「あうう……」
たったいま、その中に放尿してしまった軍鶏猫の口から舌が伸び、今度は尿をしたばかりの黄獅姫の股間を下から舐め回してくる。
「あふう、ああ、はああ……」
黄獅姫はたちまちに襲ってきた強い情欲にむせび泣いた。
だが、奴隷の刻印による命令により、黄獅姫は舌を動かし続ける軍鶏猫の口の上から股間を離すことができないし、軍鶏猫は窒息するような苦しさに耐えて、黄獅姫を感じさせるように舌で愛撫し続けなければならない。
奴隷の刻印を刻まれている以上、「主人」だと認識している相手の言葉には一切逆らうことはできないのだ。
すると、いきなり強く背中を押されて、軍鶏猫の股間の上から床の上に身体を突き飛ばされた。
「どれ、犯してやるぜ、雌犬──。おうおう、もうぐしょぐしょじゃねえか──。じゃあ、四つん這いになって尻を高くあげろ」
さっきまで、男の闘士である
黄獅姫は「命令」に従って、腕と脚を床につけ、四肢を真っ直ぐに伸ばした体勢になった。
自然に黄獅姫の尻は高くかかげた体勢になる。
犯されるのだ──。
黄獅姫はさらに眼を閉じた。
降妖君の両手が黄獅姫の腰を両側から掴む。
降妖君の怒張がするりと黄獅姫の女陰に滑り込んできた。
すると、悲しいくらいの快感が襲いかかった。
下肢全体が砕けるように甘い疼きが流れ渡る。
「はあうっ」
一気に深い部分まで突きたてられた。
黄獅姫は息をのんだ。
この半月ですっかりと股間で覚えさせられた降妖君の怒張だ。
その太さ、長さ、硬さ……。
そのすべてにしっかりと欲情するように黄獅姫の股間は調教されてしまった。
峻烈な愉悦が黄獅姫の五体に燃え拡がる。
降妖君の腰が動き出した。
たちまちに全身が震える。
快感のうねりに突きたてられていく。
こんな人間族の下衆男に犯されて感じたくなどないのだが、黄獅姫の膣の粘膜を押し拡げる先から溶けるのではないかと思うほどの快感が襲う。
「ふううっ、ふううっ、はああっ、はあっ」
しばらくすると、降妖君の律動の速度があがった。
黄獅姫は懸命に四つん這いの四肢に力を入れながら歯を食い縛った。
もしも、「命令」で四つん這いの姿勢を命じられてしなかったら、燃えあがる官能に耐えられずに、黄獅姫は姿勢を崩していたかもしれない。
それくらい快感が大きかった。
嫌だ──。
だんだんと昇っていく甘美感とともに、強い嫌悪感がやってきた。
なんど味わされても、この男に犯されて悦びを弾けさせるのは、身震いするほどのおぞましさだ。
だが、黄獅姫の自制心はもう麻痺している。
五体を砕けさせる絶頂が襲ってきた。
「くはあああっ、ああああああっ」
そして、がくがくと痙攣したように身体が震えた。
黄獅姫は降妖君の律動を受けながら、ついに快感を極めてしまったのだ。
「相変わらず、淫乱に仕あがってやがるなあ……。もう、達したか……。よし、今夜はちょっと趣向を変えるぞ……。おい、
突然に降妖君が狂気のような声をあげると、黄獅姫から怒張を抜いた。
降妖君はまだ黄獅姫の中には精を出してはいないはずだ。
その証拠に、まだ降妖君の一物は隆々と天井を向いている。
姿勢を崩していいという命令はないので、黄獅姫は四つん這いの体勢のままでいたが、その横で天嬌が淡々と服を脱ぎ始めている。
黄獅姫は呆気にとられた。
なにが起きているのかわからない。
黄獅姫が知る限り、降妖君はこの童女の従女を黄獅姫に屈辱を与える材料には使ったが、性欲の直接の対象としたことはなかったはずだ。
第一、この童女の身体はもう性交を受けれることができるのか?
だが、天嬌は特に動じる様子もなく、あっという間に全裸になった。
そして、黄獅姫の横に同じように四つん這いになる。
「おい、軍鶏猫──。この天嬌の股を舐めろ。十歳の童女だからな。しっかりと舐めてやれ。さもないと、破瓜の苦しみでのたうちまわるだろうしな……。おい、天嬌──、今夜はなぜか、そんな気になった。お前を犯してやろう──。俺が拾わなければ、野垂れ死ぬしかなかったお前だ。文句はないな──?」
「ど、どうぞ、犯してください……。黄獅姫様と同じように……」
四つん這いの天嬌がそれだけを言った。
ますます、黄獅姫は混乱した。
それにしても、降妖君は、いま、天嬌の破瓜をすると言ったと思う。
やっぱり、天嬌には性経験はないようだ。
だったら、こんな童女の膣を降妖君の怒張で貫くのは無理だと思った。
半月のあいだ黄獅姫をいたぶった童女だが、いきなりこの場で破瓜されるというような仕打ちに同情した。
関係のない人間族の子供とはいえ、黄獅姫は降妖君が突然に天嬌を犯そうとしていることに強い憤りを感じた。
「や、やめなさい、降妖君──。犯すなら、わたしを犯せばよいであろう。こんな年端もいかぬ童女を犯してどうするのだ──?」
「うるさい──。そうしたくなったのだ。黙って見ていろ──。命令だ」
降妖君が叫んだ。
その表情には狂気がある。
とてもまともには思えない。
まるで酒にでも酔っているかのようだ。
だが、そうでないことはわかる。
黄獅姫たちをなぶっているうちに、突然に情欲に酔ったようになったのだろうか?
