「巴さん、オレは真剣なんです。真剣に巴さんを一人の女性として見てるんです」
「っ……」
夜も更けた時間。カルデア所属のサーヴァントアーチャー巴御前は、マスター藤丸立香に招かれた彼の部屋で身体を抱きすくめられていた。突然のことに戸惑うも巴は心を落ち着かせながら、立香を宥めるように語り掛ける。
「い、いけません、マスター……っ。巴は、サーヴァントであり、人ではありませぬ……」
自分はサーヴァント、使い魔であり、マスターである立香は人間。主従の関係も、今だからこその関係であり、すべてが終わればサーヴァントである巴は座に戻ることとなる。故に、二人の間に待つ未来は永遠の別れだ。
巴は立香が自分を一人の女性として見ているのではないかと、前から思っていた。人類最後のマスターである立香も人の子、故郷にいる母の影を自分に重ねているのかもしれないと当初こそ思っていたが、彼と触れ合う中でそれが母性愛ではなく異性愛だと知ってしまった。
「それに、巴には義仲様がおりますがゆえ……マスターの想いには答えられませぬ」
立香の想いは素直に嬉しい。それに偽りはない。しかし、自分には義仲がいる。名将・木曾義仲――源義仲――の愛妾が巴なのだ。側室であり、正室ではないものの、義仲への想いは本物で今でも彼を想い続けている。
「……」
巴の言葉に立香は答えず、ただただ彼女を抱きしめ続ける。熱い胸板の感触が服越しに伝わってくる。漂ってくる彼の体臭に不快さはない。ただ彼の想いに答えられない、受け入れることはできないと、申し訳ない――そんな気持ちだった。
「っ……それでもっ、オレは巴さんのコトが好きなんだっ……! 義仲さんがカルデアに来るまででいいんですっ! だからっ……」
「マスター……」
それでも立香は食い下がる。酷い事を言って善心の彼を傷つけたくはない。心にもない事を口走り、彼の想いを拒絶できるほど、巴は酷にはなれずにいた。だから、なんとか彼の心を傷つけず穏便に収めようと言葉を慎重に選んでいく。
「マスターもいつか、巴よりも良い女性に巡り合えます。ですからどうかわかってくださいませ」
「嫌だっ! だってオレはっ……」
立香が腕の力を抜き、巴から離れる。すると彼はズボンのベルトを緩め、
ぶるんっ!
「――巴さんが好きだからこんなになってるんだからっ!」
巴の前でガッチガチにそそり立つ自身のペニスを露にした。
「ぁっ――……」
途端、鼻腔に入り込んできた強烈な雄臭。そしてずっしりと重そうな陰嚢。自身の顔よりもある、自分の胸元まで届きそうな逞しすぎる男根を見て――巴の身体が硬直する。その見たことのないほどの雄の生殖器に、巴の中に眠る牝がずくんと疼く。
「はぁ、はぁ、巴さんっ……」
立香の手が、巴の乳房を衣服の上から揉みしだいた。突然の胸への刺激に、巴は彼を拒絶することも、怒ることも苦言を漏らすこともなく、乳揉みの甘美な感覚に身体をピクっと跳ねさせる。
「んんっ……はぁっ、はぁぁっ……んっくっ……はぁはぁっ……」
「はぁ、巴さんのおっぱい……すっげぇ柔らかい……ずっと触りたかった……」
巴を優しく抱き寄せつつ、立香は彼女の乳房の感触を確かめるように掌を動かす。完全に発情状態になってしまった巴の様子に興奮しながら、立香は鼻息荒く香しい彼女の体臭を吸い込む。
「巴さん……もう一度言います。オレ、巴さんのこと好きなんです」
「は、ぁ――」
立香の手が巴の顎に添えられ、彼を見上げるように顔の向きを変えられると、
「んんぅ!?」
巴の唇は立香に奪われた。突然の接吻に動揺して身体を跳ねさせた巴の一瞬の隙に、立香の舌が巴の口内に入り込む。
「んちゅっ、んむっ、んむ、ちゅうぅ、ふむぅうう!」
