沙那の部屋に向かおうとした孫空女は、戸が反対側から開けられたのに驚いてしまった。
そして、そこに立っていたのが、宝玄仙であるのを知って、もっと驚いた。
「ご、ご主人様、どうしたのさ?」
珍しくも今夜はひとりずつの部屋で休むということになったので、宝玄仙の性の相手はしなくてすむはずだ。
だが、なぜか、その宝玄仙が孫空女の部屋にやってきた。
これはどういうことなのか?
「お前こそ、どこに行こうとしてたんだい、孫空女?」
宝玄仙はそう言って、ずかずかと部屋の中に入ってくる。
孫空女は、押されるような感じで、寝台に腰掛けさせられた。宝玄仙は、その孫空女の横に腰掛ける。
「どこって……沙那のところ……」
孫空女は言った。
「沙那のところに行って、なにをしようとしてたんだい? わたしに隠れて、ふたりだけで乳繰り合おうとしていたんじゃないだろうね?」
宝玄仙が咎めるような、からかうような、そんな微妙な視線を孫空女に向ける。
「ち、乳繰り合うって……。なんてこと言うんだよ、ご主人様。ただ、この宿屋、なんか、おかしいから沙那に相談に行こうと思って……」
孫空女は言った。
「おかしいというのは?」
宝玄仙はじっと孫空女を品定めするような視線を受けてくる。
足の先から頭の天辺まで舐め回すような嫌な視線だ。
孫空女は落ち着かない。
「よ、魔物かなにか……。とにかく、得たいの知れない何者の気配だよ――。入ってきたときには気がつかなかったけど、この宿屋は宿屋全体から人間の霊気でもない、だけど、魔族でもない、不可思議な力の流れを感じるんだ。それに……」
孫空女は、宝玄仙の視線に耐えられなくなり、少し身体をずらして、宝玄仙から離れるように身体を動かした。
「なにやっているんだよ、孫空女。勝手に動くんじゃないよ」
宝玄仙が少しだけ厳しい声で言った。孫空女は、慌てて身体を元に戻す。
「……魔物の気配ということかい? まあいい……。それはわかったけど、魔物の気配を感じて、なんで沙那のところに行くんだい? あいつは、お前とは違って、そういうものを感じる能力はないよ。魔物のことだったら、なんで真っ直ぐにわたしのところに来ないんだい?」
宝玄仙は言った。
「だって、ご主人様は……」
孫空女は言い淀んだ。宝玄仙は、この館の女主人の
「さっさと言いな、孫空女」
宝玄仙がぴしゃりと怒鳴った。
「う、うん、言うよ。ご主人様は、多恋というあの娘を抱くと言っていたから、邪魔しちゃ悪いと思ったんだよ」
孫空女は言った。すると、宝玄仙が笑った。
「なにを言っているんだよ、孫空女。お前は、この館が怪しいと思ったんだろう? だったら、その館の女主人を部屋に呼び込もうとしているわたしこそ、危ないじゃないかい。邪魔するとか、悪いとかそういう問題じゃないだろう。そう思ったら、血相変えて、わたしのところに来るんじゃないのかい?」
宝玄仙は言った。
そう言われればそうだ。
なんで自分は、すぐに宝玄仙のところに行かずに、まずは、沙那のところに行こうと思ったんだろう。
孫空女の感じたことは事実で、この館のどこかに妖魔が隠れているとすれば、多恋を呼び込んだ宝玄仙こそ危ないはずなのに……。
「ふふふ……。そうだね。お前の感じたものは正しいよ。この館には魔物がいる。それは確かさ」
宝玄仙は言った。
「えっ?」
やっぱりそうだったのだ。最初にこの館に入ったときの宝玄仙の反応が、どことなく不自然だった。
宝玄仙は、この館に魔物が隠れていることに気がついたのだ……。
だけど、だったらどうして、警戒する様子もないまま館に入っていったのだろう……。
「なら、ご主人様……」
「だけど――」
孫空女の疑問の言葉を宝玄仙が遮った。
「だけど?」
「危険なものじゃない、孫空女……。お前も、無意識のうちにそれも感じたのさ。だから、真っ直ぐにわたしのところにやってこようとせずに、沙那に相談しようと思ったのさ。そうだろう?」
