この作品をこのタイミングで書く予定ではなかったのですが、今までに続き本来予定していた作品もやや重いストーリーだったので息抜きと言ったら何ですが、あいだに軽めのこの作品を投稿することにしました。
ちなみに、「
それではどうぞ、カムクラの全力2日クオリティです。やればできる。
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人里離れた森の中で雌のグラエナと、雄で橙色のルガルガンが仲良さげに向かい合って頬ずりしていた。
「それじゃあ、またね。一緒に育てるのは初めてだったけど楽しかったよ。」
「ええ。私は次もあんたで良いけど、1匹の雌だけを相手にするんじゃ物足りないかしら?」
彼らは子育てを無事に終え、番を解散するのだ。特に珍しい事でもなく、交尾を済ましたら雌だけで子育てすることもザラにあることで、この雄のルガルガンもグラエナと子供の食料調達のついでに他の雌ポケモンと交尾だけして別れる、ということを何度もしていたし、グラエナと出会う前も交尾だけならしていた。
「うーん、というより、あの子がもうそろそろなんだよね。」
ルガルガンは楽しみで仕方がない、というように尻尾をぱたつかせる。
「あぁ、あの子ね。そりゃあ仕方ないわね。」
「ま、あの匂い嗅いだらその気になっちゃうし、いつでもするよ。」
その言葉にグラエナは半分呆れつつ笑う。
「まったくあんたってほんと、色々贅沢ね。じゃあまた機会があったら。またね。」
「うん。ありがとうねー。」
「いーえこちらこそ。」
グラエナと別れたルガルガンは若干の寂しさと初めての子育ての大変で楽しい思い出に少しの間だけ浸る。そして耳の後ろを後ろ足で掻いてからねぐらにしている洞穴に戻って次の"お母さん"を迎えるために掃除を始めたのだった。
◯◯◯◯
日が昇ってたくさんのポケモン達が活動する賑やかな森の中を、1匹のルガルガンが嬉しそうに歩く。ベージュの体毛を纏った彼女はつい最近進化したばかりで、大きく成長した身体を満喫していた。狩りがてら自分の力を試してまた感動。顔なじみのポケモンも進化した時はとても嬉しかった言っていたことが身をもってわかる。
「こんなところにこんなに広い川があったのね。」
水の音と匂いにつられて来てみると、とても一蹴りでは飛び越せなさそうな川に出る。行動範囲も広がったので縄張りを持とうと良い場所探しをしていた彼女には嬉しい発見だった。冷たい水を飲んで日の光を浴びながら伸びをする。木の実の群生や獲物になりそうなポケモンはいないかと試しに川の流れに逆らって歩く。景色に気をとられていて漂う同族の匂いに気づくのが遅れた。
「ん、見かけない顔だね。」
「あっ…」
寝そべっていた、見聞きしたことのない体色だが同族であろうポケモンに思わず謝ろうとして、自分はもうルガルガンであることを思い出す。オレンジ色で四足歩行、しかし自分とは違って夜の方に似たたてがみのルガルガンはのっそり起き上がってこちらをまじまじと見つめた。
「あ、あなたの印が見当たらなかったんだけど、あなたの縄張りだったの?」
立ち上がった相手はかなり恵まれた体格で貫禄があった。怖気付いたのを隠そうと虚勢を張って言ったが声が上ずり、かえって弱さを見せてしまった。相手は答えず歩み寄る。
「な、なに?」
ガッシリとしているそのルガルガンは彼女より一回り大きい。鼻を鳴らして顔を見られると思わず後ずさった。
「いい毛並だね!」
「へっ?」
無表情で重圧を放っていた橙色のルガルガンの顔が豹変、文句なしの、無邪気で可愛らしい笑みが爆発した。
「いやぁ同族と会うのは久し振りだなぁ!ボク、面白い体でしょ。夕方に進化したらちょうど中間みたいな感じになったんだ。ほら夕方って昼と夜の間でしょ?」
第一印象とのあまりのギャップに思考が置いていかれた昼のルガルガンをよそに、橙色のルガルガンは楽しそうに話し続ける。
「ここらじゃ見ないってことは縄張り探し?ってことは最近進化したのかな?じゃあボクが発情期3回分先輩だね!よろしく!」
