9.旅の途中で (♂バクフーン×♀コジョンド
夜の森の中で、1匹のコジョンドが20近い雄たちに囲まれて代わる代わる犯されていた。
「お前の親はこねぇなぁ嬢ちゃん。」
主にドラゴンポケモン達で構成されている盗賊団に捕まってしまったコジョンド。他の町に旅行する途中に襲われて、多額の金と引き換えに解放されるという条件だったのだが音沙汰がない。
というのも、その日はコジョンドの進化祝いとして奮発した結果彼らに金持ちと勘違いされて到底払えない額を要求されてしまい、同じ場所で長く待っていて探検隊に首を突っ込まれると厄介なので盗賊団は彼女を誘拐したまま移動することを決めたのだ。
「じゃあ…もう…はなして……」
ストリンダーに腰を鷲掴みにされて犯され、バンギラスの巨根を顔に擦り付けられながらコジョンドは懇願する。
「いやいや、解放したら示しがつかねぇだろ。そんなことしたらみーんなバックレて解放されるのを待つだけになる。」
やがてストリンダーがコジョンドの中に射精しバンギラスが大量の精液をかけると、今度はバクフーンが彼女に迫る。
「おまたせニース。俺たちが散々解したから手加減いらないと思うぜ。」
こういうのは年功序列。ようやく自分の番が回って来た盗賊団最年少のバクフーンは彼女をうつ伏せにして股を開かせる。とっくに抵抗する気力を削がれている彼女はされるがまま肉棒を突き入れられて情けない声を上げた。
「どうだニース、気に入ったか?」
「あぁ。俺にはちょうど良い。」
コジョンドにとっては大きな肉棒も散々解され精液でドロドロになっている膣は難なく根元まで飲み込んで、バクフーンが息を荒げて腰を振っているとリーダーのガブリアスが声をかける。
「そりゃよかった。だがそいつ、俺たちには小さい。気に入ったんならお前が好きに使って良いぞ。」
ガブリアスをはじめバンギラス、カイリュー、ボーマンダ、リザードンなど大柄なポケモンが多いこの盗賊団にとって、肉棒を全て収められない彼女の体はイマイチ物足りなかった。
「良いんじゃね?今回の運び屋の情報手に入れたのもニースだし、お盛んな歳だし。ここは可愛い後輩に譲ろうじゃないか。」
コジョンドと比較的体格が近いストリンダーもそう言えば他の仲間も同意する。
「お盛んなのは同じだろ、"先輩"。じゃあ夜は好きにさせてもらうよ。昼間は娼館まで待てない奴に貸す。」
「決まりだな。」
するとバクフーンは1度肉棒を引き抜いて、コジョンドを抱えると洗ってくる、と言ってその場を離れた。
「おいおい確かに精液まみれだけど、それなら水技使える奴に……」
「まぁ良いじゃないか行かせてやれ。」
ガブリアスがその場を収め、宴は解散する。バクフーンは近くの小さな川にコジョンドを連れて行った。
「ありがとう……」
人質になって初めて自分で身体を洗わせてもらったコジョンドは思わず礼を言い、バクフーンは鼻を鳴らす。
「反抗する奴と、素直に言う通りにする奴、どっちの方が情が湧くと思う?」
「解放してはくれないのね…」
「それはさっき言ったろう。気持ちはわかる。俺も同じだった。」
このバクフーンも、何年か前に同じように捕まってそのまま連れ去られたポケモンだった。
「でもどうだ。今はお前の見た通り俺はここの一員だ。お前も良い子にしてりゃ悪くはされない。」
洗い終わったコジョンドを手招きして指を差せば彼女は黙って彼の元に膝をついていきりたったままの肉棒をしゃぶる。
「要は金の代わりになることをすれば良い。こういうことにも価値はあるのさ。」
コジョンドの顔を掴んで玩具のように動かす。彼女の小さな口では先の方しか入らず、濡れているそれ以外のところが冷えてきたので口淫をやめさせた。
「ほら、突かれたくないならお前が動いてみろ。」
