738 恥辱の亜人奴隷たち
「どうぞ、卑しい亜人女の尻を犯してください、
天下一闘技会という人間族の闘技大会が行われている場所にほど近い降妖君の別宅であり、ここは、降妖君からあてがわれている黄獅姫の部屋だ。
ほかの十四人の仲間は闘技場に隣接した闘士小屋に監禁されているのだが、黄獅姫の寝泊りする場所はここだった。
それは、黄獅姫の外見が人間族とまったく同じ雌妖だから性奴隷として弄ぶのにちょうどいいというのが理由であり、実際のところ降妖君によれば、黄獅姫はどこからどう見ても黄金色の髪をした人間族の美女にしか見えないらしい。
亜人特有の特性である角も、黄獅姫のものは小さくて、全く目立たない。
黄獅姫は、九霊聖女の命令でほかの十四人を率いて、この人間族の帝都にやってきてい以来、ずっとここで生活をしていた。
昼間は降妖君の女闘士として人間族にやつして訓練に励み、さらに、ひそかに潜入しているほかの十四人の亜人闘士の長として彼らをまとめ、そして、夜はここに降妖君とともに戻って、降妖君の性奴隷としてすごすのだ。
黄獅姫が人間族の国である西方帝国にやってきたのは、約半月前だ──。
また、黄獅姫は亜人である。
黄獅姫だけではなく、黄獅姫とともにやってきた十五人の戦士のすべてがそうだ。
全員が、この西方帝国の北側に接する「魔域」の侵入地帯を新たに治めることになった
人間族の領域の北側に大きく拡がる霊気に満ちた地域は「魔域」と呼ばれており、その魔域は、力のある亜人の魔王が自分の霊気の及ぶ範囲を分割するというかたちで支配している。
すなわち、西方帝国という人間族の人間族の世界に近い北側一帯を支配するのが九霊聖女という亜人女王なのだ。
ついこの前まで、
群雄割拠も下剋上も、魔域の常である。
力を失った魔域の王は、すぐにほかの者に変わられる。
それが魔域の常識だ。
九霊聖女の支配域の北側も、少し前までは、
巴山虎の支配域の北側が牛魔王の勢力地になる。
そして、牛魔王の勢力地の東側にあたる魔域の中心部を支配するのが、現在の魔域の覇者ともいえる
もっとも、この雷音大王や牛魔王が勢力を伸ばしたのも、この数年のことであり、それ以前はもっと混沌としていた。
このように、魔域の支配構造図は常に変化する。
とにかく、黄獅姫の女主人の九霊聖女は、新たに旧南山大王域を支配することになったのであり、その支配地域の中心にあるのが、
九霊聖女はそこにいる。
その連環城に人間族の降妖君がひそかに訪ねてきたのは二箇月前だ。
そこでなにかが話し合われた。
降妖君のと九霊聖女のあいだで、どんな取り決めがあり、降妖君の企てていることが成功することで、連環城の主人である九霊聖女にどこのような利益があるのかはよくは知らない。
黄獅姫は九霊聖女のしもべであり、家臣であり道具だ──。
ただ、九霊聖女の指示に従って動くだけのことであり、それはほかの者も同じだ。
黄獅姫が知らされているのは、本来は皇位継承権のない降妖君は、この西方帝国の皇帝になることを望んでおり、九霊聖女は降妖君に協力することにより、かなりの見返りを得ることになっていることになっているらしいということだ。
新しく女王になったばかりの九霊聖女は、自分の支配域の支配を確固たるものにするために、人間界の側にも勢力を拡大することを目論んでいるのだ。
いずれにしても、黄獅姫の本来の主人である九霊聖女と、この西方帝国の第三皇子である降妖君との契約により、九霊聖女は黄獅姫以下十五人の亜人戦士を降妖君に貸し出した。
それで黄獅姫たちは、人間族の帝都にやってきたというわけだ。
だが、実際のところ、今回の九霊聖女の命令は随分と奇妙なものだった。
なにしろ、人間族の闘士になりきり、人間族の国である西方帝国の第三皇子の降妖君の闘士として、天下一闘技会という人間族の武術大会に出場して勝ち残れと指示されたのだ。
