「ほほほほ、いいわあ、こんなに気持ちのいいお尻は初めてよ。これは病みつきになりそう。まるで、女性器そのものじゃないのよ」
御影が愉悦いっぱいの様子で腰を振る。
怒張を貫いているのは、宝玄仙の尻の穴だ。
口惜しいのは、腸内をかき乱される苦痛や屈辱よりも、遥かに快感がまさることだ。犯されるのは仕方ないが、この卑劣漢に犯されて、女の極みを見せることが口惜しい。宝玄仙は必死で歯を食い縛って首を横に振る。
「なに、もしかして、我慢しているつもり? だったら、今度は豆を刺激してあげるわね。昔からそうだったけど、あんたって、少々痛くした方がむしろ感じるのよね。ほら」
宝玄仙は四つん這いんになって御影を後ろから尻で受け入れ、両手で自分の乳房と股間を愛撫していた。自分の意思でやっているのではなく、両手を御影の「分身」として受け入れ、御影そのものとなっている自分の手で責められているのだ。
だから、逃げられない。
命令に逆らえば、「手」が宝玄仙の陰毛をむしりだす。
実際に、逆らえばこうすると言われて、両手で次々に陰毛をむしられた。
逆らったわけじゃない。
そんなことは無駄だし、その気もなかった。
しかし、逆らえばこうなるのだという脅迫の手段として、まずは陰毛むしりをやられたのだ。
自分の手によって襲われるので逃げようもなく、口惜しいが宝玄仙は泣いて許しを乞わされた。
それで、こうやって尻姦を大人しく受け入れているというわけだ。
乳房と肉芽を刺激する指が乱暴な愛撫をする。
さらに快感が増大する。
「はあ、はあっ、んんんっ」
快感が迸り、声が出てしまう。
口惜しい……。
懸命に口を閉じようとする。
だが、力が緩んで口が閉じない。
「あ、ああっ、あぐうっ、んふうっ」
駄目だ……。
気持ちよすぎる。
宝玄仙は貫いた快楽の矢に背中をのけぞらせた。
「声を出すのが嫌なの? 可愛いところあるじゃないの。ところで精を出すわよ」
御影が腰を震わせて、宝玄仙の尻の中で射精したのがわかった。
「んふううっ」
それとともに、宝玄仙の身体にも絶頂が沸き起こり、宝玄仙はがくがくと身体を震わせて達してしまった。
「それにしても、しっかりとお尻を調教されているのね。あたしが調教した頃に比べて、随分と感じやすくなっているし、きっと全身のあらゆる場所を調教されたのね」
御影が小馬鹿にしたような笑いとともに、宝玄仙の尻穴から一物を抜く。
それだけで、達したばかりの身体に、またもや大きな疼きが襲いかかり、宝玄仙は淫らな反応をした。御影が後ろで笑い、宝玄仙は口惜しさで歯を食い縛った。
「さて、じゃあ次はどんな風に恥をかいてもらおうかしら……。とりあえず、小便でもしてもらおうかなな……。片脚をあげて、おっしこしなさい。片脚は霊力封じの布で動かないと思うけど、もう片脚は自由でしょう。犬みたいに小便するのよ……」
御影が宝玄仙の横に立って言った。
突然の命令に驚くとともに、激怒が全身を貫いた。
冗談じゃない。
調子に乗りやがって──。
「ふ、ふざけるな。くだらないこと喋るんじゃないよ。わたしはもう観念してやってんだよ。いくらでも気が済むだけ、犯せばいいだろう──。そして、殺しな──。もう茶番は飽きたよ」
怒鳴った。
しかし、宝玄仙の悪態に、御影は満足したようにせせら笑うだけだ。
「男好きのあんたを犯しても、あんたが満足するだけじゃないのよ。それよりも、あたしはあんたが、惨めに泣くところを見たいのよ。早く小便してちょうだい」
御影が言った。
宝玄仙は言い返してやろうと思ったが、思い直して口をつぐんだ。
逆らえば、逆らうほど御影が満足するのがわかったからだ。
「うわっ、んぐうっ」
すると、突然に手が動いて、片手が宝玄仙の鼻を掴み、もう一方は口をしっかりと押える。
宝玄仙の両手は御影の「分身」状態だ。
勝手に動き出した両手は、宝玄仙の意思ではなく、御影が動かしているのだ。
「ん、んんっ、んんん」
息ができなくなって、宝玄仙はびっくりして顔を振る。だが、全力で押さえている手の力に、顔だけで抵抗することができるわけがない。
それでも手はしっかりと宝玄仙の鼻と口を押さえたまま動かない。
だんだんと息が苦しくなり、宝玄仙はさらに必死に顔を動かす。
「んんんっ、んんんっ」
宝玄仙は必死で御影に訴えた。
