全国の聖賢者に殺されかねない内容を目指していきます。
いつかの夢を見ている。
それはかつての、俺が今のようになる前のこと。
永遠神剣という力を手に入れる前の、まだ人と呼べた頃。俺が
蒼き揺籃の内側にて、その外にかつての時間を見ていた。
ーーピチャリ
どこかから水音が聞こえた。けれど周囲を見渡してもこの夢の中に水など存在しない。ならばこの音は現実から聞こえてくる音なのだろう。
ーー宗弥。
もう一度かつての光景が映されている揺籃の外側に目を向けると、目の前には先ほどまでいなかったはずの10歳ほどの少女の姿が見える。その少女は俺の名を呼び、微笑をこちらに向ける。
美しい、少女だった。
金色の髪の毛は蒼き揺籃のうちにあっても煌々と輝いていて、それが見る角度によって虹のように色を変えることを俺は知っていた。幼き肢体には黒いウェディングドレスのような衣装を身につけ、見た目にそぐわぬ淫媚な雰囲気を滲ませている。
「アリア」
彼女の名を口にしたが、それはどこか遠くの出来事のようで。
俺が名を呼んだことで彼女の笑みは深まり、そして先ほどまで俺が見ていた外とは違う、この世界を覆う虹の天蓋へと視線を向ける。するとその天蓋は開き、蒼き海と蒼き空が入り混じった、奇妙な空間がそこには広がっていた。
ーーほら、そろそろ朝よ。外であの子が待ってるから、今日のところはこれでおしまい。
その言葉とともにふわりと俺の体が浮かび上がっていく。
いつものことだ。
普段とは違って今回はアリアがいたが、それでもこの夢から覚める時にはいつも、俺は虹の天蓋を超えて、蒼き世界へと飛び立って行く。それはまるで鳥のようで。どこかで聞いた幸せの青い鳥なんてものを連想してから、俺はそんな柄じゃないかと苦笑する。
ーーどちらかというと青い鳥は。
俺の大切な子の中の一人がそれにぴったりだろうと思って。それを最後に俺の意識はこの世界から弾かれた。
………………
…………
……
意識が現実に戻ってくると、股座に違和感を覚えた。先ほど夢の中で聞こえて来た水音、それが聞こえてくる。しかも朝の生理現象で大きくなった逸物の周囲を熱暴走でも起こしているのではないかと思うほどの熱量が蠢いていた。ズボンは微妙に降ろされて、どうやら股間については一切隠されていない……いや、俺に触れている何かが俺の予想通りならきっと俺のそれは隠れてはいるのだろう。
目を開くと、そこにはやはり予想通りの光景が、けれど予想とは違う人物の手でもたらされていた。
「……おはよう、ユーフィー」
俺の声を聞いて、淫蕩に耽っていた彼女も俺が目覚めたことに気がついたらしい。わずかばかりの理性を取り戻して、ふにゃりと俺に笑いかけて来た。
「おはようございます、宗弥さん」
今、俺が身につけているのは昨晩の情事の後に最低限は、と身につけた下半身のみ。それすらもほぼ剥ぎ取られているような状況ではあるが、元から何も身につけていない胸板にユーフィーが倒れこんで来て、一度俺に対してキスをしてから上目遣いで朝の挨拶をする。
見慣れたはずの彼女の姿をもう一度じっくりと観察する。
夢で見た幻想的な空よりもなお美しい空色の髪。そしてそれと同色の空色の瞳は俺の顔を映している。じっくりと見られることには羞恥があるのか、白い頬を桜色に染めてわずかばかり視線を逸らした。その下は一糸まとわぬ姿であり、女性らしい起伏の少ない、けれど女性の柔らかさはすでにある肢体が見える。
「んっ……!」
起き上がろうと力を込めると、俺に倒れこんでいるユーフィーの体勢も変化し、ユーフィーの内に埋没した俺の逸物が膣を抉る。その行為に悦楽の吐息を漏らした唇は瑞々しく、普段は天真爛漫、元気いっぱいに鈴の音のような声で俺のことを”兄”と慕う彼女とはひどく乖離していた。
