「皇后陛下──。な、なんで?」
第一皇子の
それが手足を切断された憐れな身体になり、金箍の性器をしゃぶらされているのだ。
もっとも、義理の母といっても金箍や釘鈀よりも遥かに歳は若く、まだ二十二である。
溥儀雷帝の五番目の后であり、まだ、子は産んではいない。
金箍の股のあいだに白い肌のなにかが見え隠れしていると思ったが、それは劉姫が手足のない身体にされてしまったので、小さくて金箍の脚に隠れてしまっていたようだ。
「ふふふ……。この女は不義密通をしたのだ。これはその処罰だ。いずれ、正式に発表して廃させる。まあ、お前たちには、その前に報せておこうと思ってな。今日は、そのために来てもらったのだ」
溥儀雷帝が酷薄な笑みを浮かべて言った。
「あ、ああ、ああ……」
すると、劉姫が泣くような声をあげて首を横に振った。
ただ、その声が不自然だ。
なにかを訴えようとしているようだが、なぜか声になっていない。
「こらっ。途中でやめる出ないわ──。さっさと、俺の精を搾りださんか。さもないと陛下の手を煩わすまでもない。俺が首をくびり殺すぞ。もう、正妃ではないのという自覚をせんか──。その口の肉を使って性器を擦るのだ。そうすれば、舌が無くても俺の珍棒を刺激できるであろうが──」
金箍が劉姫の髪を掴んで自分の股間を咥えさせ直し、荒々しく劉姫の顔を前後させた。
劉姫は美しい顔から涙を流しながら、性器を擦る道具かなにかのように金箍の性器を口で擦らされている。
「舌がない?」
釘鈀は言った。
それでおかしな声を出していたのがわかった。
だが、不義密通というのが解せない。
誰が溥儀雷帝の妻である劉姫を寝取るというのだ。
しかも、さっき一瞬だが劉姫は一生懸命に否定するような仕草をした。
「陛下、この劉姫皇后……、いえ、劉姫は誰と不義をしたのです?」
釘鈀は訊ねた。
「侍女とだ。余自身が証人だ。この劉姫と侍女のひとりが艶めかしくも寝台で乳繰り合っておったわ」
「侍女とですか……? それで、その侍女は?」
「すでに毒を飲ませて死なせた。だが、余を裏切った劉姫は、そう簡単には死なせん。相応の罰を与えてやろうと思ってな」
溥儀雷帝は豪快に笑った。
釘鈀は鼻白んだ。
溥儀雷帝の嘘がわかり、真相の予想がついたのだ。
おそらく、后の劉姫が侍女と百合の不義をしたというのは、まったくの出鱈目だと思う。
そんなことをしていれば、釘鈀にも噂が聞こえてくるはずであるし、そもそも劉姫にそんな趣味があったなど耳にしたことはない。
つまり、劉姫が后になったときと、同じことをしたに違いない。
劉姫は、いまの近衛団長の
その劉姫を后にする際には、前の皇后が廃されている。
やはり、不義密通をしたという罪により、后を廃して奴隷身分にされたのだ。
そして、劉姫を新たな后にした。
兄の劉旺はただの近衛団の将校だったが、それにより、一気に団長に昇格した。
それが二年前であり、今回についても、前回同様に、単に溥儀雷帝が劉姫に飽きてしまったというのが真相に決まっている。
それで、勝手な理由をつけて、廃后にしたのであろう。
飽きるくらいなら、最初から后にはせずに愛妾扱いしておけば、それなりの年金でも支払って追い出せばいいのだが、夢中になっているときには飽きるとは思っていないから、一気に后にまでしてしまうのだ。
だが、この国の法では、愛妾など何人でもいいが、皇后ともなると、ひとりしか認めておらず、ほかの女を后にしたければ、いまの后は廃するしかない。
だから、不義密通などという無実の罪をでっちあげて廃してしまわなければならなくなる。
考えてみれば、この劉姫を含めて、これまでの五人の后はすべて不義密通で廃された。
最初の三人は処刑もされた。
我が父親ながら、その節操のなさと気紛れには呆れてしまう。
まあ、女に対する節操のなさについては、釘鈀も他人のことは言えないが……。
手足を切断して舌を切ったのも、処罰のためというよりは、それにより、罪を否定することを防いだのだろう。
舌を切断してしまえばしゃべることもできず、手足もないから字も書けない。
