---高遠遙一---
運命的な出会い…私よりも芸術的な犯罪研究者がいたとは…
「殺してお終い?ソレは下手な三文芝居だな」
彼は、私の作品をけなした。しかし、けなすだけでは無く、私を更なる高みへと導いてくれた。こんな私に救いの手を差し伸べてくれた。新たな道を指し示してくれたのだ。
「殺さずに、先々の運命を操作し、先導し悪夢を見せ続ける。それが一流じゃないのか?君の作品は歌謡曲で、僕の目指す物は、何章にも渡る交響曲なんだよ」
確かに…殺せば、その時点でソイツは罪からも苦しみからも解放されてしまう。目の前にいる彼は、殺してお終いは生温いと言う。この私よりも残酷なヤツがいたとは…
「ターゲットを生かした上で、生き地獄という予期せぬ人生を、プレゼントすることが、サプライズだろ?違うのか?」
彼の言葉に飲み込まれて行く。この私すら、同調させる力…素晴らしい。私も交響曲を指揮したくなっていく。ターゲット達の悲鳴、絶叫は楽器なのだろう。苦悩はビブラートで、曲に深みを与えてくれるのか。ワクワクする自分がいる。どんな音色なんだろうか?確かに、この方が楽しめるかもしれない。
今までの私は、シナリオライターに過ぎなかった。自己満足な世界だった。だが、彼は更に先を見据えていた。作曲し、ターゲット達に演奏させ、曲を完成させる指揮者を目指していた。演者達が苦しんでくれるのか、それだけを考えている。そこに自己の満足は無い。演者達が苦しみ抜いてくれることを、ひたすら目指していた。
私は彼の申し出を受けることにした。彼の書いた交響曲という作品を、数作譲ってもらった上、彼の研究結果をも、譲ってもらった。こんなにも実験を熟していたのかと、驚く内容であった。私は実験もせずに、曲を書いていた。それでは、薄っぺらな物しか出来無いってことか。彼の言葉に重みがあり、私を驚嘆させ、期待に胸が躍っていく。
頂いた作品を元に、私なりのアレンジを加え、生き地獄を奏でて貰うことにした。この私の宿命的なライバルに…そして、色々と頂いた見返りに、彼が護りたい者達を今後、私が護る事に協力をすることにした。
---佐藤美和子---
祐介君の表情が明るくなってきた。闇の部分を、彼の専属執事となった高遠さんへ、譲ったことの結果のようだ。ついに、アイツが引退するようだ。総てを高遠さんに譲り、委ねた上で。。
「美和子さんは手を汚さないでください。彼を表で支えて欲しいから」
彼は指名手配中の男である。地獄の傀儡師と名乗っている犯罪コーディネーターである。そんな彼をアイツがスカウトした。私が汚れるのを回避する為に。
「でも…」
私は祐介君の為なら、なんでも出来るようになりたい。たとえ、人殺しでも…
「私は既に手を染めています。ですから、問題は無いです。それに、初めて恐怖を感じましたよ。あんなにも悪意は育つ物なのですね。背筋がゾクゾクしました。彼は素晴らしい。そんな人物の執事が出来ることは、光栄です」
高遠さんは晴れ晴れとした表情を浮かべた。同類ってことになるのだろうか?高遠さんとアイツは…どちらも犯罪芸術家であり、犯罪研究家だと言う。違うは、高遠さんは殺して完成なのに対し、アイツは殺さずに、先々のストーリーを考えることである。
そして、それらの情景は、正宗君の記憶に残り、見た物しか書けない大先生の作品になっていく。
「朝霧沙樹先生の作品は好きです。まさか、実際に実験などをして、観察して書いていたなんて…ちょっと衝撃でしたよ。私は彼に比べて、まだまだ蒼いと思いました」
高遠さんは爽やかね笑顔を浮かべた。とても彼が、殺人鬼とは思えない。祐介君に対しては、優しい視線で見守っているようだったから。
---金田一一---
俺宛に、『ミステリーツアーへご招待』という封書が届いた。部屋に持ち込み、内容を確認すると、探偵としての推理力と正義感を、他の探偵達と競う合うらしい。主な招待された探偵は、東の高校生探偵である工藤新一、西の高校生探偵である服部平次、女子高校生探偵である世良真純などと書かれていた。
同じ高校生探偵か…競うのも悪く無い。
優勝者には、豪華結婚式(予算1000万円まで)と、副賞で豪華新婚旅行(予算1000万円まで)をプレゼントとある。まぁ、結婚を夢見る歳ばかりだよな。参加者は…う~ん…
ツアー期間は10日程度を予定か…この前、美雪を怒らしたからな…参加するかな…豪華結婚式と新婚旅行のセット…喜んでくれるかな?