伸びてきた舌に反射的に自身の舌を逃すも、執拗なまでに追いかけて絡みつけてくる。意図せずに恋仲の男女がするような激しい口づけをしてしまう巴。口周りを唾液でベトベトにするほどの苛烈な接吻に、巴の思考に靄がかかっていく。
「ちゅぶっ、ちゅっ、ちゅちゅっ、ちゅるるっ、れろちゅっ、ちゅちゅぅ」
「はぁっ……はぁっ、はぁぁっ……巴さん、オレの……オレの女になってください」
ようやく唇を解放し、激しく酸素を取り込む中、巴は立香のまっすぐな瞳に射抜かれながら、想いを告げられた。真剣で本気な彼に、巴の身体の最奥がずくんと疼き、熱を帯びる。
「はぁ、はぁっ……はぁ、――んっ、ちゅむっ、ちゅちゅっ、んむちゅっ、ちゅぱっ、ちゅちゅっ……」
言葉を紡げない巴の唇へ、再び立香が唇を重ねる。先ほどまでの荒々しさが嘘のように優しく、卑猥なキスに巴の身体から力が抜けていく。
「んへろっ、ちゅっ、ちゅぷぷっ……んんっ、ちゅぷっ、ちゅれろぉ、ちゅちゅぅ、ちゅむっ、んんっ……ちゅぷぁ」
口内粘膜の絡ませ合い、唾液を注ぎ合う卑猥な舌交尾に頭の中が痺れる。
「ちゅちゅっぅ、んれろぉ、ちゅぱっ、んんっ、ちゅむっ、れろろぉ、ちゅぱっ、んんっっくっ……」
乳房から伝わる胸板の硬い感触。身体を抱く腕の逞しさ。下腹部を突き上げる雄の象徴に身体が更に火照り、衣服の奥にある股間が疼き出す。無意識に、下品ささえ感じさせる巨大な肉尻を左右に揺すりながら、立香を身体を掻き抱く。
「ちゅぷっ、れるちゅっ、ちゅぱっ、ちゅぷっ、れろろぉ、こくっ……れちゅっ、れりゅるっ、ちゅぷっ、んんっ……」
「はぁっ、はぁっ……巴さん、オレのコト、受け入れてくれるんですね」
「んはぁぁ……っ、ち、ちがっ……こ、これはっ、そのぉ……」
唇を離した立香の言葉に、巴はハッと我に返ってしどろもどろになる。夫がいる身で夫以外の男を受け入れようとしている自分を必死に否定しようとするも、身体から溢れんばかりの肉欲と立香への愛情に言葉が噤めない。
「巴さんっ……!」
巴を抱いたままの立香が身体をひねり、ベッドに彼女を押し倒す。そしてそのまま巴に覆いかぶさり、片手で彼女の身体を弄りながら、片手で下半身の衣服を脱がせにかかる。
「ぁっ、い、いけませんマスターっ」
「巴さんが悪いんですよ。こんなエロい恰好で、デカいケツ振るみたいに歩いてるんだからっ……」
「そんなっ……あぁ、脱がしてはだめですっ」
身を捩って立香の手から逃れようとするも、どうも彼を跳ね除けられない。サーヴァントとしての身体能力ならば簡単なコトが、この場ではなぜかできずにいた。そうこうしているうちに衣服の結び目を解かれ、服の締め付けが緩む。
「あぁっ……マスターっ……」
緩んで開けた胸元を開かれ、両の乳房がぶるんと揺れながら飛び出た。露になった胸元に立香の視線が注がれ、羞恥心で抵抗することも忘れて咄嗟に顔を反らす。
「巴さんのおっぱい……すごい綺麗ですっ……オレが、気持ちよくさせてあげますからっ……」
「ひぁっ!? ま、マスターいけませんっ……そ、そこはっ……」
片手で柔柔と巴の豊満な乳房を揉みしだきながら、片手を彼女の股間へ伸ばしていく。巴は反射的に脚を閉じるも、立香の手は構わず彼女の淫裂をなぞり始める。
「ひぅっ!? ゆ、指入れてはっ……んっ、ふぅううぅっ……」
滑りを帯び始めた膣襞を指腹が擦る。愛情のこもったその甘美な刺激に、膣奥からドプドプと愛液が溢れ出ていく。
「巴さんのまんこ……すごい濡れてきてる……。オレの指で感じてくれてるんだ……」
「はっ、はぁっ……ま、マスター……い、いけません……。今日のことは忘れますからっ……、どうかマスターっ……」
