愛美は私を押し倒すと、脚を開いて上にまたがった。
「ああ……兄さん。可愛い」 甘い声で私の耳に囁きかける。頭がカッと熱くなる。
愛美はうふ、と艶っぽく笑ったあと、私の首に口づけをした。
「うっ――」 ピリピリ、と痺れるような快感が、ゾクゾクとせり上がってくる。
愛美の熱い息遣いが肌に当たると、私はドキドキとする。
立場が逆になってしまった、と思う。
さっきまでは、睡眠薬を使って私が愛美を犯していたはずなのに……、今では獲物は私だ。私が愛美に犯されているのだ。
愛美の動きは大胆だ。私の首筋を愛撫しながら、腰をくねらせて下半身を攻め立ててくる。
私の先端が彼女の割れ目にこすれるたび、快感で思わず喘いでしまう。
ぽってりと興奮で膨らんできた唇で、愛美は私の乳首に吸い付く。
「あっ……」
私はよだれを垂らして、ただ喘ぐしかない。
愛美は私の胸板にたっぷりの唾液を塗っていく。
その唾液を、彼女自らが舌で拭い取っていく。
赤い舌がチロチロと動き回ると、ぞわぞわ、と快感が広がっていく。
それは、男を歓ばせる方法をよく知った、ふしだらな動きだった。
そうかと思うと、今度はじゅる、と下品な音を立てて、情熱的に吸われる。
密着して、お互いの汗が混ざり合っているはずなのに、彼女はそれを嬉しそうに飲み込んでいる。
愛美の舌が、また私の乳首にゆっくりと近づいてきた。それは、獲物であるシマウマを見つけたライオンのような動きだった。
レロ、とまずは優しくひと舐めされる。ざらりとした舌が、私の敏感なところを刺激した。
愛美は私の方をチラッと見やって、満足そうに頷くと口で乳首を包み込んできた。
舌が、巧みな動きで乳首を転がしてくる。
快感で体が燃え上がるように熱かった。
私の下半身は、もう我慢汁でベトベトになっている。
あまりにも気持ちがよすぎる。刺激が強すぎて、頭がどうにかなりそうだ。
自分でもうるさいと思うほど喘いでいる。本当なら、愛美にも愛撫で応えてやりたいのだが、乳首を刺激されると頭が真っ白になるのだ。
私は自分の中で暴れる快感の波に翻弄されるしかなかった。
愛美の舌の動きが、次第に早くなる。
「うっ……あっあっ――」 強すぎる刺激に、思わずシーツを強くにぎる。
目の前が次第に真っ白になっていく。
愛美が私の乳首を甘く噛んだ。
「んあっ――」 体が自然と弓なりになって反る。腰が浮き上がり、固くなったモノが愛美の太ももに当たって、パン、といやらしい音を立てた。
んふ、と愛美は嬉しそうに吐息を漏らした。
これ以上は気持ちが良すぎて、本当に頭がおかしくなる。
私はなんとか愛撫から逃れようと体を起こそうしたが、愛美は肩を掴んで阻止しようとする。
しかし、男と女では力が違いすぎる。私は何とか上体を起こすことができた。
力で私に敵わなかった愛美は――嗜虐的な笑みを見せた。
肩にあった両手がつっと皮膚を降りていき、胸のところで止まった。
固く尖った乳首が、荒々しく摘まれた。
「ああっ――いやだっ」
また頭が真っ白になる。強すぎる刺激に耐えられず、体が弓なりに反る。そこを、強く吸われる。
「〜〜〜〜っ!」 声にならないぐらい、気持ちがいい。みっともなく、喘ぐ。
体に力が入らなかった。私はまた、ベットに押し倒された。
それだけでは、愛美は愛撫を止めなかった。私の首筋に口を近づけ、優しく歯で噛まれる。しかも、手は止まずに乳首を摘んだままだ。
「もう……やめっ――」 上半身が燃えるように熱い。刺激の強さに、頭が悲鳴をあげている。
何とか愛美を離そうとして、しかしあることに目を奪われて動きが止まる。
愛美の背中は美しかった。シミなど一つもない、雪のように白い肌。それが情欲で、燃え上がるように赤く染まっている。雫のように伝う大粒の汗が、輝いていた。
こんなにも美しい女が、近親相姦という禁忌を犯してまで、私の乳首を一心不乱にしゃぶっている。それを見ているだけでも、興奮で頭がクラクラとする。
突然、愛美の動きが止まった。唇が乳首から離れる。つい、私は、
「ああっ――」 と惜しむ声を出してしまう。
そんな私を見て、愛美はふふ、と楽しそうに笑った。
そのまま、自然な動作で腰をおろしていく。
ぬぷり。
すっかり潤んだ泉に、固い剛直が沈んでいく。
中はやはりキツい。大量の濃い愛液が、ねっとりと私の下半身に絡みついてくる。
無数のヒダが、私を離すまいとして、縦横無尽に蠢いている。
「ま、まてっ。コンドームを!」
さっき射精した時に、ゴムは抜き取られている。
今は何も付けていない状況だ。
「大丈夫ですよ、兄さん。今日は危ない日ですから」
「やっぱり駄目じゃないか!」
焦って、悲鳴のような声が出る。
愛美は何も気にしていないようだった。私を無視して、腰をくねらせた。
「くっ――」
「ああんっ――」 互いの喘ぎ声が重なる。結合部から収まりきらなかった愛液が、垂れてくる。
「ま、まってくれ。せめてゴムを――」
言い終わる前に、また愛美の腰が動いた。
「うあ――」
「やっ――!」
一番敏感な尿道口が、誰にも触られたことがない乙女の場所にキスをする。すると、中全体が嬉しそうにキュッと締まる。
