エリオット・アルテミス…遺伝子学を中心に研究を進める壮年の銀髪男性。学者でありながら、相当な魔力も併せ持つ魔道士でもある。ヘスティアの王立大学の大学教授。非常に身持ちは堅く、特定の女性としか肉体関係を持ちたいとは思わない。しかし自分自身の一族が”女神の皇子”の家系の人間であることは知っていた。とある事件をきっかけにエクレール家の権力争いに巻き込まれる。
ファノン・エクレール…過去に父と母、両方の親の不倫の現場を目撃して以来、男性に嫌悪感を抱くサディスティックで支配欲も強い女性。セックスも女性上位で男性を快楽と名声の道具と考えている。不眠症。しかし、エリオットにその性格をたしなわれるようになり、次第に気持ちの変化が訪れ、一人の男性として彼を思い始める。28歳。
アネット・エクレール…ファノンに仕える侍女。彼女に奴隷のようにこき使われ、強引にさらわれたエリオットにも仕えるようになり、次第に彼女自身も彼に惹かれる。実は不倫相手を焼き殺した過去があり、数年間少年院に入っていた。実はファノンとは実の姉妹であるが、ファノンは否定をしている。27歳。
アリエル・エクレール…一言で表せば今時の軽い女子。夜は平気で夜這いをして男遊びに精を出す。彼に対しても「女神の皇子はセックスが上手」という一方的な思い込みをしており、遊び半分で彼を手に入れようとする。ファノンの従姉妹で15歳。アネットを軽蔑している。
アズラエル・エクレール…アリエルの兄。そしてファノンの従兄弟で17歳。美人で仕事もこなす姉・ファノンにぞっこんで、ライバルとして突如現れたエリオットにやたらと絡む。
スカーレット・エクレール…ファノンの従姉妹で姉にあたる人物で遺伝子学の権威の女性。30歳。エリオットも彼女のことは知っている様子で、その隙をついて彼を手中に収め、あろうことか遺伝子ビジネスの源泉にしようと企む。姉妹の中でも優秀で信頼も厚いが、女王としての責務より、ビジネスの方に興味がある。別姓としてフィオリナ家の名前を持つ。
世界観設定…異世界・ヘスティア。男性より女性の方が立場が上の異世界。中世ヨーロッパみたいな世界で魔法技術が当然にあり、女神や神、幻獣、人智を超えた存在なども根強く信仰をされている世界。
国…フェニキア王国…代々、エクレール家の女性が女王を務める異世界・ヘスティアで一番栄えている学業国家。王立大学があり、そこでは現代社会と大差のない研究が進められている。主人公はその大学の大学教授。エクレール家とアルテミス家は実は近親に近い縁がある。
エウロペ王国…フェニキア王国の隣国。スカーレットが遺伝子工学で活躍している国。
この王国も女王が治める王国だが、夫婦関係は一夫多妻を許されているという珍しい王国でもある。緑豊かな森の王国。