宝玄仙が孫空女の顔を覗き込むような仕草をした。
なぜか動揺してしまう。
「ほ、本当に危険じゃないのかい、ご主人様……?」
「危険じゃないさ。このわたしが言うんだ。わたしは、この魔物の一族を知っている。第一、魔族のすべてが危険でないと同様に、魔物だって、すべてが危険なわけじゃない」
宝玄仙ははっきりと言った。
「う、うん……」
魔物と呼ばれる魑魅魍魎のたぐいのことは知らない。しかし、魔族だからといって、すべて危険ではないというのは、もう理解した。
だったら、魔物のようなものも、同じなのかもしれない。
とりあえず、孫空女は納得した。
「確かに、魔族も魔物も、人間を襲うものが多いけれども、連中にもいろいろとある。人間にもいろいろとあるようにね」
確かに魔族も人間もいろいろだ。
金角と銀角だって、敵対して戦ったものの、いまは和解して、彼女たちは宝玄仙の家臣という立場である。
それよりも、人間の方が危険だ。
人間は魔族や魔物のように単純には襲ってこない。
味方のようなふりをして裏切ったり、騙したり、あるいは、謀略で陥れたりする。
人間は人間であり、魔族や魔物は、魔族や魔物だ。
だが、それは味方であり、敵であることとは別のことだ。
「本当に大丈夫なのかい、ご主人様?」
「お前もなんとなく、魔物の魔力の気配は感じても、邪悪なものは感じなかった……。そうだろう、孫空女? さっきも言ったけど、だから、お前はわたしじゃなく、とりあえず沙那と話そうと思ったのさ」
そうかもしれない。
いま、孫空女には、危険に際して焦ったような気持ちはない。
ただ、謎めいた存在に対する不安があるだけだ。
「……それにね、孫空女」
宝玄仙が孫空女を見た。
心を見透かされているような気味の悪い視線だ。
服の下の裸身のすべてを覗かれているような……そんな気持ちになる。
「お前がわたしのところに、すぐに来なかったのは、自分でも気がつかない嫉妬のせいさ。わたしが、多恋を抱くと聞いて、なんとなく、落ち着かない気分になったんだろう、お前は?」
宝玄仙が笑った。
「な、な、な、なんてこと言うんだよ、ご主人様――。そんなわけがないじゃないか。嫉妬だなんて」
孫空女は声をあげた。
だが、なぜだか、顔が赤くなる自分を知覚している。
嫉妬だなんて……。
このご主人様は、本当になんてことを――。
だが、次の瞬間、予期しないことが起きた。
いきなり、宝玄仙が孫空女に組みつき、孫空女を押し倒したのだ。
「う、うわっ」
だが、次の瞬間、虚を突かれた孫空女は咄嗟に反応できなかった。
倒された孫空女は、宝玄仙の身体の下になる。
「ちょっと、ご主人様――」
孫空女は驚いてしまって、下から宝玄仙をまじまじと凝視した。
「なんだよ、孫空女――。道術で抵抗できなくしないと、わたしにお前を抱かせないのかい?」
宝玄仙が妖艶に微笑む。
そして、孫空女の身体の上で立て膝になり、頭からすっぽりと服を脱いだ。
宝玄仙が孫空女の上で下着姿になる。
その下着もあっという間に、自分で取り去った。
「うわっ」
思わず孫空女は声をあげてしまった。
宝玄仙の妖艶で美しい裸身には、逞しい男根がそそり勃っていたのだ。
「早く、服を脱ぐんだよ、孫空女」
「う、うん」
なぜ、いきなり押し倒されたのか、訳が分からないが、宝玄仙の言葉に逆らうことはできない。
孫空女は宝玄仙の裸身に跨られたまま、服を次々に脱いだ。
上衣と胸当てをむしり取るように寝台の下に投げ捨てると、
脱いだばかりの孫空女の股間に宝玄仙の手が触れた。
ぐいと肉芽が潰されるように押される。
「いぎっ」
激痛が走るが、それと同時に、まるで淫靡な術にかけられたかのような凄まじい快感も襲った。
宝玄仙の荒々しい愛撫が続く。
痛いはずなのに、痛さよりも気持ちよさが上回る。
