催眠アプリを手に入れたので、レイプする!! 奴等をエロスキルでテクノブレイク!! 作:Ω2
「ん……ぺろ……ぺろ……ん……れろ」
ぴちゃぴちゃという水音と共に、股間に淡い快感がはしる
亀頭の部分だけを舐めるという控えめな奉仕は寝起きの俺を気遣っての事だろう。
本来なら快感というよりも、くすぐったさの方が強いその奉仕だが――
(ん……きたな)
リルの唾液を塗り込められた亀頭から、痺れるような刺激が脳に這い上がってくる。
彼女自身の『効果』が、奉仕で与えられる効果を何倍にも増幅する。
「く!」
寝起きか一番に受けるには刺激の為か、思わず声をあげてしまう。
「ん……」
俺が起きた事に気が付いたリルは、亀頭から顔を離すと、ぺこりと一礼した。
「おはようございますマスター」
「ああ、おはようリル」
いつもの黒いベンチコートではなく、Yシャツを着ただけの扇情的な姿をしたリルは、僅かに頬を緩ませていた。
「朝の奉仕、先に始めさせてもらっていました」
「みたい……だな」
会話をしながら片手で亀頭を扱き、継続的な快感を与えてくるリルになんとか返事をしながら、俺は寝ている上体を起こそうとする。
「ダメですマスター」
だがそれは遮られた。
「今は朝の奉仕の時間です。マスターは何もせずに気持ちよくなって下さい」
「そうは言うがな……う!」
抵抗しようとした俺だったが、再び亀頭に走る柔らかい刺激に、動きを止められる。
「私ぺろ、のことは、んちゅ、いいですから」
「うく!?」
舌で触れる範囲を伸ばし、カリ首のあたりを舐めてきたリルに、俺は声をあげてしまう。
「私の、唾液、ぺちゃ、染み込ませて、ん、頭、からっぽに、ぴちゃぴちゃなって下さい」
自分の唾液の
(ああ、まずいなこれは)
興奮と快感が俺を包み、抵抗感がみるみるうちに溶けていく。
次第に身体を動かす事すらも億劫になっていき、リルの奉仕に身を任せてしまいたくなる。
……そしてその隙を見逃すほど、俺の相棒は甘くなかった。
「んちゅ……ちゅる……ちゅぱ……れろん……んちゅ……」
リルは唇をすぼめ、陰茎全体をくわえ込むように頭を動かす。
「はむ……あむ……かぷかぷ……んじゅ……じゅるん……んはむ」
そしてそれだけは終わらず、リルは歯を立てて、竿を甘噛みし始める。
「んちゅる……ちゅる、んちゅず、れろ……」
口をすぼめて、何度も竿をスライドさせたり、かと思えば、カリ首に舌を回してみたり、開いた手で睾丸を転がしたりと、リルの奉仕は多彩だ。
「あ、リル、く……」
陰茎全体に与えられる刺激に俺の感度も高められ、鈴口からカウパーが漏れ始めた。
「んっ……! ちゅる、んちゅず……れろっ、くちゅ!」
カウパーの味を舌で味わい興奮したのか、リルも更に奉仕にのめり込んでいく。
「んん……んじゅるるるる!! んちゅ、じょぞぞっ……!!」
リルは陰茎を口に含んだまま、強く強く吸い上げる。
「う、く、あぁ!」
ぺニスが根本から引っ張られるような感覚と、リルの唾液が溢れた口内の刺激に、堪えきれず俺は声を出してしまう。
リルの持つ力と、的確な奉仕に俺は限界を迎えようとしていた。
(限界……か)
俺はぺニスをくわえ込んでいるリルの頭を掴む。
「出すぞリル!」
「ん!……んじゅるるるる!!」
更に強く吸い上げ、ラストスパートをかけるリルに、
「!!」
俺は彼女の口内で欲望を吐き出した。
「ん……んく、んく、んく」
俺の射精を受けとめたリルは、怯む所かこれ以上ないほどのご馳走だと言わんばかりに、精液を飲み込んでいった。
「んじゅ、じゅる……」
射精が終わったぺニスの精菅に残った精液のすべてを吸い上げ、リルはようやく口を離した。
「ん……はあ……はあ」
しばし恍惚とした顔で、呼吸を整えていたリルだったが、俺の視線に気付くと、ぺこりと一礼した。
「ありがとうございました」
……それは俺の台詞だと思ったが、寝起き一発目の射精で体力を消費した俺はただ無言で頷くのだった。
「マスター。お味はいかがですか?」
朝の奉仕を受けた後、俺はサングラスと服を着用した俺は、いつもの黒いベンチコートを羽織ったリルと共にリビングへ向かい、彼女の作った朝食を食べていた。
「ん。いつも通りだ」
いつも通り、くそ旨い。
