第三章百二十四節「取り戻した日常Ⅳ」
長い白亜の回廊を女が歩んでいた。
いつも黒い喪服にも見える衣装を着込み。
悠然として揺るがないゼオ家の主。
アルゥ・ゼオ。
近頃、彼女は術で顔を隠すのを止めた。
その方満な乳房や翅や尻尾も人のように見せ掛けなくなった。
それでも構わない世の中になった、というのが大きいだろうが、根本的にはその必要が無くなったという事だ。
今やアルヴァス亜人国の国土内には魔族がウロウロしていても、然して問題ないどころか。
尊敬の眼差しを受ける事も多々ある。
祖国を救った英雄達の一人なのだと。
そんな風に言われる世の中となった現在。
アルゥは時折、娘を連れて少年の館へと向かう。
短い回廊は魔術が仕込まれた短距離型転移を行う代物。
本日は娘が先に行っており、遅れてハルトゥムへと彼女はやってきていた。
目の前に現れる飴色の木扉を開ければ、そこは既に館の一室。
複数の棟の中でも少年の寝室が置かれた場所に程近い。
その部屋から再び同じドアノブを回して外に出れば、数部屋先の少年の寝室が彼女の目に入る。
扉の前まで来て、ノックはせずにそっと手が扉を押し開くと。
合間から甘い声が響いていた。
『パーパぁ♡』
黄昏色の仄暗い灯かりに照らされて。
大きな寝台を囲うようにして立てられた薄い紙製の衝立に陰が浮かび上がる。
甘い声の主は蕩けた様子で既に熱い吐息を乱していた。
彼女が足音も立てずに内部へと入り込み。
その衝立の奥を覘けば、クッションに埋もれるようにして背を預けた全裸の少年の顔に跨るようにしてシルルゥ・ゼオ。
彼女の娘もまた全裸でその膨らんだ胎を見せ付けるように幼いすじを両手で開いていた。
『パーパぁ♡ 気持ちいいよぉ♡ もっと、おまんこしよぉ……ね?』
股間に顔を埋めながら、舌の先端を開かれた桜色の入り口へと入り込ませた少年が優しく舐め上げる。
まだ入り口の襞など分からない幼い肉穴は包皮の無い小さく丸みを帯びた淫核をしこり勃たせ、その下の尿道の入り口を震わせ、少年の唾液が、唇の食む感触が、染み込む程に熱く震えていた。
膣内(なか)から溢れてきた白く濁る蜜が浅い場所から舌先が上下する毎に溢れて、口元を濡らし、その甘い香りを周囲に満たしていく。
高位の魔族の体液は場合によってはそこらの媚薬なんて目ではない効能を発揮する。
自分よりも本質的に力の強い娘のものともなれば、どうなるのか。
少年の股間が一回り大きく膨れ上がっていれば、分かろうというものだろう。
「シンア……」
スルリと衣装を脱ぎ捨て、父と娘の濃密なスキンシップにたおやかな笑みを浮かべたアルゥが声を掛けて、寝台へと昇っていく。
その背後では翅も尻尾も消えていた。
だが、それでもその圧倒的な大きさの乳房が隠されているわけではない。
薄紫色の下着は重要な部分だけ布地が無く。
その超乳とまるで少女のように閉じられたすじを強調していた。
曲線を用いた意匠が多用された下着は刻印や文様のように肌に吸い付く程の薄さで、特に股間は複雑な植物の象形で飾り立てられている。
「ぁ、ハハサマ♪」
背筋を駆け上った軽い絶頂に身体を震わせながら、僅かにシルルゥが後ろを振り返る。
艶やかな牝の悦びに染まる蕩けた顔が歳相応の笑みを浮かべれば、その淫らな姿態に男なら我慢出来ずに襲い掛かるだろう。
ふわりと今は消している翅で浮いたシルルゥが少年の上から退いて寝台へ上がってきた母親の傍にペタンと座り込む。