宝玄仙の指が孫空女の敏感な陰核を擦る度に、ぞわぞわとした快感が背筋を突き抜けていく。
「お前は、ちょっとばっかり、乱暴な方が気持ちいいんだろう? このわたしに調教されて、すっかりと嗜虐の悦びが染みついてしまたっからね。恥ずかしいことだって、痛いことだって、いまじゃあ、全部気持ちよさに繋がるだろう……? 白状しな、孫空女」
「あひっ――あうっ――そ、そんなこと――ご、ご主人様――ひっ、ひっ、ひいっ――」
宝玄仙による孫空女の股間への責めは容赦ない。
まるで握りつぶさんばかりの強い愛撫だ。
それなのに、孫空女はもの凄い快感を味わっていた。
痛いはずなのだ……。
だが、痛くない――。
いや、痛みが気持ちいい。
もっと……。
もっと、強く――。
孫空女は知らず、自分の股を宝玄仙の手に擦りつけていた。
「ご、ご主人様――」
孫空女は叫んだ。
呼吸が苦しくなる。
全身が痺れる。
「こんなのは愛撫でもなんでもないよ、孫空女。ただ、強く指で揉んでいるだけだ。それなのに、こんなのでいくのかい、お前は――? そんなに淫乱で、恥ずかしくないのかい?」
宝玄仙が手の動きを激しくした。
凄まじい速度で孫空女の女陰と肉芽が掻きまくられる。
「んんん、がああ――」
孫空女は官能の叫びをあげながら身体を仰け反らせた。股間からあがってきた閃光のような快感が頭のてっぺんに突きあがり、そして通り抜けていったのだ。
「孫空女、また、躾を忘れたのかい? 勝手にいくなと言ってるじゃないか」
宝玄仙が声をあげた。
達したばかりの孫空女の虚ろな視界に、宝玄仙の顔が映る。
しかし、口調とは異なり、その表情は優しかった。
まるで親が子を叱るような表情だ。
孫空女は、その美しい宝玄仙の顔に束の間見とれていた。
そうだった。
いくときには、そのことを言ってから絶頂しなければならない。
そして、勝手にはひとりではいかずに、許可を受けてから絶頂する。
宝玄仙の調教により、身体に染み込まされた躾だった。
だが、いまのはそんな余裕はなかった。
あまりにも激しい宝玄仙の愛撫に、孫空女はなにも考えることができなかったのだ。
「ほら、なんとか言わないかい、孫空女……」
宝玄仙が言った。
孫空女は我に返る。
「ご、ご免なさい、ご主人様――。そ、そんな余裕なくて……」
すると宝玄仙がにっこりと微笑んだ。
宝玄仙の口が孫空女の口を重なる。
舌が絡んでくる。
孫空女はその舌を舐め回すとともに、口の中に入ってくる宝玄仙の唾液をすすった。
宝玄仙もまた、孫空女の口から唾液を吸い取っていく。
お互いの唾液が混ざり合い、それぞれの口の中で咀嚼されて飲みこまれる。
「後ろを向きな、孫空女」
宝玄仙が言った。
なにをされるかはわかる。
孫空女は半ば夢心地の気分のまま、うつ伏せになり膝を立てて、お尻を天井に突きあげた。
「きれいにしてあるだろうね」
「う、うん……」
宝玄仙の指が孫空女の肛門に触れる。
泣きたくなるような快感がそこに走る。
「返事は、孫空女?」
宝玄仙の指が孫空女の菊孔に押し当てられて、入り口をくるくると回される。
獣の快感が全身に迸る。
「し、してるよ――」
手の上に頭を載せて寝台に顔を押しつけている孫空女は叫ぶように答えた。
宝玄仙はいつでも、どこでも、供の身体のあちこちを責める。
その中でも肛門への愛撫は宝玄仙のお気に入りの行為だ。
だから、孫空女だけではなく、沙那も、朱姫も、機会さえあれば、水を使ってお尻の中を洗ったりしている。
宝玄仙の性奴隷としての嗜みのひとつだ。
「これだけ濡れていれば、なんにもいらないね。お前の股から溢れた汁で肛門もなにもかも、べしょべしょだよ、孫空女――」
宝玄仙の股間にあった怒張の先端が、孫空女の肛門に触れたのがわかった。
「ゆっくりと息を吐くんだよ、孫空女」
宝玄仙は言った。
しかし、もう、言われなくても孫空女は、それをしていた。