そう言ってバクフーンが地面に座るとコジョンドは肉棒を見て小さくため息をつく。ほんの数日前まで縁がなかったのにすっかり見慣れてしまった。自分からするとなるとまた別の抵抗があるものの思い切り腰を打ちつけられるよりはマシだと指示通り自らまたがった。
「んぅ…」
精液を洗い流したせいで挿入に痛みを感じる。けれど胎を押し広げられる快楽もはっきり感じる。その両方に耐えながらゆっくり腰を下ろしていくとまだ子宮に詰まっていた精液が漏れてきたこともあって膣内はすぐにぬめり気を取り戻した。
「はぁ……うっ…」
「なんだまだ苦しいのか。動けないなら動いてやろうか。」
コジョンドはなんとか呼吸を整えて腰を前後に揺らしてみる。奥まで刺さっている肉棒がずれてグリリと奥を刺激する。その快感を拒否する様に力を入れると痛くなる。膣がキツくしまったのでバクフーンもそれに気づいた。
「そんなに力むな。お互い楽しんだ方が得じゃないか?」
片手でコジョンドの顔を掴むと半ば無理やり引き寄せて、まるで捕食するかのように口を重ねる。腰回りを撫でられ、柔らかい臀部を揉まれて彼女を甘い快感が襲う。
ぷは、と接吻を解かれてなおも催促されるとコジョンドは観念して力を抜き、快楽に喘ぎながら腰を唸らせた。
「そうそう良い子だ。俺の時より賢い。慣れたら気持ち良い所に当たるように好きに動け。」
時折声を漏らしたり顔を歪めたりしながら腰を揺らしているコジョンドを満足そうに眺めるバクフーン。その視線に気付いたコジョンドは躊躇いつつも恥を晒すよりマシだと彼の胸に顔を埋める。先程まで固い鱗のポケモンばかり相手をしていたので柔らかい彼の体は思っていたよりも心地よかった。
「もう少し上下に。」
肉棒を使った自慰をしているのと変わらない彼女を見ながら狭い膣に包まれ擦れる快楽に浸るのは中々良い気分だった。
「どうせ俺が動くことになるだろうと思っていたが、その必要はなさそうだ。上手いぞ。」
そう言って顔を埋めているコジョンドの頭を優しく撫でる。今の仲間がかつての自分にしたように、素直に従ったら褒める。目の前の雄を満足させるために色々なものに耐えて腰を動かす彼女が楽になるにはまず彼女が楽しまないといけない。リーダーが彼女を自分に預けたのは教育のためだと解釈し、彼女を両腕で優しく抱きしめた。
「その調子だ。ほら気持ち良いだろ?」
「あっ…うぅ……」
「イきそうならイッたまえよ。ほら誰も見てない。」
しかし自分で動いて自分で達する勇気はまだないコジョンドは歯を食いしばって堪えながらなるべく刺激が少なくなるように動く。
「仕方ねぇな。」
彼女の動きに合わせてバクフーンも動くと突然増幅した快感にコジョンドは達してピクピクと震える。バクフーンはここぞとばかりに彼女を腕で上下に動かしながら腰をうねらせ自身を昂らせた。
「あぁっ…待って……」
「なんだよさっきまで犯されてたろ…?それともそんなに気持ち良いのか?」
バクフーンの肉棒が胎を擦り上げるせいで絶頂が治らない。背中と腰を撫でられた快楽で足腰に力が入らなくなり、ゾクゾクする性快感に彼の温もりが心地良い。元々経験がなく、先程まで乱暴に犯されていたこともあってコジョンドはあっという間にメスの顔になってメスの鳴き声を出しはじめた。
「そうそうそれで良いんだよ。可愛いじゃないか、いつもそうしてりゃみんなも可愛がってくれる。慰み物じゃなくて仲間として、だ。ほらこっち見ろ。」
彼女に顔を上げさせ今度は優しく唇を押し付ける。コジョンドはそれを嫌とは思わなかった。唯一の味方ができたような、そんな気がしたのだ。最奥を小突く肉棒も、この行為自体も、これで彼が味方になってくれると思うと別にいいかと思えてしまう。
口を離し、見つめ合う。もう自分では動かずされるがままになりながらバクフーンの綺麗な赤い瞳を見つめていると彼が不意に視線を逸らされ瞼をきつく閉じ、腰を動かすのをやめて抱いていた腕で彼の下腹部に押し付けられる。
「うっ……」
