残った残精を啜り取り、鈴口にキスをして口を離す。刑部姫の唾液でべっとりな肉棒が卑猥な光沢を放っている。ビクビクと跳ねる肉棒と刑部姫の唇の間には精液の糸が引き、それぞれを繋ぎ止めていた。それをちゅるっと吸い取ると、刑部姫はイヤらしく唇を舐め回す。まるで立香を誘惑するかのように。
「それじゃあお待ちかねの本番、するよね?」
「う、うん……」
ついに挿入の時がやってきた。刑部姫は慌ただしく衣服を脱いで全裸になるとベッドに仰向けに寝転がる。M字に開いた股の間に、同じく全裸になった立香が入り込む。
(は、入るんだ……マーちゃんのが、これから……)
期待と興奮に顔を赤くしながら、膣唇を擦る肉棒を見つめる。自分に狂うほどの快楽を与える魔槍に、鼻息が荒くなっていく。
「行くよ、姫ちゃん」
「んっ……!」
ぐちゅっ……と水音を立てて肉棒が埋没していく。入り込んできた異物を歓迎するように、膣ヒダが締め付け、絡みついて快感を送る。
「んはぁっ……太いっ……!」
「っ……キツイなっ……! 姫ちゃんの中はっ……!」
ぎゅっぎゅっと締め付ける膣の具合に立香は歓喜しながら、子宮口を突いていく。ただでさえ長大な肉棒。その圧迫感は相当なモノで、呼吸苦しくなるほどだ。
「あぁぁっ……! マーちゃんっ、気持ちいいっ! 気持ちいいよぉぉっ……!」
「姫ちゃんの中も気持ちいいよっ! 腐ってもお姫様だからなのかなっ!」
肉棒に膣壁を強烈に擦られ、刑部姫は顔を蕩けさせて快楽に悶え、悦に浸る。立香の肉棒のサイズ故に、性器を擦って生じる快楽は膨大なもので、刑部姫はたった一度の交わりで虜になってしまったのだ。無論、立香もただ擦るだけではない。角度や突くポイントを変えつつ責める、熟練のテクニックを駆使し、立香は女を蕩けさせていた。
「あんっ、あっ、んんぁぅっ、んふぁっ! あふっ! あんっ! あっ! あぁっ!」
刑部姫の感じるポイントを的確に突くと彼女は面白いくらいに、感じる。もともと感度がいいのだろう。ビクビクと身体を跳ねさせ、突き込みの度に乳房を揺らし弾ませる。
「あんっ! ふあぁっ! い、イクぅっ……! ま、マーちゃんっ……私っ、イキっ……そうっ、あっ、あああぁっ!」
「いいよ、イキなよっ! オレもこのまま中に出すからっ!」
絶頂を訴えた刑部姫に、立香もスパートを上げて射精感を高めていく。肉棒の抜き差しに合わせてじゅぶじゅぶと掻き出される大量の愛液が卑猥な水音を奏でる。汗が飛び散り、思考が快楽一色に染まり、互いに官能を高めていく。
「あぁああぁぁっ……! イクっ! イクイクイクぅっ……!」
「ぐっ! 出るっ! っあぁっ!」
「んああああぁぁぁあぁぁぁあああぁっっっっ!!!!」
どくんっと二つの身体が跳ねる。子宮口に押し付けられた肉棒から、大量の精液が注ぎ込まれていく。膣内射精を受ける快感に、刑部姫は恍惚の笑みを浮かべていた。
「うっ……ふぅ……」
絶頂の余韻を感じながら、立香は残り汁を彼女の中に放っていく。そしてようやく全部出し切ったところで、膣穴から肉棒を引き抜いた。ぬぽっと小気味いい音と共に抜かれた膣穴は、ぽっかりと空いたまま。身体はその熱のあまりに湯気が立ち込める。
「ふぅ……まずは一発目……」
部屋にある小さな冷蔵庫からドリンクを取り出して、一息つきながらベッドでアヘ顔を晒している刑部姫を見やった。荒い息で豊満な胸が上下している。まるで雄を誘っているようだ。
(……さて、水分補給したら二回戦といこうか)
一息ついた立香は再びベッドに上がると、いきり立った逸物を再び刑部姫の膣穴にねじ込む。彼が満足するまでの間、刑部姫はイキ狂わされ、彼女が失神してもなお性交は続いた――