※この作品はR-18です。

嗜虐西遊記【完結】   作:ドン・ドナシアン

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305 恥辱の全裸試合(その2)

「始め──」

 

 声がかかった。

 沙那は、しゃがみ込みそうになる姿勢を必死で起こして、にやにやしながら近づく黒倫(こくりん)に身体を向けた。

 しかし、股間に淫靡な刺激がまた走り、喘ぎ声をあげて膝をつきそうになる。

 

「その様子だと、その革帯を随分と気にったのだな、沙那殿。しっかりとでっぱりが、お前の気持ちのいい場所に当たっているようだ」

 

「こ、こんなの……ひ、卑怯よ……」

 

 沙那はみっともなく腰を後ろに突き出す姿勢をどうしても真っ直ぐにすることができずに黒倫を睨んだ。

 黒倫は、特に構えるわけでもなく、ゆっくりと歩いてくる。

 沙那は、距離を開けようと数歩退がった。

 しかし、少し動くだけで、敏感な肉芽や陰唇や肛門に刺激が加わり、全身に淫らな疼きが駆け回る。

 

 感じやすい沙那の身体だ。

 こんなものを装着されて戦えるわけがない。

 それでなくても、両手を後手に縛り、足首に鎖までつけて戦わせようとされている。

 そのうえに、股間を刺激する革帯まで股間に装着させるとは、なんという卑劣な男なのだろう。

 

「はあ……はあ……」

 

 さっきは、それでも、この状態で跳び回って、王進士の隙をつくことで倒すことができた。

 しかし、今度は跳ぶこともできない。

 

「乳首が勃起しているぞ。そんなに気持ちいいのか?」

 

 黒倫の手が沙那の乳首に伸びる。

 

「いやっ」

 

 とっさに身体を捻った。

 しかし、その瞬間に股間から湧きあがるような快感が襲う。

 

「ひうっ」

 

 膝ががっくりと崩れた。

 黒倫の手が沙那の両方の乳房を鷲掴みした。

 

「ああ……、い、いやっ」

 

 乳房を揉まれながら乳首を指で刺激されて、沙那はその場に両膝をついてしまう。そのまま、覆いかぶさるように倒されてしまった。

 

「さっそく、寝技に移行すると言われるか? ならば、ご教授願おう」

 

 黒倫は薄笑いを浮かべて、沙那に覆いかぶさって舌で沙那の乳頭を責め始めた。

 

「ひううっ……だ、だめえぇ……」

 

 沙那は懸命に身体を捻って黒倫の身体の下から逃れようとするのだが、その動きさえも、股間の革帯は封じしまう。

 身体を捩じるたびに耐えられない愉悦が股間から迸り、沙那は喘ぎ声を出してしまう。

 その間にも黒倫は、沙那の乳首を無遠慮に音を立てて吸い、舌を這わせる。

 乳首がくりくりと舌で跳ねあげられて、沙那は全身が熱くなり、もう切羽詰った状態になった。

 

「実に愉しいねえ……。こんなに淫乱な女は初めてだ。これはどうだ、沙那殿?」

 

 黒倫の手が革帯越しに股間を握った。そして、激しく動かした。

 

「あくうううっ──」

 

 大きな快感が沙那を襲った。

 全身ががくがくと震えて、沙那は悶絶してしまった。

 革帯が喰い込んでいる女陰の中でどっと自分の愛液が迸るのがわかった。

 

「さっそく、達したか? 別にいくら絶頂してもらっても構わんが、これは体術の試合なのだぞ。よがるだけではなく、少しは抵抗をしてもらわなければ、俺としても張り合いがない」

 

「こ、この……」

 

 沙那はやりたい放題の黒倫を睨んだ。

 すると黒倫の首がすぐ顔の前にあった。

 沙那は、咄嗟に眼の前の黒倫の首に思い切り噛みついた。

 

「ぐわあああ──」

 

 黒倫が沙那を突き飛ばして離れた。黒倫の首の横に血が滲んでいる。はっきりと沙那の歯型の痕がある。

 いい気味だ。

 少しは溜飲が下がる。

 