彼が呻いてドクリと肉棒が脈動し熱い精液が流し込まれた。射精時の快感に耐える恥とも言える顔をあえて彼女に見せることで彼女に心を開かせようとした作戦は見事に上手く行き、コジョンドは本日何度目かわからない射精される感覚に初めて多幸感を得て、脈動が治るまでの間彼の無防備な顔を見つめながら彼に全体重を預けていた。
「はぁ…はぁ……」
「ふぅ。気持ち良かっだろ?」
肉棒を抜かれて白濁液が溢れる。バクフーンはコジョンドを降ろして座らせると白濁と愛液にまみれた肉棒を差し出した。
「そうだ良い子だ。」
両手で掴んで粘液を舐めとるコジョンドの頭を撫で、咥えさせる。すぐに硬さを取り戻したそれをコジョンドは撫でるように擦りながら顔を上下させた。
「やればできるじゃないか。もう少し吸って、舌も動かせ。そうそう。これなら無理矢理押さえつけて腰振らなくても十分愉しめる。他の連中ともすぐ仲良くなれるさ。」
コジョンドは何か大事な物を失ってしまったような気がして顔を暗くする。そんな彼女に気づいたバクフーンは少し大袈裟にため息をついて心地良さげに目を瞑った。
「良いぞ……さっきはごめんな、明日からはちゃんと寝床で、優しくしてやるから。みんなにも、お前は良い子だから優しくするよう言っておくよ。」
そう笑いかけながら彼女の頬に手を添えて、動きを早めるよう無言で支持する。小さな口でしゃぶられ小さな手でぎこちなく擦られる甘い快感は膣内には遠く及ばないが余興にはちょうど良い。
「ふーっ、そろそろ出るから、零すなよ?」
顔を引き寄せられると肉棒が震えて口内に熱い粘液が放出される。濃い雄の匂いとねばつく液を口の端から漏らしながらなんとかゴクリゴクリと飲み込んでいく。彼女が苦しそうに身体を震わせたのでバクフーンはまだ射精中の肉棒を引き抜いて彼女の顔を白く染めた。
「よしよし、お前、名前は?」
「ロゼ…」
「よく頑張ったなロゼ。今日は終わりにしよう。お前の寝床はまだ無いだろうから今日は一緒に寝てやるよ。」
もう一度川で精液を落とさせると、バクフーンは彼女の手を引いて陣地に戻る。
「よぉニース、どうだった?」
見張りをしていたサザンドラが声をかける。
「良い子だ。娼館に行く金が浮きそうだ。」
「へぇ、良かったじゃねぇか嬢ちゃん。こいつなんか半年は反抗的で俺たちも苦労したんだぞ?その半年後に誰も助けてくれないんだって泣き出してリーダーに夜通し慰められてたんだよなぁ。」
「…余計なこと言うな。俺は寝る。」
「へーい。」
誰も助けてくれない。1週間も経ったのに両親からは音沙汰がなく、そのせいで自分はここにいる。でもこの日の翌朝、バクフーンが仲間に改めてコジョンドのことを話すと代わる代わる謝ったり影で菓子をくれたりと思っていたより皆親切で移動中も笑いが絶えない。家族に見捨てられてしまったという事実もあってここが妙に心地良い居場所に感じたのだった。
彼らは普段はキャラバンを装っており実際に物を仕入れて売ることもあった。コジョンドを仲間に入れたのも怪しまれないようにするため。覚悟していた彼らの欲の相手をする機会は予想よりずっと少なく、野宿している時に数人の相手をする程度だった。手が空いた彼女は、慰み者の他にもう一つ仕事をすることになった。
「皆さんできました。」
「よーし、朝飯にするぞー!」
料理が得意というわけではなかった。でも野宿の時は木の実などをそのまま食べていた彼らにとってはご馳走同然。旅のストレスが減ったと評判で、それもあってコジョンドはすぐに彼らと馴染んだ。
「食ったら並べ。金を分ける。」
コジョンドが後片付けをしている間、これまで脅し取ったり商売で得た金を団員で振り分ける。最後尾だったバクフーンも受け取ると、金を渡していたリザードンがコジョンドを呼んだ。
「お前の分。」
「えっ…私も…?」
