人里とは縁のない森の中で、食事を終えた1匹の雄のジャラランガが特に目的もなく歩いている。進化前からたくさんの闘いを乗り越えて鍛え上げられた彼は特定の縄張りを持つことなく、時折同グループの雌に誘われるがまま種付けしながら自由気ままに森を渡っていた。
森にしばしばある、木が無くぽっかり穴の開いたような日光が射す場所を見つけてそこに寝そべりひなたぼっこをしていると、地面を伝う足音に気がついて起き上がった。
すん、とジャラランガは鼻を鳴らす。なんとなく甘い匂いが漂ってきている。足音は、はじめは気配を消すような慎重なものだったがこちらが気づいていることを知ったのか遠慮なく近づいてきて、その姿を現した。
「エンニュート、だったか。」
「そういう貴方は見たことない種族ね。」
上目で、ねっとりとした声色で詰め寄ると頭1つ分大柄な彼に物怖じすることなく無遠慮に体をさすった。
「わぁ、強そう。ヤトウモリなんかよりずっと
どうせ交尾の誘いだろうと油断したのはまずかった。前触れなくエンニュートはジャラランガの顔の目の前で毒霧を吐いて素早く後退した。
思い切り吸ってしまい、目をつぶって咳き込みながら毒霧から離れようとしたところに尾の打撃を背面にくらってさらに毒を浴びせられる。
「安心して、怪我させるつもりないから。私ねぇ、こないだ見ちゃったのよ。バンバドロが交尾してるところ。そしたらヤトウモリなんかじゃなくてもっと逞しい雄と交尾したいなぁって。だから貴方には…ウフッ…」
その時の光景、雌のバンバドロが雄の巨根に突かれ、引き抜かれた後に陰唇から精液が垂れる様を思い浮かべて独り笑いをする。
一方のジャラランガは話の内容自体は理解していたものの身体中が熱を帯びて返事どころではなかった。ふらつく頭を片手で抱えながら毒霧を払おうともう片方の手で仰ぐ。ようやく視界が晴れてきたと思ったら脈は早くなって全身が疼きはじめ、思わず身震いすると鈍い快感のようなものが走って股間から自慢の雄が一気に隆起する。
「お前……何をした……」
「何をってそりゃあ……うわぁ♡」
ジャラランガのスベスベとした股間からエンニュートの腕の2〜3本くらいの太さで彼の胸の鱗に届きそうなくらいの立派な雄槍が硬くそそり立ち脈を打っているのを見たエンニュートは歓声を上げた。
「そんなの、貴方と同じ種の雌じゃ壊れるんじゃない?それとも貴方の種の雌は平気なのかしら。全部入るかなぁ?…私の毒はね、雄をその気にさせるの。」
エンニュートは堪らずジャラランガに抱きついて肉棒を握るとジャラランガはうめき、先端から先走りが漏れる。この華奢な彼女を滅茶苦茶に犯したいという思考が駆け巡り、無意識に彼女を強く抱きしめた。そんなジャラランガの顔にさらに毒を吐きかけるとその抱擁から抜け出し彼の数メートルほど先で自身の秘裂を指で開いた。
「さぁ、」
ジャラランガはその真っ赤な雌花に釘付けになる。
「おいで。」
エンニュートが一歩下がるとジャラランガが一歩踏み出した。こうしてエンニュートはねぐらとしている洞穴まで彼を誘導して中へ入った。エンニュートは再び彼に抱きつくと垂れていた先走りを舐める。ジャラランガはびくりと体を震わせた。
「するなら…早させろ…」
「すごい!まだ意識あったのね。」
エンニュートの計画では理性が飛んで襲いかかってきたところを痛めつけたり、しごくなどして射精させて辱めたりなどして"
「まぁでもかえって都合がいいかもね。」