「気持ちよくしてもらったかしら?」
コクリと少し気恥ずかしそうに頷いて、再び少女は少年の傍まで擦り寄ると。
小さな指を怒張した幹に這わせた。
「ハハサマもしよう?」
「そうね……一緒にしてあげましょうか」
まるで初めての事にチャレンジする娘にモノを教える母親のように……しかし、人の世界では珍しいだろう性について……アルゥは少年を境に娘の反対側へと陣取って教育を始める。
魔族の性はその力が高位であればあるほどに教えるのも実践するのも子供を孕めるのも早い。
シルルゥは彼女すらも凌ぐ血統の力に恵まれた酷界でも頂点の層に本来いるべき存在だ。
魔族の長い寿命に比べれば、まだ赤子同然だったが、それでも生まれて数十年。
幼い身体は既に子を孕み。
淫らな快楽を覚えるのに足りる。
実の父たる少年と幾度も交わり。
今や大きな胎を優しくあやすように摩る姿は母そのものだ。
少年の肩に巨大な乳房を拉げるように押し付け。
その本当の顔。
切れ長の瞳に長い睫。
鼻梁の高い彫刻のような彫りの深さを持つ相貌が嘗て共に大陸を旅した相手に甘く呟く。
「シンア……」
左目、眼球の内部。
三つの瞳孔が娘に受け継がれたのと同じように魅了の魔眼を重ねて発動し、肉体を賦活させながら、優しく細められた。
「こんな風に家族で幸せな時間が来るなんて……私、思ってなかったわ……」
「アルメイア……」
ふわりとした軽い感触ながらも柔らかな弾力にも富む胸が少年の腕を飲み込み。
その嘗て魔王を慰めた女がそっと告げる。
「シルメイアを孕んだ時のように……また、私も孕ませて? そうして、この子のお腹にいる子もまた貴方を選ぶなら、優しく孕ませてあげて………」
唇が首筋に埋められ。
娘が少し頬を膨らませて、母親の言葉に少し頬を赤くしている父にプクリと頬を膨らませる。
自分もまた反対側から少年に孕んでも大きさが変わらなかった乳房を押し付け、クニュンと僅かに膨らんでいた乳首が肌の間で押し潰されるのに甘い声を零した後。
シルルゥ。
シルメイアもまた少年に囁いた。
「パーパの赤ちゃん一杯孕むから♡ おちんちんでシルメイアと遊んで? この子もパーパの事、好きみたいだから……イッショに可愛がってあげて? っん♡ ぁ……今お腹蹴ったよ? この子もそうしたいって♡ パーパぁ♡」
ピチュピチュと首筋に舌を這わせて、優しく片手で胎を摩りながら、少年に甘える娘の様子にアルメイアも少年の固くなる幹を優しく指を這わせる。
「この子と一緒に愛して……シンア」
母娘の指が互いに絡まるようにして優しくその張り詰めた怒張を労わる。
震える様子を淫らな視線で見つめた彼女達は汗と蜜が零れる鈴口を指先で優しく撫ぜ。
フッと唐突に離す。
そして、少年の対面に二人で移動すると。
母はもう一人前の女となった娘を自分の上に乗せるようにして股を開かせる。
共に丸見えで蜜を零すのは同じ。
母の乳を枕に、娘は父に自分達の膣中(なか)が見えるよう、両手でどちらのすじも開いてみせる。
「ハハサマもシルメイアも……おまんこ♡ パーパのおちんちんの形覚えてるんだよ?」
少年に押し広げられてきた蜜に滑る桜色の小さな穴はまだ処女のようにも見えて可憐だ。
アルメイアの穴は色が少し濃く。
陰唇の形は分かるものの薄く。
肉がはみ出ている様子もない。
まだ十代の男を覚えたばかりの儚さを思わせて。
