「
宝玄仙は言った。
出陣を明日に控え、この亜人の賊徒の頭領の大黒天と一夜を愉しむことになった。
案内されたのは、大黒天が日常に使う寝室だった。
寝台のようなものはなく、床に大きな厚地の敷布が敷いてある。
大黒天は普段
はこの寝台で女房たち全員と一緒に横になって休むのだそうだ。
確かに敷布は広く、大勢が同時に横になれそうな広さがある。
その真ん中に、宝玄仙は大黒天とともに裸身で並んで座っていた。
「んんっ、ふううっ、んんんっ……」
椅子に拘束されている一丈青が呻き声のような声をあげた。
一丈青には、丸い球体の猿ぐつわを咬ませてあって、敷布の外側で真っ直ぐにこちらに身体が向くようにを椅子に座らせている。
両腕は縄で後手縛りに拘束し、胴体も背凭れにぴったりと革紐で密着させた。
両脚も大きく開かせて、両方の手摺に脚をかけさせて拘束している。
そして、身に着けているのは、いつもの革の貞操帯ひとつだ。
その貞操帯が食い込んでいる股間からは、親指ほどになった真っ赤な肉芽が貞操帯に開けてある穴から飛び出していた。
さらに貞操帯はうねうねと動き、一丈青に絶え間のない刺激を与え続けている。
宝玄仙に捕らわれて以来、朝から晩まで、性的な刺激の耐えることのない連続調教を受け続けている一丈青は、もうまるでなにも考える力などないかのようだ。
その視線は朦朧としていて鼻息は激しい。
晒されている貞操帯の喰い込む股間から、もはや絶えることのなくなった淫汁の漏れを垂らしながら、真っ赤に高揚した全身を震わせている。
「一丈青、お前には後で訊ねてやる。最初は無理矢理にこの亜人の頭領にお前の処女を犯してもらうつもりだったけど、どうしても無理矢理は嫌だとこいつが言うんでね」
宝玄仙は一丈青に話しかけた。
「んんんんっ」
一丈青が苦しそうに身悶えしながらなにかを言った。
喋れないようにしているので、なにを言っているかわからない。
ただ、この一丈青には、この二日間、ずっと宝玄仙の道術により、絶頂しそうになると電撃を浴びて強制的に寸止めさせられるという責め苦を与えられ続けている。
その苦しみは、破瓜をすれば終わると告げているので、一刻も早く処女を散らすことを望んでいるのか、それとも、いままで劣等人種として蔑んできた亜人などに犯されるのは、まだ死んでも嫌だと思っているのかどちらだろう。
まあ、後のお愉しみというところだ。
いずれにしても、一丈青には、もう少し苦しんでもらうことになる。
実のところ、一丈青はこの乱交の一夜の前座にするつもりで、ここに連れて来たのだが、大黒天は思いのほか、情交については妙なこだわりがあるようであり、女を拘束して凌辱するような情交は嫌だと言ったのだ。
それで、一丈青については、「見学」ということになった。
もちろん、なにもせずに見学させてやるほど、宝玄仙は優しくもない。
一丈青の股間には、いまだに内側で触手がうごめいている貞操帯を嵌めさせている。
大きく開脚させている股間では、たった数日で親指程に肥大した肉芽が真っ赤になって勃起しているから、一丈青がいまだ性の疼きに苦しんでいることは確かだ。
それでも、肉棒を膣に入れない限り、寸止め電撃の呪いは解けないので、一丈青はひたすらに我慢するしかない。
「俺は、どうも無理矢理に女を犯すというのは性に合わないのですよ……。せっかくのお土産ですがね」
大黒天が苦笑している。
「大丈夫さ。こいつはきっとお願いだから犯してくれと言うと思うね……。ただし、縄は解くわけにはいかないよ。亜人収容所の襲撃が終わるまでに、もしも、逃げられれでもしたら、収容所襲撃の計画があることを報せに、国軍に駆け込むに決まっているからね」