劉姫には、自分の無実を訴える手段はない。
「陛下、お願いがあります。この劉姫を俺に下げ渡してはくれませんか? この奴隷を俺の奴隷後宮で飼いたいと思うのです」
釘鈀は言った。
「奴隷としてか?」
溥儀雷帝が興味を抱いた表情になった。
「はい。義理の息子である俺の奴隷にされて、ほかの女とともに、いえ、ほかの女よりも遙かに下級の奴隷扱いをされて飼われるのです。陛下を裏切った女に対する酬いとしては、それが一番の屈辱かと……」
釘鈀がそういうと、溥儀雷帝はそれはいいと膝を叩いた。
溥儀雷帝も、劉姫を飽きて廃后にするが、殺すまではしたくないに違いない。
さすがに無実の罪の劉姫を処刑するのは気が咎めていたと思う。
殺すつもりはないから、手足と舌を切断して抗弁ができない身体にしたのだ。
「よかろう、釘鈀──。金箍、その劉姫を釘鈀に渡せ──。ただし、釘鈀、余興として劉姫をこの場で抱いていけ。それができれば、お前に下げ渡そう」
溥儀雷帝が言った。
金箍が劉姫の身体を床の真ん中に突き飛ばした。
「あ、ああ……」
手足のない巨大な白い芋虫のような劉姫が、床に転がってすがるような表情を釘鈀に向けた。
「劉姫、今日から俺の奴隷だ。残りの生涯を俺の後宮で奴隷として暮らしてもらうぞ。もちろん、奴隷の中でも最下層の扱いだがな」
釘鈀は手足のない劉姫の身体を抱くと、その股間に指先を這わせだした。
「あ、ああ……」
劉姫はすぐに反応した。
しばらく花弁をなぶった。
すると、みるみる蜜が溢れ出して、釘鈀の指先にその蜜が絡みついてきた。
釘鈀は下半身から下袴を下着を脱いで長椅子に放った。
そして、すでに勃起している怒張を劉姫の身体に埋め込んでいく。
「あうううっ」
胴体と首だけの劉姫を下にして、釘鈀は腰を使い始めた。劉姫の悲鳴が甲高いものになっていく。
「ああ、あっ、ああ──」
劉姫の身体が真っ赤になり、喜悦の声が激しくなった。
釘鈀は劉姫の股間を犯しながら、霊気を注ぎ込んで、劉姫の快感の度合いをあげた。
劉姫は道術が遣えるというほどではないが、身体に霊気を帯びている。
后になるのを許されるくらいだから、多少でも道術が流れてなければならない。
それもこの国の法なのだ。
釘鈀の直接の愛撫だけではなく、道術の力でも感度を上昇させられた劉姫が絶叫した。
「俺の精を喰らうとよい」
釘鈀は腰の動きをさらに速くした。
すると、劉姫の胴体だけの身体ががくがくと揺れ出す。
「あふう──あぐうう──」
さっそく、劉姫は絶頂に達したようだ。
釘鈀はそれを確認して、精を劉姫の膣の中に放った。
「さあ、後始末してもらおうか、皇后陛下──」
釘鈀は肉棒を劉姫の股間から抜くと、わざと屈辱的な物言いをして蜜のついた性器を劉姫の顔の前に示した。
「あ、ああ……」
まだ劉姫は釘鈀の道術により、感度を上昇させられたままだ。
火照りきった真っ赤な身体をしている劉姫は半ば呆けながらも、釘鈀の性器にすり寄って、舌のない口で掃除を始めた。
「さすがは女たらしで名高い釘鈀だけあるわ──。もう、劉姫を手懐けおった──」
溥儀雷帝が大笑いした。
「では、約束ですから、この奴隷は俺がもらい受けます」
釘鈀は言った。
*
胴体のない劉姫を布で包ませて、籠で隠して、従者とともに先に道術で屋敷まで運ばせた。
釘鈀自身は、さらに溥儀雷帝と金箍と話し、いくらか時間が経ってから帰宅することになった。
溥儀雷帝と面談をしていた部屋を出ると、内宮内の控えの間にまだ
「廃された劉姫をもらい受けたのですね、釘鈀兄者?」
降妖君が釘鈀にすり寄ってきてささやいた。
「まあな……。義理の母とはいえ、帝都でも一番と称された美貌の女だ。実は、前から狙っていたのだよ」
釘鈀はうそぶいた。
「……ふふふ……。悪ぶったりしても、俺はお見通しですよ。そうやって、劉姫を庇ったのでしょう? そう言えば、二年前に廃された皇后も、釘鈀兄者は連れて行きましたよね? 噂によれば、ひそかに家族に戻してやったとか」
降妖君がにやりと笑った。
「買い被りすぎだよ。俺はただ好色なだけだ」
釘鈀はそれだけを言って、肩をすくめた。