膣内(なか)から零れる透明な蜜が収縮を繰り返して窄まる穴を照り映えさせていた。
「交尾ぃ♡ ハヤくぅ♡ 種付け交尾してぇぇ……♡ パーパぁ♡♡」
甘く歪んだ顔でおねだりする娘に少年はクッションから背を起こすと二人の愛しい妻と娘の前にそっと近付き。
「可愛いよ……シルメイア……アルメイア……」
「♡」
「シンア……」
熱を帯びて、汗で肌を火照らせ、期待と淫欲にときめく二人の牝にそう呟いた。
そそり勃った幹が掴まれ、今まで舐め上げていた幼いすじに亀頭が宛がわれる。
グヂュリと蜜と蜜、肉と肉の熱い接触に……それだけで娘は父の雄々しいものが自分の大切な場所を蹂躙してくれると、感触と期待に背筋が軽く達した。
「この子と一緒にしてあげるからね。シルルゥ」
片手で優しく胎を撫ぜた少年が前に身体を倒しながら小さな声で少女の顔の至近で告げる。
もう我慢できなくなった様子で何度もコクコクと頷きながらも、その娘の視線は自分達の繋がりつつある場所に注がれていた。
何度も入り口を擦る事無く。
グリュ、グプ、グヂュッ。
雄々しい傘の部分が、娘の目一杯に広げても形の合わない膣内(なか)の入り口を押し広げながら、蜜の海に沈められていく。
「ひぁ―――ぁ♡ ぁ♡ ぁっ♡ くぅん♡ パーパぁ♡」
その様子は裂けてしまいそうにも思えるものだったが、高位魔族の身体はそそり勃つ雄を悦びに震えながら受け入れ。
膣内(なか)の口径の数倍はあるだろう太い幹を護謨(ごむ)のように伸びながら奥まで招き入れた。
何度も何度も少年と交わったとて。
形に合わせた広がり方を覚え、相手の悦ばせ方を学んだのみで。
シルメイアの膣はピッタリと少年が押し入るまでは閉じられていた為。
まるで初めてのように幹にピッタリと吸い付く程に密着する。
だが、すればする程、少年の為に最適化される襞の形と蜜の濃さが最も具合の良い蜜壷と化して、子宮口まで到達した瞬間に我慢する暇も与えずに射精させていた。
ビュグルウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!
「っ」
「ぁあ~~~~~~~~♡♡♡ ぱーぱぁ♡ ぱーぱぁぁ……♡」
孕んだシルメイアの膣は正に少年を虜にしてあまりある名器だ。
全てが父を射精させる為に特化された内部は甘える娘そのもの。
通常の人間では考えられない自在に蠢き形を返え絞り上げる膣全体、亀頭を激しく吸い上げる子宮口、隙間無く蜜で相手を蕩けるような心地にさせながらも弱いところを見逃さずに擦り上げる襞。
どれもこれも全てが少年への想い故に変化してきた代物なのである。
激しい射精に吐息を零す少年の下。
父と母に挟まれて、しっかりと男根を根元まで幼い膣で受け入れ、淫核を少年の股間に押し潰されたシルメイアが牝の悦びに絶頂を覚えながら、甘く顔を歪め、唾液を零して……己の胎を撫でる。
胎内で娘が……まだ、名前もない父との子が歓んでいる事を感じ取って、笑みが零された。
膣内と子宮口へ噴射され、ゴプゴプと流し込まれる白濁はしかし股間を濡らすように逆流する事無く。
周囲をその熱さで戦慄かせながら、胎内へと吸収されていく。
それと同時にシルメイアの臨月の迫る腹部全体に子宮を象形化したハート型にも見える細やかな方陣が浮かび上がる。
薄紫色に染まった肌は紋章にも見えるソレが僅かに耀くとその領域を拡大し、内部の赤子に子種を還元した生気を与えていく。