「宝玄仙殿、これだけは言っておきますが、俺は一丈青が嫌だと言ったら抱くつもりはありませんよ……」
「……だそうだよ、一丈青……。ここに奴隷として、お前を置いていくつもりだったけど、ここの頭領は、奴隷は要らないそうだから、お前が進んで愛人にしてくれと言わないときは、また、わたしと旅を続けようや……。お前の飼い主が見つかるまで、わたしがずっと遊んでやるよ」
宝玄仙は一丈青に言った。
一丈青が悲痛な表情になる。
「随分と追い詰めるんですね……。口を挟むつもりはありませんが、少し酷くはありませんか……?」
「いいんだよ……。それに、おまえたち亜人もこいつには、酷い目に遭っているんだろう、大黒天?」
「王軍道術師隊には恨みはありますが、この一丈青個人にそれほどの恨みがあるわけではありませんよ。何人かいる隊長のひとりというだけです」
「まあいいさ……。それに、こいつには、朱姫も酷い目に遭っているようだから、朱姫にも仕返しをさせてやりたいからね。とにかく、こいつの責めを緩めるわけにはいかないんだ。亜人収容所の襲撃が終わるまでね……」
朱姫には、しっかりと一丈青に仕返しをさせてやるつもりだ。
悦んで、この生贄を玩具にして愉しむに違いない。
それで、亜人収容所で受けた屈辱の溜飲もさがるだろう。
それに、一丈青の調教を続けるのは、一丈青が能力の高い道術遣いだからというのもある。
いまは、四六時中責めたてて、性のことしか考えられないように追いつめているから問題はないが、なにもしない状態にすると、なんとか道術を駆使して逃亡を図るだろう。
だから、いまやっていることは継続しなければならない。
亜人収容所の襲撃さえ終われば、あとは逃がそうが、殺そうが、大黒天に任せると言っている。
王軍道術師隊は、長いあいだ、道術の遣える亜人を対象にして、亜人狩りを中心的にやっている組織らしい。
亜人の賊徒である大黒天にとっては、王軍道術師隊は同朋の仇という存在であるはずだ。
その女隊長である一丈青をどういう扱いにするつもりかはよくわからない。
「あ、あのう……。あたしたちは……?」
「そ、そうなんです……。明日からのことで、
そのとき、部屋の隅で正座をしている孫空女と沙那がおそるおそるという感じで、そう口にした。
沙那も孫空女も、上半身は普通に服を着ているが下半身は完全な裸だ。
ふたりの脱いだものはそれぞれの身体の横に畳んで置いてある。
「うるさいねえ……。すぐに解放してやるよ。だから、下半分だけで許してやっているだろう──。作戦準備を理由にして逃げようとしても承知しないよ。ちゃんと、お前らも参加するのだと申し渡してあったじゃないか──。とにかく、こっちにきな。そして、ふたりでこの頭領の肉棒を舐めるんだ──」
宝玄仙は怒鳴った。
「仕方ない……。行こうか、沙那」
「う、うん……」
ふたりが股間を手で隠して恥ずかしそうにしながら、こっちにやってきた。
「じゃあ、横になっておくれ、大黒天──。始めようじゃないか」
宝玄仙は言った。
「愉しみです……」
大黒天が笑いながら、敷布に仰向けになって脚を拡げる。
沙那と孫空女が大黒天の横に位置して、横になっている大黒天を奉仕する態勢になった。
「こんな風に奉仕をされるのは、初めてですね……」
大黒天が苦笑している。
さっき聞いたのだが、大黒天は女を一方的に責めるような情交しかしたことがないらしい。
商売女を相手にした経験もなく、口吻の経験はないと言っていた。
四人も女房がいるらしいが、彼女たちにそれをさせようとは思わなかったようだ。
「気にいったら、お前の女房たちに技を伝授していくよ、大黒天……。こいつらだって、最初は、なんにもできなかったんだ。それをわたしが一から教えてやったのさ……。ほらっ、ぼうっとするんじゃない。始めるんだ──」