時間の測り方が難しい野生では年に一度の発情期がちょうど良い基準である。
「よ、よろしく…」
弾丸トークに押されつつ、とりあえず争いに発展するような雰囲気じゃないので警戒…というよりは緊張を解いた。
「あれ、ひょっとして怖がられちゃった?ボク大きいからねぇ。おとーさんとおかーさんが頑張って良い獲物をたくさんくれたお陰だよ!」
「そうなの…」
「そういえば縄張り探してるんだっけ?ここ良い場所だよねー。あっちの方に木の実が沢山なってて、ボクが食べるにも良いし獲物を獲るにも良い場所だよ!まぁボクの縄張りだけど…進化したてって大変だよねぇ。ボクも最初は苦労したよ。同族のよしみで今日は使わせてあげる。」
ルガルガンはそこまで縄張り意識は高くないので他のポケモンと共有することはあるが同族同士で共有することはほぼない。ルガルガン同士は互いに縄張りを侵さないよう気を配りながら暮らしている。
「じゃあお言葉に甘えて。」
既に他の同族の縄張りだったことに多少落胆しながらも、とりあえず今日はゆっくり過ごせそうなのでホッと息をついて彼の後についていく。彼の尻尾が大きく揺れていることに何の違和感も感じなかった。
「ありがとう、久し振りにたくさん食べたわ。」
「良かった良かった。」
マメパトと木の実を平らげた2匹は川辺でくつろいだ。
「ねーねー、好きな木の実とか獲物はあるのー?」
「獲物の好みはないけど…木の実はソクノが好き。」
「あぁあの黄色いヤツね。なかなかないよねぇ。」
少しうっとうしい気もしなくはないがフレンドリーな彼に親しみを感じ始めた彼女は特に嫌な気はせず彼の話に付き合う。
「水飲もーっと。」
立ち上がって伸びをする彼に釣られて自分も伸びをして水を飲んだ。
「ボクはホズの実が好きだよ。…あれ知らない?ポケ豆みたいな形で、イワンコみたいな色と君みたいな色のシマシマで柔らかい木の実だよ。ここからもう少し上流にたくさん生えてるんだ。行ってみる?」
「お腹いっぱいだから明日自分で行ってみるわ。」
たしかにそうだねー、と言いながら彼はもう一度伸びをした。
「さーて、十分休んだし、子作りしよっか。」
「……えっ?」
あまりに唐突で、反応が数秒遅れた。
「何を言って────」
「だってこの時期に同族の雌が縄張りに来たんだよ?」
橙のルガルガンはあくまで無邪気にそう言いながら彼女の顔をペロペロと舐める。
「ちょっとまって、私はまだ……」
「そっかー、初めてだからわかんないよね。たしかに匂いは薄めだし。でもすぐ分かると思うよ。」
がし、と肩を前足で掴まれひたすら舐められる。すると下腹部が熱を帯び始める。
「やっぱりまだちょっと早いのかな?まぁ進化して初めての発情期はそんなもんだよね。まぁボクはオスだから分からないけど、そういやこないだのグラエナも初めて交尾したのは2回目の発情期って言ってたっけ。でも、」
「ちょ、ちょっと、」
彼女の程よい肉つきの横っ腹やももを舐めると満足げに頷いた。
「十分産めると思うな。それとね、こんなところを親か番以外に舐められるなんて普通はすっごく嫌がるんだけど、そうじゃないあたり、やっぱり君は発情期だね。」
「まって、そんなつもりはないわ。私はただ縄張りを───」
「良いじゃん、ボクと子作りしてボクの子供達のお母さんになればわざわざ探さなくたってボクの縄張り自由に使って良いんだよ?それに子供は可愛いよー?次いつ同族の雄と会えるか分からないし!」
橙のルガルガンは彼女と向きを合わせて体を擦り付ける。そして耳元で甘い鳴き声を出した。
「いや、まって!」
昼のルガルガンは彼から飛び退いて警戒の体勢をとる。
「私はまだそのつもりはないわ。親切にしてくれたことには礼を言うけど、その気はないわ。諦めて。じゃないと」
「力ずくで抵抗する?うーん、困ったなぁ。」
視線を上向きにして前足でアゴを掻くという相変わらず可愛らしい仕草で思案する橙のルガルガン。その前足を置いた瞬間、地面を蹴り猛烈な勢いで突進。全く反応できていない昼のルガルガンを突き飛ばすことはなく彼女の目の前で低く跳躍すると空中で体をひねって向きを変え、彼女の背中に両前足を着いてそのまま地面に押さえつけた。
