※この作品はR-18です。

嗜虐西遊記【完結】   作:ドン・ドナシアン

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339 浣腸無惨

「女陰はもういいよ、綺芳(きほう)……。今度は、後ろの穴の感度を見せておくれ」

 

 春嬌(しゅんきょう)は、孫空女がみっともなく泣き喚くのが愉しくて手を叩いて笑った。

 綺芳の焦らし責めに翻弄されて哀れに泣き叫ぶ孫空女は本当に痛快だ。

 かなり愉快な見世物であり、春嬌は心の底から満足した。

 

「今度は尻だよ、孫空女。嬉しいだろう? 今度こそ、いせてやるよ」

 

 春嬌は孫空女をからかった。

 さんざんに寸止めを加えられて息も絶え絶えになっている孫空女は、春嬌を睨み殺さんばかりにこっちを見ている。

 その眼が悔し涙で潤んでいるのが面白い。

 

「後ろはしっかりと調教されていて、感度も抜群ですよ、春嬌様」

 

 綺芳がにっこりと微笑んで、孫空女が曝け出している菊の蕾に指を伸ばす。

 

「はぐううっ―――」

 

 孫空女が鋭い悲鳴をあげて、汗まみれの全身を跳ねあげた。

 大きく開脚させられている孫空女の股間の筋肉に力が入り、股間の筋が二本三本と走った。

 それとともに、孫空女の尻たぶがきゅっと締まる。

 

「ほう、後ろをなぶると、前がそんなに濡れるんだね」

 

 春嬌は責められる孫空女の股間を凝視しながら言った。

 綺芳が孫空女の蕾をほぐすように動かすと、膣鏡に拡げられている女陰の内部が生き物のように動き、器具で拡げている穴からぽたりぽたりと淫液が垂れ落ちるのだ。

 

「後ろの穴もしっかりとした性感帯に育っています。孫空女に限らず、沙那にしても朱姫にしても、しっかりと調教済みの身体のようです。特に朱姫については、尻を責めれば面白いように絶頂を繰り返すと麗芳が言っていましたよ、春嬌様―――。先程、言っておられた三日後の公開調教ですけど、少なくとも朱姫は肛門調教でどうですか?」

 

 綺芳が世間話でもするように春嬌に言った。

 その間も綺芳の指は孫空女の肛門の入口を刺激し続けている。

 孫空女の声は悲鳴のような呻きになり、それに嗚咽に近い声が混じり始めている。

 

「いや、朱姫は少しまずいのさ……。いま、どうしようか考えているところでね」

 

 春嬌は綺芳に言った。

 

「まずいこととはなんです?」

 

「あいつ半妖だろう? 賽太歳(さいたいさい)がねえ……」

 

「賽太歳様がなにか言っておられるのですか」

 

 綺芳の口調に少しだけ緊張の響きが混じった。

 賽太歳は妖魔王だ。

 綺芳は春嬌に近いだけあって、賽太歳そのものよりも、春嬌の忠誠を誓っているし、賽太歳の姉の春嬌が実は賽太歳を少年時代に調教していたことや、そのため賽太歳が春嬌を苦手にしていることも知っている。

 しかし、妖魔王は妖魔王なのだ。

 賽太歳がその気になれば、いくら春嬌でも麒麟山の妖魔の地に居場所を失う。

 そのときは、綺芳と麗芳の姉妹も妖魔の地を追放されることになるだろう。

 

「朱姫には手を出すなと言うんだよ。半妖だからね。わたしたち妖魔と同じだというのさ。あいつは、わたしが人間の女に手を出すこと自体はしつこく言わないんだけど、雌妖に手を出すことについては本当にうるさいんだよ」

 

 春嬌、有来有去(ゆうらいゆうきょ)、賽太歳の三匹の血の半分は妖魔で、もう半分は人間だ。

 半妖が妖魔であるのか、人間であるのかは、まさにそれぞれの地域によって違う。

 朱紫国の北の地では、妖魔と人間の仲がよかった土地柄であったので、半妖がどちらに属するかなど問題はなく、妖魔の土地が奪われて、棲み処を失った妖魔が集まった麒麟山でも半妖の賽太歳が妖魔王になることについては異論などでなかった。

 だが、実際のところ、半妖という存在が、妖魔の社会でも、人間の社会でも受け入れられにくい存在ということは春嬌も知っている。

 だから、賽太歳も余計に、半妖については、保護しなければならないという感情が強いようなのだ。

 