宝玄仙は、沙那と孫空女に怒鳴った。
「は、はい──。じゃあ、よ、よろしくお願いします、大黒天殿……」
「う、うん……。舐めるね、大黒天……」
沙那と孫空女がなにもはいていない尻を天井に突き出すような体勢になって、左右から大黒天の股間に屈みこむ。
次いで、両側からまずは半勃ちの大黒天の一物に口づけをした。
「ひょう――。こ、これは……」
大黒天はそれだけで少し興奮したような声を発した。
確かに、上半身に服を身に着けている女戦士ふたりが、下半身裸体になって奉仕するというのは、男としては興奮する状況かもしれない。
ふたりは、大黒天の男根の先端から幹、あるいは玉袋まで真剣になって接吻を繰り返している。
ああいう性技の基本は、このふたりには嫌になるまで調教して叩き込んでやった。
いまや、ふたりとも、こういうことは当然の行為として、ほとんど無感覚に奉仕できるまでになっているのだ。
「じゃあ、あたしからいくよ、沙那……」
孫空女が沙那に言って、口を開けて大旋風の怒張の先端を咥えた。
そして、ちょろちょろと舌で先っぽを柔らかく舐めだす。
一方で沙那は身体をさらに屈めて、睾丸袋を口ですっぽりと覆うようにして、ちゅうちゅうと吸い始める。
「ふおっ、おおおっ……」
大黒天はすっかりと感激したようになって、両手を伸ばしてふたりの頭を持った。
孫空女と沙那は、大黒天に頭を擦られながら、髪を激しく揺さぶって、もはや、すっかりと硬くなった大黒天の一物を舌で奉仕をする。
やがて、入れ替わって今度は沙那が先っぽを咥えた。
変わって孫空女が幹や袋を愛撫しはじめる。
だんだんと、大黒天の息遣いも荒くなってきた。
女ふたりがかりの性奉仕に欲情も高まってきたようだ。
「なかなかにやるようになったじゃないか、お前たち……。じゃあ、ふたりとも、これを使いな」
沙那と孫空女がだんだんと熱っぽく喘ぎだしたのを見て、宝玄仙は準備していた蜂蜜の瓶を開けて沙那に手渡した。
「は、はい、ご主人様……」
沙那は一度口を離すと、受け取った蜂蜜を指ですくって、自分の舌の上にたっぷりと乗せた。
そのまま、大黒天の怒張に垂らすようにしてから、今度はそれを舐めとるように舌を這わせだす。
こうすることによって、唾液の出はよくなるし、大黒天自身も粘りのある感触を悦ぶものなのだ。
ふたりには、こういうやり方も教え込んでいる。
「ほおっ──あ、ああっ……」
大黒天が気持ちよさそうな声をあげた。
宝玄仙はほくそ笑んだ。
今度は蜂蜜を大黒天の陰毛の部分から臍にかけて垂らす。
「孫空女、舐めとりな──」
宝玄仙がそう言うと、孫空女が白い尻を動かしながら、顔を蜂蜜が垂れた場所に移動させる。
陰毛にからんだ蜜を吸い取るようにきれいにしながら、その部分の肌に舌先で刺激を与えている。
そして、陰毛が終わったら、さらに顔を動かして、ぺろぺろと舌で臍に向かって舐めあがっていく。
「孫空女、沙那、交替だ」
すると孫空女と沙那が、欲情して上気したような顔をあげた。
孫空女もそうだが、沙那にしても、こうやって宝玄仙に言われるままに男に奉仕するのは、自分たち自身が調教されているような気持ちになるのか、すっかりと欲情して酔ったような表情になっている。
宝玄仙は沙那が口を離した大黒天の一物にたっぷりと蜂蜜を垂らした。
すかさず、孫空女は口いっぱいにその男根を包んでしゃぶり出す。
「す、素晴らしい……、凄い……う、ううっ……」
大黒天も顔をしかめて喘ぎ出す。
孫空女は大きく口を開けて、一途に激しく顔を動かして抽送する。
「ほら、沙那、今度はこっちだ……」
宝玄仙は大黒天の乳首に蜂蜜を落とした。
