戦姫コレクション チートな勇将に転生してイチャラブな旅 作:たくと七星
「お、おう・・・」
やべえ、こいつ結構可愛いじゃねえか。獣耳もまたそそるというか。
「お前、名前は?」
取り敢えず立たせてやって名前を聞く。
「人にものを言う場合って自分から言うもんじゃないの?」
「ああ、そうだったな・・・」
意外としっかりしているんだな・・・。
「俺は世良田信道、こいつは妻のイノリに猫のイスケ、それからこいつは高坂昌信・・・」
「井伊直政だ」
「あたしは豪、豪姫って言うの」
豪姫、確か・・・。
「秀吉母様とねね母様の下で暮らしてたんだけど、ねね母様が一人立ちして一人前の女になって来いって旅を進めて来てね・・・」
あの時、市場でねねっていう子に会ってその話で出ていた女の子が、この子か・・・。まあ、確かに可愛い子には旅させよと言う通りの愛くるしさがあるよな。
「それで一人旅してたんだけど街の辻道であいつらに襲われて」
「売られそうになったって訳か・・・」
「そうそう、だから君には感謝してるんだよ」
な、何か距離が近いな・・・、見るからに俺の事をうっとりと見ているし、これは、惚れられたってことなのか・・・。
「君、信道って言ってたよね、これからどこへ行くの?」
「俺達・・・花の都に行こうとしている最中だ、何でも悪い奴が都の人を苦しめてるって聞くからな。鬼退治ってことさ」
「へえ、面白そう、ねえ、あたしも一緒に行っちゃダメ?」
「そなたのような姫君が?」
直政が豪をつぶさに見てるな。まあ、確かに細い華奢な体でいかにもか弱いお姫様って感じだ。
「大丈夫、戦闘なんでしょ、護身用なんだけど、札術にはそれなりの自信があるから結構役には立つと思うよ・・・」
そう言って指で挟んだ札を見せる、札があると言うからにはドラマや漫画で出て来る陰陽師みたいな感じなんだろうな。
「札か・・・我等にはその才に長けた者はいない、戦力として一応欲しい所ではあるな・・・」
「でしょ、だから、いいかな?」
「信道殿、いかがする?」
「まあ、いいんじゃねえか、戦力も上がるのはいいし、それにまた一人にしたらあの連中に連れられちまうかもしれないからな。俺は歓迎するぜ」
「うふふ、話が早くて助かった、じゃあ、よろしく、ね・・・」
おや、急に肩に抱き着いて来たな。ああ、また一人懐かれちまったな、
「おい、どうした、そんなくっ付いて来て・・・」
「いいじゃん、君、けっこうがたいもいいしそれに顔もカッコいいし、お婿さんにもいいかなあって・・・」
「お、お婿さん?!」
「だから、ダーリンって、よ・ば・せ・て・・・」
完全にうっとりした目で見ている、どうやら俺はもう一人異性に惚れられちまったみたいだな。
「イノリは、ダメか・・・?」
「まあ、側女としてなら、喜んで受け入れますよ。ご主人様との間に不和はいけないと思いますから、ただし正妻の座は譲りませんから、そこはご理解ください」
「と言う訳だ、豪、これでもいいか・・・」
「うん、一緒にいられるんなら側室でも構わないよ。と言う訳でよろしくね」
豪姫が俺の頬にキスをする。可愛い姫を迎え入れて俺達は旅を続けた。