「宝玄仙?」
この名は知っている。
朱姫という名もだ。
すると残りの名のないふたりは、沙那と孫空女だろう。
半月以上ほど前に、李春がひそかにやり取りをしている梁山泊の叛乱の女頭領である
梁山泊の叛乱は、腐敗した帝国政府を覆すとともに、この国の理不尽な扱いを受けている女奴隷の解放を目指すというもので、その志には共感はしているものの、いまの立場がある李春は、前々から誘われてい梁山泊の叛乱には一線を画していた。
だが、晁公子や宋江との真剣な手紙のやり取りは数年前から続けている。
その梁山泊がわざわざ寄越した依頼だ。
手紙によれば、梁山泊にとって、非常に恩のある四人だということだった。
国都で船宿を開いていて、その船で時折、ここまでやってくることもある九頭女からの手紙も一緒に来た。
九頭女からの手紙には、四人とも大変な美女であり、しかも宝玄仙と朱姫は李春と同じ性癖、沙那と孫空女は張天女と同じ性癖だと面白おかしく書いてあった。
李春も公主自らが寄越した程の大切な客ということのほかに、その性癖に興味を覚えた。
それで待っていたが、いつまで経っても、その宝玄仙たちは現れなかった。
あれから半月以上経っている。
畿内からここまで街道沿いに来れば、徒歩でも六日。水路なら二日もあれば着く。
だがまだやって来ない。李春も忘れかけていた。
「そ、それ、李春が前に言っていた大切な客人のことなんじゃない? でも、こっちにも人相書きが回っているということを知らせないといけないんじゃないかと思って……」
「だけど、連中は来ないみたいだし……。向こうでも、こっちで人相書きが回っていることを察して、掲陽鎮に来るのをやめたのかもしれない」
「そうでもないわよ、李春。わたしも気になったから、手の者に街道沿いの宿町を探らせたの。万が一にも、なにも知らずにやってきて、彼女たちが
どうやら、張天女は、この人相書きが回ると同時に、機転を利かせて、人を使って北から掲陽鎮に向かう街道を逆に辿らせたようだ。
「それで?」
李春は言った。
「いたわ──。ここから二日ほどの宿町の小さな宿屋にね。宝玄仙殿らと接触できた手の者が今朝戻ったわ。彼女によれば、四人はその宿屋に随分と長逗留していたようよ。かなり目立つ四人で、わたしの手の者もすぐに見つけたみたい。とにかく、接触させて警告をさせたわ」
張天女は、宝玄仙らが逗留していた宿町とその宿屋の名を言った。
「お前の手の者は、宝玄仙殿たちに会ったのね?」
李春は言った。
「もちろん、あなたの名も、わたしの名も出させていないわ。手の者はただ警告しただけよ。手の者は、歩いて二日の距離を一日で戻って来たわ。今朝早く報告をわたしが受けたところよ」
「それで、彼女たちの様子は? なんでそんな宿町に長逗留していたのさ?」
「さあ、そこまでは……。ただ、少なくとも手配書を警戒してという理由じゃなさそうよ。対応したのは、沙那という女性だったみたいだけど、人相書きが南側に回ってきていること事態に驚いていたようだもの。そもそも、目立たないようにするつもりなら、あんな小さな宿町で十日も逗留しないわね。本当に目立つ四人で、わたしの手の者もあっという間に見つけたようよ」
「それで連中はどこに?」
「こっちに向かうと思うわ。城郭に入ることは避けて、真っ直ぐに海岸沿いのあなたを訪ねてくると思うわ。街道に人をやって、四人が来るのを待ち構えさせている。その四人と接触すれば、連絡も来るし、あなたのところに誘導してくるわ」
張天女が言った。
「いつもながら、お前の仕事は完璧ね。満足したわ」
そう言うと張天女は嬉しそうな顔をした。
「ところで、店の者が戻るまで、あとどのくらいなの?」
李春は言った。
「後、二刻(約二時間)というところかしら」
「じゃあ、一刻半(約一時間半)は大丈夫ね」
李春はそう言うと、張天女の前後の穴に挿してあった二本のさじを無造作に引っこ抜
いた。
「あんっ──」
張天女が肛門と女陰から異物が引き抜かれる感触に悲鳴をあげるとともに、腰を砕けさせた。