そんな声を漏らしてしまったことが恥ずかしいのか、俺の胸板に今度は顔を埋めて見られないようにする。しかし髪の隙間から見える耳など、わずかに見える部分は真っ赤に染まっていて、今の彼女の気持ちがよく表現されていた。
幾度も、数えることも億劫になるような長い時間の中、本当に幾度も交わったとはいえ、妹のような存在と肌を重ねていると言う事実は毎回大きな背徳感を与えてくれる。『今も生きている』 そして『一度きりの情婦ではない』という条件をつければ、今も俺と肉体関係のある面々の中でも最古参かつ体を重ねた回数もトップと言ってもいい彼女だが、こうした初々しい反応はいつまで経っても消えることなくとても可愛らしい。
そのままユーフィーの腰を抱いて、俺も腰を動かし始める。声を抑えようとするユーフィーだが、そんなことを許すつもりはない。可愛らしいその嬌声を部屋中に響くような大きさで上げてもらうために緩急をつけて、ユーフィーの”女”を蹂躙する。
徐々に高まる射精感に身を委ねたい衝動に駆られているが、さすがにそんな本能に負けてしまう情けない姿を”妹”に見せるわけにもいかないと一度堪え、抱きしめたままのユーフィーの耳元で「中に出したい」と囁く。こんなことをしなくてもユーフィーからは自由にしてもいいと言われているが、それでも毎度許可を取るのはこれを聞いた時の反応が可愛らしいから。やけくそになったかのような発言をするユーフィーを見る機会はこんな時でもないと存在しないのだ。
俺の言葉を聞いて、ユーフィーは小さくうなずいて了承の意を示すが、言葉にして聞きたい俺はそれを見なかったふりをして言葉として発してくれるのを待つ。「う〜」ときっかり五秒ほど唸っていたが、言葉にしない限り俺が何かすることはないと知っているので、俺のことを顔を真っ赤にして涙目のまま睨んで「好きにすればいいじゃないですかぁ!」なんて半ば投げやりに言ってくる。
その言葉に、射精感を抑えきれないなんてことがないように一度動きを止めていた腰を再度動かし始める。ゆったりとした動きではなく、ユーフィーを気持ちよくさせようという動きでもなく、ただ自分という雄を彼女の中に刻み込むために、欲望を彼女の内側に注ぎ込むためだけの動き。それでも彼女が気持ちよくなっているのは、これまでの行為の積み重ねで彼女自身どうすれば気持ちよくなれるのか理解しているからだろう。
俺の欲望の発露を彼女にも感じて欲しくて、多少強引にも思えたが膣の中をパンパンに腫れ上がった逸物が奥へ奥へと突き進んでいく。下腹部のあたりを確認すると俺の逸物の形がぽっかりと浮かび上がっている。表情は少し苦しげではあったが、その瞳には快楽への期待があり、そして彼女の
だから、そのまま一番奥にまで逸物をねじ込み、そこで白濁を一気に解放した。
ユーフィーはビクビクと震え、内側に迸る俺の精液を全て受け止めていく。
そんな、自らの欲望をその小柄な肉体に受け止めてもらったことを実感してから湧いてきた心地良い疲労に身を任せ、最近ではめっきり快楽に弱くなり気絶してしまったユーフィーのことを抱きしめたまま、二度寝に耽るのだった。
………………
…………
……
二度目の目覚めを迎えた俺に、まず最初に待っていたのはユーフィー以外の同居している大切な相手、その中で今家にいた子からの俺へのお説教だった。
曰く、朝食の用意をしていたのに淫蕩に耽って台無しにするとは何事だ。
これに関しては俺にできる弁解など一切ない。たとえ前日に何があろうとも揃っていれば決まった時間に飯を取るのはこの家での決まりごとである。それをわかっていてユーフィーとの行為をしていたのだから何もいえない。それに、終わった時点ではまだ余裕があったのだ。なのに遅れてしまったということは終わった後の睡眠で時間を大きく過ぎたということ。