「やったー!ボクの勝ち!」
「離して…!」
昼のルガルガンはもがこうとするが彼の力は想像以上に強く、後ろ足で踏ん張っても上半身はビクともしない。
「あれれ、なんだぁ乗り気じゃん。」
笑われながらそう言われて、自分が彼の思い通りの行動をしていることにようやく気がついた。なんとか逃れようと後ろ足で踏ん張ろうとしていたので半身を伏せ腰を高く上げるという交尾の体勢になっていたのだ。
「ちがっ……」
慌てて伏せようとするも時すでに遅し。橙のルガルガンは彼女の背中に素早く自分の体を乗せて体重をかけ、しゃがまれないよう空いた両前足で彼女の腰をガッチリ掴んで彼女の秘部を熱のこもった自身の下腹部で激しく叩いた。
「あっ…!やっ…!」
彼の柔らかい下腹部に紛れてツンツンと細く固いものが当たり、それが秘裂を捉えると彼の体内から一気に本体が隆起して彼女の膣を激しく擦る。
「入ったね…!」
素早い腰振りに合わせて短く息を吐きながらだいのルガルガンは嬉しそうに彼女に耳打ちする。
「やぁぁ……」
「安心して…落ち着いて…そうすれば…すぐ良くなるよ…」
嫌がる彼女だが、彼女の前足はしっかりと彼の体重を支え、後ろ足は腰振りを受け止め拒絶する気配を微塵も見せない。むしろ後ろ足はねだるように自ら腰を彼に押し付けようとする。
「ほら…君の体も…受け入れてくれてるよ…?」
「あうう…なんで…」
初めての快楽に耐えながら、彼の言う通り雄を欲しがる体を恨んだ。しかしその思考も自分の体内でさらに大きさと質量を増す肉棒からの強い刺激に置いていかれる。パンパンパンとかなり短い間隔で下腹部と尻部が当たる音は彼女の愛液によって粘質な音に変わっていった。
「すごい匂い…子供を産める…体になった…証拠だね…!」
「オオゥッ…!アオゥゥッ…!」
熱く太い肉棒が高速で掻き分けては出て掻き分けては出てという感触とその摩擦で生まれる快感に、昼のルガルガンはただ声を上げて絶頂することしかできない。頬を舐められても頬ずりされても一切の抵抗を本能と快楽に封じられた彼女はただ受け入れるしかなく、橙のルガルガンはそんな彼女の耳元で可愛い、と囁くと"本番に向けて"最初の熱を彼女の膣に浴びせた。
中で液体が出されている。それは肉棒の震えと匂いで昼のルガルガンにもすぐに分かった。橙のルガルガンはブシュシュと粘度の低い精液を出しながら腰を振り続けたのですぐに結合部からそれが垂れたので匂いが充満したのだ。
橙のルガルガンはストロークを短くしてしばらく彼女の愛液と出続ける自身の精液をかき混ぜるように突いていたが、やがて根元まで入れて彼女に下腹部を押し付ける。
「わかる?今出てるよ?君の中に最初に入ったのがボクの精液だなんて、なんか嬉しいなぁ。」
「ハァ……フゥ……」
「そんな目で見ないでおくれよ。子育ては楽しいよ。そりゃ雌は産まなきゃいけないから大変だけど、大丈夫、ボクがちゃんと側にいてあげるからね。どのみちもう抵抗する気ないでしょ?」
ビクビクしながら射精する肉棒を自分の膣がしっかりと締め付けているのがよく分かる上、マウンティングされていることで両前足両後ろ足以外の力が入らない。
「重いのはごめんね。もう少し我慢して。」
射精が収まると橙のルガルガンの息が荒くなり始める。
「うう…まだ…子供は……」
「大丈夫、いざできたらそんなこと忘れるから。」
「これでできるって…決まった訳じゃない……」
「その時はまた交尾すれば良いよ。楽しみだぁ、ボク達の可愛い子供達、何匹生まれるかなぁ…」
この状況では脅迫に等しい発言だが橙のルガルガンに悪気は全く感じられず、言葉通り心底楽しみで待ちきれない、といった様子でニコニコ笑いながら昼のルガルガンの鼻や口元を舐める。
「優しくしてくれるのよね…?」
実力の差は歴然。抵抗も逃亡も無意味であると思い知らされ、しかし言葉に偽りはなく子供を楽しみにしている様子の彼。昼のルガルガンはすがるように言うと橙のルガルガンは更に嬉しそうに笑う。