「随分と汚したわね、張天女」
李春は意地悪く言った。
張天女の女陰を抉っていたさじの先には、べっとりと彼女の分布液が大量に染みつていたし、後ろの孔に挿入されていたさじにはわずかだが、彼女の大便の色と匂いがこびりついている。
李春はわざとらしく、汚らわしげな表情をして、その二本のさじを張天女に突きつけた。
「きれいにしなさい、張天女」
張天女がその言葉で、李春の言葉を理解して驚きに眼を見開いた。
「そ、そんな……」
張天女が眉間に皺を寄せて拒否の態度をとった。李春はその張天女の乳首を思い切り捻りあげた。
「ひいいっ──い、痛いっ──。言うことをきく──。きくから……ひぎいっ──。そ、そんな酷いことしないでぇ──」
乳首を捩じられながら張天女がけたたましい悲鳴をあげた。
それでも張天女は悲鳴をあげるだけで、手でそれを追い払おうとはしない。
痛みに耐えるために、引いた腰の横で握り拳をつくって震わせているが、李春の理不尽な扱いにもそれ以上の抵抗はしない。
張天女のそんな被虐的な仕草に、李春の嗜虐の欲望に火がつく。
「じゃあ、命令に従うのね」
李春は、乳首を捩じりあげた指の力を緩めながら言った。張天女の美貌は悲痛に歪んでいる。
必死に痛みに耐える張天女の様子は、平素の彼女の冷静さと相まって、どうしようもなく李春に張天女を愛おしく感じさせる。
だが、愛おしければ愛おしいほど、惨めに苛めたくなる。それが李春の性癖だ。
「し、従うわ」
張天女が顔を歪めて頷く。
李春は、その張天女の口に、まずは大便臭のする方のさじを突きつける。
張天女は、眼に涙を溜めながらそのさじを口に含んだ。
李春は恥辱に染まる張天女の顔がすっかりと欲望の世界に入り込んでいきながらも、股間から新たな雌の濃い臭いを放ち始めたことに気がついた。
「次はこれよ」
張天女は、一本目のさじを卓に送り、二本目のさじを張天女に突きつけた。張天女は、口で素直に二本目のさじも舐めはじめ、自分の匂いを取り去るために舌を動かした。
「ほら、正直に言いなさい。自分の臭い匂いのついたさじを舐めさせられて興奮した? もしも、こんなことで感じたりしたんなら、お前は本物の変態女よ」
李春は張天女の口から、二本目のさじを取り去って、それを卓の上に放り投げて言った。
「ああ……。い、意地悪ばかり言わないで……。わ、わかっているくせに──。感じたわ。わたしはどうしようもない変態よ」
張天女は、哀愁を漂わせながらも、李春でさえもどきりとするような美しさを湛えた表情で言った。
「しょ、正直でいいわ、張天女。いい子ね。もしも、嘘をついたら、罰として今日はこれで終わりにしようと思っていた。いい子だったから、変態のあんたをちゃんと満足させてあげるわ。背中に手を回してこっちに向けなさい」
張天女は黙って命令に従う。
李春は持っていた紐で張天女の両方の親指の付け根を縛り合わせた。これで張天女は、背中から手が動かせなくなったことになる。
「二階に行くのよ」
李春は命じた。
張天女は腰を悶えるようにくねらせながら二階に上がっていった。
この料理屋には二階建てであり、一階は料理屋と店の者が休む場所だが、二階は張天女の個人的な住居のための空間になっていた。
張天女は、普段はこの二階にひとりで暮らしているのだ。
女ひとりの生活といっても危険なことはなにもない。
こうやって、欲情しきったお尻をくねらせながら階段を昇る張天女だが、実は武芸の達人であり、二双の剣を扱う猛者でもある。
張天女の二双剣は有名だから、敢えて彼女を襲おうとする強盗はいないが、そんな張天女の本質が、被虐に酔って苛められれば苛められるほど、女陰をぐしょぐしょにする変態だと知れば、みんな仰天するだろう。
二階の階段の上り口から部屋に入る場所に着いたとき、李春はどんと張天女の背中を押した。
張天女は小さな悲鳴をとともに、床の上に崩れ落ちた。張天女の双丘の谷間には、ねらねらとした淫液が光を放っている。