「こいつ──」

 

 黒倫が怒りの形相で沙那の首を掴んだ。

 そして、平手で思い切り頬を張り飛ばされた。

 衝撃で眼がちかちかして、視界が一瞬暗くなる。

 反対側からも平手──。

 沙那の意識が飛ぶ。

 

 だが、暗くなる視界の中で、かろうじて三発目がやってくるのを悟った。

 沙那は無意識のうちに顔を捩じり、やってくるものに噛みついた。

 

「がああっ──」

 

 また、突き飛ばされた。

 身体が掴まれて後ろに引きずられる。

 視界が戻ると、黒倫が指を押さえてうずくまっている。

 その指からは血が流れていて、沙那は、数名の男たちから身体を掴まれて黒倫から引きはがされていた。

 どうやら、沙那が黒倫の指に噛みついたようだ。

 ほとんど無意識のうちにやったことだ。

 

「この女──」

 

 黒倫がこっちを向く。その表情には憤怒が浮かんでいる。沙那は激しい殺気を黒倫から感じた。

 

「こ、殺してやる……」

 

 黒倫が拳を握りしめて、こっちに近づいた。

 

「待ってよ、旦那様」

 

 黒倫を宥めるように、すっと千歳が沙那と黒倫の間に入った。

 

「ち、千歳」

 

 黒倫が自分の身体を押さえる千歳に視線を向ける。

 

「……駄目よ、旦那様。この沙那は、明日には妓楼に売るのよ。傷物にしたら値が下がってしまうわ。ここはあたしに任せて」

 

「し、しかし……」

 

「いいから、いいから」

 

 千歳がまだ、男たちに抑えられている沙那ににじり寄る。

 肩で息をしながら、沙那は不気味な笑みを浮かべている千歳を見た。

 

「今度は、あたしが相手をするわ、沙那」

 

 千歳が汗の浮かぶ沙那の右の脇にすっと手を置いた。

 そのまま横腹から腰にかけて手を滑り落とす。

 

「ひうっ」

 

 甘い痺れが千歳の手を通じて駆け抜ける。

 沙那が思わず声をあげた。

 

「可哀そうにねえ……。痛かったでしょう? あたしの旦那様が申し訳なかったわね、沙那……」

 

 千歳は足首の鎖で動きを封じられている沙那の脚に手を伸ばし、すっと内腿をなぞりながら股間に喰い込んでいる革帯に手を添えた。

 そして、ちょうど肉芽に当たる部分を回すようにゆっくりと揉み始める。

 

「ああ、あああっ──」

 

 猛烈な快感が襲う。

 払いのけたいが、数名がかりで沙那の身体は押さえつけられている。

 どうすることもできない。

 股間に喰い込んでいる突起を肉芽に押しつけるように回す千歳の手管に、沙那はあっという間に追い込まれた。

 

「感じやすいのね、沙那。かわいいわ、ふ、ふ、ふ」

 

 女陰で大きな快感が弾けようとしている。

 しかし、千歳は執拗だった。

 いまにも達しそうな沙那の歓喜の爆発を巧みに焦らすように刺激を加え続ける。

 

 いきそうだと思ったら、その瞬間だけ別の場所に刺激の場所を移して、すぐに戻る。

 そうやって、千歳はゆっくりと革帯の内側の突起を沙那の股間の敏感な場所を探るように擦りつけてくる。

 沙那の全身から力が抜けていく。

 快感の迸りを求めて、沙那の身体が悶え動く。

 

「や、やめ……」

 

 沙那は必死で込みあがる快感に抵抗しようとした。

 しかし、波のように断続的に襲う官能に抵抗できない。

 どうしても切ない声をあげてしまう。心では快楽から逃れたいと必死で抵抗しているが、一方で早く達して苦しみのような疼きから解放されたいと考えている自分もいる。

 

「……もう、追い詰められてきたの、沙那? でも、あたしも、噛みつかれるのは嫌だから、誰か沙那の口に猿ぐつわをしてくれるかしら……。ああ、それがいいかも。王進士殿の下帯があったわね。それを沙那の口に噛ましてくれる?」

