※この作品はR-18です。

嗜虐西遊記【完結】   作:ドン・ドナシアン

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481 試合中の肛虐-獣鬼

「んああああっ」

 

 自分の肛門が獣鬼の男根の先で押されるのを感じた。

 見物人の歓声が大きくなる。

 孫空女は全身で抵抗しようとするが力が入らない。

 ただ、悲鳴をあげるだけだ。

 

「待たんか、そのままするな──」

 

 そのとき、歓声の中にそんな声が混じった。

 

「んっ、なんだ?」

 

 獣鬼の腰が止まった。

 

「馬鹿もん──。せめて、その女の精を手にまぶして、お前の道具に塗ってから挿さんか」

 

 声は試合場の外から聞こえた。

 

「おう、そういうものか……」

 

 孫空女の尻穴に性器を挿入しようとしていた獣鬼がその行為を一旦中止し、孫空女に挿されている張形を持っている手を激しく動かしだす。

 

「ひ、ひいいっ──」

 

 再び、男性器側の快感を強引にあげさせられる。

 もはや手足が痺れきっている孫空女は、逃げたくても逃げることができない。

 獣鬼はそれをいいことに、いい気になって模造男根を乱暴に擦り、孫空女の身体の感覚と一体になっている模造男根からの射精を促す。

 

 孫空女はもうなにもできない。

 ただ、覚悟するだけだ。

 

 あっという間に強烈な快美感に襲われた孫空女は喘ぎ声を出し始める。

 どうしようもないほどに腰が痺れる。

 抵抗するために脚を動かすこともできない。

 踏ん張りが利かないのだ。

 やがて、獣鬼が擦り続ける張形になにかが昇ってきた。

 同時に気の遠くなるような快感に包まれる……。

 

「あ、あくうっ……う、うわっ──」

 

 張形の先端から精液が飛び出した。獣鬼がそれを後ろから手を回して手のひらに受けとめている。

 そして、愕然となる。

 

 たったいま男の絶頂で射精した孫空女に女の快感がまた襲ってきたのだ。

 何度も経験しても慣れることのない異常感覚だ……。

 

 男の性で達した孫空女に、すぐに女の性が孫空女の子宮に快感を送り込んでくる。

 孫空女は身体を仰け反らせ吠えなから、快感が急激に上昇して飛翔する感覚を味わった。

 獣鬼はそれでも張形を擦るのをやめてくれない。

 そのまま同じことを二度繰り返された。

 

「そろそろ、いいか……」

 

 獣鬼がやっと孫空女の張形から手を離した。

 もう、孫空女はぐったりとして息をするのもつらい状況に陥っていた。

 しかし、獣鬼は容赦なく、孫空女の菊門に怒張をめり込ませてくる。

 慌てて息を吐いて受け入れる態勢を作る。

 宝玄仙に繰り返し仕込まれた身体は、孫空女の意思に関係なく、性欲を絞り取るための動きをする。

 

「うっ……うはあっ……」

 

 今度こそ獣鬼の性器を肛門に挿入されている。

 孫空女の発した精液をたっぷりとまぶしている獣鬼の男根が、大きな抵抗もなく孫空女の臀部の中に吸い込まれているのがわかる。

 

「おお、こ、こりゃあ……き、気持ちいいぜ──」

 

 獣鬼の感極まった声もした。

 孫空女は身体を震わせた。

 こんなところで大勢の亜人たちに見物されながら後ろの穴を犯されて感じたくはないが、どうしても激しい快感が襲うのだ。

 

「んんっ……あっ、ああっ……あはあっ……」

 

 耐えようとしても声が出てしまう。

 次第に大きくなる獣鬼の性器の圧迫感に孫空女は全身を悶えさせた。

 抵抗したくても全身の力が抜けきってしまっている。

 もう身体は孫空女の意思では指一本動かせない。

 獣鬼のなすがままだ。

 お尻に加わる圧迫感が拡大していく……。

 獣鬼の怒張がどんどん孫空女の肛門深くに潜っていく。

 

「人間族の女の尻の穴なんて初めてだが、こりゃあいい──。病みつきになりそうだ。どんどん喰い締めやがるぜ──」

 

 獣鬼が孫空女の背後から腰を押しつけながら嬉しそうに声をあげた。

 試合場の観客たちの歓声もそれとともに大きな歓声になる。

 眼もくらむような官能の痺れが全身を襲う。

 身体の脱力感がさらに拡大する。それでいて、性器だけが別の生き物であるかのように感度が極限まであがっている。

 孫空女が獣鬼を受け入れている後ろの穴は、獣鬼から与えられる愉悦のすべてをむさぼっては全身に拡げ続ける。

 