比較的遅く妊娠したシルメイアの子がもう臨月に近くなっているのは少年との交わりのおかげだ。
母に施された性魔術の妖しげで淫らな紋が母子の健康を約束し、最大限の快楽と肉体の変化、改良を促進させる。
「良かったわね。シルメイア……」
「ぅん♡ ハハサマぁ♡ っ♡ ぁ♡ んっ♡ んぅ♡」
長い射精にまだ軽く達し続けながら、ピッタリと吸い付いた股間の少年を感じながら、自分の腹部の臍から上まで達して子宮口を突き上げる亀頭を何度も襞で舐めしゃぶり、少女は少年に小さく呟く。
「ぱーぱぁ♡ この子も種付け交尾ウレシイって悦んでるよぉ♡ いちばんオクでグチュグチュしてぇ♡♡」
「シルメイア……」
優しい手付きで腹部を撫で、幹がゆっくりと引き抜かれ、押し込まれ始める。
「ぁっ♡ ぁっ♡ しゅごよぉ♡ ぱーぱぁ♡ ぱーぱぁぁぁ♡♡」
襞の細胞一つ一つにまで行き渡る快楽神経の全てがゆったりとした抽挿にも過剰な程に反応して少女の脳裏を真っ白に染め上げていく。
グヂュ、グヂュ、グヂュ、グリュ、ゴヂュ、ゴヂュ。
「あっ♡ あぁ♡ んぁぁ♡ やぁっ♡ しるめいあのぉ♡ おまんこぉ♡ ぱーぱのおちんちんでぇぇ……しつけられひゃっれるよぉ♡♡」
押し込まれる度に亀頭を襞でしゃぶり上げ、子宮口で吸い、押し付けられる少年の熱さに達し続けながら、少女が何度も狗のように舌を垂らして、唾液を垂れ流す。
吐息を零すだけで室内は甘い空気に満たされ。
汗が滴るほどに雄を興奮させる媚薬めいた香りが立ち昇る。
切なく甘美な交尾に蕩けた顔はだらしなく眉を八の字に歪ませ。
子宮口を押し潰される度に腹部の方陣の耀きが強まっていく。
(この子もぉ♡ もっとって言ってるよぉ♡ パーパにぃ♡ もっとあやしてもらいたいってぇぇ……♡)
淫魔の子はよく生まれる前でも両親に行為をねだるとされるが、今シルメイアの胎内に宿る子もまた昔の彼女と同じように少年に愛される事を悦んでいた。
(いっぱいしてもらおうね♡ だから、パーパにもしてあげよう♪)
撫ぜられる胎の奥。
少女の娘の周囲に魔力が起る。
それは小さな変化だったが、すぐに下腹部を巡り、幹に遊ぶのをせがむ襞を伝って、少年の肉体を癒していく。
「っ」
睾丸がより大きく膨らんで熱く。
大量の精を生み出し。
幹は根元からより硬く。
身体能力が常人へと近付いている少年に危険が無いよう。
この数ヶ月でシルメイアは交わる相手への加減を覚えていたのだが、嘗てと同じ程度まで身体を賦活された男性機能は向上し、子宮口が優しくも力強く抉られる度、彼女の意識はグズグズに蕩け切って加減を忘れていく。
「ぱーぱぁ♡ ぱーぱぁ♡」
自分の膣内(なか)に入った男の精を最後まで吐き出させる淫魔の資質。
唇の端を甘く吊り上げて、笑みを零した少女が襞を別の生き物のように少年に寄り添わせ、奥の蜜は濃く、入り口側の薄く、粘性を操作する。
突き込む時は襞が誘って奥へ一気に受け入れ、引くのに長い時間が掛かるのだ。
その合間に其々の部分で動き方が変わる膣内(なか)の具合は千変万化。
一人で数十人の女を味あわせるような変わり様は熱心な奉仕だけ変わらず。
「シルメイアっ。もう、ちょっと、だから……」
「ぅん♡ ぅん♡ いっぱいいっぱい、しるめいあのおまんこでたねつけこうびしてぇ♡ びゅーびゅーしてぇ♡♡」
