戦姫コレクション チートな勇将に転生してイチャラブな旅 作:たくと七星
「おお・・・」
「まあ・・・」
「あらら・・・」
「これは・・・」
俺とイノリ、五右衛門に直政、皆が呆気に取られていた。それもそうだ、目の前には白い壁で作られた巨大な城がそびえ立っていたからだ。あれ、そう言えばここに館があったんだよな。木々が囲まれた中にある館だったのが随分開けた土地になっている。そう言えば通る道すがら、街があったがあれも城の一部だったのか・・・?
「さあ、着いたわよ」
「謙信、この城は誰のだ?」
「もう、しっかりしなさい、貴方のお城よ」
「けど、ここを出る前は館だったぞ?」
「そうね、けど新築して大きなお城にしてあげたの、結構、疲れたわよ、あの鶴って子、人使いが荒いんだもん。お酒を飲む暇も無かったわ・・・」
「そいつはご苦労だったな」
「ほら、見て信乃、貴方のお家よ~」
イノリが息子に俺達の館だった城を見せている。佐助は呆然としてるな。
「ほら、佐助」
佐助を肩車してこれから自分の家になる城を見せてやった。
「これがお前の新しい家だぜ、よく見ろよ」
言葉がねえな、まあ、こんなでかい城はお目にかかれる様な物じゃねえから尚更だな。
「信道様、私達がいない間に大きく変わってますね」
「そうだな、高虎」
「さあ、中に入りましょう。皆が待ってるわよ」
「おう、そうだったな」
さあて、久々の我が家だ。中もどうなっているか気になる所だ。
「只今、あ、あら・・・?」
「謙信・・・!」
中に入ると眼鏡を掛けて銀髪の美人さんが仁王立ちをして謙信を睨んでいる。もしかして新しい仲間か?
「あらやだあ、姉上ったらどうしたの、そんな怖い顔しちゃって・・・」
謙信、やけに汗をかいて慌ててるな。どうしたって言うんだそれに姉上って、この人、お姉さんか?
「今までどこにいたんです?」
「ええと、城の中じゃ退屈だからちょっと体を動かしに・・・」
その人は近付いて謙信の廻りを廻って匂いを嗅ぎ出した。
「酒の匂い・・・また隠れて酒を飲んでいましたね?」
「そんな、はは、いやあこれは所謂英気を養うためで・・・」
「言い訳はいりません、謙信、酒はほどほどになさいと何度も言っているではありませんか」
まあ、飲み過ぎには要注意とも言うしな。て言うかこの人は何者なんだ。
「姉上、怖い顔しないで、新しいご主人様が怖がっちゃうじゃない」
「主様、あら?」
「ああ、俺がそうだ、あんたはここに新しく入って来た奴か?」
早速声を掛ける。
「これは失礼いたしました、この城の主様とは知らず」
俺の前で跪いて挨拶をする。
「上杉謙信の姉、絢御前にございます、これより新しい主、世良田信道様にご奉仕いたしますのでよろしくお願い致します」
「ああ、俺もだ。あんたと謙信を歓迎するぜ」
「ええ、どうぞ、それと、景勝がここでお世話になっている様ですね」
景勝の事を知っているのか。でも一体?
「ああ、そうだけど、何でそれを?」
「あの子の母親ですので」
「あんた、親なのか?」
確かにおしとやかな所作、緩く穏やかな喋り口調はどことなく景勝に似ている。
「ええ、あの子には旅をさせていたのですがここで会えるとは思っていませんでした」
「そうよ、私もびっくりしちゃった。あの子ったら小さい頃は甘えん坊な泣き虫だったのがここに来てから見ちがえる様に立派に・・・」
「ちょっと、ちょっと、何か騒がしいんだけど!」
また誰か来たな、俺と同じ兜に大きな軍配、それに一際露出が高い。連れの桃色の髪の女もビキニみたいな恰好をしているな。
「うん?その兜、あんたがそうなの?」
「ああ、この城の主だ」
「へえ、あたしと同じ兜なのは気にらないけど、見た目は強そうね・・・」
見る限り小悪魔みたいな奴だな」
「でしょ、信玄、天下を取るって言う位だもの、これぐらいいい筋肉を持ってなくちゃねえ」
「謙信、何だか親しそうだな」
「ええ、だって信玄は私の大事な宿敵だもの。あとそれから・・・」
「それから・・・?」
うん、この感覚、第六感が騒ぐとなると、
「!」
「ほう、中々の反射神経だな・・・」
黒い鎧に黒髪の女が目の前にいた、俺に切りかかって来た様で俺が持つ剣がそいつの剣と当たっている。
「へえ、信長様の剣を見切るなんてやるじゃん、まあ、信長様には勝てないだろうけど・・・」
そこへ小悪魔な顔をした水色の髪の女の子までやって来た。
「何々、帰って来たの?!」
「やだ、凄いイケメンじゃん!」
更に黄緑の大胆に肌を露出した奴やハイレグな鎧を纏った奴まで現れた。
「おいおい、やけに多いじゃないか?」
「お帰りなさい、ご主人!」
声がする、見ると鶴が俺に手を振ってやって来た。
「鶴、この城は一体、それにここにいる皆は?」
「ご主人がいない間、館を新しく建築して大きな城を作ったの。中々豪華な作りでしょう。それから人も沢山雇ったわ、皆、自己紹介して」
鶴が言うと、新しく入った奴等全員が俺に挨拶をした。
「それじゃあ、改めて、上杉謙信、軍神の子よ、好物は梅干しとお酒で信玄は宿敵で信長がズッ友、よろしくね♡」
「絢御前にございます、今後ともよろしくお願い致します」
「あたしは武田信玄、手を貸してあげるから感謝なさいよね」
「お初お目にかかる主殿、真田昌幸と申す」
「私は第六点魔王、織田信長だ、私を得られたことを光栄に思うがいい」
「森蘭丸だよ、信長様以外に興味は無いね」
「島津義弘よ、これからよろしく頼むわね」
「そして私が島津豊久、ご主人様、どうぞ可愛がってね~」
これは、中々、一癖も二癖もありそうな姫達だな、しかしこれほどの姫達が何故鶴の登用に応じたんだろうな。