エンニュートは尻尾でジャラランガの脚を絡めてから軽く押した。エンニュートよりもずっと重いはずの彼はいとも簡単に仰向けに倒れた。エンニュートは素早く両手で彼の腕を地面に縫い付け股を開く。雌花が口を開けて愛液が肉棒に垂れた。
「うぐぅ…」
愛液が垂れたところの焼けるような快感にジャラランガは呻く。早く挿らさせろと腰が無意識にヒクヒクと動いた。
「ウフ…ちょっとは頑張ってね。まぁ何回もすれば良いんだけど。わたしたっくさん卵産みたいからよろしくね、パパ。」
フーフーと荒く呼吸するジャラランガに目を細めて笑いかけると位置を合わせてそっと腰を下ろす。これでもかと言わんばかりに張り詰めた肉棒は難なく秘裂を掻き分けた。
「いいわぁ…ヤトウモリとは全然違う…やっぱ全部は無理ね。」
7割ほどがエンニュートに埋められ、その熱い膣の締め付けにジャラランガは喘ぐ。一方のエンニュートは内側から押し広げられる感覚に恍惚としながら少しの間浸り、息をついて腰を上げる。締め付けられながら擦れる、まさに肉棒を絞られるような感触にジャラランガは電気が流れたように痙攣し、腰を下げるとエンニュートが嬌声を上げた。
彼女からは媚薬と精力剤を兼ねた愛液が活発に分泌されてそれがジャラランガの下腹部に垂れ、エンニュートが慣れない快楽によだれを垂らしながら腰を上下させる度に洞穴にはぐっちょぐっちょと音が響く。
「すごっ!あぁーっ!いいっ!貴方っ!最高っ!私のっ!お気に入りにっ!してあげるっ!」
ジャラランガが予想よりも長く(といっても1分過ぎくらいだが)耐えたのでエンニュートが先に達した。その際彼女の膣がまるで別の生き物のようにうねり締め付けたのでジャラランガも決壊した。
ジャラランガの喘ぎで射精を予知したエンニュートは肉棒をさらに締め付けつつ肉棒を受け入れられる限界のところで動きを止める。直後に激しい脈動とともに熱い精液が噴出し、達したばかりの敏感な膣への強い刺激に堪らずエンニュートは嬌声を上げながら押さえていたジャラランガの
「あぁっ…ハァッ…これよ…この感じ…」
求めていた、大量の精液で胎が膨れる感覚。それに恍惚としながら腹をさすって快楽と満足感に浸る。どんな手を使っでも彼をここに留めさせよう。躾を施し、従わせ、生涯卵の種として尽くしてもらおう。エンニュートはそう決意した。
「ふぅー、日暮れまで休憩にしてあげる。そのあとはもっと気持ちよくしてあげるから今のうちに休んでね。」
硬いままの肉棒はしっかり感じているがエンニュートの方も少々疲れていた。それにお預けをしておくことでどちらが優位かを示すこともできる。もっとも、毒とそれによって増幅された快楽で脱力している時点で優劣は決まっている、結合を解けば彼は仰向けのまま肉棒を晒すという痴態を演じることになる。エンニュートがほくそ笑みながら立ち上がろうとしたとき、彼女の視界がひっくり返った。
「…え?」
「もう終わりか?」
「え、ちょ、なんで動けるのよ…!」
地面に押し倒されたエンニュートは両腕を地面に押さえつけられる。
「休憩がいらないことぐらい挿れられてりゃわかんだろ…?それともあんなので限界か?」
彼の息はまだ荒い。だが明らかに力を取り戻している。
「今のは気持ちよかったぞ…良い毒持ってるじゃないか…次は俺の番だな…?」
自分が組み敷かれることは望んでいないし想定外なのでエンニュートは抵抗しようと力を練る。するとジャラランガはエンニュートの腕を離して彼女に覆いかぶさりがっしり抱きしめた。ジャラランガの体重で息が詰まり身動きもほとんどできない。ついさっきとは一転、完全に自分が犯される体勢にされたエンニュートは爪を突き立てたが固い鱗に阻まれた。