グジュン、グジュン、グヂュン、ドヂュン―――。
幼いすじを押し開く太い幹が孕んだ少女に押し込まれる光景はそれだけで見る者に発情させてしまうだろう。
娘の様子に目を細めたアルメイアがそっと片手で頭や膨らんだ腹部を撫ぜる。
「すきらよぉ♡ ぱーぱもははさまもぉ♡ ずっといっしょらからぁ♡」
自分の事を優しく雄々しいもので犯してくれる父とずっと傍にいて見守ってくれる母。
ずっと前から少女が欲しがっていたものが今は其処にある。
家族で一つの寝台にいる。
それが嬉しくて、狂おしい程に愛しくて、自分のお胎(なか)にいる子に少女は内心で語り掛ける。
(みんなまってるよ♡ ぱーぱもははさまも……うまれてきたらたのしいこと……いっぱいおしえてあげるからね)
一際大きく。
少年の幹が膨らむ。
それにゾクゾクと高まり続けた期待と快楽が背筋に押し寄せ。
シルメイアは舌を出して、口付けをねだっていた。
それに答えた少年が前に身体を倒して、腹部を圧迫しないよう気を使いつつ、舌に舌を絡める。
「ぱーぱ♡ っく、ちゅ、ぢゅる、ぢゅるる、じゅる、んく、ぇぅ、えぁ、ぱー、ぱぁ ぢゅるるるる♡」
魔族として覚醒して以降、長くなった舌で何度も父の舌から唾液をしゃぶり。
その甘美な口付けに天にも昇る心地で涙を零した少女は少年が抜けてしまいそうな程に幹を引き抜いたのを感じて、膣内(なか)を処女のようにぴったりと閉じ、襞を蠢かせて待ち侘びる。
そして、最も奥に少年の亀頭が力強く突き込まれ。
グヂュ、ヂュルルルルルル。
幹が一際狭くなりながらも奥に引き込む襞と蜜の中で限界に達した。
ドヂュッッ!!!
「んぁあああぁぁあああぁああああぁああああああぁぁ♡♡♡」
獣のように甘い声で吼えながら、子宮口を完全に種付け用の穴として調教され切った少女はその奥へと先端の傘の部分までも飲み込み。
ドボオオオオオオオオオオオオオオオオオ―――。
まるで濁流のような子種を子宮内に受け入れた。
それは破水させる事なく胎内の子を守る羊水と交わり、そのまま生気として吸収されていく。
「っっ」
何度も身体を震わせながらも、少年は自分の腰の前にある腹部に優しく触れ。
唇を娘の額に降らせ、恥骨と恥骨をピッタリと合わせながら、淫核を押し潰すようにゆっくりと腰を動かした。
「~~~~~っっっ♡♡」
自分の膣内(なか)の雄の子種を絞る事に夢中となっていた少女はその牝として淫悦と娘としての恍惚に浸りながら、更なる少年の親愛と牝に対する屈服を要求する支配を受け入れ。
押し潰された淫核(クリトリス)から全身に奔る衝撃に何度目になるかも分からない絶頂で意識を遠のかせていった。
「ぱーぱぁ♡ しるめいあはぁ♡ ぱーぱのぉ♡ たねちゅけようのぉ♡ こうびあならからぁ♡ これからもぉ しるめいあにぃぃ……」
「おやすみ。シルメイア……」
「♡」
瞳が閉じられ、スゥスゥと寝息を立て始めた娘の唇にそっと口付けして、少年が腰を引くと。
襞は素直に少年を離し、子宮口が収縮し、精を一滴も漏らす事無く。
蜜だけを零して、すじが隙間無く閉じられた。
今まで少年と交わっていたとは思えない。
しかし、蜜と汗に塗れたそこは薄明かりの下でテラテラと妖しく耀いていた。
「お疲れ様」
自分の上で寝息を立てる娘の髪を梳いて、アルメイアが母の表情となる。
「……この子達にはこれからもしてあげて……」
「うん」