沙那が大黒天の乳首を舐める。
「おおっ、ううっ……」
大黒天も感窮まった声をあげた。
孫空女はそんな大黒天を追い込むように、さらに深々と男根を口に咥えて勢いをつけて唇で擦るとともに、ちゅうちゅうと音をたてて吸い出した。
また、沙那はその間、宝玄仙の蜂蜜の垂れるままに、反対の乳首、脇や腹といった場所を犬のように舌を這わせている。
「沙那、今度はこっちだ……。大黒天、ちょっと口を開いておくれ……」
「お、おおっ……。こ、これは素晴らしい……。しかし、亜人の俺に、人間族のあなた方が……こ、こんな奉仕を……」
大黒天が感動したように呻いた。
「極楽に連れていくと言ったろう……」
宝玄仙は大黒天が開いた口に中に蜂蜜を垂らした。
「……し、失礼します……」
沙那が呟くように言ってから、大黒天の口の中に入った蜂蜜を追うように舌で追いかけはじめる。
「はあ、ああっ、ああっ……」
「んんっ、ああっ、んんあっ……」
大黒天と沙那が獣のように舌と舌を絡ませ合い出したのを確認して、宝玄仙は今度は孫空女の後ろに回った。
蜂蜜を孫空女の突きあげている尻の亀裂に沿って落とす。
「んんんっ──」
孫空女が切羽詰まったような声をあげた。
「そのまま、奉仕するんだよ、孫空女……。命令だよ……」
垂らした蜂蜜がとろりとろりと孫空女の尻の谷間を落ちていく。
やがて、肛門の部分にまとわり始めた。
宝玄仙は孫空女の尻たぶに顔をつけて、その蜂蜜を舐めあげる。
「ふぐうううっ──」
孫空女が激しく腰を動かした。
それでも、“命令”と言ってあるので、大黒天の奉仕はやめない。
「ま、待って、出る──」
大黒天がいきなり、沙那の口を押し避けて、焦ったような声を出した。
「構わないよ、大黒天……。わたしの供たちは、一滴残らず男の精を飲むように躾けている……。それよりも、沙那、奉仕が足りないんじゃないかい……。大黒天に息をつかせるんじゃないよ……。一心不乱に舌で大黒天の口を舐め回すんだ」
「は、はい、ご主人様……。さ、さあ、大黒天殿……」
沙那が再び大黒天の唇を口で塞いだ。
沙那と大黒天、そして、さらに激しい孫空女の喘ぎ声が部屋の中に響き渡る。
「んおっ──」
大黒天が短い呻き声を出して、身体を震わせた。
精を発したようだ。
孫空女は背後から宝玄仙の舌を尻の穴に受ける刺激に耐えながら、懸命に精を飲み込んでいる。
「さて、大黒天、そのまま寝たままでいいから、自慢の絶倫ぶりを見せておくれ──。孫空女、今度はお前の股で大黒天の一物を咥えるんだ」
宝玄仙は孫空女の尻を舐めるのをやめて、孫空女に命令した。
孫空女の女陰がすっかりと準備が整っているのはわかっている。
「だ、大黒天、い、いくね……」
孫空女は口を離し、自分の舌で口の周りのものを綺麗にすると、身体を起こして、大黒天の股間に跨るように腰を落としだした。
大黒天の一物は、たったいま放出したばかりだが、一瞬で完全に回復している。
孫空女の股間がずぶずぶと天に伸びている大黒天の一物を包み出す。
「んんああっ……」
すっかりと奥まで大黒天の物を咥えこんだ孫空女が顔を上にあげて喘いだ。
おそらく、完全に子宮に当たるくらいまで飲み込んでしまったので、その刺激が孫空女を襲ったのだろう。
「さあ、始めるんだ──。お前が何度達してもいいから、大黒天をいかせな。それで勘弁してやる──」
孫空女が大黒天の上で腰を動かし始める。
そういう動きの中で、孫空女の膣は入り口、真ん中、奥のそれぞれで大黒天の一物を締めあげているはずだ。
大黒天がまた荒い息をしはじめた。
「……沙那は、こっちにおいで……。孫空女が終わったら、お前だからね……。すぐに始められるように、こっちで準備だ」