 

 千歳が、沙那から視線を離して、門弟のひとりに言った。

 沙那は顔を左右に振りながら、込みあがる快感に抵抗しようともがいた。

 視線の端に王進士が映る。

 最初に試合をした王進士の下袴と下帯が道場の隅に置いたままにしてあった。

 王進士は、余程打ち所が悪かったのか、まだ、道場の端で横たわっている。

 

「これかい、千歳殿? しかし、これはちょっと臭せえぜ。あいつ、まるっきり洗濯をしていないんじゃないかな」

 

 ひとりの弟子が苦笑しながら王進士の下帯を持ってきた。

 

「いいのよ。旦那様の肌に歯を立てた罰よ。その臭いを嗅ぎながら、しっかりと反省するのね」

 

 千歳は言った。

 そして、沙那の口に王進士の下帯がねじ込まれる。

 沙那は口をつぐんで抵抗したが、鼻をつままれて強引に口を開けさせられて、悪臭のするその布を口に押し込まれる。

 余った布で二度三度を口の上にそれを巻きつけられて首の後ろで縛られた。吐気を感じるような異臭が沙那の鼻を襲う。

 

「じゃあ、旦那様に代わって、今度はあたしが立ち合うわ。武芸などなにひとつ知らないあたしだから、色の勝負とさせてもらうわね、沙那。その恥ずかしい場所だけで、あたしと戦ってちょうだい」

 

 千歳の手が沙那の腰の後ろに伸びた。

 股間の革帯を外そうとしているようだ。

 これから、千歳の手で身体を嬲られる。

 しかも、大勢の卑劣な男たちの前でだ。

 

 そう思うと、沙那は全身に冷水をかぶせられたような気持ちになった。

 唯一自由になる脚で千歳を払いのけようとするが、沙那の胸に頭を屈めた千歳の口で乳首を甘噛みされて、たちまちに力が抜けた。

 がちゃんという金属音がして、沙那の股間に喰い込んでいた革帯が外れた。

 股間から革帯が抜き取られる。

 

「あらっ? ちょっとの時間だったのに、随分と溜め込んでいたのね……。というよりも、あなた本当に敏感で淫乱なのね。こんなにびっしょり──」

 

「んんんっ」

 

 自分は淫乱なんかじゃない……。

 そう叫びたかった。

 

 千歳が二本の指を女陰に挿しこんでくる。

 蕩けきっている沙那の肉襞は、あっさりと千歳の指を受け入れてしまう。

 そして、ゆっくりと奥に──。

 さらに奥に……。

 

「んんんん──」

 

 不意に稲妻のような衝撃が走った。

 視界が真っ白い光に包まれた。

 沙那は襲ってきた怖ろしいほどの官能の矢に腰が砕けたようになり、全身が弓なりに反らせた。

 股間からなにかの塊りが噴き出したのがわかった。

 

「なんだ、いまのは?」

 

 ほかの弟子たちと一緒に、千歳が沙那を責めるのを見守っていた黒倫が声をあげた。

 沙那は恥ずかしさと悔しさで顔を背けた。

 なにをされたのかはわかる。

 千歳の指がぐっと伸びて、沙那の女陰の最奥をぐっと突いたのだ。

 よくわからないが、女陰の奥の子宮に近い部分を刺激されると、あっという間に沙那は達してしまうのだ。

 宝玄仙がそんな身体に沙那を調教して、幾度もその責めにより悶絶させられた。

 いま、千歳が同じことをした。

 それで、大きな快感が迸ってしまい、沙那は絶頂してしまったのだ。

 

「随分と敏感だからもしやと思ったけど、この女は長い時間をかけて、しっかりと調教されているわ。女の女陰には、ただ押すだけで、あっという間に達してしまう場所があるんだけど、そこはちょっとやそっとの調教じゃあ、感じるようにはならないのよ。この女は、すでにできあがっているわ。それに、女陰であたしの指を締めつける力にもびっくりするわね」