だが、御影は愉しそうな笑顔を向けるだけだ。
宝玄仙は観念して片脚をあげた。
尿意はなかったが、力を抜いて股間から尿をする。
すると、やっと両手が顔から離れた。
「はあ、はあ、はあ、な、なにを……」
なにをするんだと悪態をつこうとして、さすがに宝玄仙は自重した。
逆らったり、怒鳴ったりすれば、御影は同じことをするだろう。宝玄仙は口をつぐんだ。
ゆがて、やっと尿が終わる。
御影が口を開いた。
「逆らうことができないのがわかったかしら? まあ、霊力だけは高いくせに、頭は犬猫並みに低いからね。逆らうたびに厳しく躾をして、繰り返しわからせるしかないでしょうね……。じゃあ、次は、自分がやった小便を掃除しなさい。舌でね」
今度こそ、激怒した。
考えられる限りの悪態をつく。
すると、手が動いて再び鼻と口を塞ぐ。
今度は失神寸前まで解放してもらえずに、全身から力が抜けてその場に倒れるまで手は顔を押さえたままにされた。
本当に死ぬと思って、意識がなくなりかけた瞬間に手が離れる。
宝玄仙はなにも考えずに、ひたすらに息をむさぼった。
さすがに、もう抵抗する気力は沸いてこなかった。
宝玄仙は、土に混じった自分の小便を舌で舐め始めた。
「こうやって、みじめそうな顔をされると、昔を思い出すわねえ。ねえ、覚えてる? あんたを調教してやったときは愉しかったわ。残念ながら、あんたの裏切りで終わっちゃったけど……。あっ、そうだ。これは雌犬調教だから、言いつけに従ったときには、ご褒美をあげないとね。あたしも、調教には飴と鞭が大事ということはわかっているのよ……。ほらっ」
宝玄仙が地面を舐めている頭上から御影の言葉が降ってくる。
そして、両手が動いて股間と尻穴に指を突っ込む。
「うっ、や、やめ……」
御影がわざと宝玄仙を侮辱するためにやっているのはわかっている。
だが、口惜しいのはたちまちに快感が襲いかかってくることだ。
さっき尻を犯されて絶頂したばかりだし、最初に飲まされた強烈な媚薬は、時間が経つにつれて効果が弱まるどころか、ますます強くなる。
「勝手に掃除をやめるんじゃないわよ。いいというまで地面を舐め続けなさい。さもないと、沙那を殺すわよ」
御影が言った。
「沙那?」
すると、不意に目の前が揺れて、白い煙のようなものが現われ、そこに像が出現する。
「あっ──」
声をあげた。
そこには、下半身を露出した半裸状態で歩いている沙那が映っていたのだ。
音は聞こえないが、顔は赤く息も荒そうだ。
歩いているのはどこかの洞窟であり、宝玄仙は間違いなく、捕らわれているこの洞窟のどこかだと思った。
沙那がこっちに向かっているのだ。
「沙那、沙那──」
大声で叫んだ。
御影が横で笑った。
「無駄よ。こっちの声は聞こえないわ……。あんたに恨みがあるから、あたしに従うと言うから、ひとりだけ洞窟に入るのを許したのよ。もっとも、あの沙那が簡単に落ちるとも思わないけどね。あたしに従うふりをして、隙を突いて、あたしを殺して、あんたを助ける……。まあ、そんなところでしょうね」
御影はさっきの
宝玄仙は背に汗が流れるのがわかった。
すでに、宝玄仙は、御影に従えという言葉を言霊に入れてしまっている。御影が沙那の前で、言霊を聞かせれば、沙那は御影の奴隷状態になってしまう。
また、どうやら、孫空女は一緒にはいないようだ。
おそらく、御影は、『服従の首輪』を使って、まずは沙那を奴隷状態にするに違いない。
あとは好きなように料理するだろう。
「もう少し、からかってから、あいつをこれで支配してあげるわ。そして、ここに連れてきて、あんたの前で自殺させてやる」
御影が笑った。
宝玄仙は愕然とした。
「さ、さっき、それはしないと約束しただろう──。だから、分身を受けれてやったんだ」
「そんな約束した覚えはないわね。分身を受け入れれば殺さないと、勝手にあんたが思い込んだんでしょう。あんたの供はふたりとも、残酷に殺してやるわ。あのとき、あたしを殺したことを後悔するといいわ」
御影が酷薄に笑った。
宝玄仙は、いずれにせよ、御影は沙那たちを殺すつもりなのだと、それで悟った。
もしかしたら、すぐには殺さないかもしれないが、最終的には、こいつは沙那と孫空女を残酷に殺すと思う。
それは、ただ、宝玄仙に昔のことで復讐したいというだけの理由でだ。