だが、その大会に出場するには人間族である降妖君の『奴隷の刻印』を受け入れねばならず、それは九霊聖女に忠誠を誓っている黄獅姫としては、非常に不本意なものだった。
九霊聖女の奴隷の刻印を受け入れろというのであれば、黄獅姫は心からの悦びとともに、それを全身にだって刻んだだろう。
しかし、九霊聖女は、よりにもよって人間族の奴隷になれという。
だが、たとえ真似事であろうと、刻む刻印は本物なのだ。
それは、いくら連環城の女王である九霊聖女の命とはいえ、黄獅姫には耐えられない屈辱だった。
なにしろ、『奴隷の刻印』は生きている者を主人の完全な操り人形にしてしまう操り術だ。
一度、それを刻めば、どんな内容であれ、「主人」の言葉のとおりに行動させられてしまう。
もしも、降妖君が下衆な男であれば、奴隷の刻印を刻まれた黄獅姫たちはもちろんだが、その本来の主人である九霊聖女までも危険になる。
なにしろ、降妖君が九霊聖女を殺せと黄獅姫に命じれば、奴隷の刻印の操りにより、黄獅姫は九霊聖女を殺すしかなくなるからだ──。
だが、九霊聖女の命令は絶対だ。
質問も口答えも許されない。
命令はただ受け入れるだけだ。
こうして、黄獅姫たち十五人は降妖君の刻印を受け入れて西方帝国にやってきた。
そして、やはり降妖君は下衆な男だった。
人間族の世界に戻って、九霊聖女の目が離れた途端に、奴隷の刻印により、黄獅姫たちに九霊聖女を裏切って、降妖君の本物の奴隷になるように命じて、九霊聖女との約束を反故にしたのだ。
降妖君と九霊聖女が連環城で交わした契約によれば、奴隷の刻印を使って、黄獅姫以下の十五人に九霊聖女に従わないように命令することはしないと降妖君は誓ったはずだ。
また、九霊聖女から貸し出される十五人の亜人戦士は、丁重な礼節をもって扱われることになっていた。
九霊聖女と降妖君が、その約束をするのを黄獅姫は目の前で見ていた。
だが、実際には黄獅姫以外の十四人がいるのは、闘士小屋に作られている檻の中であり、食事は栄養はあるが家畜の餌と同じ粗末なものだ。
だが、それを九霊聖女に何らかの手段で訴えることもできない。
黄獅姫をはじめとする全員が奴隷の刻印により口封じをされている。
それを解除されない限り、たとえ目の前に九霊聖女がいたとしても、降妖君の酷い扱いを九霊聖女に訴えることもできない。
もちろん、九霊聖女にすべてを捧げたはずの黄獅姫の身体を卑しい人間族である降妖君が凌辱の限りを尽くしたとしても……。
「準備ができたか、黄獅姫? だったら、けつの穴を拡げてこっちに見せろ。両手で自分で尻たぶを掴んでこっちに向けるんだ」
降妖君が笑いながら言った。
黄獅姫は腹が煮えるのを耐えながら、部屋の真ん中にある柔らかな長椅子に腰かけている降妖君の前まで進んだ。
黄獅姫は素裸だった。
身につけていたものは、すべてこの部屋の出入り口の扉の横にすべて畳んで置いてある。
この部屋に入ったらすぐに、例外なく扉の横で素裸になるように、降妖君に事前に「命令」されている。
それにより、自動的に黄獅姫はここで素裸になってしまうのだ。
そして、ここに黄獅姫を犯しにやってくる降妖君を待つ──。
あるいは、降妖君が黄獅姫にあてがっている
降妖君は黄獅姫へのいたぶりのために、わざわざ年端もいかない人間族の童女に黄獅姫を責めさせて、黄獅姫の屈辱を煽っているのだ。
それが、この半月ずっと降妖君に続けさせられている黄獅姫の日課だ。
しかも、今日は裸で待つだけではなく、準備をされている浣腸剤で繰り返し自ら尻穴を洗浄するようにも命じられていた。
黄獅姫はその命令に従って、部屋にあった浣腸剤と浣腸器で三度も繰り返し浣腸をしたのだ。
その大便は桶に集め、黄獅姫の世話をするためにつけられている天嬌に渡した。
それも命じられていることであり、降妖君の嫌がらせだ。
許されれば、黄獅姫は道術で自分の糞便を処分することはできるのだ。
「ど、どうぞ、ご確認ください……」
黄獅姫は椅子に座っている降妖君の前までやってくると、降妖君に背中を見せて、跪いて頭を床につけて尻たぶを掴んで尻穴を開いた。