「まだ、なんにもしていないのに、そんなにびっしょりと濡らして恥ずかしくないの、張天女?」
張天女がすっかりと官能の酔いに陥っていることは明らかだった。張天女の熟れきった股間は、彼女は興奮の頂点にいることをしっかりと示している。
「そ、そんなこと……あひいっ──いやっ──」
李春は素早く草履を脱いで裸足になると、上り口の床の部分でうつ伏せになっていた張天女を足でひっくり返して仰向けにした。
張天女の悲鳴は、その仰向けになった股間に李春の足の先端が襲い、張天女の内腿までびっしょりと濡らした淫液をかき回して、さらに女陰の内側までずぶずぶと足先を埋めていったからだ。
「そ、そんなあ……足で……足でなんかでなぶらないで──い、痛いっ──さ、裂ける──ひぎいっ──」
脚で押し開かれる女陰の肉襞が足先で抉られる痛みに張天女は悲鳴をあげた。
「だ、駄目よっ、李春──そ、そんなの入らない──」
張天女が叫んだ。
彼女は後ろ手に縛られた手で必死に李春の足の侵入を阻もうとしている。しかし、そんな仕草とは裏腹に、張天女の顔は苦痛と期待と淫情と快感がまぜこぜになったひどく淫らな表情を浮かべていた。
張天女が、この李春の乱暴な仕打ちに心とは裏腹に身体では悦んでいることは明らかだ。
そして、李春は李春で、この可愛い妹分が淫らに被虐に酔うのを眺めて、それにしっかりと酔っていた。
「なにを言っているのよ、張天女。もう、すっかりとお前の女陰はわたしの足を受け入れているのよ」
そう言いながら李春は、女陰に挿し入れている足先を乱暴に揺すった。
「ひぎいっ──ああん……ああっ、許して、もう、許して──ひいっ──」
張天女は女陰に喰い込んだ李春の足を抜こうと必死に床をのたうつ。
それを李春のもうひとつの足で片方の腿を踏みつけて阻止する。
張天女は悲痛な声をあげた。
「ううっ……許して……許してよお、李春……。どんな命令にも従う──。死ねと言われれば死ぬ──。嘘じゃないわ……。あなたのためなら死ねる……。だ、だから、許して──ひぎいっ──痛い……痛いのよ……ひいいん……あひんぃ……あはぁぁぁ──」
李春は張天女の哀願は無視して、女陰に喰い込んでいる乱暴に足指を乱暴に動かし続けた。
「あふうっ……こ、こんなことでいくのは、いやぁぁぁぁ──」
張天女は奇声のような声をあげて、身体を大きく仰け反らせた。
しばらくの間、ぶるぶると張天女の身体が震えて、その裸身が硬直した。
「誰がいくことを許可したのよ、この変態──。いくときには、いくと言えと言っているでしょう」
わざとらしく吠えると、李春は床に座り込んで、再び張天女の裸身をうつ伏せにして自分の膝に抱えた。
そして、邪魔な手を抱える腕で抱え避けてから、二度、三度と、張天女の双臀を平手で叩く。
「ひいっ──ひいっ──ひいっ──。」
李春の平手が張天女の白い双臀に叩きつけられるたびに、張天女は淫情を噴き出すような声をあげた、
「許して……なんでも言うことはきくっ──だからぁ──」
張天女はすっかりと「女」に戻りきって泣き声をあげた。
「痛い、ひいっ──」
「数をかぞえなさい」
李春は張天女に数えさせて、両女の白い尻を力の限り十発ほど叩いた。
張天女に尻が真っ赤に腫れあがる。
「とりあえず、お前が汚したここを綺麗にしなさい」
李春は、尻打ちが終わると、張天女を膝から降ろして、彼女を床にひっくり返した。
そして、李春はさっきまで張天女の女陰に潜っていて、張天女の愛液に濡れた足の指を張天女の顔の前に示した。
張天女は、すぐに平伏して李春の指を口に含む。
惨めそうに李春の足の指を一心に舐める張天女の姿が、李春の感情を昂ぶらせる。
「お前のいやらしい汁の味は、どんな味?」
李春は意地悪く訊ねた。
「お、おいしい……。り……、李春の……味。とても……、おいしい……」
張天女が李春の足の指を舐めながら、口を離し、離ししながら、張天目がそう言う。
本当にこの張天女が愛おしい……。
心からそう思う。
そんな張天女を見ながら、李春は下袴の裾から手を入れて自分の女陰をまさぐった。