 

「ほう……」

 

 黒倫の感嘆するような声がする。

 だが、そのあいだも千歳は、沙那の愛撫を続ける。

 口惜しいが、自分の身体が反応するのをとめることができない。

 

「無意識のうちに根元から奥側にかけてうねるように締めつけているようね。肉襞の内側の吸いつくような感触だって超一級品よ。あんたたち、びっくりすると思うわ。この女にかかれば、あっという間に精を搾り取られるわよ──。ねえ、旦那様、この女は、はした金じゃあ売れないわ。間違いなく、超一級の娼婦になるわよ。すでに調教されているのよ」

 

 千歳が洗いながら言った。

 黒倫を初めとして、周りの男が息をのむのがわかった。

 自分の性器を批評される恥辱が沙那を襲う。

 認めたくはないが、自分の身体が宝玄仙の調教を受け続けていることにより、淫らで感じやすい身体であることは確かだ。

 沙那は込みあがる涙を押さえようと顔を左右に振った。

 

「もう、一度、いく?」

 

 意味ありげに眼を細めた千歳が、再び膣の最奥をぐっと押した。

 

「んんんんっ」

 

 わけのわからないものが駆け抜けて、気がつくと沙那は尿のようなものを股間から吐き出して絶頂していた。

 

「いまの見た、あんたたち? ただ、指を動かすだけで女が潮を噴いていくのよ。こんなの、いままでに見たことないでしょう?」

 

 千歳が周囲の男たちを見回しながら、また、その場所を刺激した。

 

「んふうっ、んんっ」

 

 また避けられない絶頂感が襲ってきた。

 沙那は口の中に押し込まれた布越しに咆哮して、腰が砕けるのかと思うような快感を噴き出した。

 

「ねえ、旦那様、あたしに遠慮はいりません。是非、この女を味わってください。あたしもこの女の女陰にはかないません。超一級の性の道具として鍛えられているこの女を試してください」

 

 千歳が沙那の股間から指を抜いて、黒倫に場所を開けた。

 

「どれ……」

 

 下半身の衣類を緩めながら黒倫が沙那の正面に立つ。

 

「んんん──」

 

 沙那は全身を暴れさせた。

 しかし、左右の門弟がその沙那を押さえつける。

 そして、足枷のつけられた両脚が両側から持ちあげられて、腿が乳房に密着させられる。

 

「前戯もなにもいらんな」

 

 男根を露出させた黒倫が沙那の腰の前に跪く。

 沙那はもう意地も尊厳もなにもなかった。沙那の股間に迫っているものを受け入れたら最後、自分は淫らにそれを求めて腰を振り動かすだろうという恐怖だけがあった。

 

「いくぞ、沙那殿──。では、勝負といこうか……。俺の一物で達したら、沙那殿の負けとしよう。だが、先に俺をいかせたら沙那殿の勝ちとしてもいいぞ」

 

 沙那の女陰に黒倫の男根の先端が触れた。

 

「んんんっ」

 

 黒倫の怒張が沙那の秘肉に侵入してくる。沙那の女陰はなんの問題もなく、それを受け入れていく。

 快感が走る。

 

 気持ちがいい……。

 悔しい──。

 

 途方もない愉悦の迸りが股間を襲う。沙那は布の下で泣き叫んだ。

 

「おう、確かに女陰の中の肉が吸いつく。それに精を搾り取ろうと責めかかる膣の動き……。これは負けそうだ」

 

 黒倫は怒張を沙那の股間に突き入れながら、感嘆したような声をあげた。

 

「そんな、負けないでくださいよ、先生」

 

「そうだ、先生、頑張れ」

 

 周りの弟子たちが笑って囃し立てる。

 しかし、沙那はそれどころじゃなかった。

 何度も達して敏感になっている身体に、さらに男根の挿入による刺激を与えられて、甘美な快感に荒れ狂おうとする自分を知覚していた。

 

「腰を振りだしたぞ」

 

「やはり、いやらしい女のようだ」

 