身体が恥辱でぶるぶると震えた。
このようなことをやらなければならない自分が情けない。
「いい姿だな。よし、命令があるまで、その姿勢を崩すなよ──。おい、天嬌、連れてこい──」
降妖君が横の卓にある鈴を振った。
黄獅姫はびっくりした。
呼び鈴は、黄獅姫付きの従女の天嬌を呼び出すための呼び鈴だ。
それはいいのだが、いま降妖君は誰かをこの部屋に連れてくるように天嬌に指示をしたように思う。
つまり、この黄獅姫の羞恥の姿をほかの人間に見せるということだ。
黄獅姫はもがいたが、奴隷の刻印の呪縛で動くことができない。
「そ、そんな──。身体を──身体を自由にして──」
黄獅姫は悲鳴をあげた。
「美貌の女闘士の尻穴の奥を俺だけで見るのは惜しくてな──。おい、入ってこい──」
降妖君が叫んだ。
「いやああ──」
顔を伏せているので誰が入ってきたのかわからないのだが、複数の人間の足音がした。
黄獅姫は尻穴を自ら拡げるという恥ずかしい姿のまま悲鳴をあげた。
「わっ、黄獅姫殿──」
「黄獅姫殿──。お、お前、俺たちばかりでなく、黄獅姫殿にまでこんなことをしているのか──」
声がした。
黄獅姫はびっくりした。
首を捩じってなんとか後ろに向けた。
そこにいたのは、
驚いたことにふたりは素裸だった。
しかも、背中側で左手首を右手で握らされているようだ。
だが、驚愕したのはふたりが裸だったことだけではない。
ふたりの性器はなにかを塗られているのか油まみれで光っていて逞しく勃起していた。
そして、勃起した男根の根元を革紐で深く縛られているのだ。
その根元に細い鎖がついていて、それの鎖の先端を童女の天嬌が握って引いてきたのだ。
「お、お前たち、なんで──? み、見ないで、お願いよ──」
ふたりは闘士小屋にほかの者とともにいたはずだ。
このふたりがどうして、ここであんな姿でいるのかわからない。
だが、いまは、こんな情けない姿を同じ亜人の仲間に見られたというのが屈辱だった。
「駄目だ。眼を逸らすのを禁じる、ふたりとも……。じっくりと見てやれ。この黄獅姫は、あれでも実は被虐癖があるのだぞ。こんなことをすればするほど欲情するのだ。ほら、よく見てみろ。股倉がねっとりと蜜で湿っているだろう? お前たちは知っていたか? お前らの女指揮官は、実は苛められると欲情する変態女なんだぞ」
降妖君が嘲笑した。
黄獅姫は歯噛みした。
「き、貴様……。なんてことを……。まさか、こんなことをずっとしていたのではないだろうなあ……」
軍鶏猫が口惜しそうな声で言った。
「当たり前だろう。この黄獅姫は俺に口封じの命令を与えられていたから、お前たちには黙っていたと思うが、ここにやってきから、ずっと俺の性奴隷だ。最初の夜に犯してやったときなど面白かったぞ……。奴隷の刻印で逆らえないということに気がつくと、九霊の名を呼んで泣き叫んだのだ。どうやら、この黄獅姫は九霊の猫でもあるようだな」
黄獅姫は指で尻を拡げるという恥辱の姿で震えた。
あまりの口惜しさで涙が出てきた。
この降妖君に汚された日のことをはっきりと思い出したのだ。
「こ、この下衆が──。そ、その首を捩じ切るぞ……」
力獅子がうなるように言った。
「なにを偉そうに言っておるのだ、この役立たずどもめ──。お前らのせいで、明日の決勝の朝、
「くっ」
「第一皇子の金箍については、すでに処置しているから問題はないし、俺を除いた残りの十四名のうち、十二名は俺の刻印の闘奴隷で固められたものの、ふたりの異分子までも入ってしまったじゃないか──。だから、罰を与えるためにお前たちをここに連れて来たのだ。命令だ。全員が一切の抵抗をするな」
降妖君は長椅子に置いていた棒鞭を取ると、力獅子と軍鶏猫の勃起した肉棒を力一杯に打ち据えた。
「ひぐううう──」
一瞬崩れ落ちたのは軍鶏猫だ。
全身が鋼のように鍛えられている力獅子は打たれても平気のようだが、怒りの表情を降妖君に向けている。