「無理ですよ、巴さん。オレはもう止まる気はないですから」
巴を真正面から見つめてはっきりと告げた立香が、膣内に溢れかえる愛液を掻き出していく。指の動きの度に卑猥な水音が響き渡る。
「あぁっ……な、中っ……そんな奥にっ……ふっ、んんっ……奥っ、擦ってはっ……はぁぁん」
脚がガクガクと震える。下腹部の熱が急上昇し、身体が羞恥心と性感の熱で温度を上げていく。
「あんっあっ、あぁっ、はぁっ、んっ、はあぁっ、んふぅっ、ふぁぁっ」
「エロい音してますよ、巴さんのここ」
「は、恥ずかしいです……っ、マスター聞かないでくださいっ、んふっ、ふぁっ、あぁぁっ」
高まっていく性感に乳房の先端が痺れだし、乳首が屹立していく。誰の目から見ても勃起しているとわかるほど硬さを増した乳首が、寂しそうにその存在を主張していた。
「巴さんのここ……弄ってあげますね」
「っ、だ、ダメですマスターっ……そこはっ……んんっ」
膨らんだ乳首に立香の指が移動し、指腹でクリクリと擦り出す。指先で突かれ、爪でひっかかれ、摘ままれ、気持ちよい感覚が全身に広がっていく。
「すげぇ、エロいです巴さん……」
立香はそう告げると上半身を屈めて右の乳首に顔を寄せてきた。それで彼が何をしようとしているかを察した巴は咄嗟に身体を強張らせるも、
「うはぁぅっ!? ま、待ってくださいマスターっ」
勃起した乳首をベロリと舐められ、巴は身体を跳ねさせた。ザラついた舌腹で突起を撫でられ、ちゅうと吸い上げられる。
「はぁ、巴さんの乳首、すごい美味しいです……もっと吸いたくなる……」
「あぁ……マスター、そんなに吸わないでくださいっ……んんっ……」
まるで母親の乳房に甘える幼子のような立香の姿に、母性本能がくすぐられる。それに比例するように身体はますます昂り続け、愛液の粘度が増していく。
「はぁっ、あぁっ、だ、ダメですっ、んんっ……いけませっ、んんっ……こ、これ以上されたら巴っ……果ててしまいますっ……」
「巴さん、遠慮なんてしなくていいんです。オレの手、指でイってくださいっ……」
絶頂が近いことを訴えた巴に、立香は彼女を追い込むように愛撫を激しくしていく。淫裂に指を抜き差ししながら、左右の乳首を交互に吸い上げる。
「んんっ……あぁっ、高まってっ……ひぅっ……こ、れ以上はっ……むっ、り”っ……あぁぁぁっ……!」
蓄積される快楽。膣襞を指先で擦り捲り上げられ、陰核の付け根を指で擦られる度に、凄まじい快感が身体中を走り抜ける。勃起した乳首への執拗な愛撫から生じる快楽も相まって、急激な角度の右肩上がりで性感が高まっていく。
「あああぁぁっ……マスターっ……義仲様、申し訳っ……んふぅううううぅぅぅっっ!!」
膨れ上がる衝動を抑え込めず、巴は背を反らせて嬌声を上げて果てた。視界が明滅するほどの強烈な絶頂感に全身を痙攣させながら、無意識のうちに立香の指を膣襞でギチギチと締め付け、絡みつけてしまう。
「はぁっ、巴さん……っ、お、オレの指でイったんですね、は、はは……」
愛した女性が自分の手で果てたことに、満足感と達成感が湧きあがる。興奮に声を上擦らせ、立香は絶頂痙攣する膣内部を指で掻き廻す。
「んふぁっ、あぁっんっ、ま、待ってくだ、んんっ、今は、果てたばかりっ……ひぁぅっ、んふぁっ」
「はぁっ、はぁっ……巴さんっ、オレっ……巴さんとSEXしたいっ……!」
立香は快楽に喘ぐ巴の膣から愛液塗れの指を引き抜くと、乱れていた巴の袴に手を掛けた。
「だ、だめですっ マスターっ……こ、これ以上は流石にっ……」
「もう止められないですよ、巴さん。オレ、どんな手を使っても巴さんをオレの女にするって決めましたから」