ゆっくりと宝玄仙の男根が孫空女の肛門の中に入ってくる。
宝玄仙の供になる前には、排泄のための器官としか思っていなかった場所……。
そこに宝玄仙の肉棒が押し入ってくる。
そして、そこから途方もない快感を貪っている……。
「ゆ、許して……ご、ご主人様……はああ――あふう――」
蕩けるような愉悦――。
それが怖い。
尻の肉襞を擦られる刺激から得られる快楽に、まだ孫空女の心は慣れない。
だが、身体はすっかりと順応している。
尻をなぶられる快楽に、いつの間にか孫空女は自ら腰を振って応じていた。
「いやらしい雌犬だね、孫空女。尻をなぶられてそんなに嬉しいのかい?」
宝玄仙がゆっくりと肉棒を抜いていく。
抜かれる刺激は、挿入されるときの気持ちよさよりも遥かに上だ。
もう、孫空女は自分のからだがくねくねと動きまわるのを止められない。
そして、もう少しで外に出ていくというところから、また宝玄仙のものが入ってくる。
「うはあっ……ははあ……んん……」
そうやって突き上げられては抜かれ、そして、抜かれては突き上げられる。
「尻をほじられて嬉しいのかって、訊いてるんだよ、孫空女」
宝玄仙が孫空女の肛門に肉棒を突き挿したまま、孫空女の尻たぶの横をぴしゃりと叩いた。
「痛いっ――。き、気持ちいい……気持ちいいよ、ご主人様――」
孫空女は、慌てて叫ぶ。
しかし、また尻たぶを叩かれる。
「気持ちいいのは見ればわかるんだよ、孫空女――。嬉しいのか、そうじゃないかと訊いているんだよ」
そして、また尻たぶが張られた。
「嬉しいよ、ご主人様――。嬉しい」
孫空女はほとんど泣くような声で叫んだ。
「ふん、犬のように尻で犯されるのがそんなに嬉しいなら、雌犬のように扱ってやるよ。このまま、四つん這いで寝台をおりな」
宝玄仙がそう言って肛門を強く押した。
「ひいっ」
それだけで絶頂しそうになった孫空女は、宝玄仙の腰に押し出されて、寝台の脇に追いやられる。
「そ、そんな……ご主人様」
肛門に男性器を受けれたまま、寝台を降りて歩くなんてできるわけがない。
だが、孫空女の菊門深くに男根を突き挿している宝玄仙は、容赦なく孫空女を押し出していく。
「おりる――。おりるよう……、ご主人様――。お、押さないでよ――」
孫空女は片腕を寝台の下に降ろして、まずは身体を支える。
そして、態勢を崩さないように注意しながら、ゆっくりと重心を寝台の下に降ろしていく……。
「ちまちましているんじゃないよ」
宝玄仙が半分ほど降りかけた孫空女の身体を腰で突き落とした。
そのまま、体重を孫空女の腰にぶつける。
「ひぐううっ――」
激しく肛門の内側を擦られて圧迫された孫空女は、悲鳴とともに身体を仰け反って絶頂してしまった。
「ほら、窓まで歩きな」
絶頂の余韻に浸ることを許されずに、一歩一歩と孫空女は四つん這いの身体を進める。
宝玄仙の一物が挿さったままなので、それに孫空女の腰を合わせるために、孫空女の膝は真っ直ぐに伸びている。
そんな格好で歩かされるのは、恥辱以外のなにものでもない。
だが、逆らえない――。
宝玄仙に命令されると、それに従わなければならないという奴隷根性が孫空女の身体を勝手に動かしてしまう。
歩くたびに、宝玄仙に強く肉棒を突き挿される。
達したばかりの敏感な身体は、そこから快楽を搾り取ってしまい孫空女の身体を愉悦の頂点に押し上げる。
一人用の客室であるこの部屋は狭い。
すぐに窓の下まで孫空女は辿り着く。
「ほら、戻るんだよ。休んでいる暇はないよ。身体を回転させな。今度は戸のところまで歩くんだ」
宝玄仙の命令に、人ひとり分くらいの狭い寝台の横の空間を使って孫空女は四つん這いの身体を逆に向ける。
もちろん、宝玄仙の男根は挿さったままだ。
それを繰り返しやらされた。
最初に、戸まで辿り着くまでに気を一回やった。
次の往復では、行きと帰りにそれぞれ一回ずつ絶頂した。