 あまりの快感に頭が朦朧とする。

 逃げなければ……。

 抵抗しなければ……。

 こんなところでよがりまくっている場合ではないのだ。

 こうしているあいだにも、宝玄仙や仲間たちがどんな目に遭っているか……。

 

 勝たなければ……。

 戦わなければ……。

 孫空女は必死になって腰を動かして、獣鬼の身体の下から逃げようとした。

 

「逃げようとしたってそうはいかんぜ」

 

 獣鬼が笑いながら、片手で握っている孫空女の股間から生えている模造男根を二、三度擦った。

 

「あっ、うぐううっ、だ、だめええぇ──」

 

 それだけで孫空女は全身の自由を奪われて、下半身を動かせなくなってしまった。

 

「そうだ……。そうやって大人しくしてな──。お前はただよがり泣いていればいいのだ」

 

 獣鬼が笑った。

 そして、ついに限界まで挿入した男根をゆっくりと律動させはじめる。

 

「はああっ──いやああっ──」

 

 上半身をうつ伏せにして膝立ちになっている孫空女は激しく身体を振り立てた。

 あっという間にめくるめく快感が子宮に流れ込み、孫空女は呆気なく絶頂していた。

 

「な、なに、なに……うはあっ──」

 

 続く瞬間にまた尿意に似たものが下腹部を襲った。

 男の快感というやつだろう。

 女の絶頂と男の絶頂を同時に味わわなければならないのがこの性具の特徴なのだ。

 激しい女の絶頂に匹敵する男の絶頂が孫空女を襲う。

 性質の異なる二種類の絶頂を続けざまに味わわなければならない孫空女は狂乱した。

 

「みんなに見せてやりな──」

 

 獣鬼の性器を肛門に挿されたまま上半身を持ちあげられて観客側に孫空女の裸身の正面を向けられた。

 その動きでさらに孫空女の肛門の内襞が刺激されて、大きな快感が走り抜ける。

 

「ひううっ──」

 

 込みあがる……。

 子宮から膣を走ったものが、さらに模造男根の内部を走り抜けて先端から飛び出すのがわかった。

 

「また、射精をしたぞ──」

 

「こっちに飛ばしやがった──」

 

「獣鬼、やりやがったな──」

 

 歓声と野次が一斉に起こった。

 孫空女の股間から放出された精もどきが大きな放物線を描いて試合場を囲む縄を越えて見物の兵たちに向かって飛び出してしまったのだ。

 

「ち、畜生──」

 

 孫空女は呻いた。

 しかし、兵たちは孫空女の醜態に大喜びだ。

 孫空女は力を振り絞って肘を背中側の獣鬼の顔に叩きつけた。

 しかし、あまりにも痺れている孫空女の全身は獣鬼の顔を軽く押すくらいの肘打ちの衝撃しか生み出してくれない。

 

「可愛い抵抗だぜ……。ほら、男の快感もいいが、女の快感もいいんだろう……。こうしてやるよ──」

 

 獣鬼の指が孫空女の股間の突起物に触れた。

 そして、指で円を描くように動かす。

 孫空女は全身を襲った甘い痺れに耐えきれなくて、肛門を貫かれたままの身体を悶えさせた。

 

「ほらっ、これはどうだ……? いい声で泣け……」

 

「ち、ちくしょう……あくっ、あふう……ああっ……」

 

 肉芽を摘まむように擦りあげられると、眼の前に火花が飛んだような快感が襲う。

 なんで自分の身体はこんなに感じやすいのだろう……。

 情けなくて、涙が出そうだ……。

 

 獣鬼は孫空女の悶えが面白いと笑いながら、いつまでも孫空女の肉芽を刺激した。

 孫空女は稲妻のように駆け抜ける官能の矢に耐えられなくて、激しい絶頂と射精を何度も繰り返した。

 

「また、出したぜ──」

 

「今度も勢いがいいぜ──」

 

 観客が孫空女が精を勢いよく飛ばすたびに、どっと笑った。

 

「こっちの観客ばかり不公平だな……」

 

 獣鬼がそう言うと孫空女の尻に怒張を挿入したまま立ちあがった。

 そして、腰で孫空女をぐいぐいと押してくる。まるで荷車が動くように孫空女の身体を荷車に見立てて四つん這いで歩かせようというのだ。

 しかも、獣鬼の性器を肛門に貫かせたままで……。

 