「あらっ、でも、しっかりと手を出しているじゃないですか」

 

 綺芳が驚いたように言った。

 

「わたしは人間に仕えるような半妖は、人間と同じだと思っているからね。それに、この屋敷内のことは、賽太歳の耳に入ることはないと思うし大丈夫さ。だけど、多くの客が集まる晩餐会であんまり大っぴらに半妖を奴隷にしたのを広めるのもなんだしねえ……。まあ、賽太歳については、あんまりわたしに指図するようなら、この間みたいに睾丸を握りつぶしてやればいいだけだけど……」

 

 春嬌は呟くように言った。

 

「では、朱姫は奴隷披露には出さずに、公開調教は三人だけにしましょうか、春嬌様」

 

「まあ、完全に調教を免除というわけにもいかないだろうけどね……。表向きは、朱姫も宝玄仙も、この孫空女もみんな国王の手の者として、この妖魔の土地を探りに来た間者ということになっているからね。まあ、公開調教はしないまでも、晩餐会の給女くらいはさせるさ。そのくらいなら賽太歳も後で耳にしたってなんにも言わないさ」

 

「わかりました。では、麗芳とともに趣向を相談しておきます」

 

「そうだね」

 

 春嬌は頷いた。

 

「あっ、あん、ああ、あひいっ―――」

 

 孫空女が悶えが激しくなった。

 さっきから満たされない激しい刺激をずっと受け続けている。

 そのうえに、すでに綺芳の人差し指はすでに根元まで孫空女の肛門に埋められていて、綺芳は春嬌と話しながら孫空女のお尻の内襞をこねくり回しているのだ。

 それでて、相変わらず綺芳は、孫空女に最後の最後の快感だけは与えないようにして、ぎりぎりのところで指の動きを止めたりするというようなことをやっている。

 すでに孫空女の反応は激しいものになっている。

 

「んぐうう」

 

 やがて、孫空女の首が引きつるように限界まで反った。

 噛みしめようとしている歯が合わずに大きな声で喘ぎだす。

 器具を噛まされて大きく口を開けている女陰からはよくもこんなに出るものだと感心するくらいに蜜が溢れ出てくる。

 

「ちょっとは我慢しないかい、孫空女。やかましくてしょうがないよ」

 

 春嬌は声をあげて孫空女をからかった。

 

「これだけ前から垂れ流した蜜が肛門を濡らせばもういいわね」

 

 綺芳はそう言うと指を孫空女の肛門から引き抜いた。

 抜く瞬間に強く口がすぼんで蜜と汗を弾くような音がした。

 それについてからかうとまた、孫空女が羞恥に顔を歪めた。

 

「孫空女、これはなにに使うものかわかるわね?」

 

 横の作業台から綺芳がまた新しい器具を出して、孫空女に示した。

 それを見た孫空女が顔を蒼ざめて引きつらせた。

 

「ひいっ……。そ、そんなの―――」

 

 孫空女が眼を見開いて絶句した。

 綺芳が取り出したのは、孫空女の女陰に挿入されて大きく下の口を開口するために使われている膣鏡と同じ形のものだ。

 違うのは大きさで膣鏡よりもひと回り小さい。

 しかし、女の穴に入れて無理矢理に開口部を拡大して固定してしまうという機能は同じだろう。

 

 綺芳がそれをなんに使うかは明らかだ。

 綺芳は、それを限界まで拡げられて孫空女を苦痛を与えている膣の下側の肛門に使おうとしているのだ。

 どうやら、今日の綺芳の趣向は、孫空女の上下のふたつの穴を大きく開口させて徹底的にいたぶろうということのようだ。

 つまり、綺芳が手にして孫空女を蒼冷めさせている器具は肛門鏡というわけだろう。

 

「あんた、最初に勝手にしろと言ったわよねえ……。今更、嫌だとは言わないわね」

 

 綺芳が孫空女の眼の前で、かちゃかちゃと肛門鏡を拡げたり縮めたりしてみせた。

 

「い、嫌だ―――。もう、勘忍してよ」

 

 孫空女が全身を暴れさせだした。

 しかし、ぎっちりと孫空女の全身は拘束椅子に革紐で拘束されている。

 孫空女がどんなに暴れてもわずかに拘束椅子がぎちぎちと音を鳴らすだけだ。

 

「さあて、じゃあ、さっそく使おうかしら……」

 

 綺芳が肛門鏡を孫空女の股間に近づけた。

 