宝玄仙はぞっとした。
「ま、待っておくれ。わ、わかった……。なんでもする……。なんでもするから、あいつらは殺さないでくれ──。このとおりだよ」
宝玄仙は地面に額を擦りつけた。
御影が驚いたように息をするのか聞こえた。
顔をあげると、御影の目が大きく見開かれている。
「そんなに、あの供が大切なの?」
御影が呆れたように言った。
だが、すぐに嗜虐の笑みが頬に浮かぶ。
「……まあいいわ。沙那とは、もう少し遊んでやってもいいしね」
御影が手を振った。
すると、沙那を映していた白い煙が消滅する。
「奴隷の言葉を使いなさい。あんたが奴隷らしいあいだは、沙那は殺さないであげるわ」
「や、約束を……」
「約束なんてしないわよ。あたしの気紛れのあいだは沙那と孫空女を殺さないと言っているだけよ。孫空女はともかく、沙那に恨みはないしね」
御影がせせら笑った。
宝玄仙は歯噛みした。
しかし、ここは言葉だけでも屈するしかない。
「……わ、わかりました……。み、御影様の奴隷です。だ、だから、どうか……」
宝玄仙は頭をさげた。
御影が満足そうに笑った。
「ところで、あんたがさっきおしっこしているところを見ていたら、あたしも小便したくなったわ。ちょっと、口を開けて便器になってくれない」
御影が事もなげに言った。
宝玄仙は絶句した。
「なっ」
「あら、なにか言いたいの、宝ちゃん? もしかして、拒否?」
御影がにやりと笑った。
宝玄仙はぐっと歯を噛みしめた。
強く噛み過ぎたのか、口の中に血の味が少し広がる。
「い、いえ……。ど、どうか、この宝玄仙の口でよければ、便器としてお使いください……」
御影が爆笑した。
そして、
宝玄仙は口を開いて、それを受け入れた。
すぐに、口の中で御影の尿が迸りだす。
宝玄仙は必死になって、口の中のものを飲み下した。
やっと御影の放尿が終わる。
宝玄仙は最後の一滴まで吸い取るようにして喉に入れた。
「驚いたわねえ。小便を一滴残らず飲み干すなんて、できそうで簡単にはできないわよ。
御影は本当に驚いたような表情だ。
それにしても、こいつは宝玄仙と闘勝仙の関係をどこまで知っているのだろう。
どうせ、復活したのは最近のはずだが、帝都に入れば、処刑された御影のことを覚えている者も多いだろう。だから、帝都には入れなかったはずだが……。
「聞こえないの? 無視していると沙那を殺すわよ」
御影が苛ついたように言った。
宝玄仙は慌てて口を開く。
「い、いえ……。で、でも、闘勝仙のことは……」
それだけを言った。
「闘勝仙のことを話したくないの? 帝都には戻れないあたしだけど、影法師の能力もあるしね、いろいろと噂は耳したわ……。あんたと縁があると噂だった闘勝仙は死んだのよね。なんで死んだの、あいつ?」
「じ、自殺です……」
宝玄仙は仕方なく言った。
そうだった。
御影には、影法師という別人に変身して、それを遠くから操るの道術も遣えるんだった。それならば、自由に帝都にも入れただろう。
御影が大笑いした。
「すごい自殺があったものよねえ。自分の睾丸と男根を引き千切って、口の中に入れて自殺したのよね。あれが、自殺だなんて誰も信じてないわよ」
御影が笑いながら喋る。
畜生……。
こいつ、なにが言いたいんだ……。
ねちねちと、闘勝仙の名を出すのは、宝玄仙が嫌がるからだろう。
宝玄仙としても、思い出したくもない名前であることは確かだ。
「自殺です……。天教の教団はそう結論しました……」
宝玄仙は仕方なく言った。
もっとも、それは事実である。
闘勝仙というのは、宝玄仙が帝都で八仙をしていたときの同じ八仙のひとりであり、帝仙といって、八仙の第一位の地位にある男だった。
だが、ある日突然、闘勝仙は気が狂って、自分の性器を引き千切って自殺をした。
一応、あの事件の公式記録はどうなっている。
「そうかもしれないわね。まあ、それしか結論できないものね。帝仙をしていた闘勝仙が道術で狂わせられたりしたというのは考えられない……。教団としては、それしか結論できないでしょう……。だけど、教団も知らないんでしょう? あんたが、『服従の首輪』という究極の支配霊具を作ったこと」
心臓が激しく高鳴るのがわかった。
やっぱり、こいつはよく知っている。
闘勝仙のことも知っているし、服従の首輪のこともいつの間にかわかっていた。