その答えに顔を少しはにかむように綻ばせ。
彼女が娘の交尾の下で疼き続けていたすじを娘の太もも越しに両手で開く。
先ほどよりも色を濃くして染まった花弁は剥き出しの淫核を膨らませており、もう我慢出来る様子ではない事を少年に教えていた。
「この子と同じように……して? あの頃みたいに……」
「アルメイア……」
まだ射精したばかりであったが、幹は未だ太く。
少年が先程まで犯していた娘の下にある蜜をドロドロと零している穴に亀頭を押し込む。
グヂュルルルルルルル。
「っ」
シルメイアの膣内(なか)が薄い襞を何枚も重ねたような蜜穴だったのに対し、アルメイアの膣内(なか)は厚い襞がネットリと自分の奥に入り込もうとする雄を弄ぶような大海だった。
ピッタリと密着してはいるのだが、襞の合間には間隔が空き、幹が蜜の海を泳いでいるような感覚を味わうのだ。
ゆったりとした感覚はしかし内部に押し込まれた亀頭が肉厚で少年に勝るとも劣らない熱さを湛える子宮口に押し込まれると途端に変わる。
全方位からムッチリとした襞が幹をしゃぶり上げ、先端は受け止められてからすぐにその子宮内へと導かれて、ピッタリと恥骨と恥骨が重ねられる。
淫核を押し潰す感触。
少年が正に牝穴に飲み込まれるような感覚に陥る。
「ぁ……ん……シンア……お帰りなさい……♡」
まるで母親のように娘と愛する者を包み込んで微笑する姿は魔族とは見えない。
「っく」
今まで娘としていたのがじゃれつき甘えてくる子供に遊んで応えているようなものだとすれば、今からするのは捕食されてしまう雄と自分の伴侶を絡め取る牝の閨物語か。
深く最初から繋がったまま。
腰に足を絡めたアルメイアが身を起こして、娘を自分と少年の繋がった間に乗せて少年を引き寄せる。
枕代わりに母の乳に頭を預けているシルメイアは未だ幸せそうな寝顔でその腹部が少年と密着して、その表面の方陣を僅か明滅させた。
「このまま……して? 家族三人。いえ、四人で……」
少年がコクリと頷いて、腰を揺すり始めると口元を噤んだアルメイアの吐息が零され始める。
繋がったまま揺さぶられ、肉厚の襞はズルズルと少年の幹の表面を滑るようにして蠢き。
その度に子宮口に嵌った亀頭の傘が内側から子宮をコリコリと掻き回す。
「ふっ♡ んっ♡ っく♡ はぁはぁっ、ふくっ♡ んぅっ♡ んっ♡ シンアっ♡ シンアっ♡」
繋がった場所から蜜が零れ、グヂュッ、グヂュッと淫らな音を立てている。
身体に浮いた汗は甘く。
大きな乳輪と乳首が弾むように震えて、少年がその食むには丁度よい大きさのしこり勃った薄紅色の蕾を口に含む。
チュル、ヂュ、ヂュル、チュルルルル。
「んくぅっ、んっっ、いい、わ して? 貴方のものだから、私の身体は全部……昔みたいに甘えて? 今はこの子を産んでまだそう経ってないから、お乳も出る、のよ?」
愛おしそうに少年の頭を自分の胸に抱いて。
眉を歪ませながら、切なそうに告げる彼女の乳から……確かに少年が食んで吸い始めてすぐ。
甘い液体が先端から染み出し、少年の口内に広がった。
「ぁっ♡ 太、く……っ♡ うれ、しいわ♡ シンアっ」
幹が再び大きく膨れ、それに合わせてアルメイアの膣内(なか)が絞る力を強める。
女として犯されて蹂躙を受け、牝として雄を絡め取り、母として乳を与えてあやす。
それは彼女にとって三人の自分を同時に満たす行為に他ならなかった。
それがどれだけ稀有な事か。