「もちろん!幸せにしてあげるね!」
昼のルガルガンはため息をついた。反面、なにもかも初めての自分に対して少なくとも1回は子育ての経験がありそれを楽しいと言っている雄となら安心して子作りできるというのも事実。
「全く…こんなことになるなんて……」
「うぅっ……」
唐突に橙のルガルガンが呻いてどうしたのかと聞こうとした途端、下腹部の奥に鈍い衝撃を受けて昼のルガルガンは吠え声を上げた。
橙のルガルガンの生殖器の準備が整い、まだ彼の体内に収められていた亀頭球が射出された。十分ほぐれ、かつ先の潤滑油で濡れていた彼女の秘裂はそれを難なく受け止めたが亀頭球が射出された分ペニスがさらに奥へ進み、尖った先端が子宮口を貫いたのだ。
「あぐ……」
「ごめん、今年は初めてだから感覚忘れてた。」
今ので軽く達した昼のルガルガンは、そのあと彼が心地良さげに鳴きながらグリグリと押し付けてくるせいでまた息が荒くなる。だがこれは序の口だった。
「あ…あぁ……」
「えへ…分かる?まだ大きくなるから深呼吸して…」
亀頭球はみるみる膨れていき、それに伴って全体も体積を増す。元々あった圧迫感も強くなり、ギチギチと締め付ける膣内を更に押し広げられる感覚に昼のルガルガンは喘いだ。彼女の秘裂の周りが彼の亀頭球で盛り上がった頃にようやく膨張が止まる。
「大丈夫?苦しい?」
そんなことを言われたところでもうどうにもならないが、馬鹿にしたような口調ではなかったので頷いた。実際は結構苦しかった。
「じゃあそのまま深呼吸しててね。元気な赤ちゃん、生まれると良いね。」
橙のルガルガンは優しく頬ずりすると彼女の背中から降りて向きを変える。その時膣内をめいっぱい広げている肉棒がずれて昼のルガルガンがまた喘いだ。
お尻を合わせる尾結合の状態になっても昼のルガルガンは腰だけ高く上げている姿勢を変えられなかった。体が言うことを聞かないのだ。馴れて圧迫感が快感に変わり始めても下半身は頑なに力を入れ続け、それ以外には力が入らない。子宮口の先の子宮体、そこからふたつに分かれ卵巣まで伸びる子宮角。その奥に少しでも精子を近づけるための本能だった。
「んん…うんん…」
「感じてきた?ボクもそろそろ…」
橙のルガルガンの下腹部にも熱が溜まり始め、浮き出た睾丸が不規則に微動する。ふさふさの尻尾を絡めると橙のルガルガンがフゥ、と長く息を吐いて、射精が始まった。
「アァー…アウゥ…」
ある程度雄に慣れたグラエナの雌でさえ快楽で意識が飛んでしまう贅沢な巨根が、初めて他者を受け入れる彼女の中で脈打つとなれば先は見えている。
「んー、いつしても気持ちいいなぁ。ちょっとキツいけど、これはこれで…」
余裕な橙のルガルガンに反応する余裕もなく、胎全体が震える快感にひたすら喘ぐ。その間にも彼女の膣は彼の雄に順応していき、呼吸のたびに波打って確実な快感を彼に与える。
「アッ…アグゥ……」
「まだまだこれからだよ…」
数分経って腰を震わせる彼女に話しかける彼も、また少し呼吸が荒くなる。肉棒の脈動は徐々に強くなっていった。
「そろそろいくよ…」
「アウ…なに……?」
「フゥー、フウゥーー、」
「あ……アァー…!」
ドクン、と肉棒が弾んで彼女はまた達する。それで終わらず、彼女は肉栓がその勢いのまま今までとは違って熱くドロリとしたものを流し込んでくるのをはっきり感じた。1年かけて練られた彼の子種が高濃度で含まれる、いわば本命の精液。先ほどまでの射精で彼女の胎内の環境を整えから注がれる命の源だ。
「ウゥーッ…!ウゥーッ…!」
強い快感に思考を焼かれ、腰をガクガクとさせながらも体は分かっているのかより一層彼に腰を押し付ける。橙のルガルガンも快楽に悶えながら今種付けしている雌を、彼女との結合部とお腹を見ながら命の誕生を祈る。
「アッ……グゥゥッ…!」
不意に昼ルガルガンがいささか大丈夫かと思うほど震えると結合部から透明な液が噴き出した。かなり強い雌の匂いを放つそれが橙のルガルガンを更に昂らせて、肉栓の振動に拍車をかけた。