「わああ―――わあっ……や、やめて、やめてよ……。お、お願いだよ。もう、許してよ―――」

 

 孫空女が恥も外聞もなく喚き始めた。

 余程に嫌なのだろう。

 あの孫空女が哀れな声で綺芳に許しを乞い始めた。

 

「なにがそんなに嫌なの、孫空女? はっきりと言いなさい。さもなければ、これを本当に挿し込むわよ」

 

 綺芳が言った。

 

「それを使わないでよ。お願いだよ」

 

 孫空女は必死の形相でに叫んだ。

 

「これをどこに使って欲しくないの? ちゃんと口にするのよ」

 

「お、お尻だよ。それをお尻に使わないで―――」

 

 孫空女が絶叫した。

 

「まあ、あなた、これをお尻に使うんだと思っていたの? あたしはそんなことは夢にも思わなかったわ。でも、あんたがそう言うなら使ってあげるわ」

 

 綺芳は笑いながらそう言うと、前から溢れた愛蜜とさっきからの指の悪戯でふやけかけている孫空女の肛門に小さく畳んでいる筒の形の肛門鏡をぐいぐいと挿し込む。

 

「うほおぉ―――」

 

 孫空女が獣のような大声を出した。

 また、孫空女の肛門は綺芳の挿した肛門鏡を抵抗なく完全に受け入れている。

 綺芳がくるくると肛門鏡を回転するように動かして肛門を拡張していく。

 

「あぎぎいぃ」

 

 孫空女が凄惨な悲鳴をあげた。

 春嬌の視線の正面にある孫空女の肛門の口がぱっかりと開いた。

 肛門の奥など見たことはなかったが、こうやって奥の奥までふたつの穴を覗かせている孫空女の姿を見ると、決して見るべきものではないというような気さえする。

 

「はああああああっ」

 

 革紐で拘束されている孫空女の腰がぐんと突きあげるように動いた。

 そして、そのままがくがくと孫空女が総身を震わせた。

 

「あれっ?」

 

 綺芳が声をあげた。

 膣鏡を咥えている孫空女の女陰から尿のようなものがびゅっと飛び出したのだ。

 どうやら焦らし責めの末に肛門に器具を入れられて達してしまっただけでなく、そのあまりの激しい絶頂で孫空女が股間から潮を噴き出したのだ。

 それが真っ直ぐ前に飛んで、正面に座っている春嬌の膝から下を汚した。

 綺芳が慌てて布を持って汚れた春嬌の脚を拭いた。

 

「こらっ、孫空女、春嬌様になんてことするのよ。この馬鹿―――」

 

 綺芳が本気で怒っている。

 春嬌は苦笑した。

 綺芳は綺芳で、まだまだ焦らし責めは続けるつもりだったに違いない。

 まさか肛門鏡で肛門を拡げられる刺激でいってしまうとは予想していなかったので、孫空女の潮吹きの対処もできていなかったのだろう。

 

「堪え性のない奴隷に罰を与えておやり、綺芳」

 

 春嬌は言った。

 

「そうですね……。では、浣腸でどうです?」

 

「いいわ」

 

 春嬌は頷いた。

 

「じゃあ、孫空女、覚悟はいいわね。浣腸をするわよ」

 

「す、好きにしな。ど、どうせ、嫌だっていってもやるんだろ」

 

 孫空女は言い捨てた。

 しかし、その顔は蒼いし、声は震えている。

 綺芳は罰だと言ったが、今日の調教の流れの中に浣腸責めが入っていたのは明らかだ。

 孫空女の横後ろに置いてある作業台には、最初から薬剤の入った浣腸器が準備されていたのだ。

 

 肛門鏡で拡張されている孫空女の肛門に浣腸器の嘴管が挿し込まれた。

 拒もうにもこれ以上ないというくらいに肛門を器具で拡げられているのだから抵抗のしようがないだろう。

 春嬌の挿した浣腸器の先端が、簡単に肛門に挿し込まれた。

 また、その浣腸器の先端は特別な形状をしていて、肛門を塞ぐ肛門栓のかたちになっている。この肛門栓を抜かない限り、孫空女は排便することはできない。いまのように、大量浣腸をするときに、途中で糞便をするのを不可能にするために開発した器具である。

 

 綺芳は、二度三度と浣腸器の先で拡がった孫空女の肛門の内襞を刺激して、孫空女にあられのない悲鳴をあげさせてから、ゆっくりと管を押して液剤を抽入し始めた。

 