自分が必要とされているという事を強く強く感じて、嬉しくない女は牝は母はいないのだ。
愛し子を二人抱いたようにアルメイアが込み上げてくる感情に背筋を振るわせる。
快楽も悦楽も愉悦も服従も支配も淫欲も愛欲も全てを満たされながら、彼女は昔の光景を瞼の裏に見た。
毎日のように少年を慰めようと身体を重ねた。
ありがとうと言って、夢中で自分を求めてくれた姿。
それが例え、愛する者達を失った寂しさからだったとしても、自分もまたそうだった。
慰め合った日から少しずつ時間が過ぎて。
純粋に溺れるように重なり合って……立ち直った。
いや、きっと最初から少しだけ足を留めただけだったのだろう少年はまた歩き出した。
傍にいられなくなってから、もう随分と生きて来たようにも彼女には感じられる。
しかし、それは魔族にしてみれば、ほんの一瞬程度の時間。
まだ数十年しか経っていない。
でも、その時間が今まで生きて来た数十万の月日より長いと。
確かに長かったと彼女は今だからこそ分かる。
こんなにも愛しい人が傍いなかった。
それがどんなに自分を生を失わせていたのか。
「ずっとっ、ずっとっ、傍にいるわ……貴方が全てを終わらせてもきっと……この子達と一緒に……」
切なさに涙を、胸を吸う唇に眉を歪めて、彼女は呟く。
コクコクと喉を鳴らして、アルメイアの乳を飲んでいた少年が唇を離して、やはり囁くようにして応える。
それはいつもの言葉で。
いつもの笑みで。
でも、少しだけ切なさと涙が混ざったような声で。
「ッ、アルメイアっ」
そのまま二人の間で高まり続けていた高揚が絶頂となって、アルメイアの背筋を焼いた。
「んぁぁぁぁあぁぁぁあぁぁぁあぁあああぁあぁあぁ………」
猫が鳴くような甘く細い声。
先に達した彼女の子宮内で少年は先程よりも粘度の高いドロリというよりもブリュンと音を立てそうな熱い子種を睾丸を縮ませながら大量に注いだ。
ドボオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ―――。
背筋を仰け反らせ、首筋に汗を滴らせながら、アルメイアが絶頂中に受けた射精で強制的に二度目の絶頂へと導かれる。
「ッッッ~~~~~~♡♡♡」
声に為らないまま。
ガクンガクンと身体を瘧(おこり)のように震わせて。
彼女は自分の子宮を満たしていく久方ぶりの愛しい相手の熱に意識を蕩けさせていく。
長く続いた一分もの射精が終わった時。
娘を抱いた胎は同じように膨れ。
少年の子種によって卵巣までも空気一つ残らぬ程に蹂躙されていた。
繋がったまま。
優しい手が気をやった母娘の胎を撫ぜる。
「ずっと、これからも僕の子を……産んで? アルメイア、シルメイア」
その声に意識を僅かに浮上させた母と娘はコクリと首肯し、心の底から淫らで幸せそうな笑みを浮かべたのだった。
「ぱーぱの赤ちゃん♡ 孕みツヅケルから♡ シルメイアもハハサマも……ね?」
「ええ、貴方の子を一生孕み続けるわ……この子と一緒に……いつまでも……」
そんな二人の瞳はまだ少年に期待しており、上目遣いだった。
それから、少年が眠る事が出来たのは……明け方の頃。
二人の身体に包まれるようにして意識を落とした。
朝、迎えに来た諸々の少女達に精と蜜と汗塗れで発見される三人が起きたのは昼過ぎ。
学校にはもうブッチギリで遅刻となったのは言うまでも無い。