---相沢小霧---
今日…兄さんと美和子さんが帰ってきた。兄さんの表情は明るくなっている。吹っ切れたのだろうか?兄さんの傍らには、知らない男性の方がいた。誰だろうか?
「あぁ、紹介する。僕の専属の執事になってくれた高遠さんだよ」
「高遠遼一です。よろしくお願いします」
執事?なんか違和感がある。なんの為に?メイドがいるでしょうに。
「美和子だけだと、負担が多いから。旅先で知り合って、スカウトしたんだ♪」
って、兄さんが嬉しそうである。兄さんが良いなら良いか。
---工藤新一---
ミステリーツアーに参加したのだが…、迎えに来たリムジンで出された飲み物に、何かが入っていたようだ。意識がまだ朦朧としているが、どこかの部屋にいるようだ。俺の下には女性がいる感触がある。蘭よりも小さい胸…だけど、締め付ける感触は蘭より上かな…って、入っているのか?手で確認すると、相手の女性に、俺は入っていた。どうして、こうなったんだ?
相手も目覚めたのか…締め付ける力が微妙に変化している。ヒダの感触が物凄く気持ち良い…
ドッカーン!
感触を愉しんでいると、久しぶりの大量放出…
「あっ!」
その刺激を感じている女性。コイツは誰だ?手探りで、何かを探す。スイッチみたいな物を見つけて、ソレを押して見た。それにより、常夜灯が灯った。
相手の女性は世良だった…マズいだろ…
「えっ!工藤君…ボクの初めてを…」
え?初めてだったのか…おいおい…
世良から離れようとするが、離れられない。全身の感覚を研ぎ澄ませると、太股と腰の部分にベルト状の物があるようだ。これを外さないとダメなのか。腹筋に力を入れると、アレが反応して、戦闘準備が整っていく。
「世良は動けるか?」
「手首と足首が、拘束されているみたい。後、太股と腰で、工藤君とくっつけられているみたい…」
そうなると、俺の手だけがフリーなのか。
「どうして、ここにいるんだ?」
「ミステリーツアーの迎えのリムジンに載った筈なんだけど…気づいたら、ここに…」
「車中で、飲み物は飲んだか?」
「飲んでいない」
そうなると、飲み物では無く、何か別の方法で、意識を刈り取ったのか。
「工藤君…ボクを虐めて…悶悶として苦しいんだよ」
世良の瞳は潤んでいる。媚薬か?くそっ!どうすれば、脱出出来るんだ?って…世良の中は気持ちが良すぎる。俺の砲門は次弾の装填が終わっている。いつ、砲火しても、おかしくない状況である。このまま、出し続けると…マズい…そうだ!確認しないと。
「世良…確認なんだけど、今日は大丈夫な日か?」
「まさか、まだ出すの?ダメだよ…できちゃうよ~」
なんか、嬉しそうな世良。ダメな日なのか…それは、マズいだろう。早く洗い流さないと…
「工藤君…誰がこんなマネをしたんだろうか?」
世良は快楽に飲まれないように、会話をしているようだ。相変わらず、瞳が潤んでいる。その顔を見ているだけで、ムラムラとして来る。強力な媚薬か?
「思い当たるのは…アイツだ。蘭を奪ったアイツだと思う」
「小淵沢のアイツか…でも、こんな手の込んだことが出来るか?確か、入院中だったろ?」
あぁ、精神疾患で入院とか、目暮警部が言っていたな。あぁぁぁ~ダメかもしれない。俺のあれは限界に達している。先端から漏れ始めていた。
「工藤君、耐えてぇぇぇぇ~!」
太股の震えが世良に伝搬していく。そして、同時に果てた…
---毛利蘭---
祐介君は、美和子さんと高遠さんに挟まれて、移動している。
私と深雪さんは、祐介君の前後にいる。誰かに狙われている訳では無いが、祐介君が豹変した時に、抑え込む役目である。
「なんか、久しぶりに帰る感じだよ」
「まぁ、半月振りだものね」
美和子さんとの放浪…穏やかな表情になった祐介君。一安心かな?
