『剣の世界』での話はこれ以上は特にない。俺がカティマを抱いたのはあの時だけで、あの後俺もタリアやソルラスカと言った旅団の面々と出会ったが、逆にいえば語れるのはその程度。そしてソルラスカの単純な性格やタリアのツンデレとでもいうべき性格は俺にその上位が向けられるわけでもない。タリアにはサレスという思い人がいて、ソルラスカはそんなタリアに懸想している。元々の立場からしても俺とこの時点ではこれ以上大きく関わることはなかった。
次は『精霊の世界』についての話になるのだが、その話をするのはもう少し後になりそうだ。
「お兄ちゃんは私たちのです……」
むすっとしているユーフィーを先に慰めないと、これ以降の話をさせてもらえそうにない。別にしなくて良いならそっちの方が気が楽なのだが、他の面々は俺の旅のほとんどを知らないから知りたいと言っているので、話をしないといけないし、ユーフィーもそこに関しては気になっているようなので、二度も同じ話をするよりも一度で済ませるためにユーフィーの機嫌を取っておいた方がいいだろう。
「うん、俺はユーフィーたちのものだし、ユーフィーは俺のものだよ」
キスして、互いの熱を確かめ合う。ユーフィーはグイグイと俺と舌を絡め自分の唾液を混ぜようとして、俺の中に自分の一部を加えようとしてくる。そんな彼女の唾液を受け取り、俺も自分の唾液をユーフィーに飲ませる。
もう、お互いに望んでいることは一つだけだった。
「はぁっ……」
しばらく呼吸も忘れてキスをし続けていたから、人間としての当然の行動として唇を離した瞬間に息を求めて口を開く。その時溢れる吐息はどうしようもなく熱く、俺たちの体が
別にユーフィーは俺が他の誰かとしたからって怒るわけではない。それだったら俺がいま関係を持っている女性についてももっと怒っているはずだし。多分、一回限りの『愛のない関係』みたいな形で最初の一回を致してしまったことに怒りを抱いているのではないだろうか? 確かめるつもりはないけど。
もう浴衣は着崩れて、俺が少し目線を下げればしっかりと彼女の桜色の乳頭まで見えてしまっている。それを見て、風呂に入った後に隙があればまたするつもりだったななんて思って、結局その通りになってるなと自己を省みる。無理に舌を絡めていたので、少し溢れた唾液が彼女の肌の上を滑っているのが妙に艶かしかった。
「お兄ちゃん。カティマさんにしたのよりも激しいことしてください」
潤んだ瞳で上目遣い。ロリコンが見たら一発で落ちるだろう、ロリコン垂涎ものの光景が俺の目の前で繰り広げられている。
「本当にいいの?」
一応言っておくと、カティマにした内容は俺の初めての性行為の内容でもあるので『相手を気持ちよくさせる』という考えの一切が欠如していた。それを超えることをされたい、というのはちょっとMっ気が強すぎる気もするけど、当の本人は至って真面目に、ほぼ獣の交尾としかいえない性行為を望んでいるらしい。
「はい」
「うん、それなら……」
………………
…………
……
そうして今、あの日のカティマのようにユーフィーも四つん這いになって、俺の物をその小さな蜜壺から強引にねじ込まれて悦んでいた。もはや浴衣もほとんど体を隠せていない。全裸に近い姿となっていた。
「宗弥さん、宗弥さん……!」
何かを言葉にしようとしても、単語一つを言葉にする前に幾度とない艶声をあげる結果、ただ俺の名前を呼ぶだけになっている姿は、一体誰が見た目通りの少女だと思うだろうか。誰に見せるつもりもないというのにそんなことを考えてしまい、誰かに見られる未来を想像してしまったせいで不快な気分になり、余計に激しい抽送になってしまう。もうすでに何度か中に出して、それでもなお俺のそれは一切萎えることなくユーフィーのことを貪ろうとしている。