「そういうことにも価値があるっていっただろ。小遣い程度だが足りなきゃ旦那のニースが奢ってくれるだろ。」
「旦那というより保護者だろ。」
「毎晩抱いてるなんてロクな保護者じゃねぇな。…そういうことだから、とっとけ。」
コジョンドは戸惑いつつも受け取ってとりあえず自分のポーチに入れて後片付けを再開する。するとストリンダーとオノノクスがそれを手伝い、終わるとコジョンドを挟んで野営地のど真ん中に座った。今日は彼らの番なのだ。コジョンドは先に手を添えて催促してきたオノノクスの股間を舐め始めた。
「じゃあ俺はこっちを。」
ストリンダーは自分の方に尻を向けさせて彼女の柔らかい秘裂に舌を這わせる。
「久しぶりだが、随分うまくなったじゃねぇか。」
「良かった…ですっ…」
コジョンドの腕くらいの巨根をそそり勃たせたオノノクスは優しく彼女を撫でながら手淫と口淫を愉しむ。垂れてきた先走り液を舐めたって鈴口を舌で刺激していると前触れなくストリンダーのイチモツが膣をかき分けてきたのでコジョンドはうめいた。
「こっちの具合も随分良いぞ。ほんと、ロゼちゃんのお陰で娼館に金使わなくて良いから助かる。」
「羨ましいな。俺も根本挿れたいのは山々だが裂けちまいそうだからな…これはこれで良いんだが。」
「ケッ、デカけりゃ良いってもんじゃねえからな。」
それからしばらく黙って彼らは各々快楽を貪る。ストリンダーも決して激しく突いたりはせず、単調に腰を動かしてじっくり味わった。
「んっ……んんっ…」
「ロゼちゃん気持ちいいかい?」
「は、はいっ……」
ストリンダーに奥を突かれて息を荒げながらオノノクスに奉仕する。その光景も相まってオノノクスもストリンダーと同じくらい昂った。自分で快楽の度合いを調整できるストリンダーと違って一方的に快楽を味わっているオノノクスは自身の巨根を抱きしめられるようにしごかれて、ストリンダーより先に限界が訪れる。
「ロゼ、」
「おっ、イクのか?俺にかからないようにしろよ。」
「わかってる。」
コジョンドに先端を咥えさせ、コジョンドの手が届かないところは自分でシゴく。そして彼女の口に大量の聖液をぶちまけた。
「むっ…ぐぅっ……」
「ロゼちゃん窒息しないようにね。」
口から吹き出しボタボタと地面に白濁の水溜りができる。その光景に後押しされたストリンダーも膣内で射精した。
「さ、洗おう。」
用意してあった水で彼女の顔や下腹部を洗ってやる。
「終わったか。」
「お待たせしました。」
リーダーのガブリアスが移動の準備を指示し、その間コジョンドは休む。バクフーンを除いて1日ふたりまでと決まっているのは長居を避けるためだ。夕方に目的の街につき、夕食を済ませるとコジョンドはバクフーンに連れられて連れ込み宿へ。部屋に入ると彼女はすぐに寝床にうつ伏せになって尻を少し上げた。
バクフーンはあまり口淫を求めなかった。代わりに最低2回は胎に射精する。その内一回は必ず後背位だった。
「んっ……」
柔らかい尻を揉みながら、他の雄の匂いもする秘裂を若干顔をしかめながら舐めて解し、十分濡れてくると肉棒をあてがってグイッと押し付け挿入する。
「あっ…うぅ…」
慣れたいるとはいえやはり最初は苦しい。痛みはあまりないが彼の剛直からの圧迫感に慣れるまで少しの時間を要した。不規則に収縮する膣に根元まで収めてじっとしている甘い快感が焦ったさに感じて来た時がちょうど頃合いだ。
「もういいか。」
「うん…」
彼女の背中を撫でていた手を腰に添え、がっしり鷲掴みにして浮かせると大きな動きで彼女を突く。バクフーンはうつ伏せの彼女の妖艶な下半身を掴んで腰を振るのが好きだった。
「くっ…!あっ…!」
バクフーンの腰振りは激しい。コジョンドは寝床を掴みながら喘いだ。突きが重い上に持ち上げられているので彼が動くだけで肺から息が出て声になる。