覚悟と揺るがない決意をした男の眼差しで巴を射抜くと、立香は彼女の衣服を剥ぎ取って開いた脚の間に身体を滑り込ませる。そうして巴の身体に覆いかぶさると同時に、ガッチガチに勃起した男根を彼女の膣穴にねじ込んだ。
「んあぅううううぅぅううぅぅっっ!!」
(な、なんて圧迫感っ……これがマスターとのっ、性交っ……)
その長大さ通りの圧迫感が巴を襲った。狭い膣道を強引に圧し広げて内部へと侵入を果たし、そのまま子宮口をゴツンっと突き、亀頭でゴリゴリと押し込むように腰が押し付けられる。
「くっ……うっ、気持ちいいっ……気持ちいいですっ、巴さんっ……」
「はっ、うっ、うぅんっ……ふっ、んんっ……ぁっ、ふぅくぅっ……」
巴の膣の気持ちよさに身体を震わせる立香が、胸板で乳房を圧し潰すように身体を密着させ、体重をかけてくる。その所為でただでさえ子宮口がひしゃげるほど押し付けられている肉棒が、さらに奥へと突き入っていく。
「あぁぁっ……そんなにっ、内臓の位置が変わってしまいますっ……んふぅっ、くううぅぅっ……!」
十分すぎるほどに潤う膣穴は、立香の巨大すぎる男根を容易く受け入れ、膣襞を絡みつかせて愛しだしていた。
「はぁっ、はぁっ……すごい、気持ちいいです、巴さんっ……オレと巴さん、SEXしてるんですよ……」
「あぁっ……そ、そんなっ……」
義仲以外の男と深く繋がってしまったことに、強い罪悪感が湧いてくる。と、同時に巴は若く性欲旺盛な雄に抱かれ、はしたないくらいに昂ってしまっていた。主であるマスター、立香に情念が湧いてくる。
「んふぅ……マスターのっ……長くて、太いっ……」
「巴さん、オレすごく嬉しいです。はぁっ……巴さんの中、めちゃくちゃ気持ちいいですよ」
立香は感嘆に声を震わせながら、巴を抱きしめる。膣内で溢れ出る愛液が男根の先端から溢れる先走りを交わり合い、結合部から滴り落ちてシーツに染みを作っていく。
「はぁっ、はっぁっ、巴さん、オレの女になるって言って、言ってくれませんか……?」
「ひゃぅんっ、だ、ダメですマスターっ……私は、巴は義仲様を愛しているのですっ。ですからマスターの女にはっ……」
「その気持ちっ……オレが変えて見せますっ……!」
「あふぁっ、あっ、ふぅぁっ! ま、待ってくださいマスターっ」
真剣な表情でそう言うと、立香は勢いよく腰を振りだした。いきなり開始された激しい抽送に、巴は大きな嬌声を上げてしまう。
「はぁんっ、あっ、あぁっ、ふぁぁっ、んんんっ、んぁあぁっ」
「ふぅ、はぁっ、巴さんっ……巴さんっ……!」
巨根ペニスがズチャヌチャとヤらしい音を立てて膣穴に抜き差しされる度、たくましい雁が膣襞をまくり上げ、亀頭が子宮口を穿つ。
「んふぁっ、んんっ、ふぉぁっ、んふっ、んんっ……おんふぅぁっ」
若々しい雄とのSEXに、巴の身体は過敏なほどに反応してしまう。
「あぁっ、んんっ、んふぁっ、だめっ、だめですマスターっ、も、もう腰を打ち付けないでくださいっ……そんなに突かれたら声がっ……」
強烈な快感が巴の生殖本能を呼び起こす。無意識に両手両足を立香の身体に巻き付け、あたかも合意の上での純愛イチャラブSEXをしているかのように彼の子種を強請ってしまっていた。
「はぁっ、んんっ、アソコが疼いて、吸いついてしまってっ……あぁぁっ、んふっ、ふぁぁっ、んんっ……腰が勝手にっ……」
ぐずぐずに蕩けた膣襞をぴったりと肉竿にへばりつかせながら、巴はついに自分から腰を揺すり出してしまう。
「はっ、ははっ……巴さん、何だかんだ言ってオレのちんぽで感じてっ、オレの子種欲しがってるんじゃないですかっ」
「あっ、あぁっ、あぁっ! ち、ちがっ、あぁっ、でもっ、そんなっ、うんんっ、あひっ、んひぃっ!」