 わっと周囲が湧いた。

 自分から腰を振るなど絶対にありえないと思った。

 しかし、その声が耳に入ることで、沙那は、本当に自分が自ら腰を動かして、黒倫の肉棒から快感を搾り取ろうとしているということを悟った。

 沙那は情けなさに泣き喚いた。

 

「ふふふ、沙那、やっぱり、可愛いわね。あんたみたいに、男に武術で勝つような女にとっては、もしかしたら悔しいことなのかもしれないけど、それが女の本能というものなのよ。女は男にはかなわない。男に犯されて快感によがり狂うようにできているのよ」

 

 千歳がそう言って、沙那の乳房に手を這わせ始める。

 沙那の身体で暴れ回る快感がわけのわからないものになる。

 身体が反り返る。

 激しい沙那の動きで自分の肌から汗が飛び散るのがわかった。

 

「ここはどうだ?」

 

 黒倫が深く入りかけていた肉棒を一度抜き、入り口側の膣壁を押しあげるように刺激した。

 

「んんっ……ぐうううっ」

 

 女陰の中でむず痒さが襲う。

 それが大きな疼きとなり、激しい快感に変わった。閃光のような甘美感が沙那を襲う。

 沙那の全身を快感の大きな矢が突き抜けた。

 

「いったぞ、先生の勝ちだ」

 

 周りがわっと湧いた。

 

「おやおや、まだ本格的な責めではなかったのにな」

 

 絶頂の余韻に浸る沙那が、うっすらと眼を開けると苦笑している黒倫の顔が見えた。

 沙那の心に大きな恥辱が走る。

 

「本当に敏感な身体をしているのね、沙那」

 

 まだ、手を沙那の乳房に這い回らせている千歳が笑った。

 再び黒倫の男根が奥に進んでくる。

 達したばかりの沙那の余韻に被さるように、新しい波が沙那に襲いかかってくる。

 子宮ごと押しあげられるような感覚──。

 

 あまりにも気持ちよくて、沙那は声を出すこともできなかった。

 込みあがる快感が拡がり、さらに快感が被さる。背骨を砕くような甘美感が全身を駆け抜ける。

 

「んんん──」

 

 沙那は押さえつけられた身体を打ち震えさせた。

 また、達した。

 沙那は情けなさに涙をこぼした。

 

「こ、これは、確かに凄いな。達する瞬間に、もの凄い力で締めつけてくる……」

 

 黒倫が声をあげた。

 そして、ぐいと膣の最奥を肉棒で突き抜かれるように圧迫された。

 

「んぐうっ」

 

 脳まで痺れるような快感に襲われて、沙那は衝撃に全身を仰け反らせた。

 

「また、いったか?」

 

 黒倫が笑った。

 

「もういいわね。口の中のものを外してあげるわ」

 

 千歳が手を伸ばして、沙那の猿ぐつわを外した。

 

「ひぎいっ」

 

 大きな嬌声が口から弾け出た。

 ずんと膣の奥を突かれる。

 また、快感が弾け飛ぶ。

 

 絶頂の余韻を味わうゆとりはない。

 黒倫がかさにかかったように怒張で沙那の膣の奥を突きたてる。

 そのたびに沙那は悲鳴のような嬌声をあげて、絶頂しなければならなかった。

 焼けつくような炎が全身を駆け巡る。

 隙間のない絶頂感は、沙那の呼吸を邪魔し、視界が歪ませた。

 意識が消える。

 誰に犯されているのかということを考えることができなくなる。

 

「これが俺と沙那殿との果し合いだ。どうだ、負けを認めるな」

 

 怒張に子宮を突きあげられながら耳元でそう言われた。

 ずんずんと腰をぶつけられる。

 その度にやってくる大きな絶頂感に沙那は気が狂いそうになる。

 嵐のような快感が暴れ襲い続ける。

 

「もういい、足枷を外せ。もう、足腰は自分では動かせはしないだろう」

 

 沙那に怒張を貫かせている男が言った。

 音がして足首が自由になる。

 沙那の上に被さっている男の腰の上に沙那の身体が引き揚げられた。

 さらに深い子宮の奥を突きあげられた。

 