李春の女陰は、これまでの嗜虐で悲しいくらいに濡れていて、触っただけで熱い淫液が李春自身の指に絡みついた。
軽く指を動かしてみると、すぐに脳天に突き刺さるような快感が走り抜けた。
「あひいっ──」
李春の突然のはしたない声に、張天女が不思議な表情をして顔をあげた。李春は、張天女の口から足の指を抜いた。
眼の前に張天女がいるというのに、自分の指なんかでいくのはもったいない。
「部屋の真ん中に行きなさい──。お前なんか、床で十分よ」
李春は、張天女の長い髪を掴んで、部屋の真ん中に引きずった。
張天女は悲鳴をあげて、後ろ手の身体をのたうち回らせた。
部屋の真ん中に張天女を放り投げると、李春は自分で着ているものを脱ぎ始めた。
上下の服を脱ぎ、下着を取り去るとむっとするような淫靡な匂いが部屋中にたちこめた。
なんのことはない。あれだけ欲情している張天女よりも、ずっと激しく淫情しているのは李春自身だ。
視線を向けなくても、自分の股間が、この張天女以上に欲情して真っ赤に熟れているのはわかる。
「なにをすればいいかわかっているわね、張天女」
李春は、素っ裸の身体の腰に手を置いて、脚を開いて張天女に向いた。
張天女が顔を真っ赤に染めて、李春を見あげる。
もう、指示を与えるまでもない。
張天女は自分で床を這って身体を起こし跪くと、李春の股間に鼻を押しつけるように顔を伸ばした。
「あううっ──」
張天女の舌が李春の陰毛をまさぐって女芯に伸びる。ぴしゃぴしゃと音をたてて、張天女の舌が李春の股間を動いた。
張天女の舌は李春が五年をかけて教え込んだ技だ。
彼女の巧みな技は、瞬く間に李春の官能を絶頂まで引きあげた。
「ほほおおぉぉぉ──。す、素敵よう、張天女──」
李春は懸命に奉仕をする張天女の顔を抱きしめながら、迸る稲妻のような官能の電撃に任せて、快感を迸らせた。
しばらく、李春はうっとりと張天女の顔を抱きしめたままでいたが、ふと我に返って、張天女の身体を床に投げ捨てた。
李春は、いつもの戸棚を開いて、そこから今日使う性具を取り出す。
腰につける革帯だ。
股間の部分には、木製の張形に革を被せている疑似男根がついている。
李春はそれを股間に着けた。
「これにお前のつばをつけるのよ」
李春が腰につけた張形を突きつけると、すぐに張天女はそれを口に含んだ。疑似肉棒はかなり大きくて長い。極太の張形を咥えこんで、張天女が苦しそうにえづいた。
それでも懸命に舌と口の粘膜を遣って小刻みに奉仕をする。
張天女の一生懸命に愛撫を見ていると、李春は感覚のないはずの疑似張形からしっかりと快感を受けとめ、彼女の柔らかな口の粘膜と温かい唾液をしっかりと感じたような気がした。
品のいい乳房をぶるぶると揺すりながら一心不乱に張天女は張形を舐める。
「もっと、顔をぶつけるようにやるのよ」
李春は張天女の髪をわしづかみにすると、ぐらぐらと張天女の顔を揺すぶった。
「ううっ……うぐっ──」
張天女の顔が恥辱に染まるとともに、苦しそうに呻いた。後ろ手に縛られている張天女は顔を押されると、まともに喉で張形を受けとめることになる。
それでも張天女は奉仕を忘れない。顔全体を動かされながら、必死になって、張形を舐めまくる。
適当だと判断したところで、張天女の顔を乱暴に離し、そのまま仰向けに床に身体を押し倒した。
「痛いっ」
張天女が倒れて、開いた股間から熟れきった女陰が曝け出された。
李春は、怒張の性具を張天女の熟れきっている淫肉の切れ目に無造作に突き挿す。
「ふぐううっ──、李春……ふふわぁぁぁ……た、助けてぇ──」
激しい李春の挿入に張天女は、眼に涙をためて呻いた。しかし、李春は容赦しない。さらに激しく、張天女の股間を突き下ろし、そして、擬製の怒張の上側面についている小さな突起で、張天女の女陰を突いて、彼女の敏感な突起を刺激する。
李春は激しく張天女の子宮を突くように腰を動かす。
力の限り──。
張天女を壊すかのごとく──。