ジャラランガはズッと少し腰を引き、ほんの少し溜めると自慢の筋肉と体重で腰を沈めた。
「あ゛お゛ぅ゛っ!」
ごりごり、と音を立てながら肉棒の先端が更に奥を貫いて彼らの下腹部が密着する。痛みは不思議なほどなかったが、許容を超えた快感にエンニュートは白目を剥いた。
「ほら、根本まで全部は入ったぞ。」
意識が飛びかけていたエンニュートは、雄槍が一往復した刺激で無理矢理戻される。
「あっ…はぁっ…」
「仕掛けたのはお前だからな?お前の毒のせいで加減できそうにないから覚悟しろよ。」
体に力は入るし理性も保っているがギリギリだった。これまでの鍛錬が功を成したのだろう。無論、あそこまでされて加減する気も起きなかったが。
どん、と鈍い衝撃がエンニュートの腹の奥と下腹部に加わる。それを皮切りにジャラランガは重い突きを速く、大きく繰り出して彼女に毒を吐き掛けられて以降渦巻いていた欲望のまま滅茶苦茶に犯した。
「があっ!ゆるじでっ!ゆるじでっ!」
「たくさん卵が産みたいんだったな…?」
「それはっ…あぁっ!」
上半身で彼女をがっちり抑え、下半身を激しく動かし肉棒を叩き込み、あっという間に達して精を搾り取ろうとする膣の締め付けをものともせずに腰を振る。媚毒の効果もあって犯し心地は極上だった。腰を引くたび先程出した精液が飛び散り、音、匂い、光景全てが淫乱そのものになる。欲のはけ口として腹の中の形が変わってしまいそうなほど突かれているエンニュートは不覚にも興奮していた。
「ほらっ…お望みの…子種だっ…!」
ジャラランガが今まだより腰を少し大きく引いて思い切り腰をぶつけるとエンニュートはガクガクと震え、脈動を受けて悲鳴を上げた。
射精中の雄槍が肉壁にねぶられるのを感じながら、至上の快楽と満足感に息をつくジャラランガ。前々から一度節度を忘れて思い切り責めてみたいと思っていたのだ。
「お腹…苦しい…もう無理…」
「もっと欲しい、の間違いじゃないのか。顔が惚けてるぞ。」
「あぁうぅ…違うもん…」
「ほら力入れろ、漏れてんぞ。」
密着した下腹部からは白濁が染み出しエンニュートの下半身を染めていた。ジャラランガが体を少し起こしてその様を見せるとエンニュートはうっとりとそれを見つめ、言われた通り膣に力を入れて肉棒を締め付ける。胎内の容量限界を超えているので逆流は止まらずエンニュート自身がジャラランガの巨根をより強く感じるだけになった。
「おら、」
ジャラランガが雄槍を往復させる。
「ひゃあっ!まだ…出すの…?」
「嫌なのか?お前の中が波打ちだしたからねだってるのかと思ったんだが。卵が欲しいなら、嫌と言うほど孕ませてやるよ。嬉しいだろ?」
エンニュートは喘いだまま答えなかったのでもう一往復させた。
「どうなんだよ。それだけイキ狂えて孕める、お前の望み通りじゃないか。それともさっきのは虚勢を張っただけか?」
そして今度は焦らすようにとてもゆっくり往復させる。エンニュートの理性の糸が切れた。
「あぁっ…産みたい…貴方の…立派な雄で…」
「孕ませてくださいだろうが。抜くぞ。」
「やだ……い…一生…貴方の…立派な雄で…孕ませて…ください…たくさん…卵産むから…」
エンニュートは自ら彼の尻尾に自分の尻尾を絡め、彼の逞しい体を両腕で抱きしめる。
「お望み通りに。」
その言葉と共にいきなりさっきの速さと力強さで再開させたのでエンニュートは絶頂した。
「ほらっ!毒よこせっ!」