まるで玩具のように、自分の腰の動きに合わせて彼女の身体も動かして摩擦の快楽を増幅させる。パン、パンと小気味良い音が部屋に響いてそれにコジョンドが絶頂する嬌声が重なり、そしてバクフーンが彼女を自分に押しつけて果てる。
下半身を持ち上げられたまま中で肉棒が脈動して熱い精液が流れ込んでくると彼の奴隷になったような気分になり、またそれがクセになった。
バクフーンは一旦肉棒を引き抜くと今朝出されたストリンダーの精液も混ざっているだろう白濁の逆流が収まるのを待つ。そして今度は彼女を仰向けにした。
「ふぁ…」
華奢な身体にバクフーンの逞しい男根が押し込まれていく。挿入の快感に震えながらバクフーンはコジョンドを包み込むようにのしかかった。
「ニース、気持ち良い?」
「あぁ。狭いけど肉厚なお前の中を押し広げてる感じがたまらない。毎晩寝床でお前を独り占めできる権利をくれたリーダーに感謝だな。」
そしてバクフーンは彼女の後頭部を押さえて口を貪った。彼の熱い舌が狭い口内を犯し、唾液が流し込まれる。そしてそのまま彼は腰を振った。お前は俺の物だと無言で教え込まれているような行為はコジョンドも好きだった。彼の首に手を回して体重がかかった重い突きを受けてくぐもった声を上げる。接吻を解くとバクフーンは彼女を下敷きにして激しく腰を上下させた。
「あっ!うっ!はぁっ…!」
「ふぅ…ふぅ…」
初めの頃は少し辛かった彼の責めも、今や目の前が白くなるほど心地よい。腹の奥を押し潰さんばかりに突かれ絶頂。その間だけは彼は止まる。狙っているのかはわからないがコジョンドにとってそれは生殺しのような時間。きゅんきゅんと胎内が疼いて彼を締めつけ、バクフーンも熱い息を漏らしながら己をぴっちり包む肉壺をかき回す。
やがてバクフーンの理性は完全に外れ、コジョンドが絶頂してもお構いなく激しく重いピストンを繰り返し、辺りに粘液が飛び散った。やがてバクフーンの下腹部の熱が高まってきても最後の最後まで激しく腰を打ち続け、下腹部全部を彼女の中に入れるくらいの強さで押し付け肉欲を爆発させた。
「ああっ…にっ…ニース…!」
のしかかられ、肉棒が暴れて胎が膨れていく。こうして長いようであっという間な交わりが今日も終わりを告げた。
激しい交尾の余韻を、柔らかい毛皮に抱きしめられながら浸ることができる。コジョンドにとって彼との交わりが1番の楽しみである理由の一つだ。行為中は遠慮がないバクフーンだが終わるといつも罪悪感に駆られて彼女が眠るまで背中を撫でたり顔を舐めたりしており、コジョンドはその時間が好きだった。
「ロゼ、」
「なに?」
「…なんでもない。呼んだだけだ。」
お前の捜索依頼は出ていないようだと伝えようとして、自分がそれを伝えられた時はかなり堪えたことを思い出してやめる。彼女もわかっているのだろう。でなければここまで馴染んでいない。弟の身代わりにされた自分とは違い一人娘の彼女にしては上出来だ。
「おやすみロゼ。」
「うん。おやすみ。」
翌日、彼らは盗賊団として他のキャラバンを襲った。金目の物を全て奪うのではなく、有り金や価値のありそうな荷物の半分ほどを強奪する。怪我人もなるべく出さず、短時間で終わらせる。追跡されにくいことや、普段怪しまれないようにすることを最優先にしているが故の手法だ。人質を取って身代金を要求することは稀で、明らかな金持ちにしかやらなかった。
初めてその光景を、加害者側として見たロゼは心を痛めたが何度も見ているうちに慣れてしまった。彼らは凶悪というよりタチが悪いタイプなので罪悪感をもみ消す言い訳はいくらでもある。
強奪した後はほぼ休まず一気に移動し街を2つ過ぎて、3つめの街でようやく落ち着く。まだ移動に慣れていないコジョンドはボーマンダやサザンドラ等に運ばれ、街に着くとメンバーはそれぞれ娼館に、バクフーンはコジョンドを連れていつも通り連れ込み宿に泊まる。
「…なぁ、ロゼ。」
