戦姫コレクション チートな勇将に転生してイチャラブな旅 作:たくと七星
俺がイノリと一緒に暮らして館が出来て数か月がたった。季節は廻り、冬の季節になった。そう、銀世界が広がる雪化粧が美しい季節だ。
「う~寒・・・」
館の縁側で毛布にくるんでいる奴が一人、そう、俺の事だ。一方外ではイノリ達がきゃっきゃはしゃいで雪合戦を楽しんでいた。昌信はイスケと一緒には鎌倉に入って暖を取っていた。
「ご主人様、ご一緒にどうですか?」
イノリが俺を誘って来る。
「俺、寒いから遠慮するぜ」
「え~、女の子からのお誘いなのにつれないね~」
五右衛門の奴、茶化してるな。
「この格好見りゃあこの季節には応えるのは当然だろう」
「もうダーリンって戦闘じゃ強いのに寒さには弱いのね」
豪がクスクスと笑っていた。
「お前等だって薄い格好してるじゃねえか。その恰好で外を歩いているし」
「信道様、そう言う目で見てるのですか?」
「バ、バカ野郎、元親、そんな目で見ちゃいねえよ・・・本当にな」
「少し間が開きましたね、でもそこまで私達を気に入って下さるのでしょう・・・」
元親がふふっと笑っていた。
「ご主人様は雪合戦はお嫌いですか?」
「はあ、しょうがねえな。寒いのは好きじゃねえんだが、お前等も楽しそうだし、運動がてらにやるとするか」
イノリや皆も余程俺に入ってもらいたいみたいだな。じゃあ少しぐらいなら。
「ぶへ?!」
雪玉が俺の顔に当たった。
「わー、鬼が来たよーっ!」
「やっつけろやっつけろーっ!」
五右衛門と豪達が俺目掛けて一斉に雪玉を投げて来た。おいおい、こう言う場合は俺と皆が混じってやるんじゃあ・・・。
「おいこら、まだ入ってねえぞ!」
「信道様、御一人でどこまでやれるか頑張ってみてください」
何い、俺一人でだと、てどんどん雪玉が飛んで来るな。
「お前等、そうむざむざとやられる俺じゃねえぜ!」
剣で地面を叩いて雪の雪崩を飛ばしてやる。
「え、あわわわわ・・・!」
「いやーーーーん!」
「どうだ、参ったか」
「参りました、さすがはご主人様です」
「ダーリンったら容赦ないんだから・・・」
頭に雪が積もっているイノリ達が俺に降参した。豪は頬を膨らませていて、元親はクスクス笑っていて、五右衛門はブルブル寒がっていた。昌信一人は変わらず鎌倉の中でお茶を啜っていた。
「まあ、俺もやり過ぎちまったかな。だから用意してあるぜ」
「用意、それは何ですか?」
「ほら、温まるぜ」
大きなお盆を持って湯気が湧いている皆の分の湯飲みを運ぶ。煎れてあるのはこの季節にはぴったしのあれだ。
「わ~、甘酒!」
「ダーリン、優しい、惚れ直しちゃった~っ!」
甘酒を見て五右衛門と豪達が目をキラキラさせた。さっきまで不機嫌だった豪もすぐにテンションが上がって嬉しさで一杯になっている。まあ、こいつらを守って世話する以上はこれぐらいの事はしてやらないとな。
「ほら、高虎」
「ああ、ありがとうございます、信道様」
高虎が感激した顔で甘酒を啜った。
「甘い、やはり冬には甘酒がいいですね」
「まあ、そうだろうな」
「あ、あの、信道様」
高虎が期待したような顔で俺に寄って来た。
「何だ高虎?」
「信道様もきっとお寒いでしょうから、お飲みになりますか」
そう言って俺に甘酒の入った湯呑を差し出して来る。
「ありがとな、じゃあ」
湯呑を手に取り甘酒を味わう。う~ん、いいな。米の甘さが口の中に広がって・・・。
「きゃ!」
高虎が頬を赤くして両手を頬に付けた。
「おいおい、何だよ?」
「ああん、信道様が私の湯飲みに口を、間接キスしちゃった・・・」
間接キス、そ、そう言われてみればさっき渡した湯呑に高虎は口付けてたよな。
「ご、ご主人様の初間接キスを取られた・・・」
イノリが泣き出しそうになってる。
「あ~、先越された!」
「ダーリン、私にも~」
五右衛門や豪達が俺に湯呑を出して来る。その後はイノリを慰めたり、高虎に迫られたり、皆を落ち着かせたりと大変だった。
「ふう・・・」
館の二階に来て一休みをする。他の皆はこの季節の行事の準備で買い出しに出掛けていた。あの時は本当に大変だったな。そんな中であいつの姿がいなかった。そう花の都で出会った義勇軍の大将だった鶴姫、鶴の事だ。今日起きてみるといつもはいるはずのあいつの姿がいない。同じ仕事をしている昌信に聞いてみると、何でもあるプレゼントを用意するため出掛けたのだとか。プレゼントと言えばそう、クリスマスの事だ。戦国時代とよく似たこの世界でもクリスマスは日常茶飯事のように行われている。戦国とよく似たパラレルみたいな世界、と言う事なのだろうな。
「うん?」
何か下で音がしたな。何か置かれたのか。行ってみると、門の下で一回りも大きな箱が置かれていた。しかもカラフルな色で結び目のある。
「こいつが鶴の言ってたプレゼントか。しっかし差出人は誰なんだ。こんな所に置いたりして・・・」
取り敢えず二階まで運んでみる。中には何が入ってるんだ。
「あ~ん、ああ~~~ん」
何、箱から声がした?
「ねえ、そこにいるんでしょう、お願いここから私を出して・・・」
すると箱にある蓋が開けて中から綺麗な手が出て来た。俺を誘うようにユラユラと動かしている。
「お願い出して~、この中は狭くて苦しくて耐えられないの、早く、早く~~~ああ~~~~ん」
これってもしかして箱の中にいるセクシーレディって奴か。いや待て、この声色、どこかで聞いた事のあるな。意を決して蓋を開けて見ると、
「うっふ~~~ん、どうご主人、私がプレゼントよ!」
俺に両手を広げている鶴が出て来た。衣装も白の裾の短いドレスで胸が露出しており大事な個所を紐で隠している、ニーソックスを履いたセクシーすぎる恰好、中にはボールやらリボンやらが積まれている。
「お前、これって・・・」
「細かい事は無し、お姫様抱っこして、ベッドに寝かせて・・・」
鶴をお姫様抱っこして布団に寝かせて仰向けの状態にする。鶴は艶っぽい顔をして胸に手を伸ばして紐を取ろうとする仕草をしながら潤んだ瞳で俺を見つめて来る。
「ねえ、ご主人・・・」
「まさかプレゼントって・・・」
「そう、私の事よ。クリスマスだからびっくりさせようと思ってね。でも、それだけじゃないの・・・」
そう言うと鶴は胸に手を当てて太ももをゆさゆさしている、あれ、こいつ、こんなに可愛かったか・・・。
「ご主人、私だってね、貴方の事が大好きなのよ。他の女の子には出来ないような個性を出してみたんだけど、ご主人はこう言うサプライズは嫌・・・?」
「い、嫌な訳ねだろう。俺だってすげえドキドキしてるし・・・」
「うふ、良かった。ねえ、私、貴方の事、もっと知りたいの。だから・・・」
「ああ、覚悟しろよ。もうこうなったら退けねえからな・・・」
鶴に覆いかぶさり、俺はその唇にキスをした。