宝玄仙は沙那を呼び寄せた。
そして、孫空女が騎乗位の態勢で大黒天に情交している横で胡坐になると、沙那を自分の股に跨るように宝玄仙の足の上に座らせた。
「ほら、沙那……」
「ああ……、ご主人……しゃま……」
沙那の唇を吸う。
あっという間に、沙那の身体は、宝玄仙の腕の中で力を失ったようにぐったりとなった。
「はあっ、ご、ごしゅりんしゃま……」
宝玄仙の舌の愛撫で呆けたようになった沙那が、涎を垂らしながら言った。
そうやって、沙那の口の中の性感帯を舌先で刺激してやりながら、手は開いている沙那の股間をまさぐっている。
沙那の口の中は蜂蜜の味が残っていて甘かった。
「ひゃあ、ひゃあっ、ひゃっ、ああっ……」
沙那が宝玄仙の身体にしがみつきながら、足の上で踊り始める。
しばらくそうやっていると、すぐに沙那はがくがくと身体を震わせて気をやった。
「さっそく、達したのかい、沙那……? だけど、まだ、大黒天は空かないようだよ。もう少し、愉しもうじゃないか……」
宝玄仙は沙那の上衣の前を外して前を開いた。
胸当てに包まれた上半身は、すっかりと上気して汗びっしょりだ。
宝玄仙は沙那の胸当てをずらして、乳首を吸ってやる。
もちろん、片手は沙那の股間を弄り続けている。
「だ、だめっ、だめえっ、そ、そんなにしたら駄目です──はあああ──」
そんなにしたらもなにも、片方の乳首を少しばかり吸っただけだ。
だが、沙那は感じいってしまったらしく、あっという間に、二度目の絶頂をしてしまった。
この女のあまりの感度のよさに宝玄仙は苦笑した。
宝玄仙自身が調教してやったとはいえ、おそらく、これほど敏感な肌をした女はほかにいないかもしれない……。
「い、いくううっ──」
ふと見ると、孫空女が赤い髪を振りながら大黒天の身体の上で気をやったところだった。
「こ、これは……し、締めつける──。ううっ──」
すると、大黒天が声を昂ぶらせて呻いた。
大黒天は、孫空女にやや遅れて達したようだ。
「ほら、出番だよ、沙那──」
宝玄仙は立て続けに二度達して、呆けかけている沙那をおろすと、大黒天に身体を向けさせてから、ぴしゃりと尻を叩いた。
「きゃあ──」
沙那はひと声あげてから、そのまま四つん這いで大黒天に這い進む。
孫空女は大黒天の身体の上から降りて、沙那を促すような仕草をした。
「宝玄仙殿、今度は、俺も座って沙那殿を抱いていいかな?」
すると、大黒天が身体を起こしながら言った。
見ると、これで二度精を出したはずの大黒天の一物は、それを微塵も感じさせないくらいに、まだまだいきり勃っている。
宝玄仙は少し驚いた。
さすがに二度達すれば、回復するのに時間がかかるので、沙那に再び口奉仕をさせようと思っていたのだ。
しかし、見たところ、それは必要ないようだ。
大した絶倫ぶりだ。
「好きしてくれていいよ、大黒天──。ただし、こいつらは、いまから打ち合わせがあると言っていたから、適当なところで許してやっておくれよ。さっさと達してやっておくれ……。その分、わたしが奉仕するから……」
宝玄仙は苦笑しながら言った。
「ならば……、来てくれ、沙那殿……」
「は、はい……」
沙那は大黒天に引っ張られるように、さっき宝玄仙が沙那を抱いていたような座位の体勢で大黒天の腰の上に載せられた。
「はあっ、はっ、あっ、ああっ──」
なにもしていないの沙那は、大黒天の怒張が自分の膣にめり込んでくる刺激だけで、早くも限界に達したような仕草を見せた。
これには、大黒天も少し当惑した表情をしている。
「はああああっ、だ、駄目ですうう──」
そして、沙那の女陰の最奥に大黒天の怒張が届いたと思った瞬間に、もう耐えられなくなったように、大黒天の裸身にしがみついて、身体を震わせて吠えた。