「だからっ! 待ってくれ」 懇願すると、妹は小さく頷いて、
「はいっ!」 と言って一気に腰を打ち付けた。
「かっ――はっ……」
静かに腰が持ち上げられていく。中のヒダが名残惜しそうに私を締め付ける。
「お、おまっ」
「兄さん、赤ちゃん好きでしたよね?」
甘い声で囁かれると、もう何も考えられなくなる。
また腰が下ろされた。一番奥まで貫く格好になる。
更に腰が上げられる。
あきらかに、往復の動きが早くなっていた。愛美はその小さな手で私の肩を押さえた。
絶頂に向かうために、体制を整えたのだ。
情熱的なピストン運動が始まった。
「あっ――んっ――すごい!」
一番奥が気持ちいいことに気づいたのか、抽送の合間にゴリゴリと腰を押し付けてくる。
愛美の形のいい眉が、快楽で歪む。
「兄さんっ――いいっ――ああっ!」
パンパンパン――愛美の肉付きの良い尻と太ももが、私に押し付けられて音をたてる。
「す、すきっ! 大好きっ! 兄さぁん、好きよっ」
愛美は動きをさらに大胆なものにして、私を味わっていた。
強すぎる刺激に翻弄され、私は腰をつかむのも、突き上げることもできない。
セックスのことなど何も知らないと思っていた愛美に、私は犯されていた。
「あっあっ――あっあっ!」 徐々に彼女の喘ぎ声の感覚が短くなって、切羽詰まったものになっていく。愛美は夢中になって腰を振っている。
オーガズムが直ぐ近くまで来ているのだろう。
私ももう限界だった。
愛美の中が、一気にキュっと締まった。ヒダが私の敏感なところにこすりつけられる。痛いほどの快感で、神経が焼ききれそうだ。
「もうダメっ――イクッ、イクッ……あああああぁぁぁぁ!」
愛美は折れてしまうほどに弓なりに体を反らせた。
愛液が奥からドバッと溢れて、直ぐに中が唸るように前後左右から強烈に締め付けてくる。
その瞬間、私も頭がカッと真っ白になって射精した。白濁した興奮の塊を愛美の奥に注ぎ込む。
あまりの気持ちよさに、ぐったりしていると、下半身が生温かい何かに包まれた。
口だ。口に包まれたのだ! 見ると、愛美が嗜虐的な笑みをしながら、私のモノを美味しそうに頬張っている。
「やめっ――出たばっかりで、敏感だから!」
焦って抗議するも、聞く気はないらしい。愛美は瞳を閉じて、一心不乱に顔を上下させる。
ズボッ、ズボッといういやらしい音を立てながら、吸い立てられる。
尿道に残った精液が、余すところなく尿道から吸い出される。まるで、我慢していた尿を無理やり吸い出される感じだった。愛美はその白い喉をこくんと鳴らして、最後の一滴まで飲んでしまった。
激しい快感で、私は骨抜きにされていた。
チュパ、と音を立てて、愛美が口を離した。
んふ、と魅惑的に笑う彼女は、ひどく官能的で美しい。
しかし、私は知っている。愛美がこの顔をするときは、おねだりをするときだ。彼女は自分の願いが叶うまで、絶対に諦めない。あの手この手を使って、必ず願いを実現させる。
私は本能的にシーツをぎゅっと掴んで、首を左右に振る。
愛美はそんな私を見て、ぷうと頬をふくらませる。そして、直ぐに笑った。獲物を見つけた獣のような、嗜虐的な笑みだった。
愛美は体勢を器用に変えた。形の良い尻が向けられる。
愛美は、私の息子を勢い良く吸い込んだ。
ズボッ、ズボッと下品な音を立てながら奥深くまで咥えられる。それだけでは飽き足らず、シワシワの玉袋を唇で摘まれる。
一気に下半身に血液が集められて、アソコが猛烈に固くなる。
私の中で、新たな精子が急ピッチで作られているのが直感的に分かった。
熱心に私を愛撫している愛美の下半身から、むっと濃い淫臭が漂ってきた。見ると、さっき出した精液と共に、新たな愛液がたっぷりと溢れ出している。
私は光に誘われて集まる虫のように、彼女の一番大事な所に顔を寄せる。
左右の花びらはとうに色づいていて、自然とめくれていた。愛液に濡れた朱色のヒダが丸見えだ。
まだ何もしていないのに、無数のヒダが物欲しそうに複雑に蠢いている。
私はそこに舌をこじ入れる。淫肉が嬉しそうに私を出迎え、はしたなくキュッと締め付ける。
お互いが満足するまで舐め合ったあと、愛美はまた私に腰を下ろした。
今度は先程よりもゆっくりと、そしてねっとりとしていた。愛美はその愛らしい二重の瞳で私の反応をじっと観察していた。
私の弱いところをいくつか見つけると、そこを中心的にねっとりと責め立てる。
愛美は流暢な腰の動きで私を翻弄しながら、体中の至るところにキスマークをつけた。特に、右肩には強めにしるしを付けられた。
それらは私の生涯のパートナーが誰かを示す、しるしだ。
私は底なし沼に沈んでいくような気がした。しかし、今ではそれも悪くない気がする。
これは、禁断の愛だ。許されない関係だ。
世間の連中は私達をこぞって精神異常者扱いするかもしれない。しかし、そんなことは関係ない。私たちは愛し合っている。強い絆で結ばれている。それこそが真実だ。
これが、私達だけの世界だ。少しだけ歪んだ、幸福な世界なのだ。
私はとても幸福な気持ちに包まれながら、また射精した。