本能のまま、沸騰するような熱い欲情を張天女にぶつけまくる。
「ひいっ……おぐっ……お、んんっ……いいっ……いい──」
容赦のない李春の責めに、張天女がおこりを走らせたように身体を痙攣させる。怒涛のごとき連打だ。
なにに肚が立つのか……。
女であることで当然あるべき地位を跳ねのけられた悔しさか……。
周りで起きる女に対する理不尽なこの国の不幸か……。
それとも、正しいものを正しいと受け入れず、一部の高官と分限者だけが恵まれるこの国の不正か……。
国の圧政に苦しむ人々の怨嗟の声か……。
それとも、賄賂を求めてうろつきまわる役人に心根の醜さか……。
そのすべてをぶつけるように李春は、張天女の女陰に張形を叩きつけた。
張天女は狂おしく悶え抜いたかと思うと、すぐに絶頂して果てた。
それでも、李春の中のなにかは癒されない。
とにかく、心の中の怒りのようなものを張天女にぶつける。
腰を動かしながら、張天女の乳房を荒々しく揉みあげた。
「うひいいっ──ま、またいくっ──いく、いく、いくっ──」
張天女は頭を左右に振りながら、また激しく絶頂した。
それでも李春はやめない。さらに律動を加速する。
「いくよっ──また、いくっ……もう、許してぇ──」
やがて、張天女の口から泡のような唾液が出始めた。
また、ぶるぶると身体を震わせると身体を脱力させる。
突きながら李春は酔っていた。
込みあがる怒りのまま張天女を責めながら、大きななにかの波に包まれようとしていた。激しい波だった。その波に李春と張天女が覆いかぶさられる。
さらに張天女は身体を弓なりにして昇天した。
激しい連続の絶頂だ。
このままでは張天女が毀れる。
李春の中の理性がそれを告げる。
しかし、もう歯止めは効かない。
白目を剥いて仰け反り続ける張天女に、李春は股間のものをぶつけ続ける。
張天目がもの凄い絶叫をした。
短い時間で連続絶頂をした張天女は、もう意識朦朧としているように思えた。
張天女は、李春の腕の中で何度もいき続ける。
そして激しい興奮の中でなにかが李春を覆い潰そうとしていた。
李春は声をあげた。
やってくる……。
急激に李春自身を張天女の子宮に突き挿ささる張形を通じた反動で、快感が李春を突き抜ける。
「いくっ──、張天女──」
李春は叫んだ。
絶叫して汗まみれの身体を張天女の裸身に押しつけた。
張天女は、もうほとんど死んでいるかのように力を失っていたが、李春の快感が頂点に達しようとしているのを悟ったのか、力を振り絞るように、李春に合わせて腰を動かし始めた。
大きな快楽の矢が李春を貫いた。身体の下の張天女が断末魔のような呻きをあげている。
李春は、なにもかも忘れて快楽のまま快感を解放させた。
束の間の快楽の余韻に浸った後、李春は張形を張天女の女陰から抜いた、おびただしい淫液が、張天女の女陰から迸った。
しかし、それと同じ量くらいの愛液で革帯で締めた李春の股間も濡れていた。
李春は張天女の裸身を抱いたまま、しばらくそのままでいた。
張天女はもう、なにも考えられない様子で目をつぶっている。
「く、口を吸って、李春……」
やがて、張天女が甘えた声で淫情に歪んだ顔を李春に向けた。
李春は張天女の口に舌を入れる。
舌に舌を絡ませ、唾液をすすり、歯に舌を這わせて歯茎を擦る。
雌獣のようにお互いの唾液を吸いつくしてから、李春は張天女の口から舌を離した。
「張天女、お前は最高よ。童姉妹も抱くけど、お前は別よ。お前を抱くときは、わたしはなにもかも忘れられる。本当に酔えるのよ。お願いだから、わたしから離れないでおくれ」
李春は張天女を抱きしめながら言った。
「さ、さっきも言ったけど……わたしは、李春のためなら死ねるわ……。本当よ。だから、わたしを捨てたくなったら、ただ、こう言うだけでいいのよ。お前は死ねってね……。そうしたら、わたしは、李春に死ねと言われたという悦びを抱いて死んでいくわ」
「馬鹿ね……」
李春は心から愛おしく思いながら、ぐったりとなった愛しい妹分の汗まみれの裸身を抱きしめた。