「ちょっと薬剤を濃くしといたからね。すぐに効いてくるわよ」

 

 液剤をすっかりと孫空女の体内に注ぎ込んだ綺芳は空になった浣腸器を孫空女の顔の前で振った。

 浣腸器の先端にあった肛門栓はそのままにして、管だけを回収している。肛門栓は、肛門鏡で開口させた孫空女の肛門に挿さったままになっている。

 

「綺芳、孫空女のような女傑に一本だけなんで失礼じゃないか。もっと、ご馳走しておやりよ」

 

 春嬌は苦しそうに小さな喘ぎ声をしている孫空女の仕草が痛快でそう言った。

 

「そうですね……。確かに、お前には一本だけじゃあ失礼よねえ。ご免ね、孫空女。もう、一本作るわ」

 

 綺芳も笑いながら薬剤とぬるま湯を混ぜた液を大きな器に作り、できあがった液を空になった浣腸器に汲んだ。

 さっきの肛門栓に管を接続する。

 二本目の浣腸液を再び注ぎ入れられていく孫空女は、尻たぶをわななかせて、切羽詰った声を小刻みに出し始めつる。

 

「二本目も終わったわ。でも、まだ不足よねえ……。待っていてね、孫空女―――。すぐに三本目を準備するから」

 

 綺芳が言った。

 

「も、もういい……」

 

 孫空女が歯を食い縛って、革紐で固定されている顔をわずかに横に振った。

 脂汗が顔から首にかけて一斉に吹き出してきた。

 孫空女の腹が小さく膨らんで揺れ動くとともに、みるみるうちに汗にまみれていく。

 

「遠慮するもんじゃないよ、孫空女―――。まだまだ、我慢しな。それにしてもいい腹になったわねえ。まるで蛙のお腹みたいだよ」

 

 春嬌は声をあげて笑った。

 綺芳は三回目の浣腸器を空にした。

 

「だ、駄目……も、漏れる……」

 

 言葉を出すのも苦しそうに孫空女はせり出した腹を揺らした。

 

「言っておくけど、許しもなく洩らしたら厳罰だからね。もちろん、罰を受けるのは宝玄仙だ。供の罰は女主人の責任だからね」

 

「だったら、よ、容器を当ててよ。す、するから……。う、うんちをするから……」

 

 孫空女がほとんど泣いているような声で言った

 春嬌は立ちあがって、たったいま浣腸器が離れた孫空女の菊蕾を指で軽く押した。

 

「ひぐっ―――、や、やめてよっ―――、ひいいいっ」

 

 孫空女の身体が魔術で電撃でも浴びせられたかのように跳ねた。

 その時、春嬌は、ふと趣向を思いついた。

 それで、春嬌は、綺芳を近くに寄せて耳元で指示をした。

 綺芳は春嬌の指示に愉快そうに微笑むと、すぐに部屋を出ていった。

 

「さて、ところで口を開けな、孫空女」

 

 孫空女とふたりだけになると、春嬌は戸棚から開口器という器具を取り出してきて、孫空女に言った。

 

「そ、それよりも容器を……」

 

 孫空女が本当に苦しそうに呻いた。

 

「容器を当てて欲しければ、大人しく命令に従うんだよ。ほらっ、口を開けるんだ」

 

 春嬌は孫空女の顔の前に開口器を当てた。

 開口器は、口に咥えさせてそれが閉じないように金属の枷をつけてしまう器具であり、顔の後ろに革紐を巻いて固定することにより、それが外せないようにしてしまうという責め具だ。

 下の口をふたつとも金属の器具で拡げさせられている孫空女の口を塞ぐには、相応しい器具である気がした。

 

「な、なんだよ……」

 

 孫空女は苦しそうに言った。お腹はぱんぱんに膨れあがっている。孫空女の汗びっしょりの全身がわなないていて、全身に鳥肌が立っている。

 大量の薬剤を抽入させられた孫空女の便意はもう限界に違いない。

 

「言うことをきくんだ。大事なご主人様にお仕置きを受けさせるのが嫌ならね」

 

 拒否しても、鼻でも摘まめば孫空女は口を開けるしかない。

 だが、孫空女はそれ以上は抵抗しなかった。

 黙って口を開く。春嬌は開口器を口に嵌めて顔の後ろに革紐を通して固定してしまう。

 春嬌が開口器のねじを締めると、孫空女の口は金属の枷のために閉じられなくなった。

 