「注意はしておいてください。アイツが消えた訳ではないから」
と、達也さん。祐介君に潜む闇のアイツ…深雪さんに暗示を掛け、祐介君を殺させようとした悪夢の元。
「アイツは暗示が得意です。知らず知らずのうちに、暗示されコントロールされていますから」
とっても危険である。防ぎようがないらしい。いや、祐介君を完全隔離すれば防げるが、それでは、祐介君は完治しない。
「でも、美和子さんの話では、正宗君を護る側に転じたようです。彼と出逢って…」
高遠さんを視線で指す達也さん。
「彼…殺人鬼ですよ。二つ名は地獄の傀儡師…」
確か、殺人教唆で、全国指名手配をされているような。お父さんの事務所に、手配ポスターが貼ってあった気がする。
「でも、彼もまた、何かが吹っ切れたような表情です。手配写真と比べて、明るい笑顔ですし。アイツと彼の間で何かがあったのでしょうね。美和子さんは知っているようですが、そこまでは教えてくれませんでしたけど、私達には害は無いそうです」
私達には…それって、私達以外には…祐介君に害を為す者は排除かな。新一も含めて…
---服部平次----
何故か、和葉と交わったまま、拘束されている。なんでや?
「平次…はよ、どかんかぁぁぁ~!」
って、言われても、太股と腰で括り付けられている上、和葉の両手首、両足首は拘束されている。
「どうやって、外すかだな」
「平次…腹筋に力入れるな~!」
腹筋に力入れんと、上体が起こせない。しかし、腹筋に力を入れると、和葉の中に入っている、俺の分身が大変なことになるらしい。どうすっかな…
「もう3回は出してんのよ~。今日はアカン日なのに…」
え!アカン日なのか?マズいだろう…それは…って、力を込めたら、また出てしもうた…
---金田一一---
状況が判らないが、とっても素晴らしい状況である。問題は、相手が知らない女性ってことか…俺のアレが気持ち良い場所に納められている。女性の体内って、こんなにも気持ちが良いのか…胸も大きく、マシュマロのようだし♪
「ねぇ、名探偵って言うなら、早う、ここから解放してや」
関西弁の女性。誰だ?
「アンタ誰?」
「さっきも言うたでしょ?ほんまにアンタ、名探偵なの?私は大岡紅葉やって」
紅葉ちゃんか…って、記憶がおかしい。何かの薬か?おやっ?
「なぁ、なんか甘い香りがしないか?」
「そうやねぇ、するなぁ」
あっ、マズい…また、モリモリしてきた。って、
「この甘い香りって、媚薬じゃないのか?」
「えっ!あかんって…今日はダメな日やのに…」
ダメな日…おい!それを先に言え…って、あぁ、出てしまった…言われても、無理だな。
---金田一二三---
なんで、こんなことに…有り得ない。私の身体は高校生のようになっていて、知らない男性と交わっていた。手首、足首が拘束され、知らない男性に、ヤラレ捲っている。
「こんなに気持ちいい身体は初めてだよ。美和子さんよりも気持ちがいい」
美和子って誰?って、
「早く、退きなさいよ~!」
「へ?身動き取れないクセに、威張るなよ。ふふふ」
顔を舐めてきた。胸を揉まれている。小学生の私が体験した事の無い、感触に飲まれていく。何…これが大人が求める刺激なの?まだ、9歳なのに…どうして…こんな目に…
「あぁぁぁ~」
男性が腰を動かしてきた。太股と腰が括られているので、同様に私の腰も動く。ダメ…頭の中が白くなっていく。乳首が…気持ちいい…性の奴隷…こんな気分なんだ…
---毛利蘭----
担当編集さんへ、大先生から新作が届いたそうだ。今回のはミステリーのだと言う。エロさは、今の所は無いそうだが、まだ完結ではないので、今後の展開次第だという…これって…私、美和子さん、達也さん、深雪さんに、登場人物のリストなどが届いた。。
「これって…新一、世良ちゃん、服部君と和葉ちゃん、紅葉ちゃん…高木刑事と知らない人達ですね」
大先生は、彼らをどこかに監禁しているようだ。どこにだ?
「どうしたいんだろうか?」
「服部平次と、世良真純は、ここへの侵入で、お縄になっています。後、金田一一は、彼の作品のコピーを盗んで、売り抜けた人物です」
と、美和子さんから、報告があった。そうなると、何らかの報復に打って出たのだろう。ジャマ立てする者達へ…
「金田一二三は金田一一の従兄弟のようですね」
深雪さんが調べてくれたようだ。
「そうなると、全員が関係者ってことか…
「でも、おかしいですね。キャラ説明欄に、二三は19歳とありますが、実際は9歳です」
深雪さんが首を傾げた。
「う~ん…そうなると、アノ薬を使ったのかも知れないな」
アノ薬?何の薬だろうか?危険な香りがする。
「そうなると、このメンバーでのカップリングを模索しているのかな。ジャマ者はジャマ者同士で結ばれろって感じで…」
新一は誰とカップリングされているんだろうか…少し興味がある。私以外でもいいのかな…