つまりは、闘勝仙に宝玄仙がなにをしたのかもわかっているのだと思う……。
「もしも、教団があんたの霊具の存在のことを知ったらどうなるかしら……。自殺ということで片付けられたあの事件の結論も変わるんじゃない……。そもそも、あれが自殺だなんて、誰も信じちゃいないわ……。あっ、心配しなくても、教団にはそれとなく知らせてあげようかしら。あんたが信じられないくらいに強力な支配霊具を作ったこと……」
「お、お前、なにするつもりだい──。い、いえ、な、なんでも……」
興奮して声をあげたが、御影が愉快そうに宝玄仙に視線を向けたので、慌てて口をつぐむ。
御影は宝玄仙の慌てぶりに満足そうに微笑んだ。
宝玄仙はぐっと口をつぐむ。
「……まあ、そんなことしても愉しくないから、教団にはまだ情報は入れてないけどね。だけど、魔域への巡礼なんて、事実上の追放処置を受け入れて、追及をかわしたかもしれないけど、あたしが影法師を使って密告すれば、教団はあんたの処置も考え直すわね。もちろん、あんたの供をしている沙那と孫空女もとばっちりで酷い目に遭うんでしょうね」
「……く、くそう……。どいつも、こいつも、わたしのことを
呟いた。
本当に小さな声だったので、御影には聞こえていないと思う。
宝玄仙は眼の前の景色がゆらりと動いたような気がした。
そして、はっとした。
涙だ……。
慌てて、ぐっと堪える。
「あらあら、泣いたの? 泣かんのよ、宝ちゃん。泣かんの」
しかし、御影は目ざとく、宝玄仙の涙を見つけてしまったようだ。
小馬鹿にしたように言った。
宝玄仙はひたすらに屈辱を堪えた。
「……まあいいわ。じゃあ、いいものあげるわね」
すると、不意に御影が言った。
手の中に長細い棒状のものが出現した。
なにかの霊具のようだ。
棒状の表面は白い毛のようなものがあり、まるで尻尾だ。
「尻尾よ。あんたが闘勝仙たちに、徹底的に尻を調教されたのは知っているのよ。だから、それを思い出すように、あたしも徹底的に尻で遊んであげるわね」
御影が宝玄仙の尻に、その尻尾の霊具の片側を挿し入れたのがわかった。
どういう仕掛けになっていたのか、背後なのでわからなかったが、宝玄仙の尻穴にそれが入る直前に、ぐにゅぐにゅと内部に入る部分の形状と材質が変化した気がする。
かなり深くまで、あっという間に尻尾が挿し込まれた。
だが、次の瞬間、衝撃が襲いかかった。
「んんほおお、いひいいい」
絶叫した。
なにがどうなったのかわからなかった。
その尻尾が肛門に挿し入れた瞬間に、怖ろしい快感がお尻に沸き起こり、宝玄仙は一瞬にして絶頂してしまったのだ。
「はははは、びっくりした? これはあんたへの贈り物よ。入れられただけで、お尻の淫情が止まらなくなり、この尻尾をぐっと強く掴むと……」
御影がそう言いながら、尻尾の外に出ている部分を無造作に掴んだのがわかった。
「ああがあっ、んぎいいっ、や、やめてええ」
またもや獣のような声をあげて、宝玄仙は絶頂した。
よくわからないが、どうやら尻尾を掴まれると、無理矢理に絶頂をする仕掛けになっている霊具のようだ。
しかも、じわじわとせりあげるのではなく、強引に一瞬にして絶頂させられる。そんなものは、快感ではなく苦痛でしかない。
そのあいだも、御影は宝玄仙の尻穴に挿入された尻尾を掴み続けるので、宝玄仙は連続絶頂をしっ放しだ。
宝玄仙はがくがくと全身を震わせて叫び続けた。
御影が手を離す。
宝玄仙はその場に脱力した。
「はあ、はあ、はあ……。な、なに……なにが……」
なにが起きたのだと訊ねようとするが、舌がもつれて動かない。
宝玄仙の無様な姿が気に入ったのか、御影は嬉しそうだ。
「これを掴んでいる限り、いつまでも無理矢理連続絶頂するという仕掛けよ。気絶しても無駄よ。尻尾を掴めば、またまた絶頂して、失神から解放させられるからね」
御影が笑いながら再び尻尾を掴む。
「あがあ、や、やめ──。んぐううっ」
やめてくれとも言えずに、宝玄仙は昇天した。
しかし、絶頂しても快感が終わらないし、あがった快感が下がってくることもない。
御影が尻尾を掴み続けているからだ。
「とりあえず、十回いっておく? でも、心の臓を止めてしまって、死んじゃわないでね。つまんないから」
御影が嬉しそうに尻尾を掴み続けながら言った。