熱いものが奥に流れていく、その感覚に昼のルガルガンは白くなりつつある意識の中で奇妙な満足感を覚えた。腰を突き上げ、上目で舌を半分出しながらよだれを垂らすという痴態を晒しながら、それをまったく恥と思わず、もっと奥に行き渡るように体を揺らしてその快感にまた喘いだ。
「やっとボクの子供を産む気になってくれたね。嬉しいよ。」
そんな彼の言葉に反応する余裕もなく、ひたすら快楽に身を委ねる。ドロリとした白濁はまた最初のような粘度の低いものへと変わり、先の本命の液を奥に押し込んだ。
尾結合が始まって20分余り。ようやく射精が収まって橙色のルガルガンは息をつく。一方の昼のルガルガンはそれが分からず喘ぎ続けていた。やがて亀頭球が萎え始め、結合部から粘液を漏らしながらズルンと抜けて彼女はヘナヘナと下半身を降ろす。肉棒が全て収納された時も彼女はまだ喘いでいた。
「おわっ……た……?」
「うん。お疲れ様。」
橙のルガルガンは嬉しそうに答えて彼女に覆いかぶさって抱きしめた。そして子種を漏らさないように子宮口が収縮する感覚に震える彼女の顔を舐める。
「すっごく良かった。こんなに長く出したの初めてかも。やっぱ同族の雌は違うねぇ。君も気持ち良かったでしょ?」
「うん……少し休ませて……」
もちろん、と彼は彼女から離れると、彼女のぐしょぐしょに濡れた秘部やその周りを舐める。そのあとは特に話すこともなく寄り添った。
夕暮れまで休むと彼が立ち上がる。
「そろそろ大丈夫?」
「うん。……ひとり立ち、するまでだからね?」
「それまで君を口説く時間があるんだね。じゃあこっちだよ。」
昼のルガルガンは頷いて立ち上がり、なんとなく張った感じのすらお腹をひと舐めしてため息をついてから彼に従い彼の寝床へ向かう。彼の尻尾は嬉しげに揺れていた。
◯◯◯◯
「ただいまー」
匂いで近づいていることはわかっているもののその一言でようやく安心する昼のルガルガン。
「起きてたんだねー。」
「寝ていられないわ。」
まぁそっか、と橙のルガルガンはたてがみの岩のトゲに引っ掛けていた木の実を振り落とす。昼のルガルガンが彼と暮らし始めて半年、彼女は昨日、母親になったばかりだった。
「ほらー、ソクノだよ。確か好きだったよね。」
「ありがとう。」
橙のルガルガンは彼女に木の実を渡しながら生まれたばかりの3匹のイワンコを舐めた。
「可愛いなぁ。3匹も大変だったよね。ありがとう。どう?お母さんになった気分は。悪くないでしょ?」
いつもの笑みでそう言うと鼻先を擦り合わせる。結論から言えば、彼はとても献身的だった。食料調達の時以外は常に彼女の側にいて、その食料調達の時間もかなり短かった。彼が立派な獲物を何度も届けてくれたお陰でお腹の3匹はすくすくと成長し、待ちきれないとばかりにお腹を舐めたり胎動を喜んだり彼女に甘えたりするお陰で彼女も存在感を増していく子供に深い愛着を持つことができた。そして彼女が嬉しい苦痛に耐えている時も優しく励ましていた。
大仕事は一先ず終わったもののまだ安心はできない。産後の匂いで他の肉食のポケモンが子供を狙う危険があるので橙のルガルガンは彼女と子供をあらかじめ用意していた別の干し草の寝床に移すと、出産時に使った寝床を廃棄するためまとめて咥えてねぐらを離れた。
「そうね。」
残された昼のルガルガンは独り呟く。ため息をついて、爆睡している子供達を舐めて微笑んだ。こんなつもりではなかったが、彼の言う通りいざできて生まれてしまうとどうしようもない幸福感が湧きあがり、彼への感謝の念さえ浮かんできた。
「ただいまー!」
「早いわね。」
「アクセルロックで往復したよー。」
何事もなかったかのように振る舞う彼。実はついさっき彼が木の実を集めに出かけている間に疲弊した昼のルガルガンとその子供を狙ったアーボックに襲撃されて、間一髪匂いで気づき戻ってきた彼が倒したばかり。その時は目を赤く光らせ一撃で息の根を止め事なきを得たが、無事を確認すると珍しく少しも笑わずにそっと抱きしめ大きくため息をついていた。
「いやー、まさかアーボックに狙われてたとはね。もう大丈夫だと思うけど。」