寝床に仰向けになった彼女の身体を愛撫しながら秘裂を舐め解していたとき、不意に中断してバクフーンが問いかけた。
「なに?」
「最近、なんともないか。元気か。」
「うん。ずっと移動してて少し疲れたけど。どうして?」
「いや、なんでもない。」
バクフーンはコジョンドに覆い被さって肉棒を押し込み、腰を動かす。
「あっ……」
「ここが良いのか。」
バクフーンは珍しく穏やかに、彼女が1番反応するところをくにっと突きながら腰を沈める。いつもとは違う熱い交尾に彼らは静かに喘いで快楽に身を委ねる。
「気持ちいいか、ロゼ。」
「うん…今日は…ゆっくりなのね…」
「たまには、な。その割に随分感じてんな。こっちの方が好きか?」
奥をゆっくり押されて続けて彼女はビクビクと達して震える。
「だって…んっ……」
「なんだ?」
「なんでもな…いぃっ…!」
「1番気持ちいいとこにいつもより長く当たってるから、か?それとも移動優先でお前も溜まってたのか?」
ニヤ、と笑くバクフーンの目には欲情の炎が揺れていた。
「ニース…は……」
「俺か?スゲー興奮してる。ここが宿じゃない、岩場とかだったら背中の炎を全開にしてるかもな。」
バクフーンが彼女に顔を近づけて言うとコジョンドが彼の首に手を回し、バクフーンもそれに応えて彼女の後頭部に手を添えると口付けをする。
コジョンドは相変わらず昼間は他の雄の相手をしていて、それを苦とは思っていない。むしろ愉しんでいる。そして同族だからか、寝床でふたりきりで致すからなのか彼と繋がっている時は格別だった。立派な雄槍が埋められていることを嬉しく思う、その肉棒を愛おしく思う、そしてその快楽を何よりの楽しみにしている自分は堕落してしまったと思う。でもそれを悪いとは思っていなかった。
バクフーンの口がキュッと締まる。コジョンドは彼の腰を愛撫して促し、下腹部が押し付けられて肉棒が脈動するとコジョンドも達した。
お互いの荒い鼻息がかかる。胎が熱いもので満たされた彼女は目をトロリとさせる。脈動が収まるとバクフーンはまた腰を動かした。しばらくは愛液と精液が混ざった白濁が擦れてニチョニチョという音だけが鳴り、バクフーンが彼女を抱いたまま身体を起こしてようやく口づけを解くと動きを止めて見つめ合った。
「ロゼ、」
「なに…?」
バクフーンはそっと彼女の腹を撫でる。
「腹、前より膨れてないか?」
「え?」
「お前、孕んだんじゃないか?」
言われてみれば、確かにコジョンドはふっくらしていた。しかし違和感はなく、むしろ程良い肉付きの健康体といった感じだ。
「体調、壊してないか?」
「全然…ずっと元気だったわ。」
「確かに肉付きは良くなってる。でも、それにしては少し固い気がする。前よりも。肉にしては固い。それもここだけ。」
そう言ってバクフーンは彼女の下っ腹を軽く押した。彼女は信じられない、と自分の腹を見て、バクフーンはそんな彼女の額をひと舐めして抱きしめるとまたゆったりと腰を動かしたのだった。
「いやー、ウチもいよいよ大所帯になってきたなぁ。なぁリーダー。」
「あぁ。まさか子供が生まれることになるとはな。だがこれでより自然に見える。」
最初にバクフーンが気づいてから数週間、コジョンドのお腹は目に見えて膨らみを帯び、最初は肥えたのではと言っていた他の仲間も彼女が初めて胎動を感じたと言って腹に手を当てて、子供ができたと認めた。
「この団で、お前を孕ませられるのは俺だけだ。」
「うん…ニースの子ね。」
「誰が父親か子供とみんなに教えてやらないとな。」
今日の昼間も抱かれたコジョンドは、彼と向かい合って抱き合い自分に種を植え付けた肉棒を受け止める。野宿の時はいつも仲間から見えないところで身体を重ねていたが、今日は他の雄が彼女を抱くときのようにキャンプ地で抱いた。