「なんだ……? 軍鶏猫はともかく、力獅子はこれでは罰にはならんなあ……。よし、天嬌。準備したものを持って来い」
降妖君が今度は軍鶏猫の睾丸を下から打ち据えた。
「おごおおおっ」
軍鶏猫が苦痛に顔を歪めて悲鳴をあげた。
それでも、ふたりの男根は少しも逞しさを失わない勃起の状態を保っていたから、おそらく、あれは薬剤かなにかで無理矢理に勃起させられているのだろうと黄獅姫は思った。
ふたりとも性器に油剤のようなものを塗られているのはわかる。
その油剤がふたりの股間を強引に勃起させているに違いない。
「どうぞ」
天嬌が軍鶏猫と力獅子の前に一個ずつの籠を置いた。
「ふたりはそれを身につけろ。命令だ」
降妖君はそう言って、今度は顔を再び黄獅姫の身体に向けた。
「……それよりも、待たせたな、黄獅姫。その恰好で待たせたから、尻がさびしかったろう。こいつらの着替えが終わるまで、天嬌と遊んでいてくれ……。おい、天嬌、いつものやつで遊んでやれ」
降妖君が横に立っている童女に笑いながら命じた。
「はい」
あまり表情を変えない天嬌が、部屋の壁にある棚から淫具を取り出して支度を始めた。
黄獅姫はそれを見て顔をひきつらせた。
天嬌が準備をしているのは、尻穴用の張形だ。
大小の球体がたくさん繋がったような淫具であり、天嬌はそれに潤滑剤を塗っているのだ。
黄獅姫は、ここにやってきてすぐに、この卑劣な降妖君により肛門調教を受けて、尻で欲情する色狂いにされてしまったのだ。
その道具につかったのがあの淫具だ。
降妖君は自ら黄獅姫を調教できないときには、この天嬌に繰り返し調教をさせたのだ。
それは人間族の童女に尻を辱められるというのが、誇り高い女戦士の黄獅姫の尊厳を傷つけるという理由だけのことからだ。
刻印の力で天嬌に逆らうことを禁止された黄獅姫は、降妖君自身よりも、むしろ天嬌によって毎日の尻をいたぶられて、悶え泣きさせられ続けた。
「さあ、準備ができました、黄獅姫様……。いつものように力を抜いてください」
天嬌がやってきた。
相変わらず表情があまりない童女だ。
黄獅姫には、まだ幼いにも関わらず、こんな風に亜人女の嗜虐の道具に使われている天嬌が、どんな感情でそれを行っているのかわからない。
とにかく、いつもこの童女は、淡々と手慣れた様子で黄獅姫の尻を責めるだけだ。
「くううっ、くわああっ」
尻穴用に張形がゆっくりと黄獅姫の肛門に挿入してきた。
たちまちにやってきた脳を麻痺させるような異様な戦慄に、黄獅姫は身体を激しく震わせた。
「な、なんだ、これは──?」
「ふざけるな、貴様──」
背後では軍鶏猫と力獅子が怒りの声をあげている。
だが、黄獅姫は見てはいない。
それよりも、尻をいたぶられることによって込みあがる甘美な衝撃を打ち払おうと必死だった。
犯されたり、道具でいたぶられることは仕方がない。
だが、それによって、こんな人間族の下衆男や童女によって快感を引き起こされるなど耐えられない恥辱だ。
しかし、妖しく全身に広がった甘美感があっという間に四肢に駆け抜け、それがとめられないのだ。
情けなかった──。
この黄獅姫ともあろうものが、こんな人間族の童女に尻を悪戯されて、欲情の限りを示してしまうのだ。
「はううっ──」
一度軽く挿された尻用張形が引き抜かれ出したのだ。
大小の球体がひとつひとつ抜かれるごとに、脳天を直撃する快感が走る。
黄獅姫は命令で強要されている尻穴開きの態勢のまま悶え震えた。
「あはああっ」
今度は挿入だ。
まるで黄獅姫が備えるのを感知するかのような天嬌の責めだ。
黄獅姫が挿入に備えると抜き、抜かれることに備えようとすると逆に押し込んでくる。
その巧みな天嬌の責めに黄獅姫は翻弄されるのだが、どうしてわずか十歳程度の童女に女の身体を知り尽くしているような責めができるのかがわからない。
それともただの偶然にすぎないものを黄獅姫が勝手に欲情しているだけなのだろうか……?