「そうね…助かったわ。」
えへへと笑う彼は相変わらず幼い気がしてならないけれど、彼が助けに戻って敵を倒したときは涙が出るほど安心した。
その後は特にトラブルもなく、賑やかな毎日を送る。ある日は2匹で子供達と遊び、ある日は橙のルガルガンが狩りの様子を見せたりと充実した時が過ぎる。半年があっという間に過ぎて、子供達も更に活発になっていた。
「寝たね。」
「ええ。」
「もう1年だよ。あっという間だよね。たまにはボクも甘えようかなー。」
そう言って橙のルガルガンが彼女に頬ずりすると彼女も嫌がる事なく答えつつ、子供達が起きてしまわないように離れようと起き上がったとき、
「ちょっと…?」
「わーい、引っ掛かったー!」
橙のルガルガンはグッと前足で上半身を伏せさせるとマウントして腰を振り始めた。出会って1年。彼女に2回目の発情期が訪れたのだ。
「まって…!まだこの子がいるのに…!」
ルガルガンの場合、子育て中は発情しても性欲は湧かず嫌がるのが普通。けれども体の準備はできている。
「それに…ひとり立ちするまでって……」
「そう。だからこの子達がひとり立ちする前に次の子を作れば君はずっとボクの番だね。」
腰を両前足で掴まれ秘裂に細く固いものが当たったので観念した昼のルガルガンは仕方なく体勢を整えてやった。
「また元気な子をよろしくね。」
最初の射精が始まると橙のルガルガンが彼女を抱きながらそう言って頬ずりし、彼女はやれやれとそれに応える。やがて彼に固定された昼のルガルガンが嬌声を上げて子供が起きてしまい、彼女が恥ずかしさを必死に堪える中、橙のルガルガンは嬉々として子供達に行為の目的を教えていた。
「あ、動いた。」
それからまた少し経ち、子供達が寝静まった後でいつものスキンシップを一方的に受けている昼のルガルガンのお腹はふっくらとしていた。今回は膨らみ方が緩やかなので1匹か2匹なのだろう。
「グエ…ゲフ……」
唐突に昼のルガルガンが気持ち悪そうに咳き込んだので橙のルガルガンは愛撫をやめて彼女に覆い被さって温める。彼女は酷いつわりに悩まされていた。
「大丈夫?」
「治まってきた…」
「前より辛そうだね…大丈夫、きっとその分元気な子が生まれるよ。」
お腹に頬擦りする橙のルガルガンを見て、初めての番が彼でよかったと思う昼のルガルガン。彼と出会ったせいで無理矢理子作りさせられている訳だがそれはいずれ通るであろう道に少し早く来てしまっただけで、その分うっとうしいほど明るく、励ますのも上手な彼には不思議な安心感があった。
そしてそのつわりを乗り越え今度は子供達にも見守られながら無事2回目の出産を終えた。今回は1匹だったが彼女はむしろ前より疲弊していた。連続の子作りが彼女の体を弱らせたのかもしれない、と橙のルガルガンは内心で反省したのだった。
それからまた1年、最初の3つ子のひとり立ちの時期が近づいてきた頃にまたあの時期がやってくる。
「兄弟って良いよね!ボクらの子はみんな仲良いし!」
「……。」
ただあざといだけではなく、敵からは守ってくれるし気遣いも完璧というなんとも憎めない彼に、昼のルガルガンはとっくに降参している。
「……はい、するんでしょ。」
「おっ!やったね!でも、」
伏せて受け入れる体勢になろうとした昼のルガルガンの腰を片前足で押さえた。
「今回は遠慮しとくよ。さすがにこれ以上ふえたら嵐とか来た時食料が足りなくなったら困るし、君も疲れるでしょ?」
たしかに過度な子作りは雌雄両方に負担だが、橙のルガルガン程ならあと数匹分の食料集めくらいまだまだ余裕そうだったので昼のルガルガンは意外そうに腰を下ろした。
彼女からの匂いのせいで欲は昂っていたので明日初めての自慰でもしようかな、と思いながら気をまぎらわそうと横になる。
「ん?どうしたの?」
昼のルガルガンがおもむろに彼をまたぐと多少の興奮で収納されている袋から顔を出している尖った先端を舌でなぞる。
その刺激と彼女が彼の顔にお尻を向けたせいで漂う匂いに反応した肉棒はあっという間にそそりたった。