ユーフィーが自分から誘ったことだと俺のことを庇おうとするが、それに関しては目線で止める。ユーフィーに誘われたにせよ、それに応えたのは俺だし、何よりも女の子に責任を被せるのはかっこ悪い。とりあえず今もまだ俺の体液でベトベトになっている体を洗うために先にユーフィーに風呂に入るように同居人は言う。俺を置いていくことを躊躇しているユーフィーに対して頷いて、結果としてユーフィーは先にこの空間を脱出した。
説教そのものはしばらくして終了し、ユーフィーもそれに少し遅れる形で風呂から上がってきた。
湿り気を帯びた髪や、ほっそりとしたうなじなど性的欲求を掻き立てる要素は色々とあったが、さすがにこのタイミングで襲ってしまえば、今度はお説教程度では済まないだろう。今度は一緒にお風呂に入ってしようかななんて考えて、その考えを読まれたのか先ほど説教してきた同居人とはまた別の、ここに一番新しく入ってきた──とは言っても入ってきた時期を考えるとすでに人の一生が二度は終わるほど前なのだが──少女から睨まれた。
説教をしてきた相手は朝食を温め直しているし、情欲に塗れた視線を向けられたユーフィーも少し恥ずかしそうに体を隠そうとしたので今この場には味方は誰一人としていない。
それでも、今朝見た夢の影響か、今俺を睨んできた少女が出会った当初のことを思い出し、少し苦笑してしまう。それを見て疑問に思うユーフィーと自分が笑われたと思って不満気な表情をする少女。
「どうしたんですか、お兄ちゃん?」
「いや、ちょっと今朝は昔の、ユーフィーと出会った頃の夢を見たからかな。その頃のことを思い出して」
あの頃の自分は若かった、なんて言葉が脳裏に浮かび。
「ん?」
そういえば昔のことを聞いたことがない、と言い出す少女。酒の肴、と言うような話でも、そもそも当たり前に考えれば酒を飲む時間帯でもないが、それでも朝食が温め終わるまでのわずかな時間でも、かいつまんで話していけばある程度はまともな話になるだろうかと一瞬だけ考えて。
「私も……」
その声は真横から聞こえ、視線を向けるとまあ当たり前だが隣に座っているユーフィーがこちらを向いて興味を隠せていない瞳を向けていた。
「私も、お兄ちゃんの昔の話が気になります」
ユーフィーのその瞳に俺は弱い。彼女についてだけは”俺の女”として見るよりも先に”妹”として見てしまう。だから、彼女が知識を求めるなら教えてあげたくなる。彼女のそれを本気で断ったのは性的な知識について聞かれた時だけだ。……それすらも、最終的にはなし崩しで実技から教えることになってしまったのだが。
「そう、だな。うん、二人が気になるならそこまで面白い話でもないけれど、少しだけ過去の話をしようか」
ふと、居間から窓の外に視線を向ける。そこには以前時深さんの提案を受けてユーフィーが見てみたいとせがんだ結果作られた日本庭園が見える。いや、綺麗だし、この家のある土地を考えれば日本庭園って言うのも風情があるとは思えるけど、ここまで凝る必要があったのかとは常々思う。
時深さんが持ってきたので浴衣などもこの家には常備されていて、今もユーフィーはそのうちの一つを着ている。チラリと覗く鎖骨が妙に艶かしく、視線を誘われるが、先ほど怒られたばかりだろうと、また自制してどこから話すべきかと過去に想いを馳せる。
「それならーー」
最初に語るべきは、やはり俺がこちらの世界で”俺”と言う人格を確立した時だろう。
「ちょっと長いけど、寝たりしないでくれると嬉しいかな」
ユーフィーに関しては信頼しているが、もう一人の少女はつまらないと寝てしまう可能性もある。最初にそう前置きしておいて、俺の意識はあの日へと向かうのだった。
ここからしばらくエロがなくなる可能性が高いので今のうちにエロをね。ちょっと入れておかないと。書くの苦手だけry(オーラフォトンノヴァ!
ユーフィー以外のヒロインは隠していくスタイル。時深さん? あの人はどうなることやら