「な、なんだよ……ひぐうっ……や、やめ──」

 

 慌てて孫空女は床に倒れ込んだ手を懸命に掻くように動かした。

 孫空女はそのまま四つん這いで試合場の反対側まで歩かされた。

 ふと気がつくと、こちら側の試合場には玄魔と火箭もいた。

 獣鬼の次の対戦者たちが待機しているのもそこだ。

 上半身が裸体の屈強な亜人たちが集まっていることでそれがわかった。

 

「そら、こっちのみんなにも見てもらいな──」

 

 獣鬼が笑いながら胡坐の態勢になり、自分の股間の上に孫空女の双臀を載せるようなかたちにした。

 そして、孫空女の上半身を抱えあげて股間から生えている張形の幹を掴むと、孫空女の肛門を獣鬼の肉棒で貫いたまま、自分の腰を激しく上下させて孫空女の身体を振動させた。

 

「あ、ああっ……ひ、ひいっ──あっ、ああっ──あぐうっ──」

 

 孫空女は獣鬼の責めに、もうなにも抵抗できなくて、ただ左右に首を振った。

 手足は自由だが限界を遥かに超えた絶頂と射精を繰り返させている全身は、綿のように力が入らない。

 ただ、獣鬼のやりたい放題にされるだけだ。

 身体を上下に揺さぶられながら、肛門と張形の両方に刺激を受けよがり狂った。

 

「そろそろ、とどめといくぜ──」

 

 獣鬼の男根の律動が強いものに変わった。

 たちまちに孫空女は全身を震わせて絶頂するとともに前に精を飛ばす。

 観客たちがわっと声をあげた。

 しかし、孫空女には、恥辱に震えることも、絶頂の余韻に浸ることも許されない。

 獣鬼の律動は続いていて、さらに快感をあげさせられる。

 

「や、やめ……ひううっ……やあがああっ──」

 

 孫空女は訳わからない言葉を吐きながら、閉じることもできない口から涎や唾を垂れ流した。

 

「あはあああ」

 

 孫空女は身体を仰け反らせた。

 後頭部が獣鬼の厚い胸にぶつかる。

 獣鬼がなにかを喋っているがもうなにもわからない。

 火箭を初めとして試合場の外にいる亜人たちも大きな声で叫んでいるが、それも耳に入らない。

 ひたすらに絶頂の極みに向かって飛翔を続けていた。

 

「あああああっ──」

 

 孫空女は悲鳴あげて全身を弓なりにした。

 

「うおっ、締めつけやがる……」

 

 獣鬼がそう言って呻いた気がした。

 次の瞬間、熱い精が肛門の中に放たれるのを感じた。

 獣鬼の精を後ろの穴で受けながら、孫空女は眼の前が真っ白になる感覚を味わっていた。

 同時に自分の股間からいままでで一番激しい精が迸るのが見えた気がした……。

 

「こりゃあ、いい尻だ。たっぷりと俺の精を喰ってくれ」

 

 獣鬼が孫空女を後ろから犯しながら言った。

 そして、愕然とすることが起きていた。

 孫空女の尻穴を犯している獣鬼の性器の律動と射精が終わらないのだ。

 孫空女の尻の中の獣鬼の性器の先端が中でぷっくりと膨らんだような感触があった。まるで抜けないように内部から栓をされた感じだ。

 

「あがっ、な、なにっ、なんだよ……。なんだよ、これっ……?」

 

 孫空女は吠えた。

 いまでも獣鬼の怒張のうねるような律動と振動が続いている。

 孫空女の絶頂を極めたばかりの身体がそれによって新しい愉悦のうねりに燃えあがらせられる。

 

「驚いたか、孫空女? 俺の種族の射精はしばらく続くからな。まあ、付き合ってくれよ……」

 

 獣鬼が笑った。

 冗談じゃない……。

 もう、解放して欲しい……。

 

 律動が続く限り、孫空女の肉体は欲情という欲情を燃えあがらせ、官能という官能を集めてしまう。まるで全力疾走を果てしなく続けている感じだ。

 心臓が飛び出す……。

 息が苦しい……。

 

「堪らねえ淫乱な身体だ。こんなに激しく気持ちよさそうに、俺の種族の相手をしてくれる異種族はいねえ。それが人間族の女とは尚更だ」

 