「これは随分、感じやすいのですね……」
大黒天が沙那を抱きしめながら笑った。
「い、言わないで……。恥ずかしいから……。そ、それよりも、奉仕します……」
沙那が健気にも自ら腰を動かしだす。
だが、宝玄仙はそれを見て笑った。
「お前には無理だよ、沙那……。もう、大黒天に身を任せてな。大黒天が早く精を出すようにして、お前を解放してくれるから……。お前の技じゃあ、三度目の大黒天をいかせるまでに、お前は足腰立たなくなるよ」
そして、大黒天に眼で合図をした。
大黒天が腰を突きあげるように動き出した。
「沙那、とにかく、なにも考えずに、ただ股を締めておきな。あとは、大黒天がやってくれるから」
宝玄仙は声をあげた。
「は、はいっ──あああっ、はああっ、はっ、はっ、はあっ──」
だが、すぐに沙那は官能の芯まで抉られたような声をあげて、ぶるぶると震えながら身体を仰け反らせた。
「えっ?」
さすがに、大黒天も沙那の異常な反応に眼を丸くしている。
また、達したのだ。
これには、宝玄仙も苦笑するしかなかった。
「いいから、こいつのことは気にせずに、動いていいよ、大黒天」
宝玄仙は笑って言った。
大黒天が腰の動きを再開した。
沙那は、大黒天に怒張を貫かれたまま、身体を上下に揺さぶり続けられる。
「んふあああっ」
「んおっ」
やがて、沙那が四度目の気をやったときに、ようやく大黒天も精を発したような仕草をした。
そして、大黒天が沙那を抱きおろす。
「はあ、はあ、はあ……あ、ありがとうございます……」
沙那が両手を敷布について、身体を支えるようにしながらそう言った。
「いや、素晴らしい身体でした……。しかも、これほどに尽くしてくれるとは……」
大黒天も感動したような口調で言った。
「じゃあ、お前たちは終わりだ。隣の部屋に身体を拭くものを準備してくれているらしいから、そこで身支度をして行っていい」
宝玄仙がそう言うと、沙那はまだ半分呆けたような状態のまま、大黒天に向かって頭をさげた。
「で、では、よろしくお願いします、大黒天殿……。ご主人様のことも……襲撃のことも……」
沙那がそう言って、大黒天の耳元になにかをささやいたように見えた。
「じゃあ、行こう、沙那……」
ひと足早く終わって、少し回復をしている孫空女が沙那を抱えるようにして、部屋の隅に移動した。
ふたりは、そこに置いていた下袴類を掴むと、それで身体の前を隠すようにして部屋を出ていく。
「健気な方々だ……。しかも、人間族でしょう……。俺は純粋ではありませんが亜人です。でも、その俺にあんなに奉仕してくれるのは感動でした」
大黒天が言った。
しかし、その言葉に宝玄仙は吹き出してしまった。
「お前もやっぱり、この国のしがらみの中にいるんだねえ。わたしらは、亜人だの人間などとは考えたことはないよ。もうひとりの供の朱姫も半妖だしね……。お前らのそういうこだわりが、しなくてもいい争いをさせているのさ」
「そうかもしれません……」
大黒天が頬を綻ばせた。
「さてと、じゃあ、次は、このわたしを相手してもらおうと思っているけど、その前に、そこにいる生贄の希望を聞いてみるかい……?」
宝玄仙は、股ぐらを開いて椅子に座らせて、いまの情交を見物させていた一丈青に歩み寄った。
そして、猿ぐつわとしてた口に中の球体を外してやる。
「はあっ……はあっ……ああっ……」
大量の唾液とともに、一丈青の口からが激しい息がこぼれ出した。
「さあ、選択させてやるよ、一丈青──。この亜人の頭領に処女を破ってもらうか、それとも、今夜はこのまま最後まで見学に徹するかだ──。好きな方を選びな──」
すると、一丈青が大きく眼を見開いた。