別にカティマが名器ではなかったなんていうつもりはない。普通なら俺が触れることもできないほどの相手で、そしてそれに違わぬ名器だったはずだ。ただ、それでも一夜限りの相手と、俺が幾度となく調教してきたようなものであるユーフィーとでは俺にとってはユーフィーの方が上なだけだ。
当時のカティマ以上に乱暴にしても、ただ悦んでいるだけのユーフィーを感じて、もう一つ追加要素を入れて啼かせてみたくなる。その気持ちを理解してくれたのか、俺の相棒もそれに必要なものを用意してくれた。
前作、『永遠のアセリア』で猛威を奮ったオーラフォトン触手である。
「ユーフィー、ソウヤ。だいじょ……!?」
そしてそれを呼び出したタイミングで、ミューが俺たちの様子の確認にやってきた。さすがにこんなことになるなんて思っていなかったのか、ショートしているように見える。
「ミュー。ちょうどいいところに。ちょっと手伝ってもらってもいいか?」
「え、お兄ちゃん、ちょっと待って……ひゃん!?」
他人が入ってきたことで精神だけは発情状態から通常に戻ってきたユーフィーが止めようとした瞬間に腰を動かして逸物をユーフィーの弱いところに押し付け、胸の頂点を少し強いぐらいに摘む。予想もしなかったタイミングで襲われたユーフィーはいつもとは少し違う表情で快楽の声をあげて、四つん這いの体勢すら保てずに尻を突き上げた状態になってしまう。
「んぅ!?」
さらにそのままユーフィーの言葉を封じるためにアナルの方にオーラフォトン触手を挿入する。何が起きているのか理解できていない様子のミューに対して、協力を要請したのだから何をして欲しいのかも説明しないといけないだろう。
「ユーフィーに気持ちよくなって欲しいからさ。こっちの触手を抜かないように色々と動かして欲しいんだ」
体勢を変えてユーフィーを抱っこするような形……対面座位にしながら、そのアナルに挿入されている触手をミューに見せる。
「うぅ……ミューちゃん見ないでぇ……」
恥ずかしそうにそんなことを言って身をよじるけれど、すでに挿入されてしまっている逸物や触手に膣壁やら何やらを押し付けることにしかならない。その度に快楽を隠しきれない吐息を漏らしているので、ユーフィーの痴態を目撃して固まり、俯いているミューを誘っているようにしか見えない。
「……」
フラフラと近づいてくるミュー。普段から何を考えているのか表情で判断できないとはいえ、無言で俯いたまま近づいてくる光景は少し恐怖を覚えてしまう。
「みゅ、ミューちゃ……んぅ!」
顔だけミューの方を向けて恐る恐る声をかけようとしたユーフィーだが、声をかけるよりも先に近づいてきたミューが、力強く触手を掴んでそのまま強引に中へと推し進めようとしたことで、耐える準備をしていなかったので声を一切抑えることなくあげてしまう。
「ユーフィー、気持ち良さそう。もっと気持ちよくなって?」
「え、ちょっとま……」
ユーフィーの制止は届くことなく、さらに触手は動かされる。それに合わせるように俺も腰を突き入れ、ユーフィーに慣れを与えないように責め立てる。一対一でしていると微妙にリズムのようなものができてしまったが、ミューが加わったことで本当の意味で不規則になったように思う。「いや」「だめ」と言った否定の言葉を口にしようとする度に、俺の方を向かせて舌を絡めるキスで言葉を止める。
「カティマにしたのより激しい内容」というリクエストだったが、今ここに至って本当にひどいことになっていると思う。一対一でただ局部を結合させ互いを貪りあっていたあの時と、互いに快楽を味わうために相手を気持ちよくさせるために二穴同時責めまでしている今。さらにここに親友と呼べる少女まで加わって痴態を演じさせられるわけだから、何があっても忘れられないような内容になるんじゃないだろうか?