 獣鬼の射精はまだ続いている。

 肛門の中で精液がぐるぐると渦巻くように動くのでそれがわかるのだ。

 しかも、射精中の獣鬼の性器は、瘤のようなものができて、それが驚くような速度で根元から先端部の膨らみに向けて繰り返し移動しているようだ。

 孫空女はその動きで、振動する張形を入れっぱなしにされているようになってしまっていた。

 

「ま、また、いくううう……ああっ──」

 

 自分でもなにを叫んでいるかよくわからない。再び、一気に強烈な絶頂に昇りつめた。

 もちろん頂上で終わりではない。

 孫空女の張形からは更なる快感の昂りとともに、男の精のようなものが飛び出す……。

 

 しかし、張形で精が出ていくときには、すでに新しい欲情が孫空女の身体に湧き起こっている。

 そして、また絶頂へ……。

 

 孫空女は泣き喚いた。

 すぐに女の絶頂と男の射精にまた襲われる。

 

 地獄のような官能の世界だ。

 助けて……。

 死ぬ……。

 

 みんな……。

 ご主人様……

 意識が遠くなる……。

 

 限界を遥かに超えて味わわせられる連続絶頂の地獄に孫空女は、死さえも覚悟した……。

 身体が溶ける……。

 引き千切られる……。

 

「また、いったのか、淫乱女──。この変態が──」

 

 髪の毛が後ろから掴まれた。

 孫空女の気が遠くなりそうになっているのを悟り、孫空女の髪をぐいぐい引っ張って気絶さえもさせまいとしているのだ。

 

「あううっ──」

 

 もうなんにもわからない。

 全身が溶ける快感に教われながら、次々に繰り返す絶頂に、孫空女はひたすら歓喜の悲鳴と甘いすすり泣きのような声で呻き続けた。

 

 なにかが頭からかけられた。

 水だ──。

 

 失神をしかけた孫空女の意識を戻すために、誰かが試合場の外から桶に入った水をかぶせたのだ。

 

 はっとした。

 戦わなきゃ……。

 勝たなきゃ……。

 

 孫空女は辛うじて戻った意識を奮い起こして、床にこぼれた水に舌を伸ばした。

 少しでも水を身体に入れて、力を取り戻そうと思ったのだ。

 

 戦わなければならないのだ……。

 そして、勝たなきゃならない……。

 

 自分は力で屈してはならないのだ……。

 

 沙那のように頭もよくない。

 朱姫のように道術で宝玄仙を助けられるわけではない……。

 孫空女にできるのは、武力を駆使して襲ってくる敵を力ではね除けることだけなのだ。

 だから、負けてはならない。

 

 三人抜きすれば、宝玄仙に会わせると言うのだから、三人抜きをするのだ──。

 それができなければ、自分は仲間の中ではいないも同じだ──。

 

 ご主人様……。

 いま、いくから……。

 

 孫空女は後ろを犯されながら、乾ききった喉をなんとか潤そうとして、床の水を口ですすり続けた。

 

 少しでも力を身体に戻すのだ……。

 そうすれば、勝機がやってくるかもしれない……。

 

 諦めるな……。

 

 だが、そんな孫空女の執念を嘲笑うかのように、肛門が刺激されて、張形を擦られる。張形の刺激は女陰を抉る快感に変化する。

 頭の中が弾けるような快美感に打たれる。あまりの快感に泣きそうになる。いや、もしかしたら、自分は涙を流しているかもしれない……。

 それくらい激しい快感の急激な燃えあがりだ。

 

「お前はただみっともなく尻でよがるだけの淫乱女だな──」

 

 獣鬼が孫空女の耳元で言ってからかった。

 返事もできない。

 ましてや、否定の言葉も返せない。

 

 張形から獣鬼が手を離したと思った。

 今度は乳房を揉みしだかれる。媚薬で爛れるように欲情させられながら、いままでほとんど放っておかれた乳房を絞りあげられる快感は凄まじかった。

 

 溜まりに溜まっていた乳房の疼きを一気に爆発するように解放させられる。

 瞬く間に、新しい絶頂に達した。

 股間から精液のようなものが噴出する。

 続いて、女の絶頂も追いかけてくる……。

 

「あはあああ──」

 

 肛門に熱い欲情のうねりを受け、孫空女は断末魔の悲鳴をあげて、さっきかけられた水の溜まりに顔を突っ伏した。

 

 ご主人様……。

 いま、いくから……。

 必ず、助けにいくから……。

 

 髪をもの凄い力で引っ張られながら、それでも離れていく意識の中で孫空女が思ったのは、ただそれだけだった……。

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