かりかりのベーコンと半熟の卵で形成されたベーコンエッグは実に俺好みだし、サラダもリル自作のドレッシングが、野菜の持つ自然の旨味を向上させている。
これには低血圧気味で朝は小食な俺でも、トーストが進むというものだ。
「家事万能な相棒を持てて俺は幸せ者だ」
「大袈裟ですマスター」
本心で言ったのだが、すまし顔で流されてしまった。
「コーヒーはいかがされますかマスター?」
「もらう」
即答する。朝食のコーヒーは俺の一日の楽しみだ。
それがリルの淹れるコーヒーなら尚更だ。
「どうぞ」
「ん。ありがとう」
コーヒー入りのマグカップを受け取り、飲む。
砂糖やミルクもないブラックのコーヒー。
インスタントでは味わえない濃厚な風味と癖になる苦みが俺に残った僅かな眠気を吹き飛ばした。
「旨いな。いつもながら」
一息をつきながら、心の底からの感想を述べる。
(しかし俺が淹れるのとは、本当に雲泥の差だな)
俺が淹れれば、探偵小説に出てくるような泥水のようなコーヒーになるというのに、リルが淹れればこんなにも旨い極上の一品となる。
同じ豆同じ道具を使っているというのに、この違いはなんだと言うのか……
「コーヒーを旨く淹れるコツとかあるのか?」
「基本に忠実である事ですね」
想像以上に面白みのない解答が帰ってきた。
「マスターは、オリジナリティを出そうとするので、失敗してしまうのです」
「そうなのか?」
自分では基本に忠実にやっているつもりなんだがな。
……隠し味程度の工夫はいつもしようとするが。
「自分では、不思議といけると思うんだよ。この前のコーヒーとか」
「……隠し味にジャムを使ったあれですか」
「ああ」
かなり自信があったのだが、結果は散々であった。
基本無表情なリルが一緒に飲んだあの瞬間、顔をしかめていたからな。
我ながら大失敗であった。
「ジャムの種類を変えればいけてたのか?」
正直入れる寸前まで悩んでいたのだ。
イチゴジャムではなく、マーマレードのジャムにするべきかを……
「そもそもジャムを入れる時点で間違っていますマスター」
「? 紅茶には入れるだろう?」
コーヒーも同じなのではないのか?
「紅茶とコーヒーは違います」
「そうか……」
リルがそう言うのなら、そうなのだろうな。
「基本に忠実ってのは、料理にも適用されるのか?」
相棒の作ってくれた旨い朝食を口に運びながら尋ねると、リルはこくりと頷いた。
「あい。適切な組み合わせと適切な調味料……それさえ揃えば、大抵の料理はおいしく出来上がります……マスター以外は」
「料理下手ですいませんでした」
そう言えばリルと一緒に暮らし始めてから、最初の方は俺が家事をしていたのだが、散々な有様だったな。
料理はまずいし、掃除機は壊すし、洗濯機は爆発させる。
冗談に聞こえるかもしれないが、全部本当にあった話だ。
あまりの俺の家事の出来なさっぷりに、リルの方から言われたからな。
『家事は私が全部担当します。お願いですから、じっとしていて下さい。お願いですから……』
……二回お願いされた所に、リルの必死さが伝わってきた。
以降、この家での家事全般はリルに任せている。
それからというもの、リルはさながらメイドのように、甲斐甲斐しく俺の世話を焼いてくれるのだ。
仮に今リルが来る前の生活に戻されれば、この家は一週間にも経たずにゴミ屋敷と化すだろう。
それほどまでに、リルの存在は俺の生活の一部となっていた。
「リル」
「はい。なんでしょうかマスター」
「これからも俺の傍でいてくれ」
俺の生活の為に。
「イエス・マイ・マスター」
「ありがとう」
よし。俺の生活の安全はこれで約束された。
リルの頬が何故か赤く紅潮しているのが気になるが、それはそれで……
「くっっっそ! 甘んめぇぇぇぇぇ!!!!!!!」
と、俺とリルの間を割って入るように、やかましい大声がリビングに響き渡った。
「……なんだ
「なんだじゃないよ!? ずっと蚊帳の外なのを我慢してたけど、ここまでイチャイチャを見せつけられたら、流石の僕も限界だよ!?」
「何が限界なんだよ?」
さっぱり分からんぞ。
「さっきからずっといるのに、無視され続けるこの状況だよ!!」
ドンとテーブルを叩く男の名は『カラス』。