昼のルガルガン自身、何故自分がそうしているのか分からなかった。けれども最初の射精が起こっても、亀頭球が膨らみ次の液が出ても、本命の液が出ても止めることなく舐め続け、橙のルガルガンもされるがままになる。とても口では納めきれない彼の雄をくわえて乳を吸うようにしゃぶると彼の息が荒くなる。何となく優越感を感じた昼のルガルガンは彼が萎えるまでそれを続けた。
「あ、ありがとう。スッキリしたよ。」
「…これなら私を襲わなくなるでしょ。」
そう言いながら自ら彼の胸に顔を埋める昼のルガルガン。本当は、彼に他の雌と交わって欲しくなかったからなのかもしれなかった。
それから数年、あれ以来橙のルガルガンはパッタリ彼女を求めなくなり、けれども他の雌の匂いを漂わせてくることもなく、変わらず子供の面倒を見たり彼女に甘えたりして過ごす。そして最後の1匹を送り出すと重荷が降りた、と言うように2匹でため息をついた。
「行っちゃったね。」
「えぇ。あの子達がいないとこんなに静かなのね。」
川辺で2匹寄り添いながら感傷に浸る。それからしばらくは2匹で穏やかに暮らした。橙のルガルガンも子供がいなくなって寂しいのかいくらか落ち着いた雰囲気になった。
「ねぇ、」
「なに?」
橙のルガルガンは彼女の口元を舐め、上目で見た。
「行かないでおくれよ。ここにいておくれ。」
昼のルガルガンは最初は何のことだか分からなかったが、子供がみんなひとり立ちしたら解散するという約束を思い出す。
「今度はちゃんと間空けるから、またボクと子作りしておくれ。ボク、君が好きなんだ。離れたくない。」
反則だ、と昼のルガルガンは思った。だが彼女はとっくに覚悟を決めていた。そもそも約束すら忘れていたのだから。
「…どうせ行こうものなら力づくで止めるんでしょ。もう良いわ。元々体が弱かったから雄のことは心配だったけど、あなたなら平気そうだし。なんだかんだ雌として幸せだったしね。」
橙のルガルガンは少しの間黙り込んだ。
おぉ、随分立派なルガルガンになったな。
…行き倒れた時のお礼?うーん……
そうだ、今俺たちに子供がいるんだが早く産まれちまったみたいで身体も弱い。身体の弱い雌だから進化した後が心配だって番とも話してたんだ。そいつがひとり立ちしたらお前の縄張りの方に行くよう促す。ここらにルガルガンはお前と俺の番くらいしかいないし、だからもしお前の縄張りに雌のルガルガンが来たら番にしてやってくれよ……
「どうしたの?」
橙のルガルガンは口角を吊り上げて前の調子で言った。
「えへへ、バレてた?」
「そう言うだろうと思った…ま、その癖のある性格を除けば理想の雄だしね。その性格も慣れたし、良いわ。いてあげる。」
「わーいだいすきー!」
昼のルガルガンを押し倒して顔をベロベロ舐める橙のルガルガンに、彼女は前足でやんわり抵抗する。
「次の発情期が楽しみだなー。ずっとしてなかったし、次はきっとたくさん産まれるよ!」
「はいはい…」
すっかり元に戻った橙のルガルガンと昼のルガルガンは鼻先を合わせてお互いの口元を舐める。そして尻尾を振りながら並んでねぐらへと戻っていった。
そしてあの季節がやって来る。周囲のポケモン達の情事を見かけることも増えてきても彼はまだ彼女と交わっていなかった。橙のルガルガンいわく、雌がその気になったときが一番良いと。どの口が言っているんだと昼のルガルガンは呆れつつ、本当は誘って欲しいだけなのかもしれない、とも思った。
「あなたといたら、あと何匹産むことになるんでしょうね。」
「さぁ?100匹くらい?」
「それはどう考えても無理。」
「冗談だよ。」
最初に出会った場所である川辺で2匹に仲良く寄り添っていた。昼のルガルガンから甘えると橙のルガルガンは嬉しそうに応える。
「お腹がウズウズする。あなたとの子供が欲しいみたい。」
昼のルガルガンはそう言って伏せると彼に向かって腰を上げる。秘裂はプックリと膨れていて、この体勢になっただけで彼女の体は高揚して熱くなり愛液が垂れた。
「来て。元気な子、産ませてくれるんでしょ?」
「もちろん!」