ねっとり絡み合うふたりには、茶化しを入れられない何かがあった。バクフーンはコジョンドの妊娠を疑ってから優しく抱くようになり、やがてそれが普通になった。そしてギュッと抱きしめて射精し、一息ついて肉棒を引き抜いたところでリーダーのガブリアスが声をかける。
「お前ら明日の街で首飾り買って着けろ。ガキがいるのに首飾りしてないのは怪しまれる。どうせ満更でもないんだろ?」
番になった雌雄はお揃いの首飾りをつける風習がある。ニースはうなずいた。
「いいか、ロゼ。」
「うん。」
そしてようやく周りの仲間が彼らを囃し立てるのだった。
翌日街について商売をした後いつも通り宿に泊まる。起きたら1番に首飾りを買おう。と約束してバクフーンとコジョンドは眠り、朝を迎えた。
「…おかしい。」
首飾りを買いに行くことを伝えようと集合場所にしておいた街の広場に、仲間の姿が無い。バクフーンは彼らが泊まっていたはずの宿や娼館を訪ねるが、覚えがないという。
「どこいっちまったんだ?何かあったのか?」
「明日まで滞在するはずだったよね…?」
バクフーンは黙って考え、ふと預かっていた自分が運ぶ分の団の荷物が入った大きなリュックを開ける。
「…朝飯食おう。そしたら首飾り買って…住むところを探そう。」
「え…?」
バクフーンはため息をついた。
「置いてかれたんだよ。ほら。」
バクフーンはリュックの中身を見せる。いつも使っている小さな折り畳みテントが相変わらずリュックの半分以上を占めていたが、他に鍋や木の杯や薪が入っているはずのそこには大きめの毛布と金が入った袋が収められていた。
バクフーンにとって、あの団は家族に等しかった。それでも新しい家族のため、胸の内で偽の家族に別れを告げるとコジョンドの手を引いて宿屋に戻って行った。
「いやー、あのふたりがいなくなると寂しいですねぇボス。」
「牙が抜けた雄と孕み腹の雌は足手まといだ。」
「へいへい。でもぶっちゃけ予想できましたよね。もしかして計画のうち?」
「想像に任せる。」
ガブリアスを筆頭にした盗賊団はひとまず次の街を目指して足早に森の中を進んで行った。
「ただいまロゼ。」
「おかえりなさい。」
置いてきぼりを食らってから1ヶ月ほど経ち、とりあえず宿を間借りして暮らしていたふたり。金は十分あったが見通しが立たないので、力には自信があるバクフーンは大工や荷下ろしの仕事をして金を稼いでいた。
ゆっくりだが確実に膨らみを増しているお腹をそっと撫でて、口づけを交わして抱き合う。子供ができようができまいが彼の身体には関係ない。コジョンドは寝床に座った彼の股間に顔を埋め、雄槍が隆起すると口に含んで自分のお腹に押し付けながら肉棒を抱き抱えるようにして擦り快楽を塗りたくる。
やがてバクフーンが呻いて射精するとやはり口の端から少し漏らしつつも吐き出された子種液を喉を鳴らして飲み込み、そして仰向けに押し倒されて彼と身体を重ね、その熱を腹に受けた。
「なぁロゼ。」
「なに?」
「愛してるよロゼ。」
愛撫し合って余韻に浸っていると唐突にバクフーンが言ったのでどうしたの急にと笑いながらコジョンドも同じ言葉を返す。
「なぁロゼ、」
「どうしたの?」
「お前の両親が見つかった。」
コジョンドは目を見開いた。バクフーンは彼女に伝えず探検隊に頼んで探させていたのだ。
「金を必死に稼いでいたらしい。お前を取り戻すために。」
バクフーンは彼女をギュッと抱き締めた。コジョンドは微笑んで、彼の顔を引き寄せて唇を重ねた。
「もちろん一緒に来てくれるでしょ?」
「あぁ…勿論だ。」
「ありがとうニース。」
「ロゼ、」
「今度はなに?」
「もう一回、いいか。」
答えを待たずにコジョンドを押し倒して深く口づけし、寂しがりな雄を受け入れるべく力を抜いたコジョンドの胎に再び雄が挿し込まれる。
「ずっと一緒だ。」
「うん。」
無理強いを受け入れてくれた彼女に精一杯の愛情を注ぐため、バクフーンは優しく腰をうねらせたのだった。
おわり