「舌を出しな。別に金具で強引に引っ張ってもいいんだけど。面倒はかけたくないのさ」

 

 孫空女は顔に恐怖に色を浮かべながらも、こじ開けられている口から舌を出した。

 すかさず、春嬌は孫空女の舌を前後に挟みつける二本の横棒の器具で挟みつけた。

 ばね仕掛けにより一瞬で舌を挟めるようになっていて、一度挟まれると、小さな留め金を指で外さない限り、孫空女の舌を挟みつけている二本の器具の棒は外れない。

 

「へべええぇ―――」

 

 開口器をつけられた口から大きく出した孫空女の舌が、挟まれた棒で開口器に阻まれて口に戻せなくなった。

 孫空女が涎を垂らしながら悲鳴をあげた。

 

「へべっ……べっ……いべえぇぇ」

 

 孫空女が懸命になにかを訴えようとしている。

 

「なにを言っているのかわからないね、孫空女。それよりも、今日は特別だ。お前が会いたがっていた仲間に会わせてやるよ」

 

 春嬌は言った。

 孫空女が呻きながらも戸惑っている。なにか嫌な予感がするのだろう。

 

「連れてきましたよ、春嬌様」

 

 綺芳の声がした。

 春嬌が命じた沙那を連れてやってきた。

 

 鎖を手にしている。

 その鎖は続いてやってきた沙那の首輪に繋がっているのだ。

 その沙那はしっかりと目隠しをされている。

 沙那の両手は首輪の後ろの手枷に繋がれており、脚は肩幅よりもやや広い金属の棒が繋がった膝枷をされている。

 その沙那が、綺芳に首輪を曳かれて、全裸の身体を左右に振りながらがに股歩きで部屋に入ってきた。

 

「よく来たね、沙那。見えないと思うけど、わたしが春嬌だよ。とりあえず、孫空女に会わせてやるよ―――。目隠しはとってあげられないけどね……。孫空女、ほら、沙那だよ。沙那と朱姫は麗芳が調教を担当していたんだけど、その麗芳が宝玄仙を看ているから、檻に閉じ込めていたところさ。特別に連れて来てやったよ」

 

「へべええっ」

 

 孫空女が沙那に気がついて大きな声をあげた。

 

「そ、孫女なの? 大丈夫だった? わ、わたしと朱姫は一緒にいるわ。あんたはひとりなの? ご主人様のこと知っている?」

 

 目隠しをされて部屋に入ってきた沙那が、孫空女の声を認めて早口で捲し立てた。

 

「あっげっ……へげっ―――」

 

 孫空女も一所懸命に沙那に喋ろうとしているが、開口器をつけられているうえに舌を金属の棒で挟まれている孫空女の声はまったく言葉にはならない。

 沙那もまた、声はするが目隠しのために、どうして孫空女が呻き声なのかがわからず、戸惑った表情をしている。

 

「孫空女は言葉を喋れないように口枷をされているのさ。それよりも、綺芳、沙那を孫空女の股間の前に繋げておしまい」

 

 春嬌は含み笑いを隠しながら言った。

 綺芳が沙那の首輪を鎖で引っ張って、首輪にくっついていた鎖を利用して、大きく開いている孫空女の股間の前に顔がくるように沙那の顔を固定してしまった。

 目隠しをされている沙那の鼻が孫空女の膣鏡と肛門鏡を装着されている密着されている。

 

「へべえっ―――べえっ―――ひべえっ―――」

 

 やっとどういう状態に沙那をしたのかに気がついて孫空女は絶叫した。

 肛門鏡を装着されて肛門を締めることのできない孫空女の股の前に沙那の顔を金具で固定したのがわかったのだ。

 しかも、孫空女は大量の浣腸液を注がれたことにより、いまにも噴出するような便意で苦しんでいる。

 限界に迫っている便意のまま、この状態で肛門を崩壊させれば沙那がとんでもないことになる。

 

「へべえっ―――べえっ」

 

 孫空女が泣くような顔で一生懸命に悲鳴をあげている。

 春嬌は、孫空女から肛門栓を抜かせた。

 孫空女の悲鳴が部屋に轟く。

 

「ど、どうしたの、孫女? なにかされているの──?」

 

 孫空女の暴れ方と悲鳴のあげ方の異常さに、孫空女の股の間に繋がれた沙那が狼狽えた声をあげた。

 