「はあああっ」

 

 沙那は全身に弾けたものに身を任せて快感をむさぼった。

 

「まさにこれは名器だ。俺も色々な女と遊んだが、こんなにここの味のいい女はいなかったな」

 

 身体が揺さぶられる。

 全身の力が抜ける。

 また、激しいものがやってきた。

 沙那は声をあげて絶頂した……。

 

 それでも、まだ膣を貫く怒張の律動は続いている。

 もう耐えられない。

 早く、解放して……。

 身体の芯が砕ける。

 

「ま、また、いぐっ──」

 

 もう、自分がなにを叫んでいるのかもよくわからない。

 次から次へと繰り返される絶頂感に意識を保つことがやっとだ。

 気持ちいい。

 天にも昇る。

 もう恥辱や屈辱などどうでもいい。

 快楽だけが沙那を包み込む。

 

「ああ……あああ──」

 

 叫んだ。

 

「も、もう……許して……ゆ、許して……ああ、あ、あ、ああっ──」

 

「何度でも遠慮せずに気をやるがいい。だが、俺はまだお前に精を放ってはいないぞ。敗北を認めるなら精を出して終わらせてやってもいいがな」

 

 男が言った。

 

「み、認め……る──認め……ます……だ、だから──あひいっ……」

 

 沙那は叫んだ。

 身体が揺さぶられる。

 それで女陰の最奥を強く刺激される。

 すると、意識が飛びそうな快感が襲う。

 

 わけもわからず叫んだ。

 早く、解放して欲しい。

 

 これ以上の快感には耐えられない……。

 なにかが女陰の中で弾けた。

 

 それが男の精だと知覚したのは、沙那の中で精を放った男が沙那の女陰から男根を抜いたときだった。

 沙那の腰を押さえていた手がなくなった。

 沙那は床に放り出された。

 

 次第に戻ってくる視界の中に、ぼんやりと男の姿が映る。

 沙那を見下ろしている。その横に女がいた。

 

 笑っている。

 沙那を蔑んでいる。

 

 黒倫……。

 千歳……。

 

 だんだんと頭が働くようになってきた。

 この黒倫に犯されて狂態を演じた。

 正気を失う程に乱れてしまって、何度も自分は絶頂した。それがわかった。

 

「随分とした乱れようだったね、沙那。呆れるわ」

 

 千歳が馬鹿にしたような声を出した。

 

「さあ、後は、門弟の方々に遊んでもらいなさい、沙那──。旦那様については、こっちにいらしてください。旦那様のものについては、あたしが綺麗にします」

 

「おお、頼む」

 

 千歳が黒倫を横に移動させて、黒倫の一物を口に含んだ。

 

「沙那殿、余所見をする暇はないぞ。順番が詰まっておるのだ」

 

 門弟のひとりが沙那に覆いかぶさる。

 自分の中に新しい怒張がめり込んでくる。

 

「あああ……ああ……」

 

 その途端に快感の波に飲み込まれて沙那は、再び快楽の波の中に意識を没しさせていく。

 なにもかもわからなくなる。

 

「さあ、俺と稽古を頼む、沙那殿──。おお、これは凄い。締めつけるぞ」

 

 沙那を犯している新しい男が呻くように言った。

 激しい絶頂がまた襲ってきた。

 

「時間をかけるなよ。さっさと出せ。ひと周り目はとにかく早く次に回せ。後にやる者のことを考えて、できるだけ外に出せよ」

 

 犯されている沙那の周りにいる男がそう言っている。

 だが、もう達しそうだ。

 

「いぐ──。いくうううっ──」

 

 そして、達した。

 

「俺もいくぞ」

 

 女陰から肉棒が出た。

 なにかが顔に当たった。

 男の精の匂いが激しく沙那を襲った。

 

「交替だ、沙那。次は、俺と果し合いをしてくれ」

 

 再び別の男が沙那に入ってきた。

 骨まで砕くような快感がまた沙那を襲ってきた。

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