ユーフィーが満足するまで、気絶と起床を繰り返しながらもこうして俺たちの今日という日は過ぎていく。満足したとしてもそれを言葉に出させないようにしてさらに続けてたなんてことはない。
………………
…………
……
身体中ベトベトにしながらも気絶しているユーフィーの横で、今度はミューとまぐわう……なんてことはなく、さすがにこの状況のユーフィーを他人に任せるのはどうかと思ったので気絶しているユーフィーを担いで風呂場に向かう。
「ん……あれ、お兄ちゃん?」
「あ、起きたユーフィー? 一人で歩ける?」
「うにゅ……もうちょっとこのままで」
「はいはい」
甘えん坊になっているお姫様を落とさないように、そのままお風呂にまで連れて行く。家の中なので全裸でも特に問題ないのが少し気楽だ。今のベトベトな状態のユーフィーを最低限服を着せようとすると酷いことになるので。
「アリア」
「ええ、ユーフォリアを洗ってあげればいいのね」
「頼むよ」
「え? え?」
名前を呼ぶと横にさらりと出現するアリアに、ユーフィーを洗うことを任せて、三人揃って風呂場に入る。どうやらユーフィーは疑問に思っているようだが、さすがにあんな結構無茶をした後で普通に洗えるとは思えないので、そこはやはりアリアに任せてしまった方がいいだろう。
………………
…………
……
「にゃふぅ……」
風呂場についた俺たちだが、ユーフィーを洗っていたアリアは悪戯心が芽生えたのか洗っている最中に胸をいじったり膣に指を入れてかき混ぜたりとやらかしていたので、今ユーフィーは俺に寄りかかってないと倒れそうなぐらいに疲労している。
腕に抱きつくようにしているが、胸はほとんどないので(ちなみに確か設定だと時深さんよりは胸があったはず)そこだけは残念だと思う。そしてそんなことを思った途端に俺の腕がジト目になったユーフィーに抓られた。
「いきなり何するんだよ」
「なんだか失礼なこと考えてた気配がしました」
「そんなことないって」
嘘だけど。
「そうよ、ユーフォリア」
ユーフィーとは逆の腕に抱きついているアリアが俺の援護射撃をするように言葉を紡ぐーーのだが、その顔は悪戯を思いついたような顔をしている。しかしそのことに気がついた時にはもう遅い。アリアの言葉はその形のいい唇から唄うように溢れ出した。
「宗弥はユーフォリアに対して何を着せて遊ぼうかって考えてただけだもの。何着ても似合いそうだから悩んでいるのはそんなに失礼でもないでしょう?」
言葉の意味を理解したユーフィーが瞬間沸騰したかのように顔を真っ赤にした。
「え、えっと、あの、お、お兄ちゃんが着て欲しい服があるなら言ってくれれば、その、着ますよ?」
わざわざ「着せようとしている」と言われたことで、何か羞恥を駆り立てられる衣装なのかと思い込んでいるようで、恥ずかしげに潤んだ瞳でこちらを上目遣いで見つめて言うユーフィー。勇気を出して言っている状況でアリアのそれはただの冗談とは言いづらいし、個人的には嬉しいので今度色々と試してみるとしよう。
そんな会話をしていると、浴場を泳いでいたミューが近寄ってくる。
「宗弥。さっきのーー昔の話の続きを聞かせてもらってもいい?」
「うん? 別にそれぐらいならいいけど……」
他の人たちにも話をしないといけないっぽいけど、それに関してはどうすればいいのだろうか。なんてことを考えて、マナの気配が近寄ってくることを知覚した。
「あー、うん。それなら、確か『剣の世界』まで話をしたんだよね?」
「うん、僕はそこまでしか聞いてないよ。もしかしたらユーフィーとしてる最中にそのあとのことを話したりしたかもしれないけど」
アリアが俺の左腕の方をミューに譲って、自分は俺の体に正面から抱きつくような位置に座る。
「それじゃ、『精霊の世界』にたどり着いてから。ユーフィーにわかりやすく言うならヤツィータさんとルプトナの二人と合流した世界だな」
ーーまた、俺は思い出を振り返る。
ユーフィーちゃんは優しいので好きな人が求めたらアナルセックスでも応えてくれる……?