「なんでもないさ、沙那―――。それよりも、綺芳が言ったかもしれないけど、眼の前に孫空女の肛門があるはずだ。舌で探して舐めるんだ。そして、孫空女をいかせな……。そうだねえ、三回にしようか。半刻(約三十分)という制限時間で三回、舌だけで孫空女をお尻でいかせることができれば、ちゃんと、全員を宝玄仙に会わせる。嘘じゃないさ」

 

 春嬌が沙那に言ったことを耳にして、孫空女は言葉にならない絶叫をした。

 孫空女の便意がもう限界であることはわかっている。

 しかも、肛門鏡で拡張されたままであり、すでに肛門栓も抜いた。

 いま漏らさないのが奇跡のようなものだ。

 

 孫空女が半刻(約三十分)も便意を耐えられるわけもないし、この状況でさらに舌で尻を刺激されようものなら、すぐにでも孫空女が懸命に耐えている便意の決壊は崩壊するだろう。

 その結果は、仲間を自分の便まみれにするという恥辱と絶望だ。

 

「べええっ……へべっ……べええっ」

 

 舌を上下の金属棒で挟まれている孫空女が一生懸命に言葉を喋ろうとしている。それが哀願の言葉なのか、悲鳴なのかはわからない。

 

「や、約束よ、春嬌……」

 

 沙那が言った。

 

「ああ、絶対に約束は守るよ、沙那……。半刻(約三十分)で三回だ。じゃあ、始めな」

 

 春嬌は言った。

 孫空女は絶望の泣き声をあげた。

 

「こ、こんな連中の前で嫌だろうけど我慢して、孫女……」

 

 沙那が孫空女の肛門を舌で探り始めた。

 孫空女が拘束された全身を懸命に揺らして悲鳴をあげる。

 そして、沙那が孫空女の肛門を探り当てた。

 舌が孫空女の肛門の肛門鏡に触れた。

 

「な、なに?」

 

 舌を離した沙那が、金属の物体の感触に戸惑った声をあげた。

 

「別になんでもないよ、沙那。孫空女はちょっとばかり、ある金属の器具を肛門に挿入されているのさ。それが動くと痛みが走るから騒いでいるんだよ。痛がらせないようにゆっくりと舐めてやりな」

 

 春嬌は嘘をついた。

 沙那はおそるおそるという感じで孫空女の肛門の周りに舌を這わせだす。

 沙那のゆっくりとした舌の動きは、孫空女の受ける快感を数倍に跳ねあがらせるはずだ。

 

「へべええ──」

 

 孫空女が全身を仰け反らせて絶叫した。

 目隠しをされた沙那は、孫空女が辱められるこの仕打ちを早く終わらせたいと思っているのか、孫空女の苦しそうな声に舌の動きを速くした。

 それでも、この行為そのものをやめるつもりはないようだ。

 沙那がなんとしても宝玄仙に会うことにより、どういう状況にあるのかを確認しようとしているのは知っている。

 宝玄仙と会える機会が少しでもあるのなら、沙那はそれを逃したくないはずだ。

 

 沙那はなにも知らずに、崩壊寸前の孫空女の肛門を舐め続けた。

 そして、孫空女は奇声をあげながら、なんとしても沙那の顔に大便が噴出されることがないように必死で頑張った。

 孫空女は、かなり長い時間耐えた。。

 あっという間に崩壊して、沙那の顔に大便をぶちまけるかと思ったが、しばらくは、全身を汗まみれにしながらも一生面命に便意に耐えていた。

 

「頑張るじゃないか、孫空女……」

 

 春嬌はぱんぱんに膨らんでいる孫空女の下腹に手を置いた。

 孫空女の顔が悲痛なものになる。

 

「んべえええ──」

 

 そして、これまでで最大の声をあげた。

 それに構わず、春嬌は体重をかけて孫空女の下腹を思い切り押した。

 孫空女の肛門からわずかな浣腸液がぴゅっと飛び出た。

 沙那がびくりとして舌を引っ込めて顔を離す。

 しかし、孫空女の拘束されている椅子に繋げられた沙那の首輪がそれを許さない。

 

 次の瞬間、大量の汚物混じりの汚水が沙那の顔に噴出した。

 沙那が狂ったように顔を左右に振って汚物から逃れようとし、孫空女は完全に泣きじゃくって拘束された全身を激しく揺すった。

 

 春嬌はそのふたりの姿が面白くて、しばらくの間、腹を抱えて笑い転げていた。

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