「はあああ、だめええ──」
天嬌の持つ張形が一気に押し込まれた。
「きゃあああ──」
だが、次の瞬間、張形が勢いよく一気に抜かれた。
肛門の責めは挿入よりも抽出のときの方が数倍感じる。
誰でもそうなのかわからないが、黄獅姫はそうだ。
尻穴張形は球体が連なって作られていて、一個一個が抜けるたびに強い快感の波が走るのだが、それが連続してやってきた。
黄獅姫の全身は崩壊するように震え、一気にやってきた絶頂の波が全身を飲み込んだ。
絞り出すような蜜が女陰から外に迸ったのがわかった。
「もう達しやがったか。堪え性のない雌だな。じゃあ、天嬌、とりあえず、もういいぞ……。黄獅姫は尻開きをやめていい。こっちを向け。ただし、“ちんちん”の姿勢でな。こいつらにも絶頂したばかりのお前の股倉を見せてやれよ」
降妖君の笑い声が聞こえた。
やっと恥ずかしい尻穴開きの姿勢を崩すことを許された黄獅姫だったが、それは新しい恥辱の姿勢をとるまでも束の間にすぎない。
“ちんちん”とは、犬が後ろ肢で直立して腹部を前に向ける姿勢を模した格好であり、両脚をしゃがませて真横に開き、両手を耳の横に持ってくる姿勢だ。
性器も乳房もこれ以上ないというほどに剥き出しになる恥辱の姿勢だ。
だが、“チちんちn”という言葉を降妖君に言われれば、この格好をするように「命令」を刻まれている。
「あっ──」
恥辱の姿勢で降妖君の方に身体を向けたとき、黄獅姫は叫んでしまった。
驚いたのは軍鶏猫と力獅子の格好だ。
ふたりは女の格好をさせられていたのだ。
肩までの長いかつらを被り、そのかつらには真っ赤なリボンまでついている。
上衣は桃色の薄物で前は開いている。
なによりも圧巻はふたりがはいている短い桃色の下袍だ。
しかも、性器は勃起して下袍の前は盛りあがっている。
女の格好をさせられたふたりは、激しい恥辱に震えている。
「お前らふたりは、今日の不甲斐なさの罰として、事がすべて終わった後に去勢してやる。とにかく、女に負けるような、腑抜け男は女の格好がお似合いだ。これからはずっと女の服を着て暮らせ。これは命令だ」
降妖君が笑った。
奴隷の刻印で逆らえないふたりは憤怒で顔を真っ赤にして、降妖君を睨んだ。
「さて、じゃあ、さっそく女の練習だ。お前でいい、力獅子。俺の珍棒を舐めろ──。女になったつもりで奉仕するんだ。命令だ。丁寧にやれよ……」
降妖君が自分の思いつきに爆笑しながら、下袴を下着ごと脱いで下半身を裸になった。
「な、なんだと──。お、俺はそんな趣味はねえ──」
力獅子は狼狽えた口調で言った。
だが、力獅子の身体は刻印の力で動き続けている。
力獅子の巨漢が屈んで小さくなって降妖君の下半身のあいだにしゃがみ込んだ。
「……俺も男にしゃぶられる趣味はねえよ。だけど、お前らは今日から女だ。女にしては、お前のような醜女には会ったこともねえが、珍棒くらいはしゃぶらせてやるよ。ありがたく舐めな」
力獅子が屈辱に震えながら口で降妖君の性器を咥えたのがわかった。
「おお、結構うまいじゃねえか、力獅子──。それだったら、去勢しても女として商売できるかもしれねえぞ。物好きもいるから、お前を買う男もいるかもしれねえ。ちゃんと女の性器も乳房もつけてやるから安心しな。男だか、女だかわからないような姿が、お前ら亜人にはお似合いだ。なにせ、動物だからな」
降妖君が大笑いした。
「げ、下衆が……」
軍鶏猫が吐き捨てた。
だが、女の格好をさせられて、どんなにすごんでも滑稽なだけだ。
それがわかるだけに、黄獅姫は彼らの口惜しさに同情した。
「下衆とは心外だな。俺は人間相手のときは、人のいい第三皇子として結構人望もあるんだぞ。亜人相手のときは、どうしても人扱いする気になれないだけだ」
降妖君は笑い続けている。
奉仕をさせられている力獅子が悔し涙を流し出したのがわかった。
「軍鶏猫はその場に仰向けになれ。そして、黄獅姫は軍鶏猫の顔の上に跨って座るんだ。俺がこの下手糞な力獅子の舌で勃起したら、その雌に精を出すから、それまでその雌の股間を舐めて欲情させておけ──。そうだ、跨ったら、最初に挨拶代わりに、軍鶏猫の口の中に小便をしろ、黄獅姫──。命令だ」
奴隷の刻印の力でやりたい放題の降妖君に、黄獅姫はぶるぶると怒りで震えた。
だが、悲しいことに身体は勝手に動く。
降妖君の命令に逆らうことは不可能なのだ。
「……お、黄獅姫殿……」
仰向けになった軍鶏猫が呻くような声をあげた。
「ゆ、許して……」
黄獅姫は軍鶏猫の顔の上にしゃがんだ。
軍鶏猫は「命令」の力で口を大きく開いたのを感じた。
すぐに黄獅姫の股間は緊張を緩め、軍鶏猫の口の中に放尿を開始した。