「ひいっ」
横の天嬌が身体をぶるりと震わせた。
「命令」により天嬌の股を軍鶏猫が舐め始めたのだ。
天嬌もこれから破瓜をすると言われているのに抵抗する素振りはない。
ただ、息だけは荒げだした。
「さすがは童女の股間だな。綺麗な女陰だ。割れ目はしっかりと閉じていて固そうだが、その分締めつけもいいだろう。愉しみだぞ、天嬌」
女装をしている軍鶏猫が舌で愛撫する傍ら、降妖君が検分するように天嬌の股間を触りだした。
「くっ……くうっ……うう……」
天嬌の頬がだんだんと赤みを差してきた。
唇もぶるぶると震えだしている。
感じているようだ。
降妖君が天嬌の秘部にぐいと指を入れた。
「はぎいいいい──」
天嬌が絶叫した。
苦痛に全身を激しく震わせた。
だが、四つん這いの姿勢だけは変えない。
黄獅姫は見ていてぞっとした。
「さすがに指でこれでは、このまま肉棒を挿すのは無理だな……。黄獅姫、命令だ。潤滑油を棚から持って来い。その後は、邪魔は絶対にするな。俺がこの童女を犯すのをじっくりと見ていよ。命令だ──」
降妖君が指を天嬌の股から抜きながら言った。
ここにやってきて以来、降妖君の命令とはいえ、黄獅姫をなにかと侮辱的にいたぶってきた天嬌だったが、それでもこんな童女を大人の怒張で犯すというのは可愛そうで耐えられない。
天嬌には明らかに肉体的には無理だと思う。
なんとか助けてやりたいとは思うが、残念ながら黄獅姫にはその手段はない。
それどころか、手伝えと命じられれば、それをするしかないのだ。
実際、黄獅姫は性交に使用する潤滑油を持ってこさせられてしまっている。
「潤滑油を俺の肉棒に塗れ、黄獅姫──」
降妖君が言った。
こうなったら、天嬌が犯されるときに、その激痛が少しでも和らぐように、大量に潤滑油を塗りつけるくらいしかできない。
黄獅姫は油剤ですっぽりと怒張を覆うほどに大量の潤滑油を降妖君の勃起した一物に塗った。
「もういいだろう──。いくらやっても、大して濡れまいしな……。どけ、軍鶏猫──」
降妖君が軍鶏猫を押しのけた。
そして、今度は四つん這いの天嬌の股間に怒張を押し当てた。
「うぐううう──」
天嬌の小さな身体が激しく反り返った。
さすがに倒れかかったが、これも「命令」を受けている力獅子が支えた。
力獅子が天嬌の小さな裸身を押さえている。
これも命令でしていることであり、力獅子は嫌悪感を顔に浮かべて、眉間に皺を寄せている。
「これはさすがに狭いな──。だが、なんとか潤滑油のおかげでできそうだぞ」
降妖君が笑いながら律動を開始した。
「ぎいいい──、があああああ──、うぐううううう──」
降妖君の男根が前後するたびに、天嬌が苦しそうな悲鳴をあげた。
よく見ると、男根の隙間からかなりの出血が漏れている。
あれは破瓜の血だけではないだろう。
無理な挿入で股間の中のどこかを破ったのかもしれない。
だが、降妖君は狂気のような表情で一層激しく天嬌を犯し続けている。
「仕方ねえ──。あまり長引かせることもできないようだから、出すぞ──」
降妖君は声をあげると、腰をぶるぶると震わせた。
「あぎゃああああああ」
天嬌が悲鳴をあげた。
だが、降妖君はぶるりと腰を震わせた。
精を出したのだろう。
すぐに、降妖君は天嬌の股間から男根を引き抜く。
「うぐう、ぐううう……」
天嬌の身体が精根尽きたように倒れた。
童女の股間からは、かなりの大量の血が流れている。
そして、まだ苦しそうに呻いている。
やっぱり無理だったのだ。
黄獅姫は愕然とした。
「天嬌、自分の始末くらいは自分でしろ──」
降妖君が苦しそうな息をしている天嬌に、蔑むような視線を向けて言った。
そして、血の付いた降妖君の肉棒を黄獅姫に向けた。
「綺麗にしろ、黄獅姫──。命令だ」
黄獅姫の身体は勝手にその肉棒に舌を使い始めた。口の中に血の匂いが拡がる。
「よく聞け、黄獅姫──。明日の決勝の前でお前たちが果たす任務を与える──」
降妖君が黄獅姫に舌を使わせながら言った。
黄獅姫ははっとした。
「明日の決勝の直前、皇帝がお前たちの前に声をかけに来る。そういう手筈になっているのだ。闘技場におりてきて、お前たちの目の前までやってきて、ひとりずつ声をかけるのだ。そのときだけは、警護兵も最小限となり、まったく無防備になる……。その機会を逃さず、お前たち十四名は一斉に皇帝に襲いかかって人質にしろ──」
「人質?」
黄獅姫は呆気にとられた。