中世的な顔立ちのその男は、アイドル顔負けの整った容姿持っており、黙って入れば男女問わずに、目を惹くだろう。
「今日の指令を言いにくるついでに朝飯たかりに来た僕に一体何の恨みがあるのさ!」
だがやかましい。こいつは凄くやかましい。
そのやかましさがせっかくの魅力を半減させている。
「ほぼ毎日無銭飲食して来るお前には、無視するぐらいがちょうどいい薬だと思ったんだよ」
「酷い! それが親友に対してやる事!?」
「……お前、友達いたのか?」
「あ、真剣な顔で言うのやめて。結構まじで凹む」
いや、だって基本ボッチだと思っていたらなお前の事。
「リルちゃん。ちょっと傷心のお兄さんを癒して。君のマスターが原因だからさ」
「死んでください」
「ほわっちゃぁ!!!」
コーヒーを淹れる際に使った電子ケトルの熱湯をリルはカラスの頭にぶっかけた。
悲鳴を上げながら、カラスの奴は頭を押さえる。
「相変わらず、マスターであるフェン君以外にはやる事がエグイロリっ子だね君は!!」
「マスターに指令という名の危険を持ってくるあなたに、どう優しくしろと言うのですか?」
「それは言いすぎだリル」
こいつも仕事でやってるのだ。そこをとやかく言う資格は、誰にもない。
「……失礼しました」
「本当にフェン君だけに忠実になったよね……出会った頃は誰にでも従う人形みたいだったのに」
「昔は昔、今は今です」
「やだ、このロリっ子イケメン……」
……そろそろいいか。
雑談もひと段落ついた所で俺はカラスに向き直る。
「もういいだろうカラス。そろそろ仕事の話をしよう」
こいつの場合一定の悪ふざけをさせた後に強引に話を振らないと、まともに会話出来ないからな。
ここぐらいで話を振るのが丁度いい頃合いだ。
「あ、待ってフェン君。ちょうどスマホのアプリゲーの行動値が回復した頃だから、それ終わってから話を――」
「リル」
「ケトルにはまだ半分お湯が残ってます……この意味が分かりますね?」
「オーケー!! 真面目なお仕事をしよう!!」
今度は顔面に狙いを定めたリルに、ようやくカラスもふざけるのをやめた。
「あー、まずはだね。君たちが回収してくれた『催眠アプリ』の報告からだね」
「何か分かったのか?」
「うーんにゃ? なーんも分かってましぇーん!」
「……リル。ケトルをくれ」
「イエス・マイ・マスター」
顔面なんかにかけてやるものか。奴自身のボールにぶっかけてやる。
「待った! いや、違うんだよ! あのスマホのアプリを専門家に僕が直接持って行ったんだけど、そこで問題が発生してさ!」
「……問題?」
「うん。調べていた専門家がちょっと発狂しちゃってさ」
「……」
軽い調子でまったく軽くない事をカラスは言った。
「……トラップが仕掛けられていたって事か?」
「そ。アプリを解析しようとした人間に、オーバードラッグが見せられるように細工されていたみたいなんだ」
「随分念入りだな……」
作成者である今回の事件の首謀者は、恐ろしく慎重な相手のようだ。
まさか誰かに確保された時の保険を、事前に仕掛けておくとは。
いや、あるいは――
「……犯人は『俺達』の存在を知っていた?」
「かもね。それならここまでの念の入りようも納得できる」
だとすれば今回の事件は、一筋縄ではいきそうにない。
「とまあ僕の方では手詰まりになったから、君達に頼る事になったってわけ」
そう言うとカラスはテーブルの上に一個のスマホを置いた。
それは昨日俺達が回収した『催眠アプリ』が入ったスマホであった。
「俺達に、アプリの解析までやらせるつもりか?」
「君達ならこの『催眠アプリ』のオーバードラッグの効果を受けずに調査できるからね」
確かにこれ以上ないぐらいの適任だろう。
「分かった――」
機械方面はそれほど得意ではないのだが、まあやってみるとしよう。
「あ、待った。解析の方はリル君にやってもらってもいいかな? フェン君には別の仕事があるんだ」
「別の仕事?」
このアプリの解析以外に何が――
「……まさか、もう
一つ思い当たる。
そして思いだす。昨日助けた少女の事を。
「うん。残念ながら、そうなんだ……」
カラスは困った風に笑いながら言った。
「昨日助けた茜っていう女の子、もうオーバードラッグ依存症になってるみたいなんだ」