橙のルガルガンは彼女の背にのしかかって腰を振る。肉棒が秘裂を捕らえて最初の射精が起こると周囲に濃い匂いが充満する。これに他の番が感化されて交尾を始めるのもよくあること。加えて性興奮を高める匂いを敢えて放つことで敵意を削ぐ効果もある。
「アウッ…」
「これで……」
腰をグッと押し付けて亀頭球が膨らみきるを待つ。
「私の…ンッ…負けだわ……」
「君の勝ちだよ。ボクはもう、君だけの雄だ。」
「今まで…どれくらい…?」
「進化してすぐ交尾できたからね…子供は結構いると思う。前は1年に色んな雌としたし。ちょっと離れたところに雌のヘルガーがいるんがだけど知ってる?あの子、強気だけど交尾したらビクビクーッてして気絶しちゃったんだ。最初の君みたいに震えてた。」
「ヘルガーが…そんな風に……アッ…ウウッ…」
先端を子宮口に刺していた肉棒が膨張してそこを更にこじ開ける。この感覚は三度目だが昼のルガルガンは激しく絶頂する。もちろんこれは序の口。この状態で、ルガルガンにしては大柄な彼の更に一回り大きいヘルガーを屈服させた凶悪な肉栓が暴れるのだ。
「大丈夫…もう君としか交尾しないから……」
橙のルガルガンは彼女の腰を掴んでいた前足を、彼女の前足に寄り添わせるようにして地面に置き、自分の体重を支える。そして彼女の背から降りずにそのまま射精を始めた。改めて感じる体格差。昼のルガルガンは彼に全身を包まれているかのような感覚になる。
「ハァッ…!ハアァッ…!」
「やっぱ気持ち良いなぁ…温かくてぎゅうぎゅうしてる。全部吸いとられちゃいそう。」
余裕がなくなって喘ぐ彼女に頬擦りしながら微笑むと、彼女は途切れ途切れに甘えた声を出しながら愛舐をねだる。昼のルガルガンは自分が酷い顔をしていると自覚していたが恥ずかしくはなかった。どんな自分でも彼なら笑って受け入れてくれる、そんな気がしたのだ。それに快楽に喘ぐのは彼女だけではない。
「フゥッ…!分かる…?出てるよ…!」
「アオォッ…!奥にぃっ…!流れてるぅっ…!アウゥッ…!」
肉棒の振動がピークになり、濃縮された白濁を吐き出し始めると橙のルガルガンもその快感に顔を歪ませる。立て続けに絶頂する彼女と体を擦らせながら、自分を飢えから救ってくれた上に素晴らしい番を送ってくれた彼女の両親に感謝しつつ大事にすると改めて誓った。
「ふー…」
「アウ……」
30分近くに及ぶ長い結合を解いて、橙のルガルガンは息を整える。
「大丈夫?温めてあげるね。」
半分意識が飛んで腰を抜かした彼女に覆い被さるとありがとうね、と鼻や口周りを舐めた。
「絶対……できたわね……」
「うん。栄養あるもの食べないと。」
子宮体を満たした濃厚な白濁は、その後の射精によって子宮角の先まで押し上げられていた。排卵が起こっていればすぐにでも、起きてないなら起きてすぐに受精が起こるだろう。
顔を見合わせ微笑んだ2匹はそっと口先を重ねた。
「大好きだよ。」
「私も。」
しばらく休んだ彼らは川で軽く体を洗い、ねぐらにしている洞穴に戻って眠りにつくまで甘えあった。
◯◯◯◯
繁殖期中頃、いくらかのソクノとホズの実をたてがみに引っ掛けて、落ちないように気をつけながら走る橙のルガルガン。途中で彼を呼び止める声があった。
「やぁ久しぶり。」
あのグラエナだった。
「久しぶり。元気そうね。ねぇ、どう?」
グラエナは彼にお尻を向ける。しかし橙のルガルガンは首を横に振った。
「ごめんよ。合間に交尾するのはもうやめたんだ。待たせてるし。」
グラエナは素直に腰を下げる。
「なんだぁ残念。あのあなたに交尾を断る日が来るなんて。」
「最近はずっとそうしてたよ。何かあったら大変だし、側にいてあげなきゃ。」
どうしても欲が抑えられなくなったときは舐めてくれるって言ってくれてるし、と心の中で完結させる。
「あーあーこれじゃあ今まであなたに頼ってきた雌達が雄探しに苦労することになるわね…まぁいつまでもあなたにねだってもしょうがないし、他を当たるわ。」
「ごめんよ。またね。」
橙のルガルガンはまた走り出す。妊娠の兆候がみられる愛する者が待つねぐらへ……
おわり
わんわんお