「むごぉ!」
ジャラランガはだらしなく開いたエンニュートの口に貪るように自分の口を重ねて吸った。ゴクリと喉を鳴らして媚薬成分の含まれる唾液を飲み込む。エンニュートはその行為にさえ興奮した。
「ぶはぁっ!どうだ気持ちいいか!」
「はいっ!あんっ!幸せっ!もっと突いてっ!もっと抱きしめてっ!くださいっ!」
ジャラランガがエンニュートを抱く力と突く力を強めると彼女は歓喜の声を上げる。エンニュートとヤトウモリの社会性から考えればあり得ないこの行為が寧ろ彼女を昂らせていた。自分を貫きこれ以上ない快感を送り込んでくる雄槍に、顔にかかる彼の息に、自分を抱く逞しい躰に、彼のすべてに支配されたいという被虐的な欲求が芽生える。
「おいっ!飛ぶなよっ!?まだまだなんだからな!」
「はぁっ!いっ!」
数回打ち付けられるごとに絶頂しているエンニュートは軽く噛まれて意識を引き戻された。完全に身を任せている彼女だが、その膣だけは無尽蔵の欲とスタミナで激しく擦れる肉栓にまとわりついてジャラランガへ更なる快楽を与えていた。
良い雌を見つけた、とジャラランガは上質で肉厚な膣を激しく突きながらエンニュートの肩に歯型が残るくらいの力で噛みつく。出血を伴うそれを普通なら痛がるはずだがエンニュートは快感と受け止めたらしい。ジャラランガは口角を吊り上げて、痙攣する彼女の顔を優しく撫でて強く密着した。
それからというものの、その洞穴では数日おきに甲高い嬌声が響き、更に定期的に数匹のヤトウモリ、時折それに紛れてジャラコが巣立っていったという。
おわり
「お帰りなさい貴方。」
「あぁ。今日はこれだけ採れた。十二分あるから好きな時に食え。」
洞穴に戻ってきたジャラランガは抱えていた木の実を降ろした。
「ねぇ貴方ぁ、抱いてぇ。」
猫撫で声で言ったエンニュートの腹は華奢な体とは不釣り合いに大きく膨れていた。
「孕んでるの忘れたのか。腹ん中で卵割れるぞ。」
「やだぁ貴方ったら、普通に抱きしめて欲しいだけよぉ。何想像してたの?」
ジャラランガはため息を吐いて甘えてきたエンニュートを抱きしめてやった。本来なら自分が一番立場が上で自分より力の弱い雄たちを従えているエンニュートは、その面影残さず堕落し交尾時以外もジャラランガに甘えっぱなしだった。
「うふふ、何個できたんだろう。こんなにお腹がおっきなエンニュート見たことないわ。たくさんおやつもらったお陰ね。」
抱卵中は媚毒が非常に薄くなるが、さすがにエンニュートの唾液を直接摂取すれば興奮してしまう。なのに彼女はその感触が好きらしく何度も求めてきて、ジャラランガが盛る度エンニュートがその"処理"をしていた。巨根を限界まで咥えて溢しながらうっとり精液を飲み干す様はなかなかのそそるものがあったのでジャラランガも満更でもなかったが。
「撫でて。お腹も。」
顔と脇腹を撫でてやりながらジャラランガは呆れたように言った。
「いつからそんなに甘えん坊になったんだ。」
「貴方って交尾してる時とかした後に撫でてくれるでしょ?産むのは痛いし、産むときもこうして欲しいなーって。」
自分よりも大きな雄に抱かれることもないエンニュートはその温もりも病みつきになっている。言いながらエンニュートは顔を少し歪めて力んだ。
「産気付いてたのかよ…!まったく…」
「あん…いたぁい…あっ…でも降りてくるの分かる…貴方のおっきな雄で種付けされてできた卵がっ…」
この分なら心配ないと呆れつつ、4個産み終えるまで撫でながら見守っていた。
本当のおわり