三往復目も同じだ。
次の往路でまた絶頂したときには、さすがに体力のある孫空女も、もうそれ以上動けなくなった。
「ご……ご主人……さ、ま――、も、もう、ゆる……し、て……」
孫空女が、膝を崩して突っ伏したので、自然に宝玄仙が男根を引き抜いたかたちになった。
「ちょっとばかり、尻をほじられたくらいで、何度いくんだよ、孫空女」
身体が脱力していうことをきかない孫空女の上から、宝玄仙のそんな言葉が浴びせられる。
「……こ、これは、ご主人様が……」
宝玄仙に対する恨み節が孫空女の口から洩れる。
こんなに浅ましい身体にしたのは、当の宝玄仙だ。
もともと、こんなに快感に弱い身体でもなかったし、ましてや、尻なんかで頭が真っ白になるくらいに絶頂することがあるなんて思いもしなかった。
「仰向けになりな、孫空女」
宝玄仙が孫空女の横腹を軽く蹴った。
孫空女は気だるさに耐えて、床の上で身体を反転させる。
「雌犬にはもったいないけど、お前の女陰をわたしが犯してやるよ。お前のような雌犬は、寝台なんて勿体ないさ。床の上で十分だ」
宝玄仙の腕が孫空女の太腿を抱え込む。
もうどうにでしてという気分だ。
それにしても今夜の宝玄仙は、いつになく乱暴で嗜虐的だ。
「う、うん……」
「うん、じゃないだろう、孫空女。奴隷の挨拶はどうしたんだい」
宝玄仙が声をあげた。
「お、お願いします――、ご主人様」
慌てて孫空女は言った。
孫空女の女陰に宝玄仙の肉棒が入ってくる。
激しい――。
ほとんど突き挿すだけの乱暴な挿入だ。
「はふうっ――」
しかし、その最初のひと擦りで激しく感じてしまった刺激に孫空女は、胴体をうねり返らせた。
その動きに合わせて、宝玄仙が孫空女の膣の中で右に左にと内襞を擦り、孫空女に新たな快感を足していく。
そして、宝玄仙の怒張が孫空女の子宮の入り口を強く押したとき、孫空女に凄まじい官能の嵐が襲いかかった。
孫空女は、宝玄仙の腕の中で激しく絶頂を極めていた。
「さっそくいったかい、孫空女。まあ、何度でもいきな――。今夜は、この宝玄仙がお前を抱き潰してやるよ」
「そ、そんな……」
今夜の宝玄仙はおかしい。
完全に常軌を逸したような感じだ。
孫空女の中に恐怖が走る。本当に抱き潰される。
まだ、宝玄仙の股間の怒張は孫空女を貫いたままだ。
ふと、宝玄仙がにっこりと微笑みかけた。
孫空女のすべてを包み込むような温かい視線だった。
その視線を感じた途端、孫空女の中の恐怖心が消えた。
残ったのは、宝玄仙に抱いてもらえるという期待感と悦びだけだ。
「いくよ、孫空女……」
「う、うん」
宝玄仙がまた腰を激しく動かす。
「ひん……ひん……ひん……ひいっ」
孫空女は腰が突きおろされるたびに肺腑から噴き出すような息をした。
「ほら、またいくのかい、雌犬――」
宝玄仙はそう言って孫空女を罵りながら、滅茶苦茶に孫空女の女陰を突く。
孫空女は、宝玄仙の肉棒によって、激しく身体を揺すられながら、自分を見下ろす優しげな宝玄仙の眼を見ていた。
口調では宝玄仙は孫空女を罵倒しているが、視線は優しかった。
その視線だけを孫空女は見ていた。
「いく……いくよ……また、いくよ――、ご主人様――」
孫空女は切羽詰ってしまって叫んだ。
「ああ、いきな――。お前の身体に熱いものを注いでやるよ。だけど、終わらないからね。今夜は、朝までだ。いいね――。朝までだよ」
宝玄仙がそう叫びながら、孫空女の子宮にどくどくと精の塊りを注ぎ込んだのがわかった。
「はああぁぁぁ――いくうっ――いく――」
身体の内側に灼熱の愉悦を感じて、孫空女は甲高い声で絶頂した。
「まだ、気を失うんじゃないよ、孫空女。夜はまだ長いからね」
衰えることのない宝玄仙の怒張が孫空女の女陰を叩き突き続ける。
孫空女は、果てることも許されず、泣き声のような嬌声を喚き続けていた。