催眠アプリを手に入れたので、レイプする!! 奴等をエロスキルでテクノブレイク!! 作:Ω2
「……『治療』はうまくいったようだな」
規則正しい寝息を立てながら、ベットの上で眠りについた佐藤 茜に俺は一息をついた。
これまで何度も行ってきた事だが、失敗確率が0でない以上、こちらも緊張はする。
ベットの端に腰かけ、俺はサングラスを掛け直した。
「すぅすぅ……」
それにしても佐藤 茜はよく寝ている。
少し羨ましいぐらいに。気持ちよさそうに。
普通なら微笑ましい気持ちになるが、俺が犯した残滓がその身体に残っている為、湧き上がるのは罪悪感だけだ。
(……後始末はリルに頼むか)
事情があるとはいえ、俺はほとんどレイプしたみたいなもの。
後始末は同性の方がいいだろう。
ひとまず相棒を探そうと立ち上がり、
「っ!」
だが不意にやって来た頭痛に、俺は床に膝をつく。
(使いすぎ……か)
『治療』に使った
オーバードラッグの使用により発生する反動は、昔の麻薬使用者によって発生するバッドドリップによく似ている。
眩暈、吐き気、頭痛を同時にお見舞いされ、まともに動けそうにない。
「ん、く!」
だがうつ伏せだとリルの朝食を口からリバースしそうなので、何とか仰向けにだけにはなる。
「ああ、ちくしょう……」
何年もオーバードラッグと関わって来たのに、今だにこの反動には慣れない。
「我ながら、情けないな」
全裸の男が仰向けで倒れているのだ。これを情けないと言わずに、なんというのか……
「いいえマスターは情けなくなんてありません」
「あ?」
重い頭が上がり、柔らかい感触に包まれる。
見上げると、見慣れた顔がそこにあった。
「リル……」
いつもは無表情なリルが心配そうに俺を見下ろししていた。
しかも俺の頭を自分の膝で膝枕しながら。
「お前『催眠アプリ』の解析はどうした?」
「終わりました」
「まじかよ」
体感ではまだ五時間程度しか時間が経っていないはずだが。
「いくつかの重要な事が分かりましたので、マスターに報告しに来たんです」
「そうか……」
リルが『重要』というのだ。
余程の事なのだろう。
「報告してくれ――今すぐに」
「……いえ、マスターの身体が回復してからでも――」
「駄目だ」
それでは遅すぎる。
「俺の身体なんてどうでもいい」
そう。俺の身体の不調など些事に過ぎない。
「オーバードラッグを根絶するのが、何よりも優先するべき事だ」
その為に、まずはこの事件を速やかに解決しなければならない。
一分一秒も時間は惜しい。
「いいなリル」
「……イエスマイマスター」
いつもは即答するリルが、返答をするのにいくばくかの間を有した。
その理由を俺は理解しているが、こればかりは譲れない事なので、何も言わなかった。
「ではマスターの道具であるリルが報告させて頂きます……」
「『催眠アプリ』を調べた結果、明日あるホテルでアプリの保持者達全員を招いた乱交パーティーが開かれるそうです」
「そうか……」
そいつは
「俺も参加させてもらうとしよう」
『催眠アプリ』という名のオーバードラッグを使用するクズ共を一人残らず『確保』する為に。