巴の子種を強請る仕草に、立香は一層興奮を高めて腰を叩きつける。バチンバチンと巴の尻肉が波打つほど強い突き込みで、彼女の子宮を突き回す。
雄々しい肉棒で子宮を穿たれ、揺さぶられる度に巴の中に眠っていた『牝』の部分が強制的に覚醒させられていく。猛然とした突き込みに合わせ、勃起乳首が立香の厚い胸板に激しく擦れ、蕩けるような快楽が全身を包み込む。
「はぁっ、あぁっ、感じちゃうっ、んっふぁっ、あひぁっ、んふぅ、ふぅううぅぅ、ふっはぁ」
「はぁ、はぁっ、巴さんっ、オレのちんぽっ、感じてくださいっ」
今まで感じたことのないオーガズムが一気に膨れ上がり、下腹部から絶頂感が昇ってくる。その所為で膣穴が急激に締まり、性器の摩擦が強まってさらに射精を促してしまう。
「ぐっ……うぅっ、巴さん、オレっ、出しますっ……! 巴さんの中にっ……!」
「はぁっ、あぁぁっ、マスターっ……な、中はっ……!」
サーヴァントはいわば魔力の塊だ。故に妊娠することはできない。膣内射精されたとて、妊娠の恐怖も心配ないはずなのに反射的に拒絶の言葉が出かかる。それなのに――身体は彼に巻き付けていた四肢をより締めていた。
「ぐっ……あぁぁぁっ、出るっ!」
「ふぅううぅっ、ふぁああぁぁぁぁぁぁっっ!!」
どびゅうううぅぅっっ!! ぶびゅるるるるぅっ! どびゅびゅっ! びゅううううぅぅううぅぅっ!
一気に突き込まれたペニスが膨張し、巴の子宮内に熱い濁液を噴き出した。
「~~~~~~っっっっ!!!」
膨張に膨張を重ねたオーガズムがとうとう弾けた。強烈な絶頂感に身体が跳ね、ガクガクと痙攣する。
「はぁっ、はぁっ……孕ませたいっ……巴さんにオレの子を産んでっ……」
立香とてサーヴァントが孕まない存在だということは重々わかっている。だが、惚れた女の子宮に自身の子種を注ぎ込むのは原始的な生殖本能的行動。だからこそ、ありもしない妊娠の幻想を抱いて、ただ呪文のように巴に言い漏らす。
「んふうぁ、ぁっ、ぁぁっ……んんっ……」
(あぁ……義仲様、申し訳、ありません……巴は……――)
立香の子種を子宮内に注がれるのみならず、彼との行為で果て、巴は罪悪感にあの人への謝罪を心中で吐露する。心のどこかでこの子を愛してしまっている自分がいたことに。彼の子なら産んであげたいと思ってしまうほど、いつのまにか巴は立香に入れこんでしまっていたのだ。
「はぁっ、はぁっ……っ、巴っ、さんっ……」
「ま、すたーっ……はぁ、んん……わ、かり、ました……。巴は、マスターの……女に、妻に、なります。聖杯で受肉いただけるのであれば、望まれる限り子を産みます。ですから――そんなに辛そうな顔をしないでください」
四肢に込めていた力を緩め、優しく立香の身体を抱きしめる。慈愛を込めて。立香とて巴の気持ちを判っていた。彼女が義仲をずっと思い続けていることも、自分が人妻に恋心を抱いてしまったことも。それでも、この思いを止められなかった。
「くっ……巴さんっ……」
「マスター……まだ、巴の子宮は満足しておりません……。もっと、もっとたくさん、注いでくださいませ」
立香の子種欲しさに、膣を締めで中にあるペニスを刺激する。むくむくと、あっという間に硬さを取り戻していくペニスに子種を強請るように膣襞を絡ませていく。
「お願いいたします、マスター……いえ、旦那様」
「っ……巴さー―っ、巴っ……!」
すべてを受け入れた巴に、立香の視線の鋭さが増す。想いを受け入れられたとわかった雄は、ひたすらに牝を愛する。何度でも、何度でも、体力が限界を超えてもなお、彼女の中に想いを注いでいく。そうして巴が立香